無添加
人生が変わる!無添加チーズの魅力と心からおすすめできる4選
2025.11.22
いきなりですが私には「これしか勝たん!」と断言できる、最高におすすめの無添加チーズがあります。
無添加と聞くと、どこか物足りないイメージを持っていませんか? 私も昔はそうでした。でも、その固定観念を根底から覆してくれた「本物」に出会ってしまったんです。
この記事では、「なぜ私がそこまでハマったのか?」その理由を余すところなくお伝えすると共に、私が実際に試して「これは!」と唸った、厳選無添加チーズだけをピックアップ。あなたの無添加チーズ観が変わるかもしれませんよ。
1. 無添加チーズは少ない?選び方のコツ
スーパーに行くと、本当にたくさんの種類のチーズが並んでいて、見ているだけでもワクワクしますよね。ところで、あなたがいつも手に取っているそのチーズ、原材料を見たことはありますか?実は、世の中には「無添加チーズ」と呼べるものが、思ったより少ないかもしれません。
なぜ今「無添加チーズ」を選ぶの?
最近、食品添加物を使わない「無添加」という言葉をよく耳にしますよね。無添加チーズを選ぶ理由は、とってもシンプルです。それは、「チーズ本来の美味しさを、ダイレクトに味わいたいから!」これに尽きます。
添加物にはもちろん、食品の品質を保ったり、食感を良くしたりする大切な役割があります。でも、時にはその添加物が、素材本来の繊細な風味を隠してしまうこともあるんです。
特にチーズは、「ミルク」というシンプルな原材料から、発酵や熟成という「時間」をかけて作られる、とてもデリケートな発酵食品です。だからこそ、余計なものを加えない無添加チーズは、その土地のミルクの質や、作り手の技術、熟成の深さを、ごまかしなく伝えてくれます。
無添加チーズを選ぶことは、なんだか食の「本質」に触れるような、ちょっと特別な体験なんです。最初は少し物足りなく感じるかもしれませんが、食べ続けるうちに、あなたの味覚が研ぎ澄まされて、「本物の味」がわかるようになってくる楽しさもありますよ♪
プロセスチーズとナチュラルチーズの決定的違い
さて、「無添加チーズ」を探す旅に出る前に、絶対に知っておいてほしいのが「プロセスチーズ」と「ナチュラルチーズ」の違いです。この2つは、日本の法律(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令、通称「乳等省令」)でも、はっきりと区別されています。
ナチュラルチーズとは?
まず「ナチュラルチーズ」です。これは、生乳やクリームなどの乳を、乳酸菌や凝乳酵素(レンネットと呼ばれます)で固め、水分(ホエイ)を取り除いて発酵・熟成させたものです。
簡単に言えば、「生きているチーズ」ですね。カビや酵母の力で熟成が進むカマンベールチーズや、何ヶ月もかけてじっくり旨味を凝縮させるハードタイプのチーズ、作ったばかりのフレッシュなモッツァレラチーズなど、個性豊かなチーズのほとんどが、このナチュラルチーズに分類されます。
無添加チーズの多くは、このナチュラルチーズの仲間たちです。
プロセスチーズとは?
一方、「プロセスチーズ」とは何でしょうか。これは、1種類、または複数のナチュラルチーズを細かくし、加熱してドロドロに溶かし、乳化剤などを加えて再び成形したものです。
私たちが子供の頃から慣れ親しんでいる、個包装のスライスチーズや、おなじみの6Pチーズなどが代表的ですね。
プロセスチーズの最大のメリットは、加熱処理によって熟成(発酵)が止まっているため、保存性が格段に上がり、品質が均一になることです。いつでも同じ味、同じ食感が楽しめるというのは、素晴らしい技術ですよね。
しかし、この「加熱して溶かし、固める」工程で、無添加とは言えなくなる理由が生まれてくるんです。
チーズに含まれがちな添加物リスト
では、具体的にどんな添加物が使われることがあるのでしょうか?特にプロセスチーズや、一部のナチュラルチーズ(シュレッドチーズなど)でよく見かける代表的なものをチェックしてみましょう。
乳化剤(リン酸塩など)
これは主にプロセスチーズの製造に欠かせない添加物です。先ほど、プロセスチーズはナチュラルチーズを「溶かす」と言いましたよね。チーズは本来、タンパク質と脂肪、そして水分でできています。これをそのまま加熱すると、油分と水分が分離してギトギトになってしまいます。
そこで「乳化剤」の出番です!乳化剤は、水と油という、本来混じり合わないものを均一に混ぜ合わせる「仲人」のような役割を果たします。これにより、あの滑らかで均一な食感のプロセスチーズが生まれるわけです。代表的なものに「リン酸塩(Na)」などがあります。
ナチュラルチーズは基本的に溶かして固め直す工程がないので、この乳化剤は必要ありません。
保存料(ソルビン酸Kなど)
ナチュラルチーズは「生きている」と説明した通り、カビや酵母の働きで熟成が進みます。それは美味しさの源でもあるのですが、同時に、望まないカビ(いわゆる腐敗)のリスクも伴います。
特に、あらかじめ細かくカットされているシュレッドチーズ(ピザ用チーズ)や、一部のナチュラルチーズでは、カビの発生を防ぎ、日持ちをさせるために「保存料(ソルビン酸カリウムなど)」が使われることがあります。
もちろん、適切に使用されているものですが、無添加チーズを求めるなら、チェックしたいポイントですね。
セルロース(食物繊維)
ピザやグラタンに使う、パラパラになったシュレッドチーズ。あのチーズ同士がくっつかずに、使いやすくパラパラしているのはなぜだと思いますか?
実は、細かく刻んだチーズの表面に「セルロース」という粉末状の食物繊維をまぶしているんです。これは「結着防止剤」としての役割で、チーズ同士が再びくっついてブロック状に戻ってしまうのを防いでくれます。
セルロース自体は食物繊維であり、安全な添加物ですが、「チーズ100%」ではない、ということになります。無添加チーズにこだわるなら、ブロックのチーズを自分で削るのが一番、ということですね。
マニアックな無添加チーズの見極め術
ここまで読んで、「じゃあ、無添加チーズってどうやって探せばいいの?」と思われたかもしれません。
お店で「無添加」と大きく書かれたチーズを探すのも一つの手ですが、実はもっと確実で、マニアックな方法があるんです。
それは、パッケージの裏側にある「原材料名」の欄だけを見ること!
合言葉は「生乳、食塩」のみ!
食品表示法により、使用した原材料はすべて記載する義務があります。ここに、私たちが求める「本物の無添加チーズ」の答えが隠されています。
あなたが探すべき無添加チーズの原材料は、基本的に「生乳、食塩」だけです。
これだけです!シンプルですよね?
もちろん、ナチュラルチーズを作るために必要な「乳酸菌」や「凝乳酵素(レンネット)」は、食品添加物ではなく「食品」として扱われることが多いので、これらが記載されていても全く問題ありません。むしろ、伝統的な製法で作られている証拠です。
逆に言えば、パッケージの表に「無添加」と書かれていなくても、原材料が「生乳、食塩」だけなら、それは紛れもなく「本物」の無添加チーズなんです!
スーパーのチーズコーナーに行ったら、気になるチーズを片っ端から手に取り、裏側の原材料表示をチェックしてみてください。プロセスチーズやシュレッドチーズの原材料欄がいかに多くのカタカナで埋まっているか、そして「生乳、食塩」のみの無添加チーズがいかに少ないか、驚くかもしれません。
この「裏側チェック」、一度始めるとクセになりますよ♪
2. 【無添加チーズおすすめ①】よつ葉「十勝100カマンベール」は無添加チーズの優等生!
無添加チーズの選び方がわかったところで、ここからは私が自信を持っておすすめする、具体的で、しかも比較的手に入りやすい「無添加チーズ」をご紹介していきますね!
まずトップバッターは、国産チーズの雄、「よつ葉乳業」さんの「十勝100カマンベール」です!
よつ葉乳業がこだわる「十勝品質」
「よつ葉」のマーク、スーパーで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。よつ葉乳業株式会社は、北海道の酪農家さんたち自身が出資して設立された会社なんです。つまり、ミルクのプロフェッショナル集団!
そのよつ葉乳業が展開する「十勝100」シリーズは、その名の通り、北海道・十勝産の良質な生乳を100%使用して作られています。まさに「畑でとれたチーズ」と言えるほど、素材の良さが際立つブランドです。
彼らは、日本の食卓に合う、日本人の口に合うチーズ作りを徹底的に追求しています。そんなよつ葉乳業が作るカマンベールチーズが、美味しくないわけがありません!
原材料「生乳、食塩」だけの潔さ
では、恒例の「裏側チェック」をしてみましょう!
よつ葉「十勝100カマンベール」の原材料名を見てください。そこには、「生乳(北海道十勝産)、食塩」としか書かれていません。(※白カビチーズなので、厳密には乳酸菌や凝乳酵素、白カビ(カマンベルティ菌)も使われていますが、食品扱いです)
これ、本当にすごいことなんです。一般的なカマンベールチーズの中には、保存性を高めたり、風味を均一に安定させたりするために、他の成分(例えば安定剤やpH調整剤など)が加えられることもあります。
しかし、よつ葉乳業は、十勝産生乳の品質に絶対の自信があるからこそ、「生乳、食塩」のみという潔い原材料で、勝負しているんです。これぞ、私たちが求める無添加チーズの姿ですよね!
クリーミーでクセがない日本人のための味
「カマンベールチーズって、ちょっとクセが強くて苦手…」という方もいらっしゃるかもしれません。特に、熟成が進んだ時のツンとしたアンモニア臭や、独特の風味がハードルになることも。
でも、安心してください!この「十勝100カマンベール」は、そんなカマンベールチーズのイメージを覆してくれるかもしれません。
この無添加チーズは、日本人の味覚に合わせて、クセが少なく、非常にマイルドでクリーミーな味わいに仕上げられています。表面を覆う白カビによる熟成も穏やかで、中心部は「トロリ」というよりは「しっとり」とした食感。
口に入れると、まず感じるのは白カビの穏やかな香りと、濃厚で甘いミルクの風味。無添加チーズだからこそ、十勝産生乳が持つポテンシャルや、ピュアな美味しさが、口の中いっぱいに広がるんです。雑味がなく、後味もすっきり。
これぞ、国産無添加チーズの「優等生」と呼ぶにふさわしい、万人に愛される味わいです。
おすすめの食べ方とペアリング
この無添加チーズの楽しみ方は無限大です!
まずはシンプルに、食べる30分〜1時間ほど前に冷蔵庫から出し、常温に戻してから食べてみてください。チーズの中心部が少し柔らかくなり、香りが一層引き立ちます。
クラッカーや、少し酸味のあるライ麦パン、バゲットなどに乗せるのは王道中の王道。
また、このチーズはミルクの風味が豊かなので、甘みとの相性が抜群です。私は、蜂蜜をたらりとかけたり、リンゴやイチジクのジャムを添えたりするのが大好きです!
無添加チーズの優しい風味を活かすために、ワインを合わせるなら、強すぎる赤ワインよりも、フルーティーな白ワイン(例えばソーヴィニヨン・ブラン)や、軽めの赤ワイン(ピノ・ノワールなど)がおすすめです。
スーパーでも比較的手に入りやすい「よつ葉」の無添加チーズ、ぜひ試してみてくださいね!
3. 【無添加チーズおすすめ②】ザネッティ「パルミジャーノ・レッジャーノDOP」に学ぶ無添加チーズの哲学
次にご紹介するのは、一気に海を渡りまして、イタリアチーズの王様、「パルミジャーノ・レッジャーノ」です!特に、輸入チーズを扱うお店や、デパートのチーズ売り場で見かける「ザネッティ(Zanetti)」社のものは、品質が安定していておすすめです。
イタリアチーズの王様「DOP」とは?
「パルミジャーノ・レッジャーノ」という名前、一度は聞いたことがあると思います。これは、イタリア北部の特定の地域(パルマ、レッジョ・エミリア、モデナなどの各県)で、厳格に定められた伝統製法で作られたチーズだけが名乗ることを許される、特別な称号です。
その証拠となるのが「DOP(原産地呼称保護)」という認証マーク。これは、EU(欧州連合)が定める非常に厳しい基準で、「この製品は、正真正銘この土地で、決められた製法で作られた本物ですよ」ということを保証するものです。
まさに、イタリアの食文化の誇りが詰まったチーズ、それがパルミジャーノ・レッジャーノDOPなのです。
法律が守る「究極の無添加チーズ」
では、なぜこのチーズが「無添加チーズ」なのでしょうか?
答えはシンプル。「DOPの法律(規定)で、添加物の使用が一切禁止されているから」です。
パルミジャーノ・レッジャーノDOPの製造に使用することが許可されている原材料は、たった3つだけ。
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生乳(規定の地域で、規定の飼料を食べた牛から搾ったもの)
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食塩
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レンネット(仔牛の胃から採れる天然の凝乳酵素)
これだけです。保存料も、着色料も、発酵調整剤も、一切の使用が認められていません。つまり、パルミジャーノ・レッジャーノDOPである限り、それは「必然的に無添加チーズ」ということになるんです!
作り手が好きで無添加にしているのではなく、伝統と法律が「無添加であること」を守っている、究極の無添加チーズと言えますね。
24ヶ月熟成が育む「旨味の結晶」
パルミジャーノ・レッジャーノの最大の特徴は、その長い熟成期間です。法律で定められた最低熟成期間は12ヶ月ですが、市場に出回るものの多くは平均して24ヶ月、中には36ヶ月以上熟成させたものもあります。
この長い長い熟成期間こそが、美味しさの秘密です。
熟成庫の中で眠っている間に、チーズに含まれるタンパク質は、酵素の働きによってゆっくりとアミノ酸に分解されていきます。このアミノ酸こそ、私たちが「旨味」として感じる成分(グルタミン酸など)の正体!
パルミジャーノ・レッジャーノを食べた時、口の中に広がる濃厚なコクと深い旨味は、この長い熟成が生み出した自然の恵みなんです。
そして、このチーズを食べた時に感じる、あの「ジャリジャリ」とした食感。あれ、砂が入っているわけではありませんよ(笑)。あれこそが、旨味成分であるアミノ酸が結晶化した「チロシン」という成分です。「旨味の結晶」が目に見える形で現れているなんて、なんだかロマンチックですよね!
「パルメザン」とは似て非なるもの!
ここで、非常に重要な注意点があります。スーパーの粉チーズコーナーでよく見る「パルメザンチーズ」と、「パルミジャーノ・レッジャーノ」は、全くの別物だということです!
「パルメザンチーズ(Parmesan)」という名前は、元々はアメリカで、パルミジャーノ・レッジャーノ「風」に作られたハードチーズを指す言葉として広まりました。
日本で「パルメザン」として売られている粉チーズの多くは、
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プロセスチーズ(他のチーズと混ぜている)であったり、
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セルロース(結着防止剤)が添加されていたり、
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DOPの規定とは関係なく作られたものであったりします。
もちろん、手軽に使えて便利な食品ですが、もしあなたが「本物」の「無添加チーズ」を求めているのであれば、選ぶべきは「パルメザン」ではなく、必ず「パルミジャーノ・レッジャーノDOP」の刻印がある、ブロック状(または削りたて)のチーズです。
ザネッティ社のような信頼できるメーカーのものを探し、ぜひその「本物」の無添加チーズの旨味を体験してみてください!
4. 【無添加チーズおすすめ③】チーズ工房アドナイ「フレッシュモッツァレラ」が叶える究極の無添加チーズ体験
さて、お次は「フレッシュチーズ」のジャンルから、とっておきの無添加チーズをご紹介します。熟成させないフレッシュチーズは、ごまかしが一切きかない、まさに素材の味が命。だからこそ、無添加の真価が最も問われるジャンルだと私は思っています。
ご紹介するのは、北海道・興部(おこっぺ)町にある「チーズ工房アドナイ」さんの「フレッシュモッツァレラ」です!
フレッシュチーズと保存料のジレンマ
モッツァレラやリコッタ、カッテージチーズなどの「フレッシュチーズ」は、熟成させずに、できたてを味わうチーズです。
最大の特徴は、水分量が非常に多いこと。製品にもよりますが、モッツァレラは水分が50%以上も含まれています。ジューシーでミルキーな美味しさの源泉ですが、同時に、水分が多いということは「日持ちがしない」という弱点にもなります。
そのため、スーパーなどで広く流通しているモッツァレラチーズの中には、品質を安定させ、賞味期限を延ばすために「pH調整剤」や「保存料」が使われているものも少なくありません。
しかし、本当に美味しい無添加のフレッシュチーズを追求するなら、答えは「工房系」にあります。
北海道「チーズ工房アドナイ」の挑戦
今回ご紹介する「チーズ工房アドナイ」は、北海道・紋別郡興部町という、酪農が非常に盛んな町にある、日本を代表するチーズ工房の一つです。
オーナーの堤田(つつみだ)さんは、イタリアでチーズ作りを学び、1991年にこの地で工房をスタートさせました。
アドナイのこだわりは、とにかく「生乳の鮮度」。地元・興部町の契約酪農家から届く、搾りたての新鮮な生乳だけを使い、その日のうちにチーズへと加工していきます。
工房系のチーズは、大手メーカーのように大量生産はできませんが、その分、作り手の顔が見える、心のこもったチーズ作りをされています。
まさに「ミルクの刺し身」の味わい
チーズ工房アドナイの「フレッシュモッツァレラ」は、もちろん無添加。原材料は「生乳、食塩」のみです。(※凝乳酵素は使用)
モッツァレラチーズは、「パスタ・フィラータ」というイタリア伝統の製法で作られます。カード(乳が固まったもの)を一度お湯に入れて練り上げ、引き伸ばし、ちぎることで、あの独特の繊維質と、弾力のある食感が生まれます。
アドナイのモッツァレラは、保存料などに一切頼らないため、賞味期限は製造からわずか数日。非常にデリケートな無添加チーズです。
しかし、一口食べれば、その違いに衝撃を受けるはずです。
まず、食感が違います。噛むと「キュッ」と音がするような、心地よい弾力。そして、その弾力のある繊維の間から、まるで搾りたてのようなフレッシュなミルクがジュワ~ッと溢れ出してくるんです!
これはもう、チーズというよりも「ミルクの刺し身」と呼ぶのがふさわしい逸品。生乳のピュアな甘み、ジューシーさ、ミルキーな香りが爆発します。これが、無添加チーズのポテンシャルなんだと、感動すること間違いなしです。
見つけたら即買い!の理由と食べ方
チーズ工房アドナイのような、小規模な工房系チーズは、生産量が限られています。そのため、一般的なスーパーで見かけることは稀で、主にデパートのチーズ専門店や、こだわりの食材を扱うセレクトショップ、お取り寄せなどでしか手に入らないことが多いです。
もし、あなたがお店でこの「チーズ工房アドナイ」の無添加チーズを見かけたら、それは「運命の出会い」です!迷わず「即買い」することを強くおすすめします。
食べ方は、もうこれ以上ないくらいシンプルが一番。
イタリアンの定番「カプレーゼ」(トマト、バジルと合わせる)も最高ですが、まずは、この無添加チーズの風味を最大限に味わうために、上質なオリーブオイルと、パラリと振りかける上質な塩(岩塩など)だけで味わってみてください。
無添加フレッシュチーズの「最高峰」とも言える味わいを、ぜひ一度体験してほしいです!
5. 【無添加チーズおすすめ④】よつ葉「北海道十勝100クリームチーズ」は料理にも使える万能無添加チーズ
無添加チーズのおすすめ、最後は私たちの食卓にとても身近な「クリームチーズ」です。パンに塗ったり、お菓子作りに使ったりと、本当に便利ですよね。
しかし、このクリームチーズも、実は添加物と縁が深いチーズの一つ。そこでまたまた登場、我らが「よつ葉乳業」さんの「北海道十勝100クリームチーズ」です!
クリームチーズの「安定剤」の役割
クリームチーズは、生乳とクリームを主原料として作られる、熟成させないフレッシュタイプのチーズです。
特徴は、なんといってもその高い脂肪分と、滑らかな食感。しかし、脂肪分も水分も多いクリームチーズは、そのままでは分離しやすく、ボソボソとした食感になってしまいがちです。
そこで、一般的なクリームチーズの多くには、その滑らかな食感を保ち、水分と脂肪分が分離しないようにするために「安定剤(増粘多糖類)」や「乳化剤」が使用されています。ローカストビーンガムやグァーガムといった名前を見たことがあるかもしれませんね。
これらのおかげで、私たちはいつでも滑らかなクリームチーズを楽しめるわけですが、「無添加チーズ」という観点からは、少し外れてしまいます。
よつ葉の技術が光る「乳化剤なし」の滑らかさ
そこをクリアしてくれたのが、よつ葉「北海道十勝100」シリーズのクリームチーズです!
記事内容の指示にもある通り、商品によって原材料は少し異なりますが、例えば「よつ葉 北海道十勝100 クリームチーズ(100g)」の原材料を見てみましょう。そこには「生乳(北海道十勝産)、クリーム、食塩」としか書かれていません。(※乳酸菌は使用)
そうなんです。あの乳化剤や安定剤が使われていないんです!
では、どうやってあの滑らかで均一なテクスチャーを生み出しているのでしょうか?これはもう、よつ葉乳業の技術力の賜物としか言えません。
生乳とクリームの品質が非常に高いことはもちろん、その攪拌(かくはん)の技術や、温度管理、製造プロセスに、乳化剤なしでも滑らかさを実現するノウハウが詰まっているんです。無添加チーズを作るというのは、それだけ高い技術が必要だということですね。
濃厚なのに後味すっきり!ミルク感の秘密
この無添加クリームチーズの味わいは、まさに「よつ葉品質」です。
北海道十勝産の生乳とクリームを100%使用しているため、口に入れた瞬間のミルクのコクと濃厚さが違います。
しかし、特筆すべきはその後味。
一般的なクリームチーズに時々感じる、安定剤由来の少しねっとりとした舌触りや、保存性を高めるための酸味料のツンとした酸味が一切ありません。濃厚でありながら、後味は驚くほどすっきりとしていて、ミルク本来の優しい甘みがフワッと鼻に抜けていきます。
無添加チーズだからこそ、これほどまでにピュアなミルク感を味わえるんですね。
料理にもお菓子作りにも大活躍
この「よつ葉 北海道十勝100クリームチーズ」は、まさに万能選手です!
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そのままパンやベーグルに塗る
シンプルにトーストしたパンにたっぷり塗るだけで、いつもの朝食が格段にランクアップします。 -
お菓子作りに
この無添加チーズを使ってチーズケーキを焼いてみてください。素材の味が引き立つ、ワンランク上の濃厚な仕上がりになりますよ! -
料理に
サーモンやアボカドと合わせてベーグルサンドの具材にするのはもちろん、パスタソースに少し溶かし入れたり、ポテトサラダに混ぜ込んだりするのもおすすめです。料理に深いコクとまろやかさをプラスしてくれます。
冷蔵庫に常備しておきたい、信頼と実績の無添加チーズです!
6. 生活シーン別!プロが選ぶ無添加チーズ比較表&実食レポート
さて、ここまで4つの素晴らしい無添加チーズをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
「どれも美味しそうだけど、結局どれが自分に合うの?」
「どんな時に食べたらいいの?」
そんな声が聞こえてきそうです!そこで最後は、無添加チーズマニアの私(自称です!)が、今回ご紹介した4つのチーズを徹底比較。シーン別のおすすめ度と、リアルな実食レポートをお届けしますね!
無添加チーズマニアが選ぶ!シーン別比較表
まずは、4つの無添加チーズの個性を一覧表にまとめてみました!「おつまみ」「料理」「おやつ」の3つのシーンで、私が独断で評価しています♪
| チーズ名 | タイプ | 無添加の根拠 | おつまみ | 料理 | おやつ | イチオシ度 |
| よつ葉 十勝100カマンベール | ソフト(白カビ) | 原材料「生乳、食塩」のみ | ◎ | ◯ | ◯ | ★★★★☆ |
| ザネッティ パルミジャーノ・レッジャーノDOP | ハード | DOP規定(生乳、食塩、レンネット) | ◎ | ◎ | △ | ★★★★★ |
| チーズ工房アドナイ フレッシュモッツァレラ | フレッシュ | 原材料「生乳、食塩」のみ(工房系) | ◯ | ◎ | ◯ | ★★★★☆ |
| よつ葉 北海道十勝100クリームチーズ | フレッシュ | 原材料「生乳、クリーム、食塩」のみ | ◯ | ◎ | ◎ | ★★★★★ |
(※評価は私の個人的な感想です!)
こう見ると、パルミジャーノとクリームチーズが、私の「イチオシ度」では星5つと、非常に高い評価になっていますね。これはもう、使い勝手の良さと味わいの深さのバランスが最高なんです!
実食!4つの無添加チーズ食べ比べレポート
さあ、皆さんお待たせしました!ここからは、私が実際にこの4つの無添加チーズを食べ比べてみた、超リアルな感想をお届けします!
準備したのは、バゲット、クラッカー、少しの蜂蜜、そしてもちろんワインです(笑)。
まずは王道!よつ葉カマンベール
「やっぱり国産無添加チーズの安心感、トップバッターはコレですよね。常温で少しトロッとさせて…まずはそのままパクリ。ん〜!クリーミー!ミルクの甘みがフワッと広がります。本当にクセがなくて、優しい味わい。無添加チーズって、こんなに素直な味がするんですね。
これは、夜にゆっくり映画でも見ながら、クラッカーに乗せて食べたくなります。赤ワイン(軽めのピノ・ノワールとか)にも合いますが、私は意外と、キリッと冷やした辛口の日本酒、例えば『獺祭』の純米大吟醸あたりと合わせるのも、お米の甘みとミルクの甘みが調和して大好きです♪」
旨味の爆弾!パルミジャーノ・レッジャーノ
「来ました、王様!ブロックから削りたてを…(ジャリッ)あ、これこれ!この食感!アミノ酸の結晶!口に入れて、最初は硬いかな?と思うんですが、噛むほどに旨味がジュワ〜っと溢れ出てきます。塩気とコクのバランスが完璧。
これはもう、おつまみの『完成形』ですね。他には何もいらない。このチーズだけで、フルボディの赤ワイン(カベルネ・ソーヴィニヨンとか、どっしりしたやつ)が無限に進んでしまいます!料理に使うのはもちろんですが、この無添加チーズはぜひ『単体』で、主役として味わってほしい。まさに旨味の爆弾です!」
衝撃のジューシーさ!アドナイ モッツァレラ
「これ、本当にチーズですか?(笑)っていうくらい、ジューシー!もうパッケージを開けた瞬間から、新鮮なミルクの香りが漂います。一口食べると…『キュッ』。あ、歯ごたえが!そして中からミルクが溢れてきます…!
『ミルクの刺し身』、まさにその通りでした。塩とオリーブオイルだけで、もうこれは立派なご馳走です。無添加チーズの概念というか、チーズの概念そのものが変わるような衝撃的な体験。見つけたら即買い、本当に同意します!これは白ワイン、特にスッキリしたイタリアのソアーヴェとかと合わせたいですね!」
万能すぎる!よつ葉クリームチーズ
「最後は、私の朝食の友です!今日はシンプルに、焼きたてのトーストにたっぷり塗ってみました。うわ、濃厚!口当たりがすごく滑らかなのに、全然重くないんです。そして後味が本当にスッキリ。
市販のクリームチーズにある独特の酸味や、ちょっと油っぽい感じが皆無です。これなら、お菓子(チーズケーキ)に使っても、料理(パスタソース)に使っても、他の素材の味を邪魔しない、最高の無添加チーズですね。私は朝食のパンに、このクリームチーズと蜂蜜をかけるのが定番。これはもう、冷蔵庫から切らせません!リピート確定です!」
まとめ:あなたの「推し」無添加チーズは?
いや〜、4つの無添加チーズ、どれも個性が光っていて、本当に美味しかったです!
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よつ葉のカマンベールは、優しいミルク感を求める人に。
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パルミジャーノ・レッジャーノは、凝縮された旨味とワインを愛する人に。
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アドナイのモッツァレラは、究極のフレッシュさを体験したい人に。
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よつ葉のクリームチーズは、毎日の食卓で万能に使いたい人に。
どれも、余計なものを加えず、素材の力と作り手の技術で美味しさを追求した「本物」のチーズたちです。
無添加チーズを選ぶことは、ただ「添加物が入っていないもの」を選ぶだけではありません。そのチーズが作られた背景にある、良質なミルクや、手間暇かけた製法、そして「本物の味を届けたい」という作り手の情熱を選ぶことなんだと、私は思っています。
スーパーでチーズを選ぶとき、ぜひちょっとだけ裏側の「原材料名」を見てみてください。そこに「生乳、食塩」とだけ書かれた、素敵な無添加チーズとの出会いが待っているかもしれませんよ!
あなたの食卓が、美味しくて安心な無添加チーズで、もっと豊かになりますように♪
大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。

