クルミ
くるみご飯の黄金比レシピ4選!炊飯器で簡単にもちもち食感
2025.10.09
「くるみをご飯に?」と聞いて、少し意外に思われたかもしれません。おやつやおつまみのイメージが強い「くるみ」ですが、実はご飯と一緒に炊き込むと、その香ばしさとカリッとした食感が驚くほど良いアクセントになるんです。
この記事では、炊飯器で簡単に作れる「くるみご飯」の基本レシピから、料亭のような上品な味わいに仕上げるプロのコツ、さらには相性抜群のおかずまで徹底解説します。いつもの食卓がワンランクアップする、くるみの新たな魅力を発見してみませんか?
1. くるみご飯の魅力再発見!至高の基本レシピ
こんにちは!今日は、みんな大好きな「くるみご飯」の世界を、もっともっと深く楽しむためのマニアックな情報をお届けしますね。まずは王道中の王道、基本の炊き込みくるみご飯からご紹介しますが、ただの基本ではありませんよ。くるみのポテンシャルを120%引き出す、ちょっとしたコツが満載です。これを読めば、あなたの作るくるみご飯が、今日からお店レベルに大変身すること間違いなしです!
くるみの下処理が美味しさの9割を決める
くるみご飯を作るとき、くるみを袋から出してそのまま使っていませんか?もちろんそれでも美味しいのですが、ほんのひと手間加えるだけで、香ばしさと食感が劇的に変わるんです。私が「美味しさの9割を決める」と断言する、その下処理の秘密をこっそりお教えしますね。
なぜローストするの?香りを引き出す魔法
くるみご飯の最大の魅力は、なんといってもその香ばしさ。この香りを最大限に引き出すのが「ロースト」という工程です。くるみに含まれる油分が熱されることで、独特の香ばしい香りが生まれます。さらに、余分な水分が飛ぶことで、カリッとした食感が生まれるんですよ。
では、最適な温度と時間はどれくらいなのでしょうか。私が色々試した結果、たどり着いた黄金の数値は「予熱したオーブン160℃で8分」です。これ以上温度が高いと焦げやすくなり、時間が短いと香りが十分に引き出せません。フライパンで乾煎りする場合は、弱火で絶えず混ぜながら、5分ほどが目安です。くるみがほんのりきつね色になり、香ばしい匂いがキッチンに立ち込めてきたら成功のサインですよ。
しっとり食感派には「追い保湿」がおすすめ
カリカリ食感もいいけれど、時にはしっとりとしたくるみを楽しみたい時もありますよね。そんなあなたにおすすめなのが、ローストしたくるみを「ぬるま湯に5分間浸す」という裏技。一度ローストして香りを引き出した後、あえて水分を含ませることで、炊き上がりが驚くほどしっとり、ふっくらするんです。この方法だと、お年寄りやお子様でも食べやすい、優しい食感のくるみご飯になります。カリカリ派としっとり派、ぜひ両方試して、あなたの好みを見つけてみてくださいね。
もちもち食感の秘密は「お米の黄金比」
くるみご飯のもう一人の主役、それはもちろん「ご飯」です。お米の種類に少しこだわるだけで、炊き上がりの食感が全く変わってきます。私のおすすめは、「うるち米:もち米=2:1」の割合で炊く方法です。
うるち米だけでももちろん美味しいのですが、もち米を3分の1ほど加えることで、まるでおこわのような、もちもちとした食感と贅沢な満足感がプラスされます。もち米が多すぎるとベチャッとしやすいのですが、この「2:1」の比率なら、一粒一粒がお米の形を保ちつつ、絶妙なもちもち感を楽しめるんです。お米を研いだら、30分〜1時間ほど浸水させるのも忘れずに。お米が十分に水分を吸うことで、ふっくらと炊き上がりますよ。
感動レベル!基本のくるみご飯レシピ
お待たせしました!それでは、これらのマニアックなコツを全て詰め込んだ、基本にして至高のくるみご飯のレシピをご紹介します。
材料(2〜3人分)
-
お米(うるち米):1.5合
-
もち米:0.5合
-
くるみ(生):50g
-
だし汁:360ml
-
薄口醤油:大さじ2
-
みりん:大さじ1
-
酒:大さじ1
-
塩:ひとつまみ
作り方
-
お米の準備:うるち米ともち米を合わせて優しく研ぎ、ザルにあげて水気を切ります。その後、炊飯器の内釜に入れ、だし汁を加えて30分以上浸水させます。
-
くるみの下処理:くるみを160℃に予熱したオーブンで8分ローストします。香ばしい香りがしてきたら取り出し、粗熱を取ります。手で粗く砕いておきましょう。(しっとり派の方は、この後ぬるま湯に5分浸してから水気を切ってくださいね)
-
調味料の混合:浸水させたお米の釜に、薄口醤油、みりん、酒、塩を加え、軽く一混ぜします。
-
炊飯:下処理したくるみをお米の上に広げるように乗せ、炊飯器の「炊き込みご飯モード」で炊飯を開始します。普通モードでも大丈夫ですよ。
-
蒸らしと仕上げ:炊き上がったら、すぐに蓋を開けずに10分ほど蒸らします。時間が経ったら、しゃもじで底からさっくりと混ぜ、ご飯とくるみを均一に馴染ませれば完成です!
一口食べれば、くるみの香ばしさとご飯のもちもち感、そして優しいだしの風味が口いっぱいに広がります。この基本のくるみご飯さえマスターすれば、様々なアレンジも自由自在。ぜひ、あなたの家の定番レシピに加えてみてくださいね。
2. バター醤油が香る!洋風きのこくるみご飯
「くるみご飯って、なんだかんだ和風のイメージが強いよね」と思っているあなた!その常識、今日で覆りますよ。これからご紹介するのは、バター醤油ときのこの旨味がたまらない、やみつき必至の「洋風くるみご飯」です。くるみの香ばしい食感と、きのこのプリプリ感、そして食欲をそそるバター醤油の香りが三位一体となったこのレシピは、お子様から大人まで、家族みんなが笑顔になること間違いなしの一品なんです。
きのこの種類で味わいが変わる?マニアックきのこ講座
このレシピの美味しさの鍵を握るのが、たっぷりのきのこ。スーパーに行くと色々なきのこが並んでいますが、どのきのこを選ぶかで、くるみご飯の風味や食感が大きく変わってくるんですよ。
エリンギ:まるでホタテ?食感の王様
まずおすすめしたいのが、食感が楽しいエリンギです。エリンギは火を通してもカサが減りにくく、プリッとした弾力のある食感を保ってくれます。少し大きめに、例えば5mm厚の輪切りや手で縦に割いて加えると、まるでホタテの貝柱のような食べ応えに!バター醤油との相性も抜群で、くるみご飯に洋風の満足感をプラスしてくれます。
舞茸:香り高さナンバーワン!
「とにかくきのこの香りを楽しみたい!」というあなたには、舞茸がぴったりです。舞茸は加熱すると、他のきのこにはない独特の芳醇な香りが立ち上ります。この香りがバター醤油と合わさることで、一気に深みのあるプロの味わいに。食感もシャキシャキとしていて、くるみとのコントラストが楽しいですよ。ただし、舞茸に含まれる酵素の影響でご飯が少し黒っぽくなることがありますが、これは美味しさの証なのでご安心を。
しめじ・マッシュルーム:名脇役たちの活躍
ぶなしめじやブラウンマッシュルームも、もちろんおすすめです。しめじはクセがなく、どんな料理にも合わせやすい優等生。旨味成分も豊富なので、くるみご飯の味のベースをしっかりと支えてくれます。マッシュルームは、加熱すると濃厚な旨味が出てくるのが特徴。ホワイトマッシュルームなら上品に、ブラウンマッシュルームならよりコク深い味わいに仕上がります。複数のきのこをミックスして、食感と香りの違いを楽しむのも贅沢でいいですね!
レストランの味に格上げする「隠し味」
家庭で作るバター醤油味って、美味しいけれど、どこか物足りなさを感じることはありませんか?そこで、いつもの味をレストラン級に格上げする、とっておきの隠し味を伝授します。それは「黒胡椒」と「乾燥パセリ」です。
炊き上がったくるみご飯に、挽きたての黒胡椒をガリガリっと多めに振りかけてみてください。ピリッとしたスパイシーな刺激が全体の味を引き締め、バターの風味をより一層引き立ててくれます。そして仕上げに乾燥パセリを散らせば、彩りも香りも一気に華やかに。たったこれだけで、見た目も味もぐっと本格的になる魔法のテクニックです。
やみつき注意!洋風くるみご飯レシピ
それでは、お待ちかねのレシピです!きのこの下準備さえすれば、あとは炊飯器にお任せなので、とっても簡単ですよ。
材料(2〜3人分)
-
お米:2合
-
くるみ(ロースト済み):40g
-
お好みのきのこ(エリンギ、舞茸など):合計150g
-
玉ねぎ:1/4個
-
ベーコン(ブロック):50g
-
バター:20g
-
コンソメ顆粒:小さじ2
-
醤油:大さじ1.5
-
塩:少々
-
黒胡椒:適量
-
乾燥パセリ:適量
作り方
-
下準備:お米は研いで30分浸水させておきます。きのこは石づきを取り、食べやすい大きさにほぐしたり切ったりします。玉ねぎはみじん切り、ベーコンは5mm角の棒状に切ります。くるみは粗く砕いておきます。
-
具材を炒める:フライパンにバターの半分(10g)を熱し、玉ねぎとベーコンを炒めます。玉ねぎがしんなりしたら、きのこを加えてさっと炒め、塩を軽く振ります。
-
炊飯準備:炊飯器の内釜に、浸水させておいたお米の水を一度切り、改めて2合の目盛りまで水を入れます。そこにコンソメ顆粒と醤油を加えてよく混ぜます。
-
炊飯:②で炒めた具材とくるみを、お米の上に平らに乗せ、通常通り炊飯します。
-
仕上げ:炊き上がったら、残りのバター(10g)を加えて、全体をさっくりと混ぜ合わせます。お茶碗に盛り付け、黒胡椒と乾燥パセリをたっぷり振りかければ完成です!
きのこの旨味とバター醤油のコク、そしてくるみの食感が絶妙にマッチした、新しいくるみご飯の誕生です。ぜひ、今夜の食卓にいかがでしょうか?
3. 中華風くるみおこわ!鶏そぼろが絶品ご飯
次にご紹介するのは、いつもの食卓に新しい風を吹き込む、アッと驚く組み合わせ「中華風くるみおこわ」です!甘辛い鶏そぼろのしっかりとした旨味、もち米のもちもち食感、そしてくるみのカリッとしたアクセント。この3つの要素が口の中で一体となった時、あなたはきっと「くるみと中華って、こんなに相性が良かったんだ!」と感動するはず。冷めても美味しいので、お弁当の一品としても大活躍間違いなしですよ。
本格的な味の決め手は「中華調味料」
このレシピを本格的な中華の味わいに引き上げてくれるのが、おなじみの「ごま油」と「オイスターソース」です。この二つの調味料を使いこなすだけで、家庭の炊飯器がまるで中華の名店に早変わりします。
香りの魔術師「ごま油」
鶏そぼろを炒める時、そして炊き上がったおこわに最後にかける「追いごま油」。この2段階でごま油を使うのが、香りを最大限に立たせるプロの技です。最初に炒める際は、ごま油の香りをじっくりと鶏肉に移し、最後に加えることで、食べる直前にフレッシュな香りをプラスします。使うごま油は、焙煎がしっかりした香りの強いタイプ、例えば「かどやの純正ごま油」などがおすすめです。
旨味の王様「オイスターソース」
オイスターソースは、牡蠣の旨味を凝縮した万能調味料。これを少し加えるだけで、味にぐっと深みとコクが生まれます。醤油の塩気と砂糖の甘さだけでは出せない、複雑で豊かな味わいはオイスターソースならでは。鶏そぼろの味付けに少量加えるだけで、全体の味が引き締まり、本格的な中華の風味を演出してくれます。李錦記(リキンキ)のオイスターソースなどが有名ですね。
炊飯器で簡単!もちもちおこわを作る裏技
「おこわって、蒸し器が必要で面倒くさそう…」なんて思っていませんか?実は、いつもの炊飯器を使えば、驚くほど手軽に本格的なもちもちおこわが作れるんです。ポイントは、もち米の「浸水時間」と「水加減」にあります。
もち米はうるち米と違って、研いだ後に長時間水に浸す必要はありません。むしろ、浸しすぎると炊き上がりがべちゃっとなる原因に。研いだらザルにあげて30分置いておく、これだけでOKです。この工程で、もち米の表面についた水分が内部にゆっくりと浸透していきます。
そして最も重要な水加減。炊飯器の「おこわモード」があればそれに従うのが一番ですが、ない場合は「もち米1合に対して水180ml」と覚えてください。うるち米を炊く時よりも少し少なめの水分量ですが、これによりもち米一粒一粒の輪郭がしっかりと感じられる、絶妙なもちもち食感に仕上がります。この裏技を使えば、もうおこわ作りは怖くありませんね!
食べ応え抜群!中華風くるみおこわレシピ
さあ、それでは実際に作っていきましょう!鶏そぼろを先に作っておくのが、スムーズに進めるコツですよ。
材料(2〜3人分)
-
もち米:2合
-
くるみ(ロースト済み):50g
-
鶏ももひき肉:150g
-
長ネギ:1/2本
-
生姜(すりおろし):小さじ1
-
ごま油:大さじ1
【鶏そぼろ調味料】
-
醤油:大さじ2
-
酒:大さじ2
-
砂糖:大さじ1.5
-
オイスターソース:小さじ1
【炊き込み調味料】
-
醤油:大さじ1
-
鶏がらスープの素(顆粒):小さじ1
作り方
-
下準備:もち米は研いでザルにあげ、30分間水気を切っておきます。くるみは粗く砕き、長ネギはみじん切りにします。
-
鶏そぼろを作る:フライパンにごま油と生姜を入れて弱火で熱し、香りが出てきたら鶏ひき肉を加えて中火で炒めます。肉の色が変わったら、【鶏そぼろ調味料】(醤油、酒、砂糖、オイスターソース)を全て加え、汁気がなくなるまで煮絡めます。最後に長ネギのみじん切りを加えてさっと混ぜ、火から下ろします。
-
炊飯準備:炊飯器の内釜にもち米を入れ、水を360ml加えます。そこに【炊き込み調味料】(醤油、鶏がらスープの素)を加えてよく混ぜ合わせます。
-
炊飯:②の鶏そぼろの半量と、砕いたくるみをもち米の上に広げて乗せ、炊飯器の「おこわモード」または「通常モード」で炊飯します。
-
仕上げ:炊き上がったら10分蒸らし、残りの鶏そぼろを加えて全体をさっくりと混ぜ合わせれば完成です!お好みで、食べる直前に少しごま油を垂らすと、さらに香りが引き立ちますよ。
甘辛い鶏そぼろとくるみの食感がたまらない、ごちそう感たっぷりの中華風おこわ。ぜひ試してみてくださいね!
4. さっぱり新定番!梅とひじきの和風くるみご飯
くるみご飯というと、香ばしくてコクのある、どちらかと言えばしっかりとした味わいをイメージしますよね。でも今日は、そんなイメージを爽やかに裏切る、さっぱり美味しい新定番「梅とひじきの和風くるみご飯」をご紹介します!梅干しのきゅっとした酸味、ひじきの滋味深い旨味、そしてくるみの優しいコク。この三つの和素材が口の中で見事に調和し、食欲がない日でもさらさらと食べられてしまう、魔法のような一品なんです。
梅干しの種類で仕上がりが変わる!
このレシピのさっぱり感の主役は、なんといっても梅干しです。実は、使う梅干しの種類によって、くるみご飯の味わいがガラッと変わるんですよ。あなたの好みやその日の気分に合わせて、梅干しを選んでみましょう。
はちみつ梅:酸っぱいの苦手な方も安心
「酸っぱい梅干しはちょっと苦手…」という方やお子様には、「はちみつ梅」が断然おすすめです。はちみつの優しい甘さが梅の酸味をまろやかに包み込み、くるみのコクと絶妙にマッチします。炊き上がったご飯はほんのり甘く、フルーティーな香りが楽しめますよ。塩分も控えめなものが多いので、健康を気にされている方にもぴったりですね。
しそ梅:キリッと爽やかな大人の味
一方、キリッとした酸味と爽やかな香りを楽しみたいなら、「しそ梅」を選びましょう。赤じその豊かな風味が、ひじきの磯の香りと相性抜群。炊き上がりに刻んだ大葉を散らせば、さらに清涼感がアップし、まさに「大人の和風くるみご飯」といった趣に。食欲を刺激する爽やかな酸味は、少し疲れている時や、暑い季節にもぴったりです。
ひじきが格段に美味しくなる「戻し方」のコツ
ひじきを戻す時、ただ水に浸しているだけではもったいない!ほんの少しの工夫で、ひじき特有の磯臭さが抜け、旨味だけが際立つようになるんです。そのコツとは、「ぬるま湯で戻し、一度さっと茹でこぼす」こと。
乾燥ひじきをたっぷりのぬるま湯(30〜40℃くらい)に20分ほど浸します。水で戻すよりも早く、ふっくらと戻ります。そして、戻したひじきをザルにあげ、沸騰したお湯で30秒ほどさっと茹でてから、もう一度ザルにあげて水気を切ります。この「茹でこぼし」のひと手間で、ひじきに含まれる余分なアクや磯臭さが抜け、口当たりがとても良くなるんです。この一手間が、くるみご飯全体の味を上品にしてくれるんですよ。
体に優しい!梅とひじきの和風くるみご飯レシピ
それでは、材料と作り方です。体に優しい素材ばかりなので、罪悪感なく楽しめるのも嬉しいポイントですね。
材料(2〜3人分)
-
お米:2合
-
くるみ(ロースト済み):30g
-
梅干し(種を除く):大2個(はちみつ梅、しそ梅などお好みで)
-
乾燥ひじき:5g
-
油揚げ:1/2枚
-
だし昆布:5cm角1枚
-
酒:大さじ2
-
薄口醤油:大さじ1
-
みりん:小さじ1
-
白ごま:大さじ1
-
大葉(千切り):5枚分(お好みで)
作り方
-
下準備:お米は研いで30分浸水させておきます。ひじきはぬるま湯で20分戻し、さっと茹でてから水気を切ります。油揚げは熱湯をかけて油抜きし、5mm幅の短冊切りにします。梅干しは種を取り除き、包丁で細かく叩いてペースト状にします。くるみは粗く砕いておきます。
-
炊飯準備:炊飯器の内釜に、浸水させておいたお米を入れ、2合の目盛りより少し少なめに水を入れます。だし昆布を乗せ、酒、薄口醤油、みりんを加えて軽く混ぜます。
-
具材を乗せる:お米の上に、ひじき、油揚げ、砕いたくるみ、叩いた梅干しを広げるように乗せます。この時、具材とお米は混ぜないのがポイントです。
-
炊飯:通常通り炊飯します。炊飯器から立ち上る、梅とだしの香りが食欲をそそりますよ。
-
仕上げ:炊き上がったらだし昆布を取り出し、10分蒸らします。その後、白ごまを加えて、全体をさっくりと混ぜ合わせます。お茶碗に盛り付け、お好みで大葉の千切りを散らせば完成です!
梅の酸味とひじきの旨味が、くるみの優しい甘さと食感を引き立てる、新しい美味しさの発見。こってりした料理が続いた時や、健康的な食事がしたい時に、ぜひ試してみてくださいね。
5. くるみご飯をさらに美味しくする豆知識
さて、ここまで4つの絶品くるみご飯レシピをご紹介してきましたが、くるみご飯の世界はまだまだ奥が深いんです!ここでは、残ったくるみご飯の美味しいリメイク術や、知っているとちょっと自慢できるくるみの栄養についてなど、あなたの「くるみご飯ライフ」をさらに豊かにする豆知識をお届けしますね。
残り物には福がある!絶品リメイク術
ついつい多めに作ってしまったくるみご飯。そのまま食べるのもいいですが、少しアレンジを加えるだけで、二度美味しい、全く新しい料理に変身させることができますよ。
香ばしさがたまらない!「焼きおにぎり」
一番手軽で、そして最高に美味しいのが焼きおにぎりです。残ったくるみご飯を少し固めに握り、フライパンにごま油を薄く引いて、両面をこんがりと焼き付けます。仕上げに刷毛で醤油を塗り、もう一度さっと焼けば、表面はカリッ、中はもちもちの絶品焼きおにぎりの完成!くるみが焼かれることでさらに香ばしさが増し、夜食やおやつにもぴったりです。特に、基本のくるみご飯や梅ひじきくるみご飯がよく合いますよ。
とろーりチーズがたまらない!「和風ドリア」
洋風きのこくるみご飯が残ったら、ぜひ試してほしいのがドリアへのリメイク。耐熱皿にくるみご飯を盛り、市販のホワイトソースとピザ用チーズをたっぷりかけて、オーブントースターで焼き色がつくまで焼くだけ。バター醤油の風味とクリーミーなホワイトソース、そして香ばしいくるみの相性は、想像を超える美味しさです。熱々とろーりのドリアは、お子様も大喜びすること間違いなしですね。
くるみご飯に合う「あと一品」のおかず
「くるみご飯は作ったけど、他のおかずはどうしよう?」と悩むこともありますよね。くるみご飯はそれ自体に味と食感があるので、おかずはシンプルで素材の味を活かしたものがおすすめです。
-
鶏肉の塩麹焼き:塩麹の優しい塩気と旨味が、どのくるみご飯とも相性抜群。
-
豚の角煮:中華風くるみおこわの日に。しっかりとした味付けが、おこわとよく合います。
-
だし巻き卵:ふわふわの食感とだしの風味が、くるみご飯の箸休めにぴったり。
-
豆腐とわかめの味噌汁:定番ですが、やはり炊き込みご飯には具沢山の味噌汁が欠かせませんね。
実はすごい!くるみの栄養パワー
美味しくて食感も楽しいくるみですが、実は栄養面でも非常に優れた食材なんです。特に注目したいのが、「オメガ3脂肪酸」の一種であるα-リノレン酸が、ナッツ類の中でトップクラスに豊富に含まれている点です。
このα-リノレン酸は、体内で作ることができない必須脂肪酸で、健康維持に欠かせない重要な役割を持っています。アメリカのペンシルベニア州立大学の研究では、くるみを日常的に摂取することが、心血管疾患のリスク低下に関連する可能性が示唆されています。また、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームは、くるみに含まれる抗酸化物質や多価不飽和脂肪酸が、脳の健康をサポートする可能性があると報告しており、「ブレインフード」としても注目されているんですよ。
さらに、くるみには良質なたんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルもバランス良く含まれています。例えば、食物繊維は腸内環境を整えるのに役立ちますし、ビタミンEは若々しさを保つサポートをしてくれます。美味しいだけでなく、私たちの体を内側から元気にしてくれるなんて、くるみって本当にすごいですよね!毎日の食事にくるみご飯を取り入れることは、美味しくて健康的な食生活への第一歩と言えるかもしれません。
6. 【徹底比較】今日の気分のくるみご飯は?
さて、ここまで4つの個性豊かなくるみご飯のレシピをご紹介してきました。「どれも美味しそうで、どれから作ろうか迷っちゃう!」というあなたのために、私が実際に全部作って食べてみた感想を元に、徹底比較レポートをお届けします!「手軽さ」や「子供ウケ」など、いくつかの項目で比べてみたので、あなたの今日の気分やシーンにぴったりのくるみご飯を見つける参考にしてくださいね。
シーン別!くるみご飯おすすめ度比較表
まずは、それぞれのレシピの特徴を一覧表にまとめてみました。★が多いほど、その項目におすすめ度が高いことを示しています。
レシピ名 | 調理の手軽さ | 子供ウケ度 | お弁当向き | お酒との相性 |
基本の炊き込みご飯 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
洋風きのこご飯 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
中華風くるみおこわ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
和風梅ひじきご飯 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
こうして見ると、それぞれのレシピに得意なシーンがあるのが分かりますね!では、それぞれの項目について、私の個人的な感想を交えながら詳しく解説していきます。
私が実食!マニアックレポート
基本の炊き込みご飯:毎日食べたい安心感
まず、基本のくるみご飯。これはもう「実家に帰ってきたような安心感」がありますね。調理も、くるみのローストさえ済ませてしまえば、あとは炊飯器任せなので手軽さは★4つ。優しいだしの味とくるみの香ばしさは、子供からお年寄りまで、誰からも愛される味だと確信しました。冷めても味が落ちないので、お弁当にもぴったり。まさにオールラウンダーです。日本酒や焼酎など、和のお酒とちびちび楽しむのも乙なものですよ。
洋風きのこご飯:子供人気No.1!
次に洋風きのこご飯ですが、これは我が家の子供たちから「また作って!」とアンコールの声が鳴り止まなかった一品です!バター醤油とベーコンの組み合わせは、まさに子供が好きな味のテッパン。きのこを炒めるひと手間があるので手軽さは★3つにしましたが、その価値は十分にあります。ワインやビールとの相性も抜群で、休日のランチにこれが出てきたら、家族みんなのテンションが上がること間違いなし。洋風なので、少し時間が経つとバターの油分が気になるかな?と思い、お弁当向きは★4つにしました。
中華風くるみおこわ:ごちそう感No.1!
中華風くるみおこわは、なんといっても「ごちそう感」がすごい!鶏そぼろを別に作る手間はありますが、その分、食べた時の満足度はピカイチです。もちもちのおこわと甘辛いそぼろ、カリカリのくるみが一体となって、まるでお店の点心を食べているかのような贅沢な気分に。冷めても味がしっかりしているので、お弁当に入っていたら絶対に嬉しいやつですね。紹興酒や、意外とどっしりした赤ワインにも合いました。特別な日や、ちょっと頑張りたい日のお弁当におすすめです。
和風梅ひじきご飯:疲れた体に染みる優しさ
最後に、梅とひじきの和風くるみご飯。これは、個人的に「疲れた日の夜に食べたいご飯No.1」でした!梅の酸味が本当に爽やかで、食欲がない時でもすーっと体に染み込んでいくような優しさがあります。調理も炊飯器に入れるだけなのでとっても手軽。大葉を散らせば、料亭で出てくるような上品な味わいになります。ただ、梅干しの酸味が苦手な小さなお子様もいるかもしれないと思い、子供ウケ度は★3つに。さっぱりしているので、食中酒としてキリッとした辛口の日本酒が最高に合いました。
さあ、あなたの今日の気分にぴったりのくるみご飯は見つかりましたか?
基本の味を極めるもよし、新しい組み合わせに挑戦するもよし。くるみご飯には、あなたの食卓を豊かにする無限の可能性が広がっています。ぜひ、この記事を参考に、あなただけの最高のくるみご飯を作ってみてくださいね!

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。