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絶品ピスタチオバクラヴァ4選!一度食べたら止まらない悪魔的旨さ

2026.02.10
絶品ピスタチオバクラヴァ4選!一度食べたら止まらない悪魔的旨さ

最近は日本でも専門店が増え始めてバクラヴァ選びが楽しくなってきましたね。でもピスタチオの濃厚さやシロップの甘さは店によって千差万別で、どれが自分好みか迷ってしまうことも多いはずです。

そこで今回は「世界一美味しいピスタチオバクラヴァを見つける」という執念で私が食べ歩いた記録を公開します。通販で買えるものから名店の味まで、自信を持っておすすめできる至高の逸品を本音でレビューしました。

1. なぜこれほど沼る?ピスタチオたっぷりのバクラヴァが持つ魔力

緑の宝石!若摘みの秘密

皆さんこんにちは。最近SNSやデパ地下で「バクラヴァ」という言葉をよく見かけるようになりましたね。中でも鮮やかな緑色が目を引くピスタチオ入りは別格の輝きを放っています。一度食べたら忘れられないあの魔力。今回はその魅力にとことん迫ってみましょう。

ただのパイ菓子だと思ったら大間違いです。本場のバクラヴァに使用されるのは、トルコ南東部のガズィアンテップ産「若摘みピスタチオ」だけ。現地ではボズ・フストゥクと呼ばれています。完熟前のまだ赤い殻を割ると現れるエメラルドグリーンの実。これが香りの爆弾なのです。一般的なおつまみ用のピスタチオとは、そもそもの格が違います。ガズィアンテップ大学農学部の研究によると、この時期に収穫された実はフェノール成分が非常に高く、濃厚な風味が凝縮されているそうです。だからこそ、あんなにも鮮烈な色が焼き菓子になっても残るのですね。

向こうが透ける極薄生地

フィロ生地とも呼ばれる「ユフカ」の存在も忘れてはいけません。職人が麺棒一本で広げていく生地は、向こう側の景色が透けて見えるほどの薄さです。これを40層にも重ねることで、あのサクサク感が生まれます。

機械で作られた厚い生地では、シロップを吸った瞬間にベチャッとしてしまうでしょう。職人の手仕事が生み出すミクロの層こそが、バクラヴァの命なのです。口に入れた瞬間にハラハラとほどける食感。そこから溢れ出すバターの香り。これらが一体となって脳髄を刺激します。

バターとシロップの科学

たっぷりの澄ましバターと砂糖シロップ。カロリーのことは一旦忘れましょう。本物のバクラヴァは、甘いのにくどくないという不思議な現象が起きます。これは上質なバターと計算されたシロップの浸透圧によるものです。

噛んだ瞬間に「ジュワッ」と溢れるシロップ。それがピスタチオの油分と混ざり合い、口の中でソースとなって完成します。この幸福感は何物にも代えがたい体験だ。

本物を知る4つの選択

世の中にはたくさんのバクラヴァが出回っています。しかし本当に美味しいものを知ってほしい。私はそう強く願っています。

今回は数あるブランドの中から、マニアの私が自信を持っておすすめできる「実在する4つのブランド」に絞りました。どれも個性が光る名店ばかりです。さあ、ピスタチオの深い沼へ一緒に飛び込みましょう。

2. 【おすすめバクラヴァ①:Nadir Gullu】濃厚ピスタチオが炸裂する至高の逸品

イスタンブールの伝説

まず最初にご紹介するのは、トルコ・イスタンブールで「バクラヴァの王様」と称される老舗中の老舗です。その名は「Nadir Gullu(ナディル・ギュル)」。1800年代から続くこのブランドは、世界中のスイーツ好きが憧れる聖地と言えるでしょう。日本でも松屋銀座などの催事や公式通販で購入可能です。

彼らの作るバクラヴァは、まさに芸術品。箱を開けた瞬間に漂うバターの芳醇な香りが、ただ事ではないオーラを放っています。一切れの重みがずっしりと指に伝わる感覚。これぞ王者の風格ですね。

黄金比が生む断面美

ぜひナイフで切った断面を見てください。上下の生地の比率と、真ん中にぎっしりと敷き詰められたピスタチオの層。この厚みが異常なほど贅沢なのです。

ケチらず限界までナッツを詰め込む。それがナディル・ギュルの流儀だ。緑色の層が分厚いほど、食べた時のナッツ感が強烈になります。生地のサクサク感とナッツのゴロゴロ感が、口の中で完璧なハーモニーを奏でるのです。

暴力的な甘さと後味

一口食べると、脳天を突き抜けるような甘さに襲われます。まさに「甘さの暴力」とも言える衝撃です。しかし不思議なことに、嫌な後味が残りません。

使用しているバターの質が極めて高いからです。羊の乳から作られる特別なバターを使用しているため、濃厚なのにキレがある。だからこそ、濃いめのトルコチャイやブラックコーヒーとの相性が抜群なのです。ついついもう一個と手が伸びてしまう。危険な誘惑ですね。

逆さにして食べる儀式

ここで通な食べ方を伝授しましょう。バクラヴァを食べる時は、上下をひっくり返してみてください。シロップがたっぷり染み込んだ底面を、直接舌の上に乗せるのです。

こうすることで、シロップの甘みとバターの風味をダイレクトに感じることができます。その後に上のサクサク生地が追いかけてくる。これが現地の美食家たちが愛する「トルコ流」の楽しみ方です。ナディル・ギュルの濃厚な味わいを、ぜひこの方法で余すことなく堪能してください。

3. 【おすすめバクラヴァ②:Beyzade Baklava】輸入品とは別格のピスタチオの鮮度

東京で出会う焼き立て

次にご紹介するのは、日本のバクラヴァ界に革命を起こした「Beyzade Baklava(ベイザーデ・バクラヴァ)」です。彼らの最大の特徴は、なんといっても「国内製造」であること。

多くの輸入ブランドが冷凍で海を渡ってくる中、ベイザーデは日本の工房でトルコ人シェフが毎日焼き上げています。東京などに店舗を構え、その場で焼き立てを提供しているのです。これはもはや事件と言っていいでしょう。飛行機に乗らずとも、現地の味がそのまま楽しめるのですから。

耳で楽しむバリザク音

冷凍輸入されたものと、焼き立ての決定的な違い。それは「音」です。ベイザーデのバクラヴァを噛んだ瞬間、「パリッ!ザクッ!」という豪快な音が響きます。

ASMR動画が撮れそうなほどの軽快な食感。湿気を吸っていない、生まれたてのパイ生地だけが出せる音色です。この食感のコントラストこそが、新鮮なピスタチオの風味を最大限に引き立てる引き立て役となります。一度この食感を知ってしまうと、もう元には戻れないかもしれません。

日本人に寄り添う甘さ

本場の味を再現しつつも、ベイザーデは日本人の味覚に寄り添った調整をしています。脳が痺れるような甘さではなく、濃厚でありながらも最後まで美味しく食べきれる絶妙な糖度です。

決して味が薄いわけではありません。ピスタチオの風味を邪魔しないギリギリのラインでシロップの量をコントロールしているのです。繊細な日本人の舌には、このバランスが最適解なのかもしれません。

冷蔵配送という正解

通販を利用する場合も、ベイザーデは優秀です。多くのショップが冷凍便を使う中、彼らは「冷蔵(クール便)」で届けてくれることが多いのです。

ナッツの油分は酸化しやすいもの。冷凍と解凍を繰り返すと、どうしても風味が落ちてしまいます。しかし冷蔵なら、焼き上がりの香ばしさを保ったまま自宅に届く。箱を開けた瞬間に広がるピスタチオのフレッシュな香り。これがベイザーデを選ぶ最大の理由です。週末のティータイムに、最高に新鮮な緑色の宝石を用意してみてはいかがでしょうか。

4. 【おすすめバクラヴァ③:Divan】トルコの最高級ピスタチオブランド

セレブが愛する洗練の極み

次にご紹介するのはトルコが誇る高級ブランド「Divan(ディヴァン)」です。ここは単なるパティスリーではありません。トルコ最大の財閥であるコチ財閥が運営する高級ホテルブランドから生まれた名門中の名門です。現地では「バクラヴァ界の貴婦人」とも呼ばれるほどの存在感を放っています。

私が初めてこのブランドのバクラヴァを口にした時の衝撃は今でも忘れられません。それまで抱いていた「トルコ菓子=とにかく甘い」という固定観念が良い意味で裏切られたからです。まるでフランス菓子のような繊細さと計算され尽くしたバランス。それがDivanの真骨頂だ。

エレガントに香る後味

他のブランドが「ガツン」とくる直球の甘さだとすれば、Divanは変化球です。シロップのキレが驚くほど良く、口に残るベタつきが一切ありません。使用されているバターも非常に軽やかで上品です。

ピスタチオの風味もどこか奥ゆかしい。噛み締めるごとにナッツ本来の香ばしさが静かに、しかし確実に広がっていきます。この優雅な味わいは熟練の職人が素材の配合をミリ単位で調整しているからこそ成せる業でしょう。大人の余裕を感じさせる味です。

均一な焼き色が語る美学

箱を開けた瞬間のビジュアルにも注目してください。Divanのバクラヴァは焼き色が恐ろしいほど均一で美しい。まるで定規で測ったかのような正確なカットと黄金色の焼き上がりは、食べるのがもったいないほどです。

この美しさこそがギフトとして最強の武器になります。高級感あふれるパッケージデザインも相まって、大切な人への贈り物や自分への特別なご褒美としてこれ以上の選択肢はないでしょう。箱を手に取った瞬間の高揚感。それもまたDivanが提供する価値の一部なのです。

ワインと奏でる夜の協奏曲

ここで少し大人な楽しみ方を提案させてください。通常バクラヴァにはチャイやコーヒーを合わせますが、Divanの繊細な甘さはアルコールともよく合います。特におすすめなのが辛口の白ワインやシャンパンです。

ピスタチオの油分とバターのコクを、キリッとした酸味が包み込む。このマリアージュはもはや背徳的な快楽と言っても過言ではありません。夜のゆったりとした時間に、映画でも観ながらワイン片手にバクラヴァをつまむ。そんな贅沢な週末があってもいいはずです。

5. 【おすすめバクラヴァ④:Hafiz Mustafa】ピスタチオの長い歴史を味わえる

1864年から続く伝説

歴史の重みを噛み締めたいなら「Hafiz Mustafa 1864(ハフィズ・ムスタファ)」で決まりです。創業はなんと1864年。日本で言えば幕末の元治元年にあたります。オスマン帝国時代から続くこの老舗は、イスタンブール観光のド定番スポットとしても知られています。

160年以上もの間、彼らは頑なに伝統的な製法を守り続けてきました。近代化の波に流されることなく、昔ながらの味を現代に伝えているのです。店内に一歩足を踏み入れれば、そこはまるで博物館。積み上げられたお菓子の山と甘い香りが、あなたをタイムスリップさせてくれるでしょう。

芸術的な層と職人技

ハフィズ・ムスタファのバクラヴァの特徴は、なんといっても生地の層の細かさです。熟練の職人が極限まで薄く延ばした生地を、数え切れないほど重ねています。この層の多さが独特の食感を生み出しているのです。

サクッとした歯触りの後に訪れる、ホロホロと崩れる儚さ。それは長い歴史の中で研ぎ澄まされた職人技の結晶です。機械生産では絶対に再現できないこの食感こそ、老舗のプライドそのものだと言えるでしょう。一口ごとに歴史のロマンを感じずにはいられません。

粒感が残るピスタチオ

もう一つの大きな特徴はピスタチオの処理方法にあります。多くのブランドがペースト状に近い細かさにする中、ここではあえて少し粒感を残しているのです。特に「ハヴチ・ディリミ」と呼ばれる大きな三角形の種類では、ナッツの存在感が際立ちます。

「カリッ」というナッツ本来の食感がアクセントになり、飽きることなく食べ続けられます。ピスタチオ好きにはたまらない仕様ですね。噛むたびに弾ける香ばしさは、新鮮なナッツを惜しげもなく使用している証拠です。素材への絶対的な自信が感じられます。

コレクター魂を揺さぶる缶

味もさることながら、ハフィズ・ムスタファを語る上で外せないのが「缶」の存在です。彼らの商品は、オスマン風の幾何学模様や美しいカリグラフィーが描かれた特製の缶に入って販売されています。これがとにかく可愛い。

食べ終わった後も小物入れや紅茶の保存容器として使えるため、缶目当てで購入するファンも世界中に大勢います。私もその一人です。キッチンに並んだ色とりどりの缶を見るたびに、イスタンブールの旅の記憶が蘇ります。味だけでなく「モノ」としての所有欲も満たしてくれる。それがこのブランドの賢い戦略であり魅力なのです。

6. 徹底比較!あなたに最適なピスタチオのバクラヴァはこれだ

迷えるあなたへの羅針盤

ここまで4つの個性的なブランドを紹介してきました。どれも魅力的すぎて選べないという声が聞こえてきそうです。そこで今回は、私が長年のバクラヴァ生活で導き出した独自の比較指標を公開します。

あなたの好みや利用シーンに合わせて、最適な一品を選び出してください。バクラヴァ選びは、自分の欲望と向き合う作業でもあります。甘さを取るか。食感を取るか。それともブランドの物語を取るか。正解はあなたの舌の中にしかありません。

独自指標によるスペック比較

それぞれの特徴をわかりやすく表にまとめました。この表を参考に、今の気分にぴったりのバクラヴァを見つけてください。

ブランド名 甘さレベル ピスタチオ濃度 生地の食感 推奨シーン
Nadir Gullu ★★★★★ (激甘) ★★★★★ (超濃厚) しっとり重厚 脳を揺さぶりたい時・本気のマニア向け
Beyzade ★★★☆☆ (適度) ★★★★☆ (新鮮) パリパリ最強 週末のカフェタイム・初心者への入り口
Divan ★★☆☆☆ (上品) ★★★☆☆ (繊細) サクサク軽快 ワインのお供・目上の人へのギフト
Hafiz Mustafa ★★★★☆ (伝統) ★★★★☆ (粒感) ホロホロ繊細 歴史を感じたい時・缶をコレクションしたい時

ご覧の通り、甘さの頂点に君臨するのはやはりNadir Gulluです。対してBeyzadeは食感の良さが際立っています。Divanのバランス感覚も見逃せません。Hafiz Mustafaは総合力とパッケージ力で勝負しています。

筆者が体験した沼の入り口

少し個人的な話をさせてください。私が初めてNadir Gulluを口にしたのは、仕事で疲れ切った深夜のことでした。通販で届いた箱をこっそり開け、罪悪感を感じながら頬張ったあの一口。脳天を突き抜けるような強烈な甘さと、鼻に抜けるピスタチオの香り。その瞬間に私の疲れは吹き飛びました。

「こんなに背徳的で美味しいものが世界にあるのか」。そう衝撃を受けたのを昨日のことのように覚えています。それ以来、私はこの緑色の沼から抜け出せなくなってしまいました。今では週末の朝にBeyzadeの焼き立てを食べるために早起きするのが習慣になっています。

さあ緑色の誘惑へ

バクラヴァは単なるお菓子ではありません。それは中東の歴史と文化、そして職人の魂が凝縮された小さな宇宙です。一度その扉を開ければ、奥深い世界があなたを待っています。

今回紹介した4つのブランドは、どれを選んでも間違いなくあなたを幸せにしてくれるでしょう。濃厚なバターとピスタチオが織りなすハーモニー。ぜひあなたも、この背徳的で幸せな緑色の誘惑に溺れてみてください。あなたのティータイムが、かつてないほど彩り豊かなものになることを約束します。

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。