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本当に美味しいくるみキャラメルはコレ!絶対に外さない逸品4選

2025.08.25
本当に美味しいくるみキャラメルはコレ!絶対に外さない逸品4選

おうちカフェのお供に、大切な人へのギフトに、カリッと甘い「くるみキャラメル」はいかがですか?香ばしいくるみとほろ苦いキャラメルのハーモニーは、一度食べたら忘れられない美味しさです。

この記事を読めば、初心者でも驚くほど簡単に作れる黄金比レシピが分かり、まるでお店のような本格的な味に。さらに、通販で買える人気商品も厳選してご紹介します。あなたにぴったりの、最高のくるみキャラメルを見つけてみませんか?

1. 【鎌倉紅谷】クルミッ子|ぎっしりくるみと濃厚キャラメルのハーモニー

まず絶対に外すことができないのが、神奈川県鎌倉市の銘菓として全国にその名を轟かせている「クルミッ子」です。もはや「くるみキャラメル」のお菓子を語る上で、この存在を無視することはできませんよね。まさに王道にして頂点、くるみキャラメル界のレジェンドと言っても過言ではない、と私は思っています。

このお菓子の魅力は、なんといってもその完璧なバランス感にあります。主役である自家製のキャラメルは、ただ甘いだけではありません。職人が絶妙な火加減で丁寧に銅釜で炊き上げることで、甘さの奥に心地よいほろ苦さが生まれるのです。このビターな風味が、全体の味をぐっと引き締め、奥深い味わいを演出しています。このこだわりのキャラメルこそが、多くの人々を虜にする秘密なのです。

そして、そのキャラメルの中に惜しげもなくぎっしりと詰め込まれているのが、たっぷりのくるみです。選び抜かれたくるみをキャラメルと合わせる前にローストすることで、香ばしさを最大限に引き出しています。カリッとした軽快な歯ごたえと、噛むほどに広がるくるみ本来の豊かな風味は、濃厚なキャラメルとの相性が抜群!このくるみが主役だからこそ、「クルミッ子」という名前がつけられていることにも納得です。

さらに、この絶品のくるみキャラメルを上下から優しくサンドしているのが、バターの風味豊かなサブレ生地です。この生地もまた、鎌倉紅谷のこだわりが詰まっています。新鮮なバターをたっぷり使用し、さっくりとしながらも、どこか懐かしい味わいが特徴です。サクサクの生地、ねっとりとしたキャラメル、そしてカリカリのくるみ。これら三つの異なる食感が口の中で一体となった時、まさに至福のハーモニーが生まれます。この「三位一体」こそが、クルミッ子が長年愛され続ける理由なのでしょう。

クルミッ子の歴史と人気の秘密

「クルミッ子」を生み出した鎌倉紅谷は、1954年(昭和29年)に鎌倉の鶴岡八幡宮前にて創業した老舗の和菓子店です。もともとは神楽坂で営業していましたが、戦後、鎌倉の地で再出発しました。創業当初からの看板商品は、あじさいの花をかたどった「あじさい」というお菓子でした。

では、どのようにして「クルミッ子」は誕生したのでしょうか。そのヒントは、スイスの伝統菓子「エンガディナー」にありました。創業者がエンガディナーから着想を得て、日本人の口に合うように、より美味しく、より食べやすく改良を重ねて生み出したのが「クルミッ子」なのです。小さな四角い形、食べやすいサイズ感、そして何よりもくるみとキャラメルの絶妙なバランス。試行錯誤の末にたどり着いたこの形が、今や鎌倉土産の定番として、不動の人気を誇っています。当初は銀紙に包まれた簡素な包装でしたが、レトロで可愛らしいリスのキャラクターが描かれたパッケージになってから、さらに人気が加速しました。このリスは、鎌倉に多く生息するタイワンリスがくるみを頬張る姿をイメージしてデザインされたそうです。

おすすめのペアリング

この素晴らしいくるみキャラメル菓子、「クルミッ子」をさらに楽しむためのペアリングもご紹介しますね。定番は、やはりブラックコーヒーです。コーヒーの深いコクと苦味が、キャラメルの甘さとほろ苦さを引き立て、最高の組み合わせです。また、意外なところでおすすめしたいのが、ほうじ茶です。ほうじ茶の香ばしい香りがくるみの香ばしさとリンクし、すっきりとした後味がお口の中をリフレッシュさせてくれます。甘いものが少し苦手な方でも、この組み合わせならきっと美味しく召し上がれるはずです。一口サイズなので、ついついもう一つ…と手が伸びてしまう、そんな魅惑のくるみキャラメル、それが「クルミッ子」なのです。

2. 【Noix de beurre】キャラメル・ノワ|香ばしサブレとキャラメルのマリアージュ

次にご紹介するのは、東京の伊勢丹新宿店本館地下1階や日本橋三越本店などで出会える、特別な逸品、「Noix de beurre(ノワ・ドゥ・ブール)」の「キャラメル・ノワ」です。こちらのお店は、店内で焼き上げる焼きたてのフィナンシェが大変有名で、いつも行列ができていますよね。でも、フィナンシェだけじゃないんです!この「キャラメル・ノワ」も、一度食べたら忘れられない、隠れた名品なんですよ。

このくるみキャラメル菓子の最大の特徴は、土台となっているサブレ生地の圧倒的な美味しさにあります。商品名にもなっている「ノワ・ドゥ・ブール」とは、フランス語で「バターのかたまり」という意味。その名の通り、香り高い発酵バターを贅沢に使用したサブレは、ザクザクとした力強い食感と、口の中に広がる芳醇なバターの香りがたまりません。そして、特筆すべきはほのかに感じる塩気です。この絶妙な塩味が、上に乗ったキャラメルの濃厚な甘さをキリッと引き締め、味の輪郭をくっきりとさせてくれるのです。甘くてしょっぱい「甘じょっぱい」味わいが好きな方には、まさに理想的なくるみキャラメルと言えるでしょう。

主役のくるみも、大粒のものがゴロゴロと贅沢に乗せられています。キャラメルでコーティングされ、ツヤツヤと輝くその姿は、まるで宝石のよう。存在感のあるくるみを噛みしめると、香ばしい風味が口いっぱいに広がり、ザクザクのサブレ生地との食感のコントラストが楽しいです。見た目も非常に華やかで高級感があるので、自分へのご褒美はもちろん、大切な方への手土産やギフトに選ぶと「センスいいね!」と褒められること間違いなしの、特別な日のためのくるみキャラメルです。

「ノワ・ドゥ・ブール」とは?

「ノワ・ドゥ・ブール」は、株式会社三越伊勢丹ホールディングスのグループ会社が運営するパティスリーブランドで、2011年に伊勢丹新宿店に第1号店がオープンしました。コンセプトは「つくりたてをお届けする、こころ温まる、おいしい記憶」。そのコンセプトを体現しているのが、オープンキッチンで次々と焼き上げられるフィナンシェやカヌレです。店先にはいつもバターの甘い香りが漂い、多くの人々を惹きつけています。

このブランドが何よりも大切にしているのが、素材そのものの風味を活かすこと。特にバターへのこだわりは強く、風味豊かな国産発酵バターなど、お菓子の特性に合わせて厳選したものを使用しています。「キャラメル・ノワ」のサブレ生地が放つ、あの深く豊かな香りも、このこだわり抜かれたバターの賜物なのです。伝統的なフランス菓子をベースにしながらも、最高の素材を使って丁寧に作られたお菓子は、どれも心に残る美味しさです。

こだわりのキャラメルとくるみ

「キャラメル・ノワ」の美味しさは、サブレ生地だけではありません。上に乗ったくるみとキャラメルの部分も、もちろん絶品です。生クリームを加えて作る濃厚なキャラメルは、銅鍋でじっくりと時間をかけて炊き上げられます。そうすることで、コク深く、なめらかな口どけのキャラメルが完成します。そのキャラメルに、ローストして香ばしさを引き出した大粒のくるみをたっぷりと絡めています。

このくるみキャラメル部分だけで食べても美味しいのですが、やはり発酵バターの塩気が効いたサブレ生地と一緒に味わうことで、その真価が発揮されます。甘さ、香ばしさ、塩気、そしてザクザク、ゴロゴロといった多様な食感。これらが一体となって押し寄せてくる感覚は、まさに贅沢そのもの。一切れでも非常に満足感の高い、食べ応えのあるくるみキャラメル菓子です。特別なティータイムを、この「キャラメル・ノワ」で過ごしてみてはいかがでしょうか。

3. 【ロイスダール】エンガディナー|スイス伝統の味!ヌガーとくるみの食感が楽しい逸品

続いては、少し趣向を変えて、ヨーロッパの伝統的な焼き菓子をご紹介します。「エンガディナー」というお菓子をご存知でしょうか?これは、スイス東部に位置するエンガディン地方に古くから伝わる、くるみをたっぷりと使ったお菓子です。様々なパティスリーで作られていますが、今回は1923年(大正12年)創業の老舗洋菓子店「ロイスダール」のものをピックアップしました。日本の洋菓子界の草分け的存在であるロイスダールが作るエンガディナーは、伝統の製法を忠実に守りながら、日本人の味覚に合わせて洗練された、まさに大人のためのくるみキャラメルスイーツです。

このお菓子の最大の特徴は、フィリングのキャラメルが「ヌガー状」であることです。一般的なキャラメルのように生クリームやバターだけで作るのではなく、水飴やはちみつを加えて高温で煮詰めることで、少しねっとりとした、チューイーな独特の歯ごたえが生まれます。この粘度の高いヌガー状のキャラメルが、中に混ぜ込まれたくるみのカリカリとした食感を一層引き立て、素晴らしいコントラストを生み出しているのです。

ロイスダールのエンガディナーは、生地にも特徴があります。しっとりとしたクッキー生地で、くるみとキャラメルのフィリングを包み込むように焼き上げています。バターとアーモンドの風味が豊かな生地は、それ自体がとても美味しいのですが、中の濃厚なフィリングと合わさることで、より一層味わい深くなります。どっしりとしていて非常に満足感が高く、薄くスライスした一切れでも深い満足感に浸れるのが魅力です。慌ただしい日常から少し離れて、ゆっくりと時間をかけて味わいたい、そんな逸品です。

スイス伝統菓子エンガディナーの魅力

エンガディナーは、その発祥の地であるスイスのエンガディン地方の厳しい自然環境から生まれました。標高が高く、冬が長いこの地方では、保存性の高い食品が重宝されてきました。そこで、栄養価の高いくるみと、日持ちのするキャラメル(ヌガー)を組み合わせたこのお菓子が誕生したと言われています。現地では「エンガディナー・ヌストルテ(Engadiner Nusstorte)」と呼ばれ、「エンガディン地方のくるみタルト」という意味で親しまれています。

本来のレシピでは、直径26cmほどの大きな丸い型で焼き上げ、切り分けて食べるのが一般的です。その伝統的なスタイルを守りつつ、ロイスダールでは食べやすい個包装のサイズも用意しており、手軽に伝統の味を楽しめるのが嬉しいポイントです。くるみとキャラメルという普遍的な組み合わせでありながら、その歴史や背景を知ることで、より一層美味しく感じられますよね。

ロイスダールが守る伝統の製法

100年以上の歴史を持つロイスダールは、創業以来、ヨーロッパの伝統的なお菓子を日本に紹介し、その魅力を伝え続けてきました。エンガディナーもその一つで、奇をてらうことなく、基本に忠実な製法を守り続けています。

特にこだわっているのが、ヌガー状のキャラメルの火加減です。温度が高すぎると焦げて苦くなりすぎてしまい、低いと独特のねっとりとした食感が生まれません。熟練の職人が長年の経験で培った感覚を頼りに、その日の気温や湿度まで考慮しながら、最適な状態に仕上げていくのです。そこに、香ばしくローストしたくるみをたっぷりと加え、風味豊かな生地で包んで焼き上げます。この丁寧な手仕事こそが、ロイスダールのエンガディナーが持つ、深く、そして優しい味わいの源泉となっています。濃厚な味わいなので、少し濃いめに淹れたドリップコーヒーや、ストレートの紅茶と一緒にいただくのがおすすめです。伝統と歴史が詰まったくルミとキャラメルのマリアージュを、ぜひご堪能ください。

4. 【メゾン・ダーニ】ガトーバスク・オ・ノワ・エ・キャラメル|幻のくるみキャラメル

最後にご紹介するのは、少しマニアックな変化球かもしれませんが、もし出会えたら絶対に手に入れてほしい、まさに「幻」とも言える逸品です。東京の白金高輪に店舗を構えるガトーバスク専門店、「メゾン・ダーニ」が、季節限定や催事などで稀に提供することがある「ガトーバスク・オ・ノワ・エ・キャラメル」。その名の通り、くるみとキャラメルを使ったガトーバスクです。

ガトーバスクとは、フランスとスペインにまたがるバスク地方の伝統的なお菓子です。アーモンドパウダーを使った厚手のクッキー生地(パート・シュクレ)の中に、カスタードクリームやこの地方特産の黒さくらんぼのジャムを詰めて焼き上げたものが一般的です。メゾン・ダーニでは、この伝統的なガトーバスクの中に、なんと特製のくるみキャラメルをたっぷりと詰め込んでしまうのです!

このお菓子の魅力は、何と言ってもその複雑で重層的な味わいと食感にあります。まず、一口食べた瞬間に感じるのが、力強く焼き込まれた生地のザクッとした歯ごたえ。一般的なクッキーとは一線を画す、この香ばしくて食べ応えのある生地が、メゾン・ダーニの真骨頂です。そして、その中からはアーモンドクリームの優しい甘さと、主役であるくるみキャラメルがとろりと現れます。このキャラメルがまた絶品で、ただ甘いだけではなく、ほのかにラム酒が香る、非常に大人な味わいに仕上げられています。大粒のくるみのカリカリとした食感、アーモンドクリームのしっとり感、そして特製くるみキャラメルの濃厚なコクとラム酒の香り…これら全てが口の中で渾然一体となり、完璧なバランスを生み出します。これはもう、スイーツの域を超えた一つの作品と言えるでしょう。まさに、特別な日のためのご褒美スイーツの決定版です。

ガトーバスク専門店「メゾン・ダーニ」

「メゾン・ダーニ」は、2015年にパティシエの戸谷尚弘氏がオープンした、日本ではまだ珍しいガトーバスクの専門店です。戸谷シェフは、フランス・バスク地方にある老舗パティスリー「Maison Adam(メゾン・アダム)」で修行を積み、本場の味と製法を習得しました。その経験を活かし、日本の優れた素材を使って、伝統を守りながらも独自の進化を遂げたガトーバスクを提供しています。

店の看板商品は、もちろんプレーンなガトーバスクですが、季節ごとに様々なバリエーションが登場するのも魅力の一つです。「ガトーバスク・オ・ノワ・エ・キャラメル」もその一つで、秋から冬にかけて登場することが多いようです。しかし、常設の商品ではないため、その存在は非常にレア。公式のSNSなどをこまめにチェックし、もし販売されている情報を見つけたら、迷わずお店に駆けつけることを強くおすすめします。その希少性もまた、このくるみキャラメル菓子の価値を高めているのかもしれません。

究極の組み合わせを味わう

なぜこのガトーバスクがこれほどまでに美味しいのか。それは、それぞれのパーツが最高のクオリティで作り上げられ、それらが完璧に調和しているからです。

まず生地。フランス産の小麦粉とA.O.P.認定の発酵バターを使い、力強く焼き上げることで、他にはないザクザクとした食感と芳醇な香りを生み出しています。次にアーモンドクリーム。アーモンドの女王と呼ばれるスペイン産マルコナ種のアーモンドプードルを贅沢に使い、しっとりと風味豊かに仕上げています。そして、くるみキャラメル。濃厚な自家製キャラメルに、香ばしいくるみと芳醇なラム酒を加えることで、甘さの中に複雑さと大人の色気をまとわせています。

これだけのこだわりが詰まったパーツが組み合わさるのですから、美味しくないわけがありません。一切れで得られる満足感と幸福感は、他のどのお菓子でも味わえない特別なものがあります。この幻のくるみキャラメルに出会うために、白金高輪まで足を運ぶ価値は十分にありますよ。

5. もっと知りたい!くるみとキャラメルの世界

ここまで、私が愛してやまない絶品のくるみキャラメル菓子を4つご紹介してきましたが、そもそも、なぜ私たちはこんなにも「くるみ」と「キャラメル」の組み合わせに惹かれるのでしょうか。ここでは少し視点を変えて、それぞれの素材の魅力や、その相性の秘密について深掘りしてみたいと思います!

くるみの驚くべき健康パワー

くるみは、美味しいだけでなく、私たちの体にとって素晴らしい効果をもたらしてくれるスーパーフードだということをご存知でしたか?その栄養価の高さは、数々の科学的な研究によっても証明されています。

オメガ3脂肪酸の宝庫

くるみの最も注目すべき栄養素は、「オメガ3脂肪酸」の一種であるα-リノレン酸(ALA)です。このα-リノレン酸は、体内で生成することができない必須脂肪酸であり、食事から摂取する必要があります。植物由来の食品の中では、くるみはトップクラスの含有量を誇ります。アメリカのカリフォルニア大学デービス校で行われた研究では、くるみを日常的に摂取することが、悪玉(LDL)コレステロール値を下げ、心血管疾患のリスクを低減する可能性があると報告されています。美味しいおやつを食べながら、健康にも貢献できるなんて、嬉しい限りですよね。

美肌とアンチエイジング効果

くるみには、美容に嬉しい栄養素も豊富に含まれています。例えば、強力な抗酸化作用を持つポリフェノールやビタミンE。これらは、体内の活性酸素を除去し、細胞の酸化を防ぐ働きがあるため、肌の老化を防ぐアンチエイジング効果が期待できます。また、良質なたんぱく質やビタミンB群、ミネラルもバランス良く含まれており、これらが肌の新陳代謝を助け、健やかな肌を保つ手助けをしてくれるのです。くるみキャラメルを食べることは、美しさを内側からサポートすることにも繋がるかもしれません。

奥深いキャラメルの歴史と種類

一方のキャラメルも、非常に奥深い世界を持っています。甘くて香ばしいあの風味は、砂糖を加熱することで起こる「カラメル化」という化学反応によって生まれます。

キャラメルの起源をたどる

キャラメルの起源には諸説ありますが、砂糖を煮詰める技術は古く、アラビアで生まれたと言われています。それがヨーロッパに伝わり、17世紀頃にはフランスで現在のキャラメルの原型となるお菓子が作られるようになりました。その後、19世紀のアメリカで工業的な生産方法が確立され、練乳やバターを加えた、よりマイルドでソフトなキャラメルが誕生し、世界中に広まっていきました。日本でも、明治時代に森永製菓が「ミルクキャラメル」を発売し、国民的なお菓子として定着しましたよね。

生キャラメルとヌガーの違い

ひとくちにキャラメルと言っても、その製法や材料によって様々な種類があります。例えば、数年前に大ブームとなった「生キャラメル」。これは、生クリームをふんだんに使用し、低い温度で短時間で煮詰めることで、とろけるような滑らかな食感を実現しています。一方、先ほどご紹介した「エンガディナー」に使われている「ヌガー」は、砂糖や水飴、はちみつを高温で煮詰め、メレンゲ(泡立てた卵白)やナッツなどを加えて作られます。そのため、ねっとりとした独特の歯ごたえが生まれるのです。このように、キャラメルと一括りにせず、その違いを意識して味わってみると、お菓子選びがもっと楽しくなりますよ。

なぜ「くるみ×キャラメル」は美味しいの?

では、なぜこの二つはこれほどまでに相性が良いのでしょうか。科学的な味覚の観点から見ると、キャラメルの持つ「甘味」と「香ばしさ(苦味)」、そしてくるみが持つ「香ばしさ」と「旨味(コク)」、さらに「油脂分」が、互いの風味を補強し合い、複雑で奥行きのある味わいを生み出していると考えられます。また、食感のコントラストも重要な要素です。キャラメルの「ねっとり・とろり」とした食感と、くるみの「カリッ・サクッ」とした食感が、口の中で楽しいリズムを生み出し、食べ飽きさせない魅力に繋がっているのです。この奇跡的な組み合わせを発見してくれた先人に、心から感謝したい気持ちでいっぱいです!

6. 【徹底比較】あなたに合うのはどれ?シーン別くるみキャラメル選び&実食レビュー

ここまで4つの魅力的な「くるみキャラメル」のお菓子を紹介してきましたが、いかがでしたか?「どれも美味しそうで、特徴はわかったけど、結局どれを選べばいいか迷っちゃう!」というあなたの声が聞こえてくるようです。ご安心ください!最後に、それぞれの特徴をまとめた比較表と、私の個人的な体験談を交えたシーン別のおすすめをご紹介します!

一目でわかる!特徴比較表

まずは、4つの商品の特徴を一覧で見てみましょう。あなたの好みや目的に合わせて、ぴったりの一品を見つける参考にしてくださいね。

商品名 食感 甘さのタイプ くるみの量 おすすめシーン
【鎌倉紅谷】クルミッ子 サクサク・ねっとり・カリカリ 甘さとほろ苦さの王道バランス ぎっしり★★★★★ 定番の手土産・自分へのご褒美・職場へのお配り
【Noix de beurre】キャラメル・ノワ ザクザク・ゴロゴロ・しっとり バターの塩気が効いた甘じょっぱさ 多め★★★★☆ おしゃれなギフト・贅沢なおやつタイム・友人宅への訪問
【ロイスダール】エンガディナー しっとり・ねっとり・カリカリ 濃厚でコク深い大人の甘さ 標準★★★☆☆ コーヒータイムに・伝統菓子好きへ・目上の方への贈り物
【メゾン・ダーニ】ガトーバスク ザクザク・しっとり・とろり ラム酒香る複雑で芳醇な甘さ 多め★★★★☆ 特別な日のご褒美・スイーツマニア向け・見つけたら即買い

私のガチ実食レビュー!

個人的な意見になってしまいますが、私のリアルな感想もお伝えさせてください!

もし私が「毎日でも食べたい!」と思うのは、やはり王者の風格漂う「クルミッ子」です。あの小ぶりなサイズ感がちょうど良く、仕事の合間や食後のデザートに、罪悪感なくパクっと食べられてしまうんですよね。でも、小さいながらもぎっしりと詰まったくルミとキャラメルのおかげで満足感は非常に高い。この絶妙なバランスが素晴らしく、常に家にストックしておきたくなる、日常に寄り添ってくれる魅力があります。

一方で、「今日は特別な気分に浸りたいな」「頑張った自分を最高に甘やかしたい!」という日には、間違いなく「メゾン・ダーニ」の「ガトーバスク・オ・ノワ・エ・キャラメル」を選びます。あのザクザクとした力強い生地を噛みしめた瞬間に広がるバターとラム酒の芳醇な香り、そして濃厚なくるみキャラメルの組み合わせは、まさに至福の一言。一切れで心が満たされる、非日常を味わえるご褒美スイーツです。

「キャラメル・ノワ」は、友人とお家でカフェタイムを楽しむ時に持って行きたい一品。見た目もおしゃれで、発酵バターの塩気が効いた味わいは、甘いものが得意でない人にも喜ばれそうです。「エンガディナー」は、休日の午後に、丁寧にハンドドリップで淹れたコーヒーと一緒に、ゆっくりと時間をかけて味わいたいですね。伝統の物語に思いを馳せながらいただくくるみキャラメルは、また格別です。

シーン別おすすめくるみキャラメル

普段のおやつや自分へのご褒美に

このシーンには、やはり「クルミッ子」が最適です。個包装で食べやすく、オンラインストアや多くの店舗で購入できる手軽さも魅力。日々の生活の中に、ちょっとした幸せをプラスしてくれます。

大切な人への贈り物として

おしゃれで洗練されたギフトを探しているなら、「Noix de beurre」の「キャラメル・ノワ」がおすすめです。高級感のある見た目と、誰が食べても美味しいと感じるであろうバターリッチな味わいは、きっと喜ばれるはずです。また、伝統や格式を重んじる目上の方へは、「ロイスダール」の「エンガディナー」も良いでしょう。歴史ある老舗のくるみキャラメル菓子は、敬意を伝えるのにぴったりです。

特別な日を彩るご褒美スイーツ

記念日や誕生日、あるいは本当に頑張った日のご褒美には、「メゾン・ダーニ」の「ガトーバスク・オ・ノワ・エ・キャラメル」を探してみてはいかがでしょうか。その希少性と、他の追随を許さない圧倒的な美味しさは、あなたの特別な日をさらに輝かせてくれるはずです。

あなたもこの比較表やレビューを参考にして、ぜひお気に入りの「くるみキャラメル」を見つけて、素敵なスイーツライフを送ってくださいね!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。