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【豊明】おかしの森くるみのケーキが絶品!おすすめメニュー4選

2025.11.02
【豊明】おかしの森くるみのケーキが絶品!おすすめメニュー4選

豊明市のケーキ店を巡るのが趣味の私ですが、ついに「ここは!」と思えるお店に出会ってしまいました。それが「おかしの森くるみ」です。 正直、最初はよくある街のケーキ屋さんだと思っていたんです。…でも、一口食べてそのレベルの高さに驚きました。「なぜ、もっと早く来なかったんだ!」と。 

この記事では、豊明市在住の私が「おかしの森くるみ」にハマった理由と、絶対に食べてほしい感動のケーキについて、熱量高めに語ります!

1. 豊明市でケーキ買うならココ!「おかしの森くるみ」が愛され続ける理由とは?

豊明市で「美味しいケーキ屋さんは?」と尋ねると、本当に多くの方が「ああ、あそこね!」と笑顔で名前を挙げるお店があります。それが、今回ご紹介する「おかしの森くるみ」です。このお店、豊明市に住む人々にとって、単なるケーキ屋さん以上の、特別な存在になっているんです。

私も初めて「おかしの森くるみ」を訪れた時の感動は忘れられません。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような、温かみのある可愛らしい佇まい。木のぬくもりを感じるドアを開けた瞬間に、ふわっと全身を包み込む、バターと砂糖が焼ける甘く香ばしい香り…。その瞬間、日々の疲れなんてどこかへ飛んでいってしまうような、幸せな気持ちにさせてくれるんですよね。

そして、目の前のショーケースです。キラキラと宝石のように輝くケーキたちが、「どれにする?」と誘いかけてくるよう。定番のショートケーキから、独創的なムース、季節のフルーツをたっぷり使ったタルトまで、そのラインナップの豊富さにも驚かされます。

この記事では、そんな地元・豊明で長年愛され続ける「おかしの森くるみ」の魅力を、定番から季節限定品まで、私の独断と偏見(と愛情!)をたっぷり込めて、マニアックな視点で徹底解説していきます!「ああ、このケーキ、こんなに手が込んでいたんだ!」「次に豊明のくるみに行ったら絶対これ買う!」と思っていただけるような、深い深いケーキの世界へ、あなたをご案内しますね。

さあ、豊明が誇る「おかしの森くるみ」の扉を一緒に開けてみましょう!

絵本から飛び出したような外観の秘密

「おかしの森くるみ」の魅力は、まずその外観から始まっています。豊明市の住宅街にありながら、そこだけ違う空気が流れているような、特別な存在感。三角屋根に、レンガ調の壁、そして可愛らしい丸窓。まるでグリム童話に出てくる「お菓子の家」を彷彿とさせるデザインなんです。

この外観、ただ可愛いだけじゃないんです。道行く人が思わず足を止めてしまうような引力は、豊明という街で「非日常の入り口」を演出してくれているから。特に小さなお子さんなんかは、お店を見るだけで目がキラキラ。「おかしの森くるみ」という店名にぴったりの、夢のある空間づくりが、まず私たちを迎えてくれます。

季節ごとに変わるお店の前の植栽やデコレーションも素敵で、ハロウィンやクリスマスの時期は、その装飾を見るためだけに豊明の「くるみ」に足を運ぶファンもいるほど。細部にまでこだわった世界観が、ケーキへの期待感を高めてくれるんですよね。

五感を幸福で満たす「甘い香り」の正体

「おかしの森くるみ」の店内に入って、まず感じるのが「香り」です。これは本当に強烈な魅力。一般的なケーキ屋さんの香りとは、少し違う「深み」があるように感じます。

その正体は、おそらく店内の工房から漂ってくる「焼きたて」の香り。多くのケーキ屋さんでは、バックヤードで作業が完結していますが、「おかしの森くるみ」は、どこか工房の気配を感じられるような、ライブ感のある作りになっている(ように私は感じます)。

バターが焦げる寸前の香ばしい匂い、アーモンドプードルやクルミなどのナッツ類がローストされる芳醇な香り、そしてフルーツのフレッシュな酸味のある香りが混然一体となって、私たちの嗅覚を優しく刺激します。

この「香り」こそが、豊明の「くるみ」が提供する最初の「ごちそう」なんです。ケーキを食べる前から、もうすでに幸せな気分になっている。この時点で「くるみ」のファンになってしまう方も多いのではないでしょうか。

豊明市民の「ハレの日」を彩る存在

なぜ「おかしの森くるみ」は、これほどまでに豊明市で愛され続けているのでしょうか。もちろん、ケーキが美味しいことは大前提です。しかし、それだけではない「信頼感」があるからだと私は思っています。

豊明市は、名古屋市のベッドタウンとして発展してきた街。家族で暮らしている方がとても多い地域です。そんな豊明の家庭にとって、「お誕生日」「クリスマス」「入学・卒業祝い」といった「ハレの日」に欠かせないのが、「くるみ」のデコレーションケーキなんです。

「子供の頃、誕生日はいつも豊明の『くるみ』のケーキだった」という思い出を持つ豊明市民は、きっと少なくないはず。世代を超えて、家族の幸せな記憶に「おかしの森くるみ」のケーキが寄り添っている。これが、地元・豊明で圧倒的に支持され続ける最大の理由ではないでしょうか。

これから始まる「マニアック解説」の予告

さて、ここまで「おかしの森くるみ」の基本的な魅力をお伝えしてきましたが、この記事はここからが本番です!

ただ「美味しいですよ」「可愛いですよ」で終わらせません。

「なぜ、このケーキはこんなにも口溶けが良いのか?」

「このクリームとスポンジの比率は、何を意図しているのか?」

「使われている『クルミ』は、他のナッツとどう違うのか?」

そんな、一歩踏み込んだマニアックな視点で、「おかしの森くるみ」の看板ケーキたちを徹底的に解剖していきます。豊明の「くるみ」ファン歴が長い方も、これから初めて訪れる方も、この記事を読めばショーケースの前で悩む時間が、もっともっと楽しくなること間違いなしです!

2. 【おすすめ①】まずはコレ!定番「メゾン」は“おうち型レアチーズ”の傑作

豊明が誇る「おかしの森くるみ」のショーケースで、ひときわ目を引く存在。それが、お店のビジュアルエースとも言うべき「メゾン」です!

「メゾン(Maison)」とはフランス語で「家」という意味。その名の通り、真っ白で可愛らしい「おうち」の形をしたレアチーズケーキなんです。このビジュアルの可愛らしさに、思わず「わぁ!」と声が漏れてしまう方も多いはず。

しかし、この「メゾン」、ただ可愛いだけのケーキだと侮ってはいけません。「おかしの森くるみ」の定番ケーキとして長年愛されているのには、ビジュアルだけではない、計算され尽くした「美味しさの秘密」が隠されています。

豊明の「くるみ」に初めて行くという方は、まずこの「メゾン」から試してみることを強くおすすめします。その理由を、これからマニアックに解き明かしていきますね!

圧倒的ビジュアル!「おうち型」の精巧な作り

まずは、この「メゾン」のビジュアルをじっくりと見ていきましょう。推定で、底辺が約7センチ四方、高さが8センチほどでしょうか。一人で食べるのにちょうど良い、少し大きめのポーションです。

特徴的なのは、その滑らかな「壁面」とシャープな「屋根」のエッジ。これは、非常に精度の高い「型(モールド)」を使って作られている証拠です。レアチーズケーキはゼラチンで冷やし固めますが、型からきれいに抜くのは至難の業。ここまで角がピンと立っているのは、パティシエの高度な技術を感じさせます。

屋根の部分には、煙突に見立てたチョコレートや、窓枠を描くココアパウダーなど、細かい装飾が施されていることも(時期によってデザインが変わるかもしれませんが)。この細やかな仕事ぶりが、「おかしの森くるみ」の丁寧なケーキ作りを象徴していますよね。豊明の「くるみ」の手土産として持っていけば、箱を開けた瞬間に歓声が上がること間違いなしです。

レアチーズの「なめらかさ」の正体

「メゾン」の主役は、なんといってもこの真っ白なレアチーズ部分です。フォークをそっと入れてみると、抵抗なくスッと入っていく。そして一口食べると、驚くほどなめらかな舌触り!

このなめらかさの秘密は、使用されているチーズと生クリームのバランスにあると私は推測します。一般的なレアチーズケーキよりも、口に入れた瞬間にフワッと溶けていくような軽やかさ。これは、おそらく高品質なクリームチーズ(例えば、北海道産やフランス産のもの)をベースに、乳脂肪分が高く、口溶けの良い生クリームを絶妙な割合で合わせているから。

さらに、チーズの酸味も非常にマイルド。レモンの酸味でキリッとさせるタイプではなく、チーズ本来の乳製品のコクと優しい酸味を活かす作りになっています。これが、「おかしの森くるみ」のケーキ全体に共通する「優しさ」を表現しているように思います。

核心に潜む「イチゴとラズベリーの魔法」

この「メゾン」が傑作たるゆえんは、その「中身」にあります。真っ白なレアチーズの中心部を掘り進めていくと、鮮やかな「赤」が登場するんです!

これこそが、このケーキの心臓部、「イチゴとラズベリーのソース(ジュレに近いかもしれません)」。

このソースが、本当に素晴らしい仕事をしているんです。レアチーズケーキは、美味しいけれど、ともするとその濃厚さで食べ疲れてしまうこともありますよね。しかし、「メゾン」は最後まで飽きずにペロリと食べられてしまう。

その秘密が、この甘酸っぱいソース。イチゴの甘い香りと、ラズベリーのキュッとした酸味が、レアチーズの濃厚なコクを一度リセットし、再びフレッシュな一口へと誘ってくれます。

なぜイチゴだけ、ラズベリーだけではないのか。イチゴだけでは甘さが勝ちすぎてしまい、ラズベリーだけでは酸味が強すぎてチーズと喧嘩してしまう。この2種類をブレンドすることで、「甘さ」と「酸味」の完璧なバランスを生み出しているのです。豊明の「くるみ」のセンスが光るポイントですね。

豊明「くるみ」初心者に捧ぐ逸品

もしあなたが、初めて豊明の「おかしの森くるみ」を訪れるなら。もしあなたが、ショーケースの前で「どれにしよう…」と5分以上悩んでしまったなら。

まずは、この「メゾン」を選んでみてください。

「可愛い」という第一印象。

「なめらかで美味しい」という感動。

「中に秘密があった!」という驚き。

「おかしの森くるみ」が大切にしている「食べる楽しさ」と「確かな技術」の両方を、この小さな「おうち」が完璧に体現してくれています。豊明が誇る名作レアチーズケーキ、ぜひ一度ご賞味あれ!

3. 【おすすめ②】店名を冠した自信作「くるみ」!ナッツとコーヒーの多重奏

「おかしの森くるみ」という店名。その名前をそのまま冠したケーキが、この「くるみ」です。

お店の名前を付ける、ということは、それ相応の「覚悟」と「自信」がなければできません。このケーキ「くるみ」は、まさにその名に恥じない、パティシエのこだわりと情熱が凝縮された逸品なんです。

見た目は「メゾン」のような派手さはありません。しかし、その落ち着いた佇まいの内側には、ナッツとコーヒーが織りなす、複雑で奥深い味わいの世界が広がっています。

「くるみ」はもちろんのこと、ナッツ系のケーキが大好き!という方には、絶対に食べていただきたい一品。豊明の「おかしの森くるみ」の真髄に触れるような、このケーキのマニアックな魅力に迫ります。

「クルミ入りダックワーズ」が支える土台

このケーキ「くるみ」の素晴らしさは、まず一番下の土台から始まっています。一般的なスポンジ生地ではなく、「クルミ入りのダックワーズ生地」を採用している点です。

「ダックワーズ」とは、フランスのダクス地方発祥の焼き菓子で、アーモンドプードルとメレンゲ(卵白を泡立てたもの)を主原料とし、外側はサクッ、中はフワッとした独特の食感が特徴です。

「おかしの森くるみ」は、このダックワーズに、さらに「クルミ」を加えています。これにより、アーモンドの香ばしさに加え、クルミ特有のほのかな渋みと豊かなコク、そして「カリッ」とした小気味よい食感がプラスされています。

この土台があることで、上に来るクリームのなめらかさが、より一層引き立つのです。この食感のコントラストこそ、豊明の「くるみ」が仕掛けた最初の「罠」ですね。

二層のクリームが織りなす複雑なハーモニー

このケーキ「くるみ」の主役は、間違いなく二層構造のクリームです。これが本当に手が込んでいるんです。

まず外側を覆うのは、「カスタードベースのコーヒークリーム」。ただのコーヒークリームではありません。「カスタードベース」というのがミソです。

一般的なバタークリームベースのコーヒークリームだと、重たくなりすぎたり、コーヒーの苦味が立ちすぎたりすることがあります。しかし、卵黄と牛乳で作るカスタードをベースにすることで、コーヒーの芳醇な香りは活かしつつも、全体の味わいをマイルドで、日本人好みの優しい口当たりに仕上げています。使用するコーヒー豆も、おそらく深煎りのエスプレッソ系で、クリームに負けない力強い風味を感じます。

そして、そのクリームの中心に隠されているのが、「クルミのカスタードクリーム」です!

「またクルミ!?」と思うかもしれませんが、これが全く違う表情を見せてくれるんです。こちらは、細かく刻んだ(あるいはペースト状にした)クルミをカスタードクリームに混ぜ込んだもの。コーヒーの層とは対照的に、クルミの優しい甘さと香りが主役です。

一口食べると、まずコーヒーのほろ苦い香りが鼻を抜け、続いてクルミカスタードのまろやかな甘さが広がり、最後に土台のダックワーズの食感とナッツの香ばしさが追いかけてくる…。まさに「多重奏」と呼ぶにふさわしい、計算され尽くした味わいの設計です。

なぜ「くるみ」は主役になれるのか

店名にもなっている「くるみ(胡桃)」。ナッツにはアーモンドやピスタチオなど様々な種類がありますが、なぜ「くるみ」だったのでしょうか。

クルミは、他のナッツと比べても、脂質(特に良質なオメガ3脂肪酸)が非常に豊富で、独特のコクと風味、そして微かな渋みを持っています。この「渋み」が、実はケーキにおいて非常に重要な役割を果たします。

甘いクリームや香ばしい生地の中で、このクルミの渋みが「味の輪郭」をハッキリさせ、全体の印象を引き締めてくれるのです。甘いだけ、香ばしいだけでは終わらない、大人の味わいを生み出すキーパーツ。それが「くるみ」なんです。

このケーキ「くるみ」は、まさにその特性を最大限に活かした構成。豊明の地で「おかしの森くるみ」と名乗る、その誇りを感じる一品です。

ナッツ好き、コーヒー好きは必食

このケーキ「くるみ」は、こんな方におすすめです。

・とにかくナッツ(特にクルミ)が大好き

・甘すぎるケーキは少し苦手

・コーヒー風味のスイーツに目がない

・複雑で奥深い味わいをゆっくり楽しみたい

豊明の「おかしの森くるみ」を訪れたなら、ぜひこの自信作「くるみ」も味わってみてください。地味に見えて、実は一番「おかしの森くるみ」らしい、こだわりが詰まったケーキかもしれませんよ。

4. 【おすすめ③】(季節限定)出会えたら即買い!「メロンボール」の衝撃的ビジュアル

春夏秋冬、季節ごとに様々な限定ケーキが登場するのも「おかしの森くるみ」の大きな魅力。豊明のファンたちは、その季節の訪れを「くるみ」のショーケースで感じると言っても過言ではありません。

そして、数ある季節限定品の中でも、特に「夏」の訪れを告げる、圧倒的な存在感を放つケーキがあります。

それが「メロンボール」です!

これぞ、豊明の「くるみ」が誇る夏の風物詩。その名の通り、なんと「メロンを半玉まるごと」使った、超ぜいたくなケーキなんです。ショーケースにこれが並び始めると、「ああ、豊明に夏が来たな」と感じる方も多いのではないでしょうか。

見た目のインパクトがすごすぎて、思わず二度見してしまうこの「メロンボール」。しかし、その魅力はビジュアルだけにとどまりません。中身もまた、想像を絶する「ぜいたく」が詰まっているんです。

夏の豊明名物!衝撃の「メロン半玉」

まず、このビジュアル。言葉を失いますよね。

使用されるメロンは、おそらく時期によって最高の状態のものが選ばれているはずです(例えば、糖度の高いアンデスメロンやクインシーメロンなど)。そのメロンの、文字通り「半玉」が器になっています。

直径にして約12~15センチほどでしょうか。小ぶりなメロンとはいえ、その迫力は満点。お値段はそれなりにしますが(時価に近いかもしれません)、その価値は十二分にあります。

この「メロンボール」は、豊明の「くるみ」の中でも特に人気が高く、早い時間に売り切れてしまうことも多い逸品。もし店頭で見かけたら、迷わず「即買い」することをおすすめします。まさに「出会えたらラッキー」な、季節限定のエースです。

徹底解剖!「食べる宝石箱」の中身

「メロンボール」のすごさは、その器だけではありません。くり抜かれたメロンの器の中に、一体何が詰まっているのか…気になりますよね?

スプーンをそっと入れてみると、まず現れるのが、たっぷりの「ジューシーなメロンの果肉」です。これは、器をくり抜いた際に出たメロンを、贅沢に角切りにして詰め込んでいるのです。

さらに掘り進めると、次に出てくるのが「上質な生クリーム」。この生クリームが、メロンの甘さを邪魔しない、絶妙な甘さ控えめ加減。乳脂肪分は高めでコクがあるのに、口溶けは驚くほど軽い。メロンの果汁と混ざり合って、まるで高級なメロンシェイクのよう。

そして、その下には「ふわふわのスポンジ生地」が隠されています。このスポンジがまた秀逸。メロンの水分を吸いすぎず、かといってパサパサでもない。生クリームとメロン果汁を適度に含んで、全体を優しくまとめてくれています。

メロンの器、メロンの果肉、生クリーム、スポンジ…。これらが層になり、口の中で一体となった時の幸福感は、まさに「食べる宝石箱」!「おかしの森くるみ」さん、こんなに贅沢なものを作ってくれてありがとう…と感謝したくなる味わいです。

お値段以上の満足感と「背徳感」

この「メロンボール」、一人で食べるにはかなりのボリュームです。しかし、不思議なことに、そのほとんどがジューシーなメロンと軽いクリームで構成されているため、意外なほどペロリと食べられてしまいます。

メロン半玉を独り占めする、という行為。これ以上の「ぜいたく」と「背徳感」が、ほかにあるでしょうか?(笑)

豊明の「くるみ」が提供してくれるこの夏のスペシャル体験は、お値段以上の満足感を与えてくれます。自分への最高のご褒美として、また、特別な日のサプライズギフトとして、これ以上の選択肢はないかもしれません。

ただし、持ち運びには細心の注意が必要です。非常にデリケートな商品ですので、豊明の「くるみ」からお持ち帰りする際は、くれぐれも水平を保って、優しく運んであげてくださいね。

5. 【おすすめ④】ケーキ通はコレを選ぶ!「マイヤーレモンとチーズのタルト」の完璧バランス

ここまで、「メゾン」のビジュアル、「くるみ」の奥深さ、「メロンボール」の衝撃、と「おかしの森くるみ」のスター選手たちをご紹介してきました。

しかし、ショーケースの隅で、派手さはないながらも、確かな実力で「通」なファンを魅了し続けているケーキがあります。それが、今回私がいち押ししたい「マイヤーレモンとチーズのタルト」です。

一見すると、昔ながらの「レモンタルト」のように見えますが、これがとんでもない実力派。甘さ、酸味、香ばしさ、そして食感。そのすべてが完璧なバランスで共存している、まさに「計算され尽くした」一品なんです。

豊明の「くるみ」に何度も通っているけれど、これはまだ食べたことがなかった…という方にこそ、ぜひ試していただきたい、玄人好みのタルトの魅力をマニアックに解説します。

「マイヤーレモン」とは何者か?

まず注目したいのが、商品名にも使われている「マイヤーレモン」です。

皆さんが普段よく目にするレモン(リスボン種やユーレカ種など)とは、少し違う品種だということをご存知でしょうか。マイヤーレモンは、実は「レモン」と「オレンジ(あるいはマンダリン)」が自然交雑して生まれたと言われています。

そのため、一般的なレモンに比べて「酸味がマイルド」で、「香りが非常に豊か(少しオレンジに似た甘い香り)」、そして「皮が薄い」のが特徴です。

「おかしの森くるみ」が、あえてこの「マイヤーレモン」を選んでいる点。ここにまず、パティシエのこだわりを感じます。酸味の「カド」が取れたまろやかな酸っぱさが、このタルトの味の決め手になっているのです。

甘・酸・香!「3層」の完璧な黄金比

このタルトは、美しい3つの層で構成されています。

  1. 土台:サクサクの「タルト生地」
    「おかしの森くるみ」の焼き菓子技術の高さが分かるのが、このタルト生地。おそらく「パート・シュクレ(砂糖入りの甘い生地)」でしょう。ザクザクとした力強い食感ではなく、サクサクと軽やかで、バターの風味が豊か。アーモンドプードルも使われているのか、非常に香ばしいです。

  2. 中間層:濃厚な「チーズケーキ(アパレイユ)」
    タルト生地の上には、濃厚なチーズケーキの層が流し込まれ、一緒に焼き上げられています。これはベイクドチーズケーキに近いタイプ。クリームチーズのコクと卵の優しさが感じられます。この層が、タルトの「濃厚さ」と「満足感」を担当しています。

  3. 上層:爽やかな「レモンクリーム」
    そして、チーズケーキ層の上に乗っているのが、主役の「マイヤーレモンクリーム」。カスタードクリームのようにトロリとした質感で、マイヤーレモンの果汁と果皮がたっぷり使われているのが分かります。口に入れた瞬間に広がる、あの華やかで甘いレモンの香り!そして、チーズのコクを追いかけるように、爽やかな酸味がやってきます。

この「タルト生地(香ばしさ)」、「チーズ(濃厚さ)」、「レモンクリーム(酸味と香り)」という3層が、口の中で合わさった時のバランスが、まさに黄金比!

芸術的な「焼きメレンゲ」の役割

そして、このタルトのビジュアルと食感を完成させているのが、表面を彩る「メレンゲ」です。

おそらく、レモンクリームの上に乗せたメレンゲ(卵白と砂糖)を、バーナーで美しく炙って(あるいはオーブンで焼き色を付けて)仕上げています。

このメレンゲが、単なる飾りではないんです。

まず「食感」。レモンクリームの「トロリ」とした食感に対して、メレンゲの表面の「パリッ」と、中の「フワシュワ」とした食感が、楽しいアクセントを生み出しています。

そして「味」。メレンゲの焦げた部分の「ほのかな苦味」と「香ばしさ」が、レモンの酸味とチーズのコクを、さらに複雑で多層的な味わいへと引き上げてくれているのです。

甘すぎるケーキはちょっと…という方や、柑橘系の爽やかなスイーツが好きな方。豊明の「くるみ」で、この「マイヤーレモンとチーズのタルト」を選べば、間違いなく「分かってる!」と思われる、通好みの一品ですよ。

6. 豊明「くるみ」実食レポ!マニアが選ぶシーン別比較表

さて、ここまで「おかしの森くるみ」の魅力を、4つの代表的なケーキを通してマニアックに語ってきました。「メゾン」「くるみ」「メロンボール」「マイヤーレモンとチーズのタルト」…どれも個性的で、本当に魅力的ですよね。

「読んでいたら、全部食べたくなっちゃった!」

「でも、今日はひとつだけ。結局どれがいいの?」

そんなあなたの悩める声が聞こえてきそうです(笑)

そこで、このセクションでは、私が実際にこれら4つのケーキを(何度も)実食した体験を元に、「シーン別のおすすめ度」を独断で比較表にしてみました!

さらに、豊明の「くるみ」には、ケーキ以外にも見逃せない絶品スイーツがあるんです。そんなプチ情報も交えつつ、最後にお店の基本情報をしっかりまとめてご紹介しますね。豊明の「くるみ」へ行く前に、ぜひ最終チェックとしてお役立てください!

マニアが実食!シーン別おすすめ度比較表

どのケーキも100点満点でおすすめしたいのが本音ですが…あえて、いくつかの項目で採点してみました。(各5点満点)

ケーキ名 甘さ 濃厚さ 酸味 ビジュアル映え 手土産向き
メゾン ★★★★☆ ★★★★☆ ★★☆☆☆ ★★★★★ ★★★★★
くるみ ★★★☆☆ ★★★★★ ★☆☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆
メロンボール ★★★★★ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆
マイヤーレモン ★★☆☆☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★☆

各項目の解説

【メゾン】(おうち型レアチーズ)

「ビジュアル映え」「手土産向き」は文句なしの満点!箱を開けた時の「わぁ!」は確実です。甘さと濃厚さのバランスが良く、酸味は隠し味のベリーソースのみ。万人受けする味わいで、豊明の「くるみ」初心者、お子様がいるご家庭への手土産に最適です。

【くるみ】(店名のケーキ)

「濃厚さ」が際立つ、ナッツとコーヒーの大人のケーキ。甘さは控えめで、その分クルミとコーヒーの風味が引き立ちます。ビジュアルは渋めですが、味は本物。ナッツ好きな方、甘すぎるのが苦手な方、豊明の「くるみ」の実力を知りたい方におすすめです。

【メロンボール】(季節限定)

「甘さ(メロンの甘さ)」と「ビジュアル映え」は衝撃レベルの満点。濃厚さはクリームの分だけですが、ほぼフルーツなので軽いです。「手土産向き」を★3にしたのは、その大きさとデリケートさゆえ。持ち運び(特に長距離)には細心の注意が必要です!自分へのご褒美か、親しい友人宅へのサプライズに。

【マイヤーレモンとチーズのタルト】

「酸味」と「濃厚さ」のバランスが素晴らしい通好みの一品。甘さはかなり控えめ。「ビジュアル映え」はメレンゲの焼き色が美しいですが、インパクト勝負ではありません。甘いものが苦手な方や、ワインなどお酒と合わせたい方にもおすすめです。豊明の「くるみ」のリピーターさんにぜひ。

隠れた名品!「くるみシュー」の魅力

ここまでケーキばかり紹介してきましたが、豊明の「おかしの森くるみ」を語る上で、絶対に外せない「隠れた名品」があります。

それが「くるみシュー」です!

これは、手土産や毎日のおやつとして、地元・豊明の方々に絶大な人気を誇る一品。私も「くるみ」に行くと、ケーキと一緒に必ずと言っていいほど買ってしまいます。

「くるみシュー」の魅力は、まずその「生地」。最近流行りのクッキーシューのようなザクザク系ではなく、昔ながらの「ソフト系」と「クッキー系」のいいとこ取り。表面はサクッとしているのに、中はしっとり・もっちり。そして、上にはもちろん「クルミ」がトッピングされていて、香ばしさをプラスしています。

そして、中に「これでもか!」と詰め込まれたカスタードクリーム!卵のコクがしっかりと感じられる、濃厚でなめらかなクリームです。甘すぎず、生地とのバランスが完璧。

お値段もケーキに比べると手頃(推定200円前後でしょうか)で、このクオリティは驚異的です。豊明の「くるみ」に行った際は、ぜひこの「くるみシュー」も試してみてください。ケーキとはまた違う、「くるみ」の日常の顔に触れられますよ。

まとめ:豊明の宝「くるみ」で素敵なひとときを

いかがでしたでしょうか。豊明市が誇る名店「おかしの森くるみ」の魅力を、マニアックな視点でお届けしました。

まるで絵本の世界のような空間で、地元・豊明の皆さんに愛され続ける、心のこもったケーキたち。定番の「メゾン」から、こだわりの「くるみ」、衝撃の「メロンボール」、通好みの「タルト」まで、どれを選んでも、あなたのティータイムを最高に幸せな時間にしてくれること間違いありません。

豊明市にお住まいの方も、市外から豊明を訪れる方も、ぜひ一度「おかしの森くるみ」に足を運んでみてください。きっと、あなたのお気に入りが詰まった「宝箱」のようなお店になるはずですよ!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。