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くるみイラストが劇的に上手くなる4つのコツ【初心者OK】

2025.07.24
くるみイラストが劇的に上手くなる4つのコツ【初心者OK】

「くるみのイラスト」を描きたいけど、どこか単調になってしまう…。そんな悩みはありませんか?ゴツゴツした硬い殻の質感や、コロンと愛らしいフォルムを表現するのは意外と難しいですよね。また、ブログやデザインの挿絵に、おしゃれで使いやすいフリー素材が見つからず困っている方もいるかもしれません。

この記事では、そんなあなたの疑問をすべて解決します。簡単な描き方のコツから、プロも利用する高品質な無料イラストサイトまで、幅広くご紹介します。

1. そのくるみのイラストなんだか物足りない?コツ一つで見違えます!

こんにちは!「くるみのイラストを描いてみたけど、なんだかただの茶色い丸になっちゃう…」「美味しそうに見えないし、石ころみたい…」なんて経験はありませんか?実は、くるみ特有の魅力を引き出すには、ちょっとしたコツがあるんです。スーパーで売っている、あのありふれたくるみも、じっくり観察すると驚くほど複雑で美しい形をしています。その魅力をイラストで再現できたら、素敵だと思いませんか?

せっかく時間をかけて「くるみ イラスト」を描くなら、見た人が「わ、本物みたい!」「思わず食べたくなっちゃう!」と驚くような、リアルで魅力的な一枚に仕上げたいですよね。難しそうに聞こえるかもしれませんが、大丈夫です。特別な画材や才能が必要なわけではありません。ほんの少し視点を変えて、いくつかのポイントを意識するだけで、あなたの描く「くるみ イラスト」は劇的に変わります。

この記事では、あなたの「くるみ イラスト」が劇的にレベルアップする、少しマニアックだけど効果抜群な4つのテクニックを、分かりやすく丁寧にご紹介します!これを読めば、ただの「茶色い丸」から卒業できるだけでなく、くるみの持つ本来の質感や立体感、そして生命感まで表現できるようになるはずです。あなたもこの記事を読んで、くるみマスターへの第一歩を踏み出してみませんか?

2. くるみイラストのコツ①:「ごつごつ感」が命!殻の質感をリアルに描く

まず、くるみイラストで最も重要と言っても過言ではないのが、殻の「ごつごつした質感」の表現です。この質感を制することが、リアルな「くるみ イラスト」への最大の近道です。多くの人がやってしまいがちなのが、つるんとした綺麗な一本線で輪郭を描いてしまうこと。これでは、くるみが持つ硬さや、自然物ならではの無骨な魅力が表現できません。ここでは、プロが実践する質感表現の具体的なテクニックを、画材別に詳しく解説していきます。

輪郭線は震えるように描く

つるんとした輪郭線は、人工的な印象を与えてしまいます。自然のくるみには、完全になめらかな線など存在しません。そこで、輪郭を描く際は、意識的に線を少し震わせながら、短い線を何本もつなぎ合わせるように描いてみてください。まるで、小刻みに震える手で描くようなイメージです。

例えば、0.5mmのシャープペンシルを使うなら、力を抜いて、紙の上を滑らせるように、サッサッサッと小気味よく線を引いていきます。一本の長い線で決めようとせず、少しずつ、少しずつ形作っていくのがコツです。これにより、殻の表面にある微細な凹凸が表現され、見ただけで硬くザラザラした手触りが伝わってくるような、リアリティのある輪郭が生まれます。この一手間が、あなたの「くるみ イラスト」を「ただの絵」から「本物らしい存在」へと昇華させるのです。

表面のシワは「Y」の字を意識する

輪郭が描けたら、次は表面のディテールです。くるみの表面をよく観察すると、脳のシワのように、複雑で不規則な溝が無数に走っているのがわかります。このシワを描き込むことで、イラストの情報量が格段にアップします。

この複雑なシワを描く簡単なコツは、「Y」の字や「V」の字をたくさん描くことです。大小さまざまな「Y」の字を、ランダムな方向に向けて描き込んでみましょう。シワとシワがつながり、より複雑な模様が生まれていきます。この時、すべてのシワを同じ濃さ、同じ太さで描かないのがポイントです。深い溝は濃く、太い線で。浅いシワは薄く、細い線で描くことで、表面に自然な立体感が生まれます。くるみは、ペルシャグルミやシナノグルミなど品種によっても殻の模様が異なります。図鑑やインターネットで様々な種類のくるみの写真を見比べて、その違いを描き分けてみるのも、面白い「くるみ イラスト」制作の楽しみ方の一つですよ。

画材別!質感表現のアプローチ

質感表現は、使う画材によってもアプローチが変わってきます。ここでは、代表的な3つの画材、「鉛筆」「デジタル」「ペン」それぞれのテクニックをご紹介します。あなたの使い慣れた画材で、ぜひ試してみてください。

鉛筆で描く「くるみ イラスト」

鉛筆は、質感表現の王様ともいえる画材です。硬さの違う鉛筆を使い分けることで、驚くほどリアルな質感を表現できます。まず、三菱鉛筆の「ハイユニ」やステッドラーの「マルス ルモグラフ」など、質の良い鉛筆を用意しましょう。

  1. 下描きと輪郭: まずは2Hなどの硬い鉛筆で、ごく薄くアタリを取り、短い線で輪郭を描きます。

  2. シワの描き込み: 次にHBやBといった中間的な硬さの鉛筆で、表面の「Y字」のシワを描き込んでいきます。

  3. 陰影と質感: 4Bや6Bなどの柔らかい鉛筆を使い、溝の深い部分や影になる部分を濃く描きます。この時、鉛筆の芯の側面を使って広く塗り、ティッシュや指で軽くこすってぼかすと、滑らかな陰影が作れます。

  4. 仕上げ: 最後に、練り消しゴムの出番です。練り消しを細く尖らせて、光が当たって明るくなっている部分や、シワの山の部分を軽く叩くようにして色を抜きます。すると、ハイライトが入り、ごつごつした質感がより一層際立ちます。この「描いて、ぼかして、抜く」という作業を繰り返すことで、写真と見紛うほどのリアルな「くるみ イラスト」が完成します。

デジタルで描く「くるみ イラスト」

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)やProcreateといったペイントソフトを使う場合、ブラシ選びが重要になります。

  1. ブラシの選択: 最初から入っている鉛筆ブラシやパステルブラシの中でも、少しザラザラした描き味のものを選びましょう。もしなければ、公式の素材サイトやクリエイターが配布しているカスタムブラシを探してみるのがおすすめです。「質感 ブラシ」「鉛筆 リアル」などで検索すると、素晴らしいブラシがたくさん見つかります。

  2. レイヤーの活用: デジタルの強みはレイヤーです。まず、ベースとなる茶色を塗ったレイヤーの上に、新規レイヤーを作成し「乗算」モードに設定します。この乗算レイヤーに、ベースより少し濃い色でシワや影を描き込むと、下の色と自然に馴染み、深みが出ます。

  3. テクスチャを重ねる: 仕上げに、紙や布のテクスチャ素材をイラスト全体にオーバーレイで重ねるのも効果的です。これにより、画面全体に統一感が生まれ、デジタル特有ののっぺり感をなくすことができます。不透明度を10%〜20%程度に調整するのが、わざとらしくならないコツです。

ペンで描く「くるみ イラスト」

ペン画は修正が難しいですが、カリカリとした硬質な質感を表現するのに非常に適しています。

  1. 線の強弱: サクラクレパスの「ピグマ」やコピックの「マルチライナー」など、ミリペンを使う場合、線の太さを使い分けるのが重要です。0.1mmや0.05mmの細いペンで表面の細かいシワを描き、0.5mmや0.8mmの太いペンで輪郭や深い溝を描くと、メリハリが生まれます。

  2. 点描(スティップリング): 影の部分を線でハッチングするのではなく、点で表現する「点描(スティップリング)」もおすすめです。影の濃い部分は点の密度を高く、薄い部分は密度を低くすることで、美しいグラデーションが作れます。時間はかかりますが、独特の雰囲気を持つ、味わい深い「くるみ イラスト」に仕上がります。

3. くるみイラストのコツ②:複雑な形はアタリで攻略!

くるみのあの独特な、まるで脳みそのような複雑な形。いざ描こうとすると「どこから手をつけていいの?」「描いているうちに形が崩れてしまう…」と悩んでしまいますよね。ご安心ください。どんなに複雑に見える形でも、簡単な図形の組み合わせに分解することで、驚くほど簡単に捉えることができるようになります。そのための設計図が「アタリ(下書き)」です。ここでは、バランスの取れた美しい「くるみ イラスト」を描くための、アタリの取り方と構造の理解について掘り下げていきましょう。

アタリは「歪んだハート」から始めよう

いきなり細かい部分から描き始めると、全体のバランスが崩れる原因になります。まずは、くるみ全体のシルエットを、ごく簡単な図形で捉えることから始めましょう。私がいつもおすすめしているのは、「少し歪んだハートマーク」をアタリにすることです。

  1. まず、画用紙の中央に、ふっくらとして、少し左右非対称なハートマークをごく薄い線で描いてみてください。本物のハートのように下を尖らせるのではなく、丸みを持たせるのがポイントです。

  2. あるいは、「丸みを帯びた台形」をイメージするのも良いでしょう。上底が少し狭く、下底が広い、角の取れた台形です。

  3. 他にも、「横にしたピーナッツ」や「少し崩れた数字の8」など、あなたが「これなら捉えやすい!」と感じる形で構いません。大切なのは、最初から完璧な形を目指すのではなく、「だいたいこんな感じ」という大まかなシルエットを掴むことです。このアタリが、後の工程すべての土台となります。

くるみの構造を理解する

なぜアタリが重要なのでしょうか。それは、くるみの基本的な構造を理解する手助けになるからです。私たちが普段目にするくるみは、もともと「核」と呼ばれる硬い殻に包まれた種子の一部です。そして、その殻は「縫合線」という中央の線で、二つのパーツが合わさってできています。

アタリで描いたハートマークのくぼみの部分、ここがまさにその縫合線にあたります。この中央の溝を意識して少し深く、はっきりと描き込むことで、くるみが二つのパーツで構成されているという構造的なリアリティが生まれます。この線を基準にして、左右のふくらみを肉付けしていくように描くと、形が大きく崩れるのを防ぐことができます。ただの塊としてではなく、「二つの殻が合わさっている」という構造を頭の片隅に置いておくだけで、あなたの描く「くるみ イラスト」は、より説得力を持つようになるでしょう。

左右非対称がリアルさの鍵

工場で作られた工業製品ではないので、自然のくるみに完璧な左右対称のものは一つもありません。むしろ、少し歪んでいたり、片方が大きく膨らんでいたりする方が、ずっと自然でリアルに見えます。アタリを描く段階で、意識的にハートの左右のふくらみの大きさを変えてみたり、傾きを少しつけてみたりしましょう。

例えば、右のふくらみを少し大きく、左を少し小さく描いてみる。あるいは、全体のシルエットを少しだけ斜めに傾けてみる。たったこれだけのことで、イラストに動きと生命感が生まれます。スーパーで買ってきたくるみをいくつか並べてみてください。一つとして同じ形のものはないはずです。その個体差を観察し、楽しんで描くことこそ、魅力的な「くるみ イラスト」を生み出す秘訣なのです。完璧な形を目指すのではなく、その個性が持つ「不完全な美しさ」を愛でる気持ちで、ペンを走らせてみてください。

4. くるみイラストのコツ③:陰影を制する者はイラストを制す!

輪郭と形が捉えられたら、次はいよいよイラストに命を吹き込む工程、「陰影」です。陰影、つまり光と影を描き加えることで、平面的だったイラストはコロッとした立体感を持ち、まるでそこに実物が存在するかのような存在感を放ち始めます。のっぺりとした「塗り絵」のようなイラストから卒業するための、最も重要なステップと言えるでしょう。難しく考える必要はありません。いくつかのルールさえ押さえれば、誰でも効果的な陰影を描くことができます。

まずは光源を一つに決める

立体感を表現する上で、全ての基本となるのが「光源」、つまり光がどこから当たっているかを決めることです。初心者のうちは、あれこれ考えずに「光源は一つだけ」と決めてしまうのが成功のコツです。例えば、「右斜め上から光が当たっている」と最初に決めてしまいましょう。

光源を決めたら、その光が当たらない部分はすべて「影」になります。右斜め上から光が来るなら、影ができるのはどこでしょうか?そうです、左斜め下ですね。そして、くるみの溝やくぼみの部分も、光が直接届きにくいので影になります。このように、最初に光源を設定することで、「どこを明るくし、どこを暗くすべきか」が機械的に決まります。これにより、イラスト全体の光と影のつき方に一貫性が生まれ、説得力のある立体感が生まれるのです。もし部屋の照明など、複数の光源がある環境で描く場合は、一番強く感じられる光をメインの光源として設定しましょう。

影の色は「黒」じゃない?

「影を描きましょう」と言うと、多くの人が黒やグレーの色をそのまま使おうとします。しかし、これはイラストが汚く、不自然に見えてしまう大きな原因の一つです。現実世界の影は、完全な黒やグレーであることは稀です。周りの環境の色を反射したり、光の色の影響を受けたりして、実はとても豊かな色を持っています。

では、どんな色を使えばいいのでしょうか。簡単なルールは、「ベースカラーに、その補色(色相環で反対側にある色)を少しだけ混ぜる」ことです。くるみのベースカラーは茶色(オレンジ系)なので、その補色である「青色」を少し混ぜてみましょう。

  • 水彩やデジタル: パレットの上で、ベースの茶色にほんの少しだけ青系の色を混ぜて影色を作ります。すると、ただ暗いだけではない、深みと透明感のある影色が出来上がります。

  • 色鉛筆: 茶色で塗った上から、ごく薄く青色の色鉛筆を重ねてみてください。色が混ざり合い、自然な影が生まれます。

このテクニックを使うだけで、あなたの「くるみ イラスト」は見違えるほどプロフェッショナルな印象になります。ぜひ、「影に青を混ぜる」を合言葉にしてみてください。

影の種類を描き分けてリアリティを追求する

一言で「影」と言っても、実はいくつかの種類があり、これを描き分けることでイラストのリアリティはさらに向上します。最低限、以下の二つの影を意識してみましょう。

フォームシャドウ(Form Shadow / 形の影)

これは、物体自体の丸みによってできる影のことです。くるみで言えば、光が当たっている面から、当たっていない面に移っていく途中の、なだらかなグラデーションの部分がこれにあたります。フォームシャドウの境界線は、はっきりさせずに「ぼかす」のがポイントです。鉛筆や木炭なら指や擦筆(さっぴつ)で、水彩なら水を含んだ筆で、デジタルなら「ぼかしツール」や柔らかいブラシで、色の境界線を優しくなじませてあげましょう。これにより、くるみの表面の滑らかな丸みが表現されます。

キャストシャドウ(Cast Shadow / 落ち影)

これは、物体が光を遮ることによって、地面や他の物体に落ちる影のことです。「投影」とも呼ばれます。くるみが床に置かれているなら、床にできる影がキャストシャドウです。キャストシャドウは、フォームシャドウに比べて輪郭が比較的はっきりしています。特に、物体に接している部分は一番濃く、くっきりと描きましょう。そして、物体から離れるにつれて、影は少しずつ薄く、ぼやけていきます。このキャストシャドウをしっかり描くことで、くるみが宙に浮いているのではなく、きちんとその場に存在しているという安定感と存在感を表現することができるのです。

この二つの影、「形の影」と「落ち影」を意識して描き分けるだけで、あなたの「くるみ イラスト」の立体感と説得力は、驚くほど増すはずです。

5. くるみイラストのコツ④:あえて割ってみる!中身と割れ口で個性を出そう

ここまでのテクニックで、殻付きのくるみはかなりリアルに描けるようになったはずです。しかし、さらに一歩進んで、他の人の「くるみ イラスト」と差をつけたいなら、「あえて割ってみる」という視点を取り入れてみるのはいかがでしょうか。殻が割れ、中から複雑な形の実(仁)がのぞいている様子は、イラストに物語性と生命感を与え、見る人の想像力を掻き立てます。これは少し上級者向けのテクニックですが、挑戦する価値は十分にあります。

パキッと割れた殻の断面を描く

くるみを割った時、その割れ口は決して滑らかではありません。パキッ、あるいはギザギザと、鋭く不規則な形で割れています。この鋭利な断面を表現することが、リアリティを出すための最初のポイントです。

殻には厚みがあることを意識しましょう。割れ口を描くときは、外側の殻のラインの内側に、もう一本線を描き加え、殻の厚みを表現します。この厚みの部分を、外側の色よりも少し明るい色で塗ると、よりそれらしく見えます。そして、割れ口の縁は、定規で引いたような線ではなく、少しギザギザとした、勢いのある線で描きましょう。まるで、本当に金槌で叩き割った直後のような、シャープな印象を与えることができます。この一手間が、イラストに緊張感とダイナミズムをもたらします。

「ブレインフード」の複雑な形に挑む

くるみの実の部分は、その見た目から「ブレインフード」と呼ばれることがあります。そして実際に、くるみに含まれるオメガ3脂肪酸は、記憶力や認知機能の維持に役立つことが多くの研究で示唆されています。例えば、アメリカのロマリンダ大学やハーバード大学の研究では、くるみを定期的に摂取することが、脳の健康に良い影響を与える可能性が報告されています。

そんな脳にも似た、複雑でシワの多い実の形を描くことは、まさにこのテクニックのハイライトです。ここでも、コツ②で紹介した「アタリ」が有効になります。実全体をいきなり描こうとせず、「小さな塊の集合体」として捉えてみましょう。いくつかの丸や楕円を組み合わせるようにして大まかな形を取り、そこから細かいシワを描き足していくのです。シワとシワの間にある深い溝をしっかりと暗く描くことで、立体感が強調されます。この複雑な形状を丁寧に描写することで、イラストの情報量は飛躍的に増し、見る人を飽きさせない、深い魅力を持つ「くるみ イラスト」になります。

彩色で「美味しそう」を演出する

割れたくるみのイラストの最終目標は、なんと言っても「美味しそう!」と思わせることです。そのためには、彩色の工夫が欠かせません。

  1. 色の塗り分け: くるみの実は、渋皮と呼ばれる薄い皮に覆われています。この渋皮は薄茶色ですが、所々色が濃かったり薄かったりします。さらに、欠けた部分からのぞく内部は、白に近いクリーム色をしています。この「渋皮の茶色」と「中のクリーム色」を丁寧に塗り分けることで、リアリティが格段にアップします。

  2. ツヤとハイライト: 新鮮なくるみの実には、脂肪分による自然なツヤがあります。実の膨らんだ部分に、ハイライトとしてごく小さな白い点を置いたり、明るい光を細く描き込んだりしてみましょう。水彩ならマスキングインクを使ったり、色鉛筆なら白を上から乗せたり、デジタルなら明るい色で描き込みます。この「ツヤ」があるだけで、パサパサした印象がなくなり、しっとりとした新鮮な質感が生まれ、一気に「美味しそう」な印象に変わります。

殻だけのイラストに慣れてきたら、ぜひこの「割れたくるみ」の描写に挑戦してみてください。あなたの「くるみ イラスト」の世界が、ぐっと広がること間違いなしです。

6. まとめ:体験談!私がくるみを描くときに一番大事にしていること

今回は、リアルで魅力的な「くるみ イラスト」を描くための、4つの少しマニアックなコツをご紹介しました。輪郭の描き方から、質感、形、陰影、そして応用編として割れたくるみの描き方まで、盛りだくさんでしたね。いかがでしたか?「ちょっと難しそう…」と感じた部分もあったかもしれませんが、一つ一つは決して難しいテクニックではありません。

最後に、理論だけでなく、私が実際にくるみのイラストを描く中で気づいた、一番大事にしていることについて、少しだけお話しさせてください。

私の体験談:100円のくるみが最高のモデルだった話

私も、最初から上手に「くるみ イラスト」を描けたわけではありませんでした。最初はインターネットで拾ってきた綺麗な写真を見ながら描いていたんです。でも、いくら頑張って真似をしても、どうしてものっぺりとした、生命感のないイラストになってしまう…。まるで、くるみの「抜け殻」を描いているような感覚でした。

悩んだ末に、私はある日、近所のスーパーへ向かいました。そして、製菓材料コーナーで売られていた、一袋100円ちょっとのカリフォルニア産くるみを買ってきたんです。それを机の上にコロンと一つ置いて、じっくりと眺めながら描いてみることにしました。

すると、どうでしょう。今まで写真では分からなかったことの連続でした。デスクライトの光が、殻のどの部分に当たって、どんな風にツヤっと光るのか。シワの溝の奥には、どれだけ深い影が落ちているのか。指でそっと触れてみると、写真では伝わってこない、ザラザラとした硬い手触り、ひんやりとした感触まで伝わってきます。その全てが、私の「くるみ イラスト」に新しい情報を与えてくれました。

特に驚いたのは、影の色です。白い紙の上に置いたくるみの影は、ただのグレーではありませんでした。よく見ると、部屋の壁紙の青色がほんのりと反射していて、影の中に微かな青みを感じ取ることができたのです。あの「影に青を混ぜる」というテクニックの重要性を、身をもって体験した瞬間でした。

それ以来、私が何かを描くときは、できるだけ本物を目の前に置くようにしています。たった100円のくるみが、何時間もインターネットで検索したどんな高画質な写真よりも、素晴らしい「先生」であり、「モデル」になってくれたのです。

ざっくり比較!これだけは意識したいポイント

今日お話ししたたくさんのコツを、最後にシンプルな比較表にまとめてみました。もしあなたが「くるみ イラスト」を描くのに迷ったら、まずはこの表の「やってみて!OKな描き方」を意識するだけでも、大きな変化があるはずです。

ポイント やってみて!OKな描き方 ちょっと待って!NGな描き方
輪郭 短く震えるような線を何本も重ねて、ごつごつした輪郭を作る。例えば、0.3mmのシャーペンで力を抜いて、小刻みに手を動かすイメージ。 綺麗な一本の滑らかな線で、つるっとした円を描いてしまう。これでは飴玉のようになってしまうかも。
質感 殻の表面に、「Y」の字を意識した細かいシワや、点描(スティップリング)などを描き込み、情報量を増やす。 何も描き込まず、ただ茶色一色(例えばコピックのE37番など)でベタ塗りしてしまう。
立体感 「光源は右斜め上」などと一つに決め、光と影を意識して陰影をつける。影色にはベースカラーに青などを少し混ぜ、深みを出す。 光源を意識せず、均一な濃さの色で全体を塗ってしまう。いわゆる「のっぺり塗り」。
「歪んだハート」などの簡単な図形でアタリを取り、中央の溝を意識しながら、少し左右非対称に描く。 アタリなしでいきなり描き始め、完璧な左右対称を目指してしまう。これでは不自然な印象に。

難しく考えすぎる必要はありません。一番の上達への近道は、本物のくるみをじっくりと、愛情を持って観察することです。そして、失敗を恐れずに、楽しんでペンを動かすことです。あなたが描く一枚一枚の「くるみ イラスト」は、すべてあなただけのかけがえのない作品です。

この記事が、あなたの創作活動の少しでもお役に立てたなら、これ以上に嬉しいことはありません。応援しています!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。