Magazine

■ クルミの最新記事

クルミ

くるみの韓国語は?正しい発音とよく使うフレーズを解説

2025.10.07
くるみの韓国語は?正しい発音とよく使うフレーズを解説

「くるみって韓国語でなんて言うの?」その答えは「호두(ホドゥ)」です。

しかし、ただ単語を知っているだけでは、発音が通じなかったり、いざという時に使えなかったりすることも。この記事では、「くるみ」の正しいハングル表記と発音のコツはもちろん、韓国旅行で人気の「くるみまんじゅう」を頼む時のフレーズまで、実践的な情報を凝縮しました。この記事を読めば、あなたの「くるみ」に関する韓国語の疑問はすべて解決します。

1. 【くるみの韓国語】基本は「호두(ホドゥ)」!でもそれだけじゃない?

まずは基本の単語から覚えよう

こんにちは!韓国の文化や言葉に興味をお持ちのあなたに、今日は美味しくて栄養満点な「くるみ」の韓国語について、楽しく深掘りしていきたいと思います!

さて、早速ですが「くるみ」は韓国語で「호두(ホドゥ)」と言います。まずはこの基本の単語をしっかりと頭に入れちゃいましょう!シンプルですが、この「호두」という一つの単語から、韓国の食文化や面白い表現がたくさん見えてくるんですよ。

韓国ドラマの時代劇を見ていると、王様や貴族たちが滋養強壮のためにくるみをお粥にして食べているシーンがあったり、現代のドラマでは、お酒のおつまみとしてミックスナッツの中にくるみが入っていたりします。このように、くるみは昔から韓国の人々の生活に根付いている食材なんです。

ハングルの仕組みを覗いてみよう

せっかくなので、「호두」というハングル文字の仕組みも少しだけ見てみませんか?韓国語の文字であるハングルは、パズルのように子音と母音のパーツを組み合わせて作られています。

まず「호(ホ)」の文字は、丸い形の子音「ㅎ(h)」と、縦棒に短い横棒がついた母音「ㅗ(o)」が合体してできています。「ㅎ」は息が漏れるような「h」の音、「ㅗ」は唇を丸めて「オ」と発音する母音です。二つを合わせることで「ホ」という音になるんですね。

次に「두(ドゥ)」の文字。これは、カクカクした形の子音「ㄷ(d)」と、横棒に短い縦棒がついた母音「ㅜ(u)」から成り立っています。「ㄷ」は日本語の「タ行」に近いですが、息を抑えめに出す「d」の音です。そして「ㅜ」は、唇を突き出すようにして発音する「ウ」の音。これを組み合わせて「ドゥ」と発音します。

こうしてハングルの成り立ちを知ると、ただ丸暗記するよりもずっと記憶に残りやすくなりますし、他の韓国語の単語を読むときにも応用が利くようになりますよ。

簡単なフレーズで使ってみよう

単語を覚えたら、次は実際に会話で使える簡単なフレーズを練習してみましょう。これが言語習得の近道です!

一番使いやすいのは、好きかどうかを尋ねるこのフレーズ。

호두 좋아해요(ホドゥ チョアヘヨ)?

これは「くるみは好きですか?」という意味です。「좋아해요(チョアヘヨ)」は「好きです」という意味のとても便利な言葉なので、色々な単語と入れ替えて使えますよ。例えば、「김치 좋아해요(キムチ チョアヘヨ)? - キムチは好きですか?」のように応用できます。

もしあなたがくるみ好きなら、こう答えましょう。

네, 호두 좋아해요(ネ, ホドゥ チョアヘヨ). - はい、くるみ好きです。」

逆に、もし苦手だったりアレルギーがあったりする場合は、正直に伝えることが大切です。特に食事の場面では、アレルギーの有無を伝えるためのフレーズも覚えておくと、いざという時にとても役立ちます。

혹시 호두 알레르기 있어요(ホクシ ホドゥ アルレルギ イッソヨ)? - もしかして、くるみアレルギーありますか?」

これは相手に尋ねる場合ですが、自分のことを伝えたい時は、

저는 호두 알레르기가 있어요(チョヌン ホドゥ アルレルギガ イッソヨ). - 私はくるみアレルギーがあります。」

と伝えることができます。安全に楽しく韓国の食文化に触れるためにも、こうした実用的なフレーズはぜひ覚えておきたいですね。このように、基本の「くるみ」の韓国語「호두」一つ覚えるだけで、コミュニケーションの幅がぐっと広がるんです。

2. 韓国語の「くるみ」は発音がポイント!ネイティブに近づくコツ

カタカナ読みから卒業しよう

「호두(ホドゥ)」という韓国語、カタカナで読むと簡単そうに見えますが、実はネイティブのような自然な発音にするには、ちょっとしたコツがあるんです。せっかく覚えるなら、より通じやすい綺麗な発音を目指したいですよね!ここでは、あなたの「くるみ」の韓国語発音をレベルアップさせるためのポイントを詳しく解説していきます。

「호(ホ)」は唇を意識して

まず最初の文字、「호(ホ)」から見ていきましょう。日本語で「ホ」と発音するとき、私たちはあまり唇の形を意識しないことが多いかもしれません。でも、韓国語の母音「ㅗ(o)」は、「円唇母音(えんしんぼいん)」といって、その名の通り唇を丸めるのが非常に重要なポイントなんです。

イメージとしては、ストローで飲み物を飲むときのように、唇を少し前に突き出して丸い形を作ります。その状態で、喉の奥から「オ」と音を出す感じです。日本語の「オ」よりも、もっと濃くて深い響きになります。

練習してみよう!

  1. まず、鏡の前で自分の口元を見てみましょう。

  2. 唇を「う」の形のように、きれいに丸くすぼめます。

  3. その形をキープしたまま、日本語の「ホ」を発音してみてください。

どうでしょうか?いつもより少しこもったような、まろやかな「ホ」の音が出ませんか?それがネイティブの「호(ホ)」に近い音です。この唇の形をマスターすれば、他の「ㅗ」がつく単語、例えば「오이(オイ) - きゅうり」や「공부(コンブ) - 勉強」といった単語の発音も格段に良くなりますよ!

「두(ドゥ)」は優しく、息を抑えて

次に二つ目の文字、「두(ドゥ)」です。ここでのポイントは、子音「ㄷ(d)」の音の出し方です。

日本語の「ド」を発音するときは、舌先で上の歯茎を弾く力が比較的強いのですが、韓国語の「ㄷ」は「平音(へいおん)」と呼ばれるグループに属していて、息を強く出さず、喉を緊張させずに発音するのが特徴です。

「トゥ!」と破裂させるのではなく、「ドゥ…」と優しく、柔らかく音を置くようなイメージです。舌先を上の歯茎の裏あたりに軽くつけて、そこから静かに離しながら「ウ」の母音につなげます。母音の「ㅜ(u)」は、先ほどの「ㅗ(o)」よりもさらに唇を強く前に突き出して発音すると、より正確な音になります。

例文で発音を定着させよう

では、これらのコツを意識しながら、実際に例文で練習してみましょう。声に出して何度も繰り返すのが上達への一番の近道ですよ!

이 호두 맛있어요(イ ホドゥ マシッソヨ). - このくるみ、美味しいです。」

この文を発音するとき、「호두」の部分で、唇を丸めて優しい「ドゥ」を意識してみてください。そして「맛있어요(マシッソヨ)」は、美味しいものを食べた時の嬉しい気持ちを込めて言うと、さらに自然に聞こえます。

他にも、くるみに関連する単語で練習してみましょう。

  • 호두 파이(ホドゥ パイ) - くるみパイ

  • 호두 우유(ホドゥ ウユ) - くるみ牛乳

  • 호두 한 개(ホドゥ ハン ゲ) - くるみ一個

特に「호두 우유(くるみ牛乳)」は、「ㅗ」の母音と「ㅜ」の母音が両方入っているので、唇の動きを意識する良い練習になります。「ホ」で丸め、「ドゥ」で突き出し、「ウ」でさらに突き出し、「ユ」でまた形を変える…というように、口の体操にもなりますね!

韓国では、実際にコンビニやスーパーで「호두 우유」が売られていて、優しい甘さで朝食にもぴったりなんです。旅行に行った際にはぜひ探してみてください。そして、商品名を指さしながら、練習した綺麗な発音で「이거 주세요(イゴ チュセヨ) - これください」と言えたら、きっと店員さんにも通じやすいはずです。

3. 韓国旅行の定番おやつ!くるみを使った「호두과자(ホドゥグァジャ)」とは?

国民的おやつ「くるみ饅頭」

「くるみ」の韓国語「호두(ホドゥ)」を覚えたら、絶対に知っておかなければならない、とっても美味しくて有名な国民的おやつがあります。その名も、「호두과자(ホドゥグァジャ)」です!

日本語に直訳すると「くるみ菓子」となりますが、日本では「くるみ饅頭」という名前で知られています。その名の通り、くるみの形をした可愛らしいカステラ生地の中に、甘いこし餡と、カリッとした食感のアクセントになるくるみの実が丸ごと、あるいは砕いたものが入っている焼き菓子です。この組み合わせが、もう本当に絶妙なんです!

日本の人形焼やもみじ饅頭を想像していただくと、イメージが湧きやすいかもしれません。生地のほんのりとした甘さと、あんこの優しい甘さ、そしてくるみの香ばしさと食感が口の中で一体となって、一度食べたら忘れられない美味しさです。

どこで買えるの?発祥の地は?

この「호두과자」、韓国では本当に色々な場所で売られています。特に有名なのが、高速道路のサービスエリアです。韓国語では「휴게소(ヒュゲソ)」と言います。サービスエリアの売店では、焼きたての「호두과자」を販売していることが多く、その場で食べるアツアツの味は格別!バターのようないい香りが漂ってきて、ついつい買ってしまうんですよね。ソウルから釜山(プサン)や他の地方都市へバスで移動する際には、休憩で立ち寄るサービスエリアでぜひ探してみてください。

また、ソウル市内の明洞(ミョンドン)や仁寺洞(インサドン)といった観光地の屋台や、デパ地下、さらには「호두과자」の専門店もたくさんあります。

ちなみに、この「호두과자」の発祥の地として知られているのは、ソウルから南に約85km下った場所にある天安(チョナン/천안)市です。天安は昔からくるみの名産地として有名で、1934年にある夫婦が天安駅前でくるみの形をしたお菓子を売り始めたのが「호두과자」の始まりだと言われています。今でも天安に行くと、元祖を謳う老舗の店舗がたくさん並んでいますよ。

お土産にも最適な理由

「호두과자」は、自分用のおやつとしてはもちろん、日本へのお土産としても大変人気があります。その理由はいくつかあります。

まず、個包装になっていることが多い点です。箱の中に一つ一つビニールで包装されたものが入っているので、職場で配ったり、友達に分けたりするのにとても便利です。

次に、日持ちがすること。焼きたてのものは当日や翌日中に食べるのが一番ですが、お土産用に箱詰めされたものは、常温で数日間から1週間程度持つものが多いです。これなら帰国してからもゆっくり楽しめますね。

そして何より、老若男女に愛される味であること。甘さ控えめで素朴な味わいなので、甘いものが苦手な方やご年配の方にも喜ばれやすいんです。お子様のおやつとしてもぴったりです。

有名なチェーン店としては、「코코호도(ココホド)」というお店があります。可愛らしいリスのキャラクターが目印で、韓国国内はもちろん、過去には日本にも店舗があったほど人気のお店です。最近では、伝統的なあんこ味だけでなく、カスタードクリームやクリームチーズが入った進化系の「호두과자」も登場していて、色々な味を試すのも楽しいですよ。価格は、小さな袋(10個前後)で3,000ウォン(約300円)程度から、お土産用の箱入り(30個以上)で10,000ウォン(約1,000円)以上と、量によって様々です。韓国旅行の際には、ぜひこの美味しい「くるみ」の韓国語「호두과자」を味わってみてくださいね!

4. 「くるみ割り人形」は韓国語で?知ってると楽しい関連ワード集

芸術の世界と「くるみ」

「호두(ホドゥ)」という単語を覚えると、食文化だけでなく、芸術の世界にも繋がることができるんです。冬の風物詩として、世界中で愛されているバレエ作品といえば、何を思い浮かべますか?

そう、「くるみ割り人形」ですよね!この幻想的で美しい物語は、もちろん韓国でも大人気です。

「くるみ割り人形」は、韓国語で「호두까기인형(ホドゥッカギイニョン)」と言います。

少し長い単語なので、分解して見てみましょう。

  • 호두 (ホドゥ):くるみ

  • 까기 (ッカギ): 까다(ッカダ)という「(皮などを)剥く、割る」という動詞が名詞になった形で、「割ること」を意味します。

  • 인형 (イニョン):人形

これらを繋げて、「くるみ・割る・人形」となるわけです。とても分かりやすい作りですよね!この「까기(ッカギ)」という言葉は、例えば「밤까기(パムッカギ) - 栗の皮むき」や「땅콩까기(ッタンコンッカギ) - ピーナッツの殻割り」のようにも使えます。一つ単語のパーツを覚えるだけで、語彙力がぐんとアップするのが韓国語の面白いところです。

毎年冬になると、ソウルの芸術の殿堂(예술의전당)や世宗文化会館(세종문화회관)といった大きな劇場で、韓国国立バレエ団やユニバーサル・バレエ団による「호두까기인형(ホドゥッカギイニョン)」の公演が上演されます。音楽は、もちろんロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキー。原作はドイツの作家E.T.A.ホフマンの『くるみ割り人形とねずみの王様』です。クリスマスの夜に少女クララがプレゼントされたくるみ割り人形と一緒に、お菓子の国へ冒険に出るというストーリーは、韓国の子供たちにとっても冬の楽しみの一つなんですよ。

美容と健康の味方「くるみ油」

「くるみ」の韓国語に関連して、もう一つぜひ知っておいてほしいのが、健康や美容に関心の高いあなたにぴったりの単語です。それは、「くるみ油」。

くるみ油は、韓国語で「호두기름(ホドゥギルム)」と言います。

「기름(キルム)」が「油」を意味する単語です。これも「참기름(チャムギルム) - ごま油」や「들기름(トゥルギルム) - えごま油」のように、他の食材と組み合わせることで簡単に応用できます。

くるみは「ブレインフード」と呼ばれるほど、脳の健康に良いとされる栄養素が豊富なことで知られていますよね。特に、体内で作ることができない必須脂肪酸の一種である**オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)**がナッツ類の中でもトップクラスの含有量を誇ります。ハーバード大学公衆衛生大学院の研究でも、くるみを定期的に摂取することが心血管疾患のリスク低減に関連している可能性が示唆されるなど、世界中の研究機関がその健康効果に注目しています。

韓国では、この「호두기름」を伝統的なナムル(和え物)の風味付けに使ったり、ドレッシングに加えたり、あるいは健康のためにスプーン一杯をそのまま飲んだりすることもあります。香ばしくてマイルドな風味が特徴で、料理に深いコクを与えてくれます。韓国のデパートや大型マートの食品売り場に行くと、様々な種類の「호두기름」が売られているのを見ることができますよ。

もっと広がる!くるみ関連単語

ほかにも、「くるみ」に関連する韓国語はたくさんあります。いくつかご紹介しますね。

  • 호두나무 (ホドゥナム) - くるみの木

    • 「나무(ナム)」は「木」という意味です。

  • 호두 껍질 (ホドゥッコプチル) - くるみの殻

    • 「껍질(ッコプチル)」は「殻」や「皮」を意味します。

  • 캘리포니아 호두 (ケルリポニア ホドゥ) - カリフォルニアくるみ

    • 世界的に有名なカリフォルニア産のくるみは、韓国でも非常によく食べられています。スーパーのナッツ売り場では、この表記をよく見かけます。

このように、「호두(ホドゥ)」という一つの単語を起点にして、様々な分野の言葉へと知識を広げていくことができます。くるみというキーワードを通じて、韓国語の世界をさらに探検してみてくださいね!

5. 【マニアック編】韓国語で「くるみ」を使った比喩表現に挑戦!

硬さや形を表現に活かす

基本の単語や関連ワードをマスターしたあなた、ここからは少しレベルアップして、韓国語の表現の幅を広げる「比喩表現」に挑戦してみましょう!

日本語でも「鉄のように固い意志」や「氷のように冷たい心」といったように、物の性質を使って様子を表現することがありますよね。韓国語でも同じように、身近なものを使った比喩表現がたくさんあります。

「くるみ」を使った有名なことわざ、ということになると、韓国語ではあまり特定のものは無いようなのですが、くるみが持つ**「硬い殻」「複雑な形をした中身」**といった特徴を活かして、比喩的に使うことは十分に可能です。こうした表現を使いこなせると、あなたの韓国語はぐっとネイティブスピーカーのように自然で、豊かなものになりますよ。

「~のように」を使ってみよう

比喩表現を作る上で欠かせないのが、「~のように」「~みたいに」という意味を持つ助詞です。韓国語では主に「~처럼(チョロム)」や「~같이(カッチ)」を使います。どちらも名詞の後ろにつけて使いますが、「~처럼」のほうがより文章的な響き、「~같이」のほうが少し口語的な響きを持つことが多いです。

この魔法の言葉を使って、「くるみ」の比喩表現を作ってみましょう。

例えば、誰かの意志が非常に固く、決して揺らがない様子を表したい時。

그의 의지는 호두처럼 단단해요(クエ ウィジヌン ホドゥチョロム タンダネヨ).

これは、「彼の意志はくるみのように固いです」という意味になります。「의지(ウィジ)」が「意志」、「단단하다(タンダナダ)」が「固い、丈夫だ」という形容詞です。くるみの、あのハンマーでも使わないとなかなか割れない硬い殻をイメージすることで、意志の強さがより鮮明に伝わりますよね。

面白い比喩表現の例

他にも、くるみの特徴を活かした表現をいくつか考えてみましょう。

脳の形に似ていることから

くるみの中身は、人間の脳の形にとてもよく似ていると思いませんか?このことから、頭の良さや、物事を複雑に考える様子を表現するのに使えます。

「그 사람은 머릿속이 호두처럼 복잡해요(ク サラムン モリッソギ ホドゥチョロム ポクチャペヨ).」

「あの人は頭の中がくるみのように複雑です。」

これは、彼がとても深く色々なことを考えている、という意味にもなりますし、もしかしたら少し皮肉を込めて「考えすぎだよ」と言いたい時にも使えるかもしれません。文脈によってニュアンスが変わるのが面白いですね。

小さいけれど中身が詰まっていることから

くるみは小さいですが、栄養がぎゅっと詰まっています。このイメージを使って、「小さいけれど、実力や内面が充実している」ことを表現できます。

「작아도 호두같이 속이 꽉 찬 사람이에요(チャガド ホドゥガッチ ソギ クァク チャン サラミエヨ).」

「小さくてもくるみのように中身がぎっしり詰まった人です。」

「속이 꽉 차다(ソギ クァク チャダ)」は「中身がぎっしり詰まっている」という慣用句で、人に対して使うと「思慮深い」「しっかりしている」という褒め言葉になります。くるみという具体的なイメージを加えることで、その意味がより生き生きと伝わります。

表現の幅を広げる文法

「~のように」という比喩だけでなく、「~くらい」「~ほど」を意味する「~만큼(マンクム)」を使って表現することもできます。

「그녀의 얼굴은 호두만큼 작아요(クニョエ オルグルン ホドゥマンクム チャガヨ).」

「彼女の顔はくるみくらい小さいです。」

これは、韓国で最高の褒め言葉の一つである「顔が小さい」ことを、最大限に強調したユニークな表現です。実際にくるみほどの大きさの顔はありえませんが(笑)、それくらい小さいという驚きを伝えることができます。

このように、基本単語「호두(ホドゥ)」を知っているだけで、助詞や形容詞と組み合わせることで、日常会話を彩る様々な表現を生み出すことができるんです。ぜひあなたも、身の回りのものの特徴を観察して、オリジナルの比喩表現作りにチャレンジしてみてくださいね!

6. 【体験談】日本と韓国の「くるみ」お菓子、個人的No.1はコレ!

私を虜にした、あの味

ここまで「くるみ」に関連する韓国語や文化についてお話ししてきましたが、最後は私の独断と偏見に満ちた(笑)、日韓の「くるみ」お菓子の食べ比べレビューをお届けしたいと思います!食べることが大好きな私にとって、くるみは韓国語を学ぶ楽しさを何倍にもしてくれた、特別な存在なんです。

私の人生における「くるみ」体験で、最も衝撃的だったのは、やはり韓国の高速道路のサービスエリアで出会った、焼きたての「호두과자(ホドゥグァジャ)」です。あれは忘れもしない、数年前の冬、ソウルから友人が住む全州(チョンジュ)へ向かう高速バスの中での出来事でした。休憩で立ち寄ったサービスエリア「정안휴게소(チョンアン休게所)」に、甘くて香ばしい香りが漂っていたんです。その香りに誘われてフラフラと近づいていくと、そこには湯気が立ち上る「호두과자」の屋台が!

一口食べて、私は感動しました…。外側の生地はほんのり温かくて、ふんわりしっとり。中のあんこは滑らかで甘すぎず、そして主役のくるみが「カリッ!」と素晴らしい歯ご応えで香ばしさを主張してくるんです。この三位一体のハーモニー!今までお土産で食べたことのある、少し冷めてしっとりした「호두과자」ももちろん美味しいのですが、焼きたてはもはや別次元の食べ物でした。あの時の感動が、私が「くるみ」と韓国語の魅力にどっぷりハマるきっかけになったと言っても過言ではありません。

日本のくるみパンも負けてない!

一方、日本で暮らす私にとって最も身近な存在が、パン屋さんやコンビニで手軽に買える「くるみパン」です。特に、日本のパン生地のレベルの高さは世界に誇れるものがありますよね。

私がよく買うのは、大手ベーカリーチェーン「ポンパドウル」のくるみパンです。少し塩気のあるもっちりとしたパン生地に、これでもか!というほどゴロゴロと大きなくるみが入っていて、どこを食べてもくるみに当たるのが嬉しいポイント。くるみ自体の自然な甘みと、パン生地の塩気のバランスが絶妙で、朝食にも、少し小腹が空いた時のおやつにもぴったりなんです。クリームチーズを塗って食べると、ワインにも合う最高のおつまみに変身します。

甘じょっぱさが癖になる韓国スナック

最近、私が日本の輸入食品店、例えば「カルディコーヒーファーム」などで見つけてハマっているのが、韓国のハニーバター系のくるみスナックです。アーモンドが有名ですが、くるみバージョンも絶品!

「Toms farm」というブランドの「ハニーバターミックスナッツ」の中に入っているくるみは、甘いハチミツと芳醇なバターの風味でコーティングされていて、さらにほんのり塩味が効いています。この甘じょっぱい味付けが、一度食べ始めると本当に止まらなくなる、悪魔的な美味しさなんです。カリカリとした軽い食感も相まって、仕事の合間の糖分補給や、映画を見ながらのお供に欠かせない存在になっています。

勝手に比較!日韓くるみ菓子レビュー

それでは、私が愛する日韓のくるみ菓子たちを、独断で比較した表をご覧ください!

お菓子の種類 特徴 甘さ おすすめシーン
韓国の호두과자(焼きたて) あんことくるみの黄金比!生地はしっとりふんわり系。温かいのが最高。 ★★★★☆ 韓国旅行中のおやつ、サービスエリアでの休憩に。
日本のくるみパン パン生地の塩気とくるみの食感が主役。食事としても満足感あり。 ★★☆☆☆ 忙しい朝の朝食、ランチ、チーズと合わせておつまみに。
韓国のハニーバターくるみ 甘じょっぱいパウダーがたっぷり。カリカリ食感で中毒性高し。 ★★★★★ 仕事や勉強の合間の糖分補給、友人とのパーティーに。
日本のくるみゆべし 醤油ベースのもちもちとした生地。和の優しい味わいで、どこか懐かしい。 ★★★☆☆ 緑茶と一緒に。ご年配の方へのお茶請けとしても。

いかがでしたでしょうか?

くるみという一つの食材でも、国や文化によってこんなにも多様な美味しいお菓子が生まれるなんて、本当に面白いですよね。「くるみ」の韓国語「호두」を覚えたことをきっかけに、あなたもぜひ、日韓の美味しい「くるみ」の世界を探求してみてください。そして、あなただけのお気に入りの「くるみ菓子」を見つけて、私にも教えてくれたら嬉しいです!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。