無添加
無添加カレー粉マニアが厳選!リピート買いする「本物」4選
2025.11.18
正直、無添加カレー粉なんて「どれも似たようなものでしょ?」と思っていました。健康には良くても、味は二の次かな、と。でも、ある「本物」のカレー粉に出会って、その考えは180度変わりました。ただ辛いだけじゃない、スパイスの複雑な香りと奥深い旨味。「カレーってこんなに美味しかったんだ」と感動したんです。
今回は、市販のルーに戻れなくなるほど私が惚れ込んだ、おすすめの無添加カレー粉を紹介させてください。
1. 無添加カレー粉って実はスゴイ!美味しさと安心を両立する選び方とは?
こんにちは!カレーとスパイスをこよなく愛する私が、今日は「無添加カレー粉」の魅力について、熱く語らせていただきたいと思います!
最近、「無添加」という言葉をよく耳にしますよね。食品を選ぶとき、やっぱり気になるのが添加物。特に家族の健康を考えると、できるだけ安心できるものを選びたいと思うのは当然のことです。そんな中で、私が日々の料理に欠かせないアイテムとして愛用しているのが、何を隠そう「無添加カレー粉」なんです。
無添加カレー粉の「安心感」とは?
まず、無添加カレー粉の最大の魅力は、その「安心感」にありますよね。
私たちが普段よく目にする固形のカレールウ。手軽でとっても美味しいのですが、原材料表示を見たことはありますか?商品にもよりますが、味を均一にしたり、保存性を高めたり、とろみをつけたりするために、様々な食品添加物が使われていることがあります。
例えば、油脂と水分を均一に混ぜるための「乳化剤」、風味を調整するための「酸味料」や「香料」、美味しそうな色をつけるための「カラメル色素」、そして旨味を強力にサポートする「調味料(アミノ酸等)」などです。これらは国が安全性を認めたものですが、中には「できれば避けたいな」と感じるものもあるかもしれません。
その点、無添加カレー粉は非常にシンプルです。原材料は「スパイスのみ」という商品がほとんど。つまり、ターメリックやコリアンダー、クミンといったスパイスそのものをブレンドしただけなんです。余計なものが入っていないという安心感は、何物にも代えがたいですよね。
スパイス本来の香りが立つ!
そして、無添加カレー粉のもう一つの、いえ、私にとっては一番の魅力かもしれないのが、「スパイス本来の香りや風味がダイレクトに楽しめる」ことです!
固形のカレールウは、スパイスの他に「小麦粉」や「油脂(ラードやパーム油など)」で固められています。これが独特の「とろみ」や「コク」を生み出しているのですが、同時にスパイスの繊細な香りを覆い隠してしまうこともあるんです。
無添加カレー粉は、その名の通り「粉」。スパイスそのものです。封を開けた瞬間にフワッと立ち上る、エキゾチックで複雑な香り。これこそがスパイスの醍醐味ですよね!料理に加えた時も、熱が加わることで香りが一気に開き、食欲を刺激してたまりません。この「本物の香り」を知ってしまうと、もう戻れないかもしれませんよ。
カロリーオフでヘルシー!
無添加カレー粉は、実はダイエット中の方の強い味方でもあるんです。
先ほどお話しした通り、固形ルウには油脂や小麦粉が多く含まれています。これがカロリーの主な原因。例えば、市販の固形ルウは1皿分(約20g)で、およそ100kcal前後のものが多いです。
一方、無添加カレー粉はスパイスそのものですから、カロリーはごくわずか。例えば、大さじ1杯(約6g)でも約20kcal程度、小さじ1杯なら10kcalにも満たないんです。
もちろん、カレーライスにするには玉ねぎを炒めたり、他の食材を入れたりするので、その分のカロリーはありますが、ルウの部分だけでこれだけのカロリー差が出るのは大きいですよね。無添加カレー粉を使えば、油脂の量を自分でコントロールできるので、とてもヘルシーにカレーを楽しむことができます。
アレンジ自由自在!万能調味料としての実力
無添加カレー粉のすごさは、カレーライスを作るだけにとどまりません。小麦粉や油脂で固められていない「粉末」だからこそ、万能調味料として大活躍してくれるんです。
例えば、野菜炒め。いつもの塩コショウの味付けに、無添加カレー粉を小さじ1杯加えるだけで、一気にスパイシーで食欲をそそる一品に大変身!
チャーハンに加えて「カレーチャーハン」にするのも定番ですが、私のおすすめは「唐揚げ」の下味です。鶏肉に醤油やお酒などと一緒にもみ込むと、お店のような本格的なスパイシーフライドチキンになります。
さらに、マヨネーズと混ぜて「カレーマヨディップ」を作れば、温野菜やフライドポテトがいくらでも食べられてしまいますし、オリーブオイルと酢、塩コショウに無添加カレー粉を加えれば、絶品の「カレー風味ドレッシング」が完成します。
カレースープ、ピラフ、焼きそば、ポテトサラダ…本当に何にでも使えるんです。無添加カレー粉がキッチンに一つあるだけで、あなたの料理のレパートリーは格段に広がりますよ!
この記事では、そんな魅力たっぷりの無添加カレー粉の中から、カレーマニアの私が「これは本物だ!」と唸った、実力派の4商品を厳選してご紹介していきます。あなたのスパイスライフを豊かにする、お気に入りの無添加カレー粉がきっと見つかるはずです!
2. ①ナイル商会「インデラカレー」:香りの高さは別格!マニア御用達の無添加カレー粉
さあ、まず最初にご紹介したいのは、カレー好き、スパイス好きなら誰もが一度は目にしたことがあるであろう、あのレトロな黄色い缶が目印の逸品です。「ナイル商会」の「インデラカレー」!これはもう、無添加カレー粉の殿堂入りと言っても過言ではありません。
銀座の老舗「ナイルレストラン」の味
このインデラカレー、ただものではありません。何を隠そう、東京・銀座に1949年に創業した、日本で最も古い本格的インド料理店の一つである「ナイルレストラン」の初代オーナー、A.M.ナイル氏が監修したカレー粉なんです。
ナイルレストランといえば、骨付きの鶏もも肉がドーンと乗った「ムルギーランチ」が有名ですよね。あの、一度食べたら忘れられない鮮烈なスパイスの香りと深い味わい。そのDNAを受け継いでいるのが、このインデラカレーなんです。日本の家庭でも、本格的なインドの味を楽しんでほしいというナイル氏の情熱から生まれました。
「香り」への異常なまでのこだわり
インデラカレーをマニアックな視点で語るなら、そのポイントは「香り」に尽きます。他の無添加カレー粉と比べても、香りの「華やかさ」と「立ち方」が別格なんです。
原材料は、ターメリック、コリアンダー、チンピ(みかんの皮)、フェネグリーク、クミン、赤唐辛子、ナツメグなど、厳選されたスパイスのみ。これらを独自の黄金比率でブレンドしています。特に、封を開けた瞬間に広がる、スパイシーでありながらどこか柑橘系のような爽やかさも感じる複雑な香りは、インデラカレーならでは。
食塩も不使用!純粋なスパイスの競演
この商品の素晴らしいところは、食品添加物が不使用なのはもちろん、「食塩」すら入っていないことです。これは、純粋にスパイスの香りだけで勝負しているという自信の表れ。
食塩不使用のメリットは、自分で塩分を完璧にコントロールできることです。カレーを作るとき、食材から出る水分量や、加えるブイヨン、ソースなどによって、必要な塩分量は変わってきますよね。インデラカレーなら、味付けの邪魔を一切せず、純粋な「香り」だけを料理にプラスすることができます。健康を意識して塩分を控えたい方にとっても、これは非常に嬉しいポイントです。
粒子が細かく素材に馴染む
インデラカレーのもう一つの特徴は、粉末の「粒子が非常に細かい」ことです。これは、スパイスを丹念に挽いている証拠。
粒子が細かいと、まずダマになりにくいです。カレーを作るとき、玉ねぎを炒めたところにカレー粉を加えてなじませる工程(テンパリング)がありますが、インデラカレーはサラサラしているので、焦げ付かせる心配が少なく、均一に火を通すことができます。
また、素材に馴染みやすいのも大きなメリット。例えば、タンドリーチキンの漬け込みダレに使うと、ヨーグルトやスパイスが鶏肉にしっかりと絡みつき、中まで味が染み込みやすくなります。
ただし、粒子が細かいということは、表面積が広いということ。つまり、香りが飛びやすいという側面もあります。だからこそ、インデラカレーの真価を発揮させるなら、料理の「仕上げ」にフワッと追加して、火を入れすぎずに香りを立たせる、なんていう使い方もプロっぽくてオススメですよ。
カレーはもちろん、ドライカレーやピラフ、炒め物など、本格的なエスニック料理を作りたい時には、このインデラカレーを選べばまず間違いありません。キッチンにあの黄色い缶が鎮座しているだけで、料理の腕が上がったような気分にさせてくれる、そんな魔法のような無添加カレー粉です。
3. ②GABAN(ギャバン)「純カレー」:プロの厨房に必ずある!?無添加カレー粉のスタンダード
続いてご紹介するのは、飲食店の厨房で、黒い蓋に銀色のラベルのあのボトルを見かけない日はない、と言われるほどプロの料理人たちから絶大な信頼を得ているブランド、「GABAN(ギャバン)」の無添加カレー粉、「純カレー」です。
プロが愛用するスパイスの王様「GABAN」
GABANは、1954年の創業以来、一貫してプロのシェフや料理人向けのスパイスを提供し続けてきた、まさにスパイスの専門家集団です。レストランの厳しい要求に応えるため、世界中から高品質なスパイスを調達し、その香りや品質を最大限に引き出す技術を磨き続けてきました。
そんなGABANが出している無添加カレー粉が、この「純カレー」です。「純」という名前が、その実直な姿勢を表していますよね。もちろん、原材料はスパイスのみ。添加物や食塩、小麦粉、油脂は一切使用していません。
18種類以上が織りなす「調和」
インデラカレーが「華やかな香り」に特徴があるとすれば、このGABAN「純カレー」のマニアックな魅力は、その「絶妙なバランス」と「調和」にあります。
原材料を見てみると、ターメリック、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、ブラックペッパー、赤唐辛子、ジンジャー、クローブス、スターアニス、カルダモン、ナツメグ、ローレル、フェンネル、オールスパイス…と、なんと18種類以上ものスパイスが使われています。
これだけ多くのスパイスを使いながら、どれか一つが突出して主張しすぎるということがありません。例えば、クローブスやスターアニスのような香りの強いスパイスも、全体の調和を乱さないように絶妙な比率で配合されています。それぞれのスパイスが持つ「色(ターメリック)」「香り(コリアンダーやカルダモン)」「辛味(赤唐辛子やブラックペッパー)」「深み(クローブスやナツメグ)」といった役割を見事にまとめ上げ、一つの「カレー」という名のオーケストラを奏でているような印象です。
辛さマイルド、アレンジ自在の懐の深さ
GABAN「純カレー」の味わいは、比較的マイルドです。スパイスの深みはしっかりと感じられますが、刺激的な辛さは抑えられています。
これは、プロの現場で非常に重宝されるポイントなんです。なぜなら、「ベース」の味がしっかり決まっていれば、あとはお店の個性に合わせて辛さや香りを自由に調整できるからです。
この特徴は、もちろん一般家庭においても大きなメリットとなります。例えば、小さなお子様がいるご家庭。GABAN「純カレー」をベースにすれば、辛さを抑えた美味しい無添加カレーが作れます。そして、大人は食べる直前に、GABANのガラムマサラやチリペッパーを振りかければ、好みの辛さや香りにカスタマイズできますよね。
カレー以外の「隠し味」にも
このバランスの良さは、カレー以外の料理に「隠し味」として使うときにも真価を発揮します。
例えば、カレーうどんの出汁。和風のかつおだしや昆布だしに、このGABAN「純カレー」を少し加えるだけで、スパイスの香りが立ち上る本格的な専門店の味にグッと近づきます。和風の出汁の風味を壊さずに、カレーの風味だけを上品にプラスしてくれるんです。
また、私がよくやるのは、カレー風味のポテトサラダです。マヨネーズと塩コショウで和えたポテトサラダに、この「純カレー」をほんの少し加えるだけ。いつものポテトサラダが、一気にお酒のおつまみにもなるスパイシーな一品に変わります。
プロが愛用するスタンダードな無添加カレー粉だからこそ、どんな料理にも合わせやすい懐の深さがあります。まずは基本の一缶として、このGABAN「純カレー」を常備しておくのは、賢い選択だと思いますよ。
4. ④S&B「ORGANIC SPICE(オーガニック スパイス)カレー粉」:安心の有機JAS!無添加カレー粉の優等生
さて、お次は「本格的な無添加カレー粉もいいけれど、やっぱり身近な大手メーカーの安心感が欲しい」「オーガニックにもこだわりたい」というあなたにピッタリの商品をご紹介します!ご存知「S&B(エスビー食品)」から出ている、「ORGANIC SPICE(オーガニック スパイス)カレー粉」です。
大手S&Bの安心感と「有機JAS認定」
S&Bといえば、1923年に日本で初めて国産カレー粉の製造に成功した、まさに日本のカレーの歴史そのものとも言える企業ですよね。スーパーに行けば、S&Bのスパイスやカレールウがズラリと並んでいます。その長年の研究と徹底した品質管理に裏打ちされた「安心感」は、何物にも代えがたいものがあります。
そんなS&Bが出しているこの無添加カレー粉のすごいところは、ただの無添加であるだけでなく、「有機JAS認定」を受けている点です。
「有機JASマーク」は、農林水産省が定めた厳しい基準をクリアした食品にのみ付けられるマークです。農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然の力で生産された農産物(この場合はスパイス)を使用し、製造工程においても化学的な処理を加えていないことの証。つまり、原材料のスパイスが、どこでどのように育てられたかまでしっかりと管理されているという、最高レベルの安心感なんです。
S&B「赤缶」との決定的な違い
S&Bのカレー粉といえば、あの有名な「赤缶(S&B特製エスビーカレー)」を思い浮かべる方が多いと思います。私ももちろん大好きです。
では、あの赤缶と、このオーガニックカレー粉、何が違うのでしょうか?マニアックな視点で比較してみましょう。
赤缶は、S&Bが長年培ってきた技術の結晶で、30種類以上ものスパイスをブレンドし、さらにそれを熟成させることで、あの独特の「重厚で伝統的なカレーの香り」を生み出しています。日本のカレーライスのスタンダード、いわば「お母さんのカレー」の香りの原点とも言えます。
一方、こちらの「ORGANIC SPICEカレー粉」は、使用するスパイスをオーガニックのターメリック、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、こしょう、赤唐辛子、ちんぴ、ジンジャー、フェンネル、ガーリック…といった具合に厳選しています。
赤缶と比べると、香りが非常に「クリーン」で「爽やか」なんです。熟成感のある重たい香りではなく、スパイス一つ一つのフレッシュな香りが際立っているイメージ。赤缶が「伝統的で重厚なカレー」を作るのに向いているとすれば、こちらは「素材の味を引き立てるクリーンなカレー」を作るのに最適です。
日常使いに最適な「手軽さ」と「爽やかさ」
この「クリーンで爽やかな香り」は、日常の料理にサッと振りかける使い方にピッタリです。
記事内容にもある通り、野菜炒めに振りかけるのは最高です。特に、ピーマンや玉ねぎ、キャベツといった香りのある野菜と合わせると、野菜の甘みとスパイスの爽やかさが相まって、いくらでも食べられます。
私のおすすめは、シーフードカレーや夏野菜のカレーです。エビやイカ、あさりなどのデリケートな魚介の風味や、トマトやナス、ズッキーニといった夏野菜のフレッシュな味わいを、この無添加カレー粉のクリーンな香りが邪魔することなく、むしろ引き立ててくれます。
また、スーパーや食料品店で比較的手に入りやすいという「利便性」も、大手メーカーならではの大きな魅力ですよね。「無添加カレー粉が切れた!」と思っても、近所のお店でサッと買えるのは、忙しい私たちにとって本当にありがたいことです。
「無添加」と「オーガニック」という安心感を、いつもの食卓に手軽に取り入れたい。そんなあなたにとって、このS&B「ORGANIC SPICEカレー粉」は、まさに「優等生」と呼ぶにふさわしい選択肢ですよ。
5. ⑤井上スパイス工業「オーガニックカレーパウダー」:専門メーカーのこだわりが詰まった無添加カレー粉
「大手の無添加カレー粉もいいけれど、せっかくなら『知る人ぞ知る』こだわりの逸品を使ってみたい」。そんな探求心旺盛なあなたに、私から強く推薦したいのが、埼玉県上福岡市に拠点を置くスパイス専門メーカー、「井上スパイス工業」の「オーガニックカレーパウダー」です。
スパイス愛あふれる専門メーカー「井上スパイス工業」
「井上スパイス工業」という名前、初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、スパイス愛好家の間では非常に有名で、高い評価を得ている会社なんです。
大手メーカーとは違い、小規模ながらも「本物のスパイスの風味を届けたい」という熱い情熱を持って、製品づくりをされています。例えば、スパイスの命である「香り」を最大限に引き出すため、焙煎は少量ずつ丁寧に、自社で行うというこだわりよう。また、埼玉県内には「香辛料の蔵」といった直営店も運営しており、スパイスの魅力を直接消費者に伝える活動もされています。
有機JASと「スパイスの力強さ」の両立
この「オーガニックカレーパウダー」も、先ほどのS\&Bと同じく「有機JAS認定」を受けている、安心・安全な無添加カレー粉です。
では、S\&Bのオーガニックと何が違うのか?マニアックな視点で言えば、それは「スパイスの力強さ」です。
S\&Bが「クリーンで爽やか」な風味を特徴としているのに対し、井上スパイス工業のカレー粉は、もっと「ワイルド」というか、「大地のエネルギー」を感じるような、ガツンとしたスパイス感があります。
原材料は、有機JAS認定を受けたターメリック、コリアンダー、クミン、カルダモン、シナモン、フェネグリーク、ナツメグなど、厳選された13種類のスパイスのみ。少数精鋭だからこそ、それぞれのスパイスの個性が際立っています。特に、カレーの風味の核となるクミンやコリアンダーの風味が非常に豊かで、香ばしい!
「パンチの弱さ」を払拭する風味
無添加カレー粉やオーガニックのカレー粉と聞くと、どこか「味がぼんやりしている」「パンチが弱い」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この井上スパイス工業のカレー粉は、そんなイメージを根本から覆してくれます。口に入れた瞬間に広がる、豊かで力強いスパイスの風味。これぞ専門メーカーのなせる業、という感じです。無添加でありながら、しっかりと「カレーを食べた!」という満足感を得られます。
この力強い風味は、キーマカレーや豆カレー(チャナマサラ)など、スパイス感を前面に出したい料理に使うと最高です。また、お肉(特にラム肉!)にすり込んで焼くだけでも、本格的なスパイス料理が完成しますよ。
鮮度を大切にする「小瓶」という選択
この商品が、あえて「小瓶タイプ」で提供されている点にも、メーカーの強いこだわりを感じます。
スパイスは、空気に触れたり、光に当たったりすることで、命である「香り」がどんどん飛んでいってしまいます。特にカレー粉のように細かく挽かれたものは、なおさらです。
大容量の缶も便利ですが、使い切るまでに時間がかかると、最後の方は香りが弱くなってしまうことも。その点、この小瓶タイプ(例えば30g入りなど)なら、スパイスが最もフレッシュで香りが高い状態で使い切りやすいですよね。「常に最高の状態でスパイスを使ってほしい」という、井上スパイス工業の職人気質なメッセージが伝わってきます。
大手とは一味違う、作り手の顔が見えるようなこだわりの無添加カレー粉を探しているあなた。ぜひ一度、この井上スパイス工業の「オーガニックカレーパウダー」を試してみてください。その力強いスパイスの虜になること間違いなしです!
6. 無添加カレー粉4選を徹底比較!あなたに合うのはどれ?
さて、ここまで4つの本当に魅力的な無添加カレー粉をご紹介してきました。銀座の老舗の味「インデラカレー」、プロ愛用の「GABAN 純カレー」、安心の有機JAS「S\&B ORGANIC」、専門メーカーのこだわり「井上スパイス」。
「どれも良さそうで、結局どれを選んだらいいの?」と迷ってしまいますよね。わかります、その気持ち!
そこで、これまでご紹介した4つの無添加カレー粉を、私のマニアックな視点で比較する一覧表を作ってみました!あなたのライフスタイルや、作りたい料理に合わせて、お気に入りの一品を見つける参考にしてくださいね。
無添加カレー粉4選 マニアック比較表
| 商品名 | 香りの特徴 | 辛さ(目安) | マニアックポイント | こんな人にオススメ! |
| ナイル商会 インデラカレー | 華やかでスパイシー | ★★☆☆☆ | 銀座の老舗の味。粒子が細かく香りが飛びやすいので仕上げにも◎ | 香り重視の人。本格派インドカレーを作りたい人。 |
| GABAN(ギャバン) 純カレー | バランスが良く深い | ★☆☆☆☆ | プロ愛用。18種以上のスパイスが織りなす調和。 | 自分で辛さ調整したい人。和風だしなどとも合わせたい人。 |
| S&B ORGANIC SPICE カレー粉 | クリーンで爽やか | ★★☆☆☆ | 有機JAS。赤缶とは別物のすっきりした風味。 | オーガニックと手軽さ(入手しやすさ)を重視する人。 |
| 井上スパイス工業 オーガニックカレーパウダー | 力強く風味豊か | ★★☆☆☆ | 有機JAS。専門メーカーのこだわり配合。スパイス感が強い。 | ガツンとスパイスを感じたい人。こだわりの逸品を求める人。 |
(※辛さの目安は、あくまで私の個人的な感覚です。加える量や調理法によって変わりますので、参考程度にしてくださいね)
比較表のポイント解説
この表を見ながら、もう少し詳しく解説しますね。
「香り」を何よりも重視するなら、間違いなく「インデラカレー」です。あの華やかな香りは、他の追随を許しません。本格的なインドカレーを家で再現したいなら、これ一択でしょう。
「GABAN 純カレー」は、辛さが★1つと最もマイルド。これは「辛くない」という意味ではなく、「刺激が少ない」ということです。18種類以上のスパイスが織りなす「深いコク」が特徴なので、辛いのが苦手な方や、ご家族みんなで食べるカレーのベースとして最適です。また、自分でガラムマサラなどを足してカスタマイズしたい上級者にもピッタリですね。
「S&B ORGANIC」と「井上スパイス」は、どちらも「有機JAS認定」という安心感が魅力です。
その中での選び分けは、「S&B」が大手ならではの入手しやすさと、野菜や魚介など素材の味を引き立てる「クリーンな爽やかさ」が特徴。
対して「井上スパイス」は、専門メーカーならではの「力強いスパイス感」が特徴です。「オーガニックでもパンチが欲しい!」という方は、こちらを選ぶと満足できるはずです。
【筆者の体験談】私の使い分け術
ちなみに、欲張りな私は、もちろんこれらを常備して使い分けています(笑)。
例えば、平日の忙しい夜、パパッと作りたい野菜炒めには、手軽な「S&B ORGANIC」をサッと振りかけます。爽やかな香りで、シンプルな野菜炒めがごちそうになります。
週末に気合を入れて本格的なチキンカレーを作るぞ!という時は、迷わず「インデラカレー」を使います。玉ねぎをじっくり炒めた後、インデラカレーを加えて弱火で香りが出るまで火を入れる…この工程がたまらなく好きです。
そして、冷凍うどんしかないお昼ごはんの日。和風だしに「GABAN 純カレー」を少し溶かして、カレーうどんにします。GABANのバランスの良さが、和風だしと喧嘩せず、一気に専門店の味にしてくれるんです。
「井上スパイス」は、お肉をガッツリ食べたい時に使います。豚肩ロースのブロックに、塩コショウとこのカレー粉をたっぷりすり込んで、オーブンで焼くだけ。力強いスパイスが豚肉の脂の甘みを引き立てて、絶品ローストポークになりますよ!
ぜひ、あなたのスタイルに合った無添加カレー粉を見つけて、豊かで美味しく、そして安心なスパイスライフを楽しんでくださいね♪無添加カレー粉が一つあるだけで、あなたの料理の世界は無限に広がりますよ!
大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。

