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【保存版】胡桃の英語|発音から実践フレーズまで網羅
2025.08.05
「胡桃」を英語で表現する際、"walnut"以外の単語を使ったことはありますか?実は、食用としての「胡桃」と、家具などに使われる木材としての「胡桃」では、ニュアンスの異なる英語表記が使われることがあります。
この記事を読めば、一般的な英訳だけでなく、"Japanese walnut"とは何か、色としての表現まで、あらゆる場面で使える「胡桃」の英語表記が分かります。もう英語での伝え方に迷うことはありません。
1. 胡桃の英語は”walnut”でOK?基本のキを解説
まずは何と言っても基本からですよね。あなたが海外のカフェで美味しそうなブラウニーを見つけて、「これ、何が入っているんですか?」と尋ねたとします。店員さんから「It has walnuts.(胡桃が入っていますよ)」と返事が来ることがほとんどでしょう。そうです、日常会話や食品の表示において、「胡桃」を指す最も一般的で、そして最も重要な英語が “walnut” なんです。この単語さえ覚えておけば、まず困ることはありません。
パン屋さんで人気の「胡桃パン」は英語で “walnut bread” ですし、サラダのトッピングで見かけるのも “walnuts” です。スーパーのナッツコーナーに行けば、”California Walnuts”(カリフォルニア産の胡桃)といった表示をたくさん見かけるはずです。このように、食用の「胡桃」は “walnut” と覚えておけば、99%の場面で通用しますので、まずはこの基本の英語をしっかりとあなたのボキャブラリーに加えてくださいね。
ちなみに、この “walnut” という単語、その語源を辿ってみると非常に興味深いんですよ。古英語の “wealhhnutu” という言葉が元になっていて、”wealh” は「外国の、ケルト人の」、”hnutu” は「ナッツ」を意味します。つまり、「外国のナッツ」というのが元々の意味だったんです。これは、胡桃がローマ人によってガリア(現在のフランス)やイギリスに持ち込まれたことに由来すると言われています。はるか昔、イギリスの人々にとって胡桃は「海の向こうからやってきた珍しいナッツ」だったんですね。そんな歴史的背景を知ると、”walnut” という一つの英単語にもなんだかロマンを感じませんか?
私たちが普段何気なく使っている言葉には、一つ一つに長い歴史と物語が詰まっています。この「胡桃」と「英語」の関係性もその一つ。まずはこの基本の “walnut” をしっかり押さえて、次のステップに進んでいきましょう!
2. 【種類別】胡桃の英語名をマニアックに解説します
さて、基本を押さえたところで、ここからは一気にマニアックな世界へ足を踏み入れていきましょう!「胡桃」と一言で言っても、実は世界中にはたくさんの種類が存在し、それぞれに異なる英語名が付けられていることがあるんです。これを知っていると、あなたの胡桃と英語に関する知識は格段にレベルアップしますよ!
私たちの食卓の定番!イングリッシュ・ウォールナット
まずご紹介したいのが、”English walnut”(イングリッシュ・ウォールナット)です。おそらく、あなたが日本で「胡桃」として最もよく口にしているのが、この種類のはずです。学名は Juglans regia といいます。
「イングリッシュ」と名前が付いているのでイギリス原産かと思いきや、実は原産地は中央アジアから地中海東部のペルシャ(現在のイラン)地方。そのため、「ペルシャグルミ(Persian walnut)」という別名も持っています。それが世界中に広まっていく過程で、イギリスの船によって取引されることが多かったため、「イングリッシュ・ウォールナット」という名前が定着したと言われています。なんだか面白い歴史ですよね。
このイングリッシュ・ウォールナットの最大の特徴は、殻が比較的薄くて割りやすいこと。そして、味わいはクリーミーで渋みが少なく、マイルドな甘みがあります。だからこそ、サラダやお菓子、パンなど、どんな料理にも合わせやすい万能選手なんです。
現在、このイングリッシュ・ウォールナットの商業生産で世界をリードしているのが、アメリカのカリフォルニア州です。なんと、世界のイングリッシュ・ウォールナット供給量の約3分の2、アメリカ国内に至っては99%以上がカリフォルニア産だというから驚きですよね。あなたがスーパーで手に取る胡桃も、もしかしたらカリフォルニアの太陽をたっぷり浴びて育ったものかもしれません。
栄養価の面でも非常に注目されています。特に、植物由来のオメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸(ALA)がナッツ類の中でもトップクラスの含有量を誇ります。アメリカのロマリンダ大学の研究をはじめ、多くの研究で、胡桃を定期的に摂取することが心血管疾患のリスクを低減させる可能性が示唆されています。また、ハーバード大学の研究では、胡桃の摂取が健康的な高齢化、特に認知機能の維持に関連している可能性も報告されています。美味しくて健康にも良いなんて、まさにスーパーフードですよね。この万能な胡桃の英語名が “English walnut” であること、ぜひ覚えておいてください。
野性的で力強い!ブラック・ウォールナット
次にご紹介するのは、”Black walnut”(ブラック・ウォールナット)です。その名の通り、黒っぽくゴツゴツとした見た目が特徴的な胡桃で、学名は Juglans nigra。こちらは主に北アメリカが原産で、イングリッシュ・ウォールナットとは全く異なる個性を持っています。
最大の違いは、その硬い殻と独特の風味です。ブラック・ウォールナットの殻は非常に硬く、市販のくるみ割り器では歯が立たないことも珍しくありません。専用の強力なクラッカーや、場合によってはハンマーが必要になるほどです。この手強さが、後で紹介する英語のイディオムにも繋がっているのかもしれませんね。
そして、その風味はイングリッシュ・ウォールナットのマイルドさとは対照的。土のような、少しスモーキーで、非常に力強く、芳醇な香りがします。この独特の風味は、一度ハマると癖になると言われており、アメリカではアイスクリームのフレーバーとして昔から親しまれています。また、個性が強い分、チーズとの相性も抜群で、クッキーやブラウニーに入れれば、その存在感が際立ちます。
このブラック・ウォールナットの木は、根から「ユグロン」という化学物質を放出することでも知られています。このユグロンは、他の多くの植物の成長を阻害する効果(アレロパシー効果)があるため、ブラック・ウォールナットの木の周りでは育ちにくい植物があるほどです。まさに、その力強い風味を象徴するような、野性的でパワフルな性質を持った胡桃だと言えるでしょう。もし海外のグルメストアなどで “Black walnut” の文字を見かけたら、それはイングリッシュ・ウォールナットとは一味も二味も違う、個性的な胡桃のことだと理解できると、ショッピングがもっと楽しくなりますよ。この胡桃の英語名も、ぜひリストに追加してくださいね。
日本の胡桃も忘れないで!オニグルミとヒメグルミ
海外の胡桃について見てきましたが、私たちの足元、日本にも素晴らしい固有種の胡桃があることを忘れてはいけません。それが「オニグルミ」と「ヒメグルミ」です。これらにも、もちろん対応する英語名があります。
オニグルミの学名は Juglans ailantifolia で、英語では “Japanese walnut”(ジャパニーズ・ウォールナット)と呼ばれます。その名の通り、殻が非常に硬く、表面がゴツゴツしていて、まさに「鬼」のような形相をしています。中の可食部は少なめですが、濃厚で風味が強く、日本では古くから食用にされてきました。縄文時代の遺跡からもオニグルミが出土しており、いかに古くから日本人の食生活に根ざしていたかがわかります。
一方、ヒメグルミはオニグルミの変種とされ、学名は Juglans ailantifolia var. cordiformis です。英語ではその可愛らしい形から “Heartnut”(ハートナット)と呼ばれています。断面が綺麗なハート形をしていて、オニグルミに比べて殻が割りやすいのが特徴です。味わいもオニグルミよりはクセが少なく、まろやかです。
このように、日本の胡桃にもそれぞれ特徴があり、それを表す英語名が存在します。海外の方に日本の食文化を紹介する際に、「日本には”Japanese walnut”、別名オニグルミという胡桃があって…」と説明できたら、とても素敵ですよね。胡桃の英語の世界は、知れば知るほど奥が深いんです。
3. 食べるだけじゃない!木材としての「胡桃」の英語
さて、これまで食用のナッツとしての「胡桃」の英語について見てきましたが、胡桃の活躍の場はそれだけではありません。実は、胡桃の木は世界的に非常に価値の高い木材としても知られているんです。特に家具や内装材に詳しい方なら、その価値をご存知かもしれませんね。では、木材としての胡桃は英語で何と言うのでしょうか?
答えは意外とシンプルで、ナッツと同じく “walnut”、もしくは “walnut wood” と呼ばれます。文脈によって、それがナッツの話なのか、木材の話なのかを判断するのが一般的です。例えば、「ウォールナット材のテーブル」と言いたいときは “a walnut table” や “a table made of walnut wood” のように表現します。
なぜウォールナット材は高級なのか?
木材としての “walnut” は、チーク、マホガニーと並んで「世界三大銘木」の一つに数えられるほどの高級木材です。特に評価が高いのが、先ほどご紹介した「ブラック・ウォールナット」の木材です。
その理由は、まず見た目の美しさにあります。ブラック・ウォールナットの心材(木の中心部分)は、深みのあるチョコレートブラウンから紫がかった黒色まで、非常にリッチで落ち着いた色合いをしています。そして、時折現れる濃淡のある縞模様や、縮み杢(ちぢみもく)と呼ばれる波状の木目は、一つとして同じものがなく、見る人を飽きさせません。この重厚感と高級感が、多くの人々を魅了するのです。
さらに、材質としての特性も優れています。適度な硬さと粘りを持ち、衝撃に強い一方で、加工がしやすく、精密なデザインにも対応できます。また、加工後の狂いが少なく、長く安定して使える耐久性も備えています。そして何より、時間が経つにつれて色合いがよりまろやかに、美しく変化していく「経年変化」を楽しめるのも、ウォールナット材の大きな魅力と言えるでしょう。これらの特性が組み合わさることで、”walnut” は高級木材としての地位を確立しているのです。
こんなところに使われている!ウォールナット材の用途
では、具体的にどんな製品にこの “walnut wood” は使われているのでしょうか。最も代表的なのは、やはり高級家具です。ダイニングテーブルや椅子、キャビネット、ベッドフレームなど、ウォールナット材を使った家具は、空間全体に落ち着きと品格を与えてくれます。有名デザイナーが手掛けたミッドセンチュリーのヴィンテージ家具にも、ウォールナット材が使われた名作がたくさんあります。
また、その美しさと加工性の良さから、思わぬところでも活躍しています。例えば、一部の高級車の内装パネル。ロールスロイスやベントレーといった超高級ブランドでは、ダッシュボードやドアパネルに美しい木目のウォールナット材が贅沢に使われています。
音楽の世界では、ギターやベースといった楽器のボディ材やネック材としても人気があります。その音響特性が、暖かく豊かな中音域を生み出すと言われています。さらに、衝撃に強いという特性から、古くはライフルの銃床(ストック)の材料としても重用されてきました。このように、”walnut” は単なる食べ物の英語名にとどまらず、品質と美しさを保証する「ブランド」のような響きも持っているのです。
インテリアショップで使える英会話
もしあなたが海外のインテリアショップで家具を探す機会があったら、こんな英語フレーズが役立つかもしれません。
“Is this solid walnut or veneer?”
(これはウォールナットの無垢材ですか、それとも突板ですか?)
※”solid wood” は丸太から切り出した一枚板、”veneer” は薄くスライスした木材を合板などに貼り付けたものです。価格が大きく異なります。
“I’m looking for a coffee table made of American black walnut.”
(アメリカン・ブラック・ウォールナット材でできたコーヒーテーブルを探しています。)
こんな風に具体的な木材の英語名を使って質問できれば、店員さんからも「この人はよく知っているな」と一目置かれ、より詳細な情報を引き出せるかもしれませんよ。食用のナッツから高級木材まで、”walnut” という英語が持つ意味の広がりを感じていただけたでしょうか。
4. 意外と知らない!胡桃を使った面白い英語イディオム
英語の面白さの一つに、食べ物や動物を使ったユニークな慣用句(イディオム)の存在があります。もちろん、私たちのテーマである「胡桃」も、英語のイディオムの世界で活躍しているんですよ。こうした表現を知っていると、ネイティブスピーカーの会話や映画のセリフへの理解がぐっと深まります。ここでは、代表的な胡桃関連の英語イディオムを2つご紹介しますね!
“a tough nut to crack”
まずご紹介するのは、”a tough nut to crack” という表現です。直訳すると「割るのが難しいナッツ」となります。これは、ブラック・ウォールナットのあの硬い殻を想像すると、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。この物理的な「硬さ」から転じて、比喩的に「難しい問題」や「一筋縄ではいかない人、扱いにくい人」を指す言葉として使われます。
「難しい問題」として使う場合
例えば、あなたが非常に難解な数学の問題に頭を悩ませているとします。そんな時、同僚にこう言うことができるでしょう。
“This financial projection is a really tough nut to crack. The numbers just don’t add up.”
(この財務予測は本当に厄介な問題だよ。数字がどうしても合わないんだ。)
このように、簡単には解決できない課題や難問を指して “a tough nut to crack” と表現します。
「扱いにくい人」として使う場合
また、人に対して使うことも非常に多いです。例えば、新しく来た上司がとても無口で、何を考えているのかさっぱり分からないとします。そんな状況を友人に話すなら、こうです。
“My new manager is a tough nut to crack. I can’t seem to get her to open up.”
(私の新しいマネージャーは一筋縄ではいかない人だよ。どうにも心を開いてくれなくて。)
このように、心の内をなかなか見せない人や、説得するのが難しい頑固な相手などを指して使います。このイディオムは日常会話でもビジネスシーンでも頻繁に登場するので、覚えておくと非常に便利です。胡桃の英語知識だけでなく、実践的な英語表現としても、ぜひあなたの引き出しに加えてください。
“use a sledgehammer to crack a nut”
もう一つ、面白い表現をご紹介します。それは “use a sledgehammer to crack a nut” です。”sledgehammer” とは、大型のハンマー(日本語で言う「大槌」)のこと。つまり、このフレーズは「胡桃を割るために大槌を使う」と訳せます。
胡桃を割るのに、そんなに大げさな道具は必要ありませんよね?この状況から、このイディオムは「些細なことに対して、必要以上に大げさな手段や方法を用いること」を意味します。日本語のことわざで言うところの「蚊を討つのに大砲を持ち出す」と全く同じニュアンスです。
例えば、コンピューターのちょっとしたソフトウェアの不具合を直すために、パソコン全体を買い替えてしまう人がいたら、それはまさにこの状況です。
“He bought a whole new laptop just because his old one had a minor virus. That’s really using a sledgehammer to crack a nut.”
(彼は古いパソコンにちょっとしたウイルスが入ったというだけで、新品のノートパソコンを丸ごと買ったんだ。まさに大げさなことをするものだよ。)
このように、目的と手段が釣り合っていない、過剰な対応を揶揄する際に使われる表現です。
胡桃の硬い殻という具体的なイメージが、「難問」や「過剰な対応」といった抽象的な概念に繋がっているなんて、言語の面白さを感じませんか?これらのイディオムを知ることで、あなたは「胡桃」という単語を、単なるナッツの名前としてだけでなく、より文化的で豊かな背景を持つ英語として捉えることができるようになるはずです。
5. 【英語の胡桃を実食】海外スーパーでいろんな”walnut”を比べてみた!
知識を深めたところで、やはり最後は実践あるのみですよね!先日、幸運にも海外(アメリカ)のスーパーマーケットに立ち寄る機会があったので、実際にどんな「胡桃(walnut)」が売られているのか、徹底的に調査してきました!そして、もちろん実際に食べ比べてみましたので、そのリアルな感想をあなたにお届けします。
私が訪れたのは、オーガニック製品が豊富なことで知られる「ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)」と、一般的な大手スーパーの「セーフウェイ(Safeway)」です。ナッツコーナーの規模は日本の比ではなく、棚一面に様々な種類のナッツがずらりと並んでいて、それだけでテンションが上がります!
胡桃コーナーに行ってみると、やはり一番目立つのは “California Walnuts” の表示。殻付きのまま袋に詰められたもの、剥き身(shelled walnuts)のパック、半分に割られたハーフサイズ(halves)、細かく砕かれたピースサイズ(pieces)など、用途に合わせて様々な形状で売られています。また、シンプルにローストされたものだけでなく、”Candied Walnuts”(飴がけ胡桃)や “Honey Roasted Walnuts”(はちみつロースト)といったフレーバー付きの商品も豊富でした。
そんな中、グルメ食品やオーガニック食品を扱うコーナーで、ついに発見しました! “Roasted Black Walnuts”(ローストされたブラック・ウォールナット)の小さな瓶詰めです。これは試さないわけにはいきません!早速、最もスタンダードなカリフォルニア産の “English Walnuts”(イングリッシュ・ウォールナット)の剥き身パックと、この珍しい “Black Walnuts” を購入し、ホテルで食べ比べてみることにしました。
種類 | 見た目・殻 | 風味・香り | おすすめの食べ方 |
English Walnut | 明るい茶色。剥き身は脳のような形がくっきりしている。 | クリーミーで優しい甘みがある。後味にほんのりとした渋みを感じる程度。香りは控えめで穏やか。 | サラダのトッピング、お菓子作り全般(ブラウニー、ケーキ)、ヨーグルトと蜂蜜がけ、そのままおやつに。 |
Black Walnut | 濃い茶色で、少しごつごつした印象。イングリッシュより小ぶりなかけらが多い。 | 土のような独特で力強い香り。口に入れると、少しスモーキーで、チーズにも似た芳醇な風味が広がる。好き嫌いが分かれそうな強い個性。 | アイスクリームのフレーバー、ブルーチーズやチェダーチーズと合わせる、風味の強いクッキーやパンに入れる、ペストソースの材料に。 |
イングリッシュ・ウォールナットの美味しい食べ方
実際に食べてみると、イングリッシュ・ウォールナットは、やはり期待を裏切らない「安心する美味しさ」でした。クリーミーで、ほんのりとした甘みは、何にでも合う万能選手であることを再認識させてくれます。
私のおすすめは、やはりサラダへのトッピングです。特に、ゴルゴンゾーラのような塩気の強いブルーチーズ、スライスしたリンゴや洋梨、そしてこのイングリッシュ・ウォールナットを組み合わせたサラダは絶品です。そこにバルサミコ酢ベースのドレッシングをかければ、レストランで出てくるような一皿が完成します。また、ギリシャヨーグルトに砕いた胡桃と蜂蜜をたっぷりかけて食べるのも、手軽で栄養満点な朝食やデザートになりますよ。この胡桃の英語名 “English walnut” は、まさに「優等生」というイメージですね。
ブラック・ウォールナットを味わい尽くす
一方、初体験のブラック・ウォールナット。これは衝撃的でした!袋を開けた瞬間から、土や森を思わせるような、野性的で力強い香りが漂います。一口食べてみると、その風味はイングリッシュ・ウォールナットとは全くの別物。凝縮された旨味と、独特のアーシー(土っぽい)な香りが口いっぱいに広がります。正直なところ、この個性の強さは、万人受けはしないかもしれません。しかし、この風味が好きな人にとっては、たまらない魅力になるだろうなと感じました。
これは単体でポリポリ食べるよりも、何かと組み合わせることで真価を発揮するタイプの胡桃ですね。例えば、濃厚なチェダーチーズやブルーチーズと一緒に食べると、お互いの風味が高め合って、最高のワインのお供になります。また、バニラアイスクリームにかけるだけで、一気に大人のデザートに早変わり。アメリカで定番のフレーバーである理由がよく分かりました。もしあなたが冒険好きなら、この “Black walnut” の英語名を見かけたら、ぜひ挑戦してみてください。新しい味覚の扉が開かれるかもしれません。
海外で見つけた!胡桃関連商品
今回のスーパー探訪では、ナッツそのもの以外にも面白い胡桃製品を見つけました。
一つは “Walnut Oil”(ウォールナッツオイル)です。特に、低温圧搾法(コールドプレス)で作られたものは、胡桃の繊細な風味と栄養がそのまま活きています。加熱には向かないので、サラダドレッシングに使ったり、パスタやスープの仕上げに風味付けとして数滴たらしたりするのがおすすめです。
もう一つは “Walnut Butter”(ウォールナッツバター)。ピーナッツバターのようにパンに塗って食べるのはもちろん、スムージーに加えればクリーミーさと栄養価がアップします。リンゴのスライスにつけて食べるのも、ヘルシーで美味しいおやつになりますよ。
このように、海外のスーパーを覗いてみるだけで、「胡桃」という一つの食材が、英語で様々に呼ばれ、多様な形で楽しまれていることがよく分かります。単に “walnut” という英単語を知っているだけでなく、その背景にある種類や文化、味の違いまで理解できると、食生活も、そして英語の学習も、もっともっと豊かになるはずです。あなたも次の海外旅行では、ぜひスーパーのナッツコーナーで「胡桃」探しの冒険をしてみてはいかがでしょうか。

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。