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小田原のピスタチオ専門店、店員に聞いた人気No.1はコレ!

2026.02.06
小田原のピスタチオ専門店、店員に聞いた人気No.1はコレ!

小田原の静かな街角でこれほど濃厚なピスタチオに出会えるとは、正直なところ全く予想していませんでした。世界最高峰とも称されるシチリア産ブロンテ村の豆を贅沢に使った「PISTACCHIERIA」の味は、一口食べた瞬間にこれまでの常識を覆してくれます。

ナッツの女王が持つ本来の香りとコクを最大限に引き出す職人の技には、マニアを自称する私ですら思わず唸らされました。都内の有名店にも引けを取らない至高のジェラートや焼き菓子が、なぜこの場所で人々を虜にしているのかを徹底的に紐解きます。

1. 小田原の名店『PISTACCHIERIA』のピスタチオが凄すぎる理由

小田原とピスタチオの意外な遭遇

小田原駅の東口を降りて数分歩く。そこには古き良き城下町の風情が漂っています。多くの観光客が蒲鉾や干物を求めて賑わうこの街に、ある異質な空間が存在するのをご存知でしょうか。ナッツ好きの間で密かに、しかし確実に話題を呼んでいるその店こそが「PISTACCHIERIA(ピスタッキエリア)」です。

ここは単なる流行りの洋菓子店ではありません。イタリアンの名店がその威信をかけて作り上げた、まさにピスタチオのためだけの聖域だ。一歩足を踏み入れれば、そこはもうシチリア。香ばしくも甘い独特の芳香が、あなたの鼻腔を優しく、そして力強く刺激します。

緑の宝石ブロンテ産への執念

あなたが今まで食べてきたピスタチオは、本当にピスタチオの味がしていたでしょうか。この店で扱われているのは「緑の宝石」と世界中で称賛されるシチリア島ブロンテ産の最高級豆です。エトナ山の火山灰を含んだ肥沃な土壌が、他にはない力強いコクを生み出します。

大量生産されたナッツとは訳が違う。二年ごとの収穫という伝統的な農法を守り、太陽の恵みをたっぷりと凝縮させた豆だけが持つエネルギーがあります。その希少性は高く、市場に出回る量も限られているため「幻のナッツ」とも呼ばれるほどです。この店ではその貴重な素材を惜しげもなく使用しています。

フレーバーではなく主役としての存在

世の中には「ピスタチオ風味」のお菓子が溢れています。しかしその多くは着色料で染められた緑色であり、香料で足された杏仁のような匂いであることが少なくありません。PISTACCHIERIAが提供するのは、それらとは完全に一線を画す「素材そのもの」の体験です。

豆本来が持つ油脂分の旨味を感じてください。少し青みがかったフレッシュな香りや、適切な焙煎によって引き出されたメイラード反応による香ばしさが複雑に絡み合います。それは濃厚でありながら、後味は驚くほど上品で軽やかです。

歴史ある街並みとの美しいギャップ

小田原という歴史ある街で、これほど本格的なイタリアの風を感じられること自体が奇跡に近い体験です。小田原城の天守閣を眺めたその足で、世界最高峰のナッツの味に触れる。この強烈なコントラストもまた、PISTACCHIERIAを訪れる大きな理由の一つと言えるでしょう。

2. 【小田原PISTACCHIERIAのおすすめ①】ピスタチオプリン

常識を覆すねっとりとした重厚感

まず体験していただきたいのが、この店の代名詞とも言える「ピスタチオプリン」です。スプーンを入れた瞬間、指先に伝わる抵抗感にあなたは驚くかもしれません。それは一般的なプリンが持つプルプルとした弾力とは無縁の、クリームそのものを固めたような重厚感だからです。

口に含んだ瞬間に広がるのは、卵や砂糖の甘みではありません。ローストされたピスタチオの野生的な香りがガツンと脳を揺さぶります。まるでペーストをそのまま食べているかのような、ねっとりと舌に絡みつく食感は罪深いほどの満足感を与えてくれます。

産地で変わる香味の迷宮

このプリンの真骨頂は、単一の味ではないという点にあります。実はピスタチオと一口に言っても、その産地によって風味のキャラクターは劇的に異なります。PISTACCHIERIAでは、産地ごとの個性を活かした食べ比べが可能です。

以下の表に、主な産地ごとの特徴をまとめました。

産地 特徴 おすすめのタイプ
イタリア(シチリア) 華やかで上品な香り、鮮やかな緑色 香りを楽しみたい方
アメリカ 香ばしさが強く、馴染みのあるコク ナッツ感を強く感じたい方
イラン(スーパーグリーン) 濃厚な油脂分と野性味あふれる風味 濃厚派の方

例えばシチリア産は、まるで花のようなフローラルな香りが鼻に抜けていきます。一方でアメリカ産は、私たちが慣れ親しんだナッツ特有の香ばしさが前面に出ているのが特徴です。イラン産のスーパーグリーンに至っては、その名の通り目の覚めるような緑色と、野性味あふれる濃いコクが特徴的だ。自分の舌で「推しピスタチオ」を見つける旅に出るのも、この店ならではの楽しみ方と言えます。

計算し尽くされたカラメルの苦味

プリンの底に潜むカラメルソースにも、職人の緻密な計算が見え隠れします。主役であるピスタチオの濃厚な油分を受け止めるため、カラメルは甘さを極限まで抑えたビターな仕上がりになっています。この焦がし砂糖のほろ苦さが、ナッツの甘みをより一層引き立てるのです。

最後の一口まで飽きさせない。濃厚なのにくどくない。その絶妙なバランスは、何百回もの試作を重ねた証拠でしょう。

温度変化で楽しむ味のグラデーション

持ち帰ったプリンを食べる際、温度にも少し気を配ってみてください。冷蔵庫から出してすぐの冷たい状態では、凝縮された硬めの食感を楽しめます。しかし室温で少し置くことで、ナッツの油分が緩み、香りの立ち方が爆発的に豊かになる瞬間があります。

小田原散策の合間にベンチで食べるのも良いでしょう。しかし自宅でワインやエスプレッソを用意し、最適な温度でじっくりと向き合うのもまた格別な贅沢です。ひと口ごとに変化する表情を楽しんでください。

3. 【小田原PISTACCHIERIAのおすすめ②】ピスタチオスプレッド

瓶詰めにされた緑の小宇宙

次におすすめしたいのが、瓶詰めで販売されている「ピスタチオスプレッド」です。これを単なるパンのお供だと思ってはいけません。蓋を開けた瞬間、部屋中に広がる芳醇な香りは、まさに「塗る宝石」と呼ぶにふさわしいものです。

表面にうっすらと浮かぶ緑色のオイル。これは保存料や乳化剤に頼らず、ナッツ本来の油分が分離している証拠です。スプーンですくうと、どっしりとした重みを感じることができます。

トーストの上で起きる化学反応

このスプレッドの真価が発揮されるのは、焼きたてのトーストに乗せた瞬間です。熱々のパンに乗せると、スプレッドに含まれる良質な油脂がゆっくりと溶け出し、パンの繊維一本一本に染み込んでいきます。ジュワッと溶けた部分を頬張った時の幸福感は、言葉では表現しきれません。

一般的なナッツクリームは砂糖の甘さが勝ってしまうことが多いです。しかしこのスプレッドは、ナッツ本来の油分とわずかな塩気のバランスが神がかっています。甘すぎず、しかし濃厚なコクがあるため、食事パンとの相性も抜群だ。

自宅が一瞬で高級ホテルに

朝の忙しい時間、ただ焼いた食パンにこれを塗るだけで世界が変わります。一口食べただけで、自宅のダイニングがいきなり高級ホテルの朝食会場に変わったかのような錯覚に陥るはずです。あわただしい日常の中に、優雅なひとときを作り出す魔法のアイテムと言えるでしょう。

飲み物へと進化する楽しみ方

さらにマニアックな楽しみ方として、ホットミルクへの投入をおすすめします。温かい牛乳にスプーン一杯のスプレッドを溶かせば、即席の「濃厚ピスタチオラテ」が完成します。冬の寒い朝、冷えた体を芯から温めてくれる極上の一杯です。

また、バニラアイスへのトッピングも忘れてはいけません。冷たいアイスと常温のスプレッドが口の中で混ざり合い、高級レストランのデザートのような味わいを生み出します。使い勝手が良く日持ちもするため、小田原土産として友人に渡すと確実に喜ばれるアイテムナンバーワンでもあります。

4. 【小田原PISTACCHIERIAのおすすめ③】ピスタチオテリーヌ

焼き菓子を超えたピスタチオの塊

3つ目の商品は、焼き菓子というカテゴリーに分類することさえ躊躇われる「ピスタチオテリーヌ」です。手に取った瞬間、そのサイズ感からは想像できないずっしりとした重量感に驚かされるでしょう。これはもはやケーキではありません。ピスタチオそのものを極限まで圧縮し、旨味を閉じ込めた「緑のインゴット(延べ棒)」と呼ぶべき存在だ。

小麦粉の使用量は極限まで抑えられています。そのため、スポンジケーキのような気泡は一切存在しません。ナイフを入れると、その断面は密度が高く、まるで美しい大理石のように滑らかです。一切れ切り出すだけで、その場の空気が変わるほどの存在感を放ちます。

体温で溶ける生チョコのような官能

口に入れた瞬間、あなたは言葉を失うはずです。舌の上に乗せると、体温でゆっくりと油脂分が溶け出し、濃厚なペーストが口内全体を支配します。その食感は高品質な生チョコ、あるいは極上のフォアグラのようです。

噛む必要さえありません。舌と上顎で優しく押し潰すだけで、ピスタチオの奔流が溢れ出します。ホワイトチョコレートとの配合バランスが秀逸で、ホワイトチョコ特有のミルキーなコクが、ピスタチオの青臭さを完全に消し去り、純粋な旨味だけを増幅させているのが分かります。甘美な余韻。それは数分間も続き、あなたを陶酔させます。

大人だけが許された晩酌の相棒

このテリーヌは、甘さが極めて控えめに設計されています。そのため、コーヒーや紅茶はもちろんですが、夜のアルコールとの相性が異常なほど良いのです。特に樽香の効いたウイスキーや、重めの赤ワインと合わせると、互いの個性を高め合う最高のマリアージュが完成します。

ロマリンダ大学の研究によると、ピスタチオなどのナッツ類を摂取することでガンマ波(認知処理、情報保持、学習、知覚、急速眼球運動睡眠に関連する脳波)が強化されるという報告もあります。つまり、このテリーヌを少しずつ味わいながら一日を振り返る時間は、脳にとっても最高のご褒美となるわけです。薄くスライスし、ちびちびとかじる。その一切れに込められたエネルギーと幸福感は計り知れません。

ギフトとして最強の選択肢

小田原観光のお土産としてこれ以上のものはないでしょう。常温で持ち歩きが可能でありながら、そのパッケージや味わいは高級ブランドのそれに匹敵します。箱を開けた瞬間の深い緑色は、受け取った相手に鮮烈な印象を与えるはずです。

甘いものが苦手な男性や、舌の肥えた食通の方への贈り物としても最適です。単なるスイーツではなく「酒のつまみ」としても機能する多面性が、このテリーヌの最大の武器と言えます。

5. 【小田原PISTACCHIERIAのおすすめ④】ピスタチオジェラート

その場でしか味わえない時間の魔法

最後に紹介するのは、店舗でしか味わえない(一部配送用カップもありますが、やはりその場が最高です)「ピスタチオジェラート」です。加工品とは違い、マイナス温度帯で味わうピスタチオは、香りの広がり方が劇的に異なります。作りたてのジェラートには、空気が程よく含まれており、シルクのような滑らかさを持っています。

店舗で受け取った直後が一番の食べ頃です。時間が経つにつれて食感や香りの立ち方は変化してしまいます。まさに「賞味期限数分」とも言える、その瞬間の小田原の風と共に楽しむべき儚い芸術作品だ。

冷たさと香ばしさのコントラスト

冷たい食べ物は、通常甘みや香りを感じにくくなるものです。しかしPISTACCHIERIAのジェラートは、口に入れた瞬間の「冷たさ」の後に、焙煎されたナッツの「熱」を感じるような不思議な感覚に陥ります。乳脂肪分のまろやかさがナッツ特有のえぐみを優しく包み込み、さっぱりとしているのに後味にはしっかりとロースト香が残るのです。

鼻孔をくすぐる香ばしさは、夏の暑い日に清涼感を与えるだけではありません。冬の寒い日に、暖房の効いた暖かい部屋や車内で食べる濃厚なジェラートもまた、背徳的な美味しさがあります。季節を問わず、脳に直接響く美味しさです。

食感のアクセントが生むリズム

ジェラートの中には、細かく砕かれたピスタチオの粒(クラッシュ)が贅沢に混ぜ込まれています。滑らかなクリームの中で時折現れるカリッとした食感。このアクセントが、単調になりがちなアイスの味わいに強烈なリズムを生み出します。

噛むたびに弾けるフレッシュな香り。豆の粒そのものを噛み砕くことで、ジェラートのクリーム部分とは異なる、よりダイレクトなナッツの風味が追いかけてきます。最後まで飽きさせない工夫が随所に凝らされています。

観光の疲れを癒やす緑の処方箋

小田原城や周辺の散策で歩き疲れた体に、このジェラートの糖分と良質な脂質は速やかに染み渡ります。ベンチに腰掛け、小田原の空を見上げながらジェラートを頬張る。その数分間は、旅の思い出の中でも特に色鮮やかなワンシーンとして記憶に残ることでしょう。

6. ピスタチオ好きは小田原へGO!全種類食べ比べ&マニアの推し総括

迷えるあなたへのガイドライン

ここまでPISTACCHIERIAが誇る珠玉の4品を紹介してきました。どれもが「ピスタチオ」という一つの素材を極限まで探求した結果生まれた傑作であり、甲乙つけがたい魅力があります。小田原まで足を運ぶ価値は十分にありますが、予算や荷物の都合で全てを買うわけにはいかない方もいるでしょう。

そこで、実際に全ての商品を自腹で実食し、何度もリピートしている筆者の独断と偏見による比較表を作成しました。あなたの今の気分や、誰と一緒に食べるかというシチュエーションに合わせて選ぶ際の参考にしてください。

商品別特徴比較チャート

商品名 濃厚さ 甘さ おすすめシーン マニアの一言
ピスタチオプリン ★★★★☆ ★★★☆☆ 自分へのご褒美 最初の一個なら絶対これ。ねっとり食感が罪深い。産地食べ比べは必須科目。
ピスタチオスプレッド ★★★★★ ★★★★☆ 朝食・ギフト トーストに乗せた時の「溶け」が至高。ホットミルクに溶かす裏技も試してほしい。
テリーヌ ★★★★★ ★★☆☆☆ 晩酌・ティータイム ほぼ「豆」。ワイン泥棒な大人の味。ちびちび食べるのが正解。
ジェラート ★★★☆☆ ★★★☆☆ 食べ歩き・食後 一番香りがフレッシュ。後味爽快。その場の空気感と共に味わうべし。

筆者が選ぶ唯一無二の「推し」

個人的な「推し」を一つだけ、断腸の思いで挙げるとすれば、やはり「ピスタチオスプレッド」です。その理由は、汎用性の高さと、日常を一瞬で非日常に変える破壊力にあります。朝のトースト、昼のデザート、夜のホットドリンク。生活のあらゆるシーンにピスタチオの彩りを添えることができるこの瓶は、一度買えば数週間は幸せが持続します。

しかし、初めて訪れるのであれば、まずは「ピスタチオプリン」でその実力を確かめてみるのが王道の楽しみ方かもしれません。あの一口目の衝撃は、ピスタチオの概念を書き換える儀式のようなものです。

さあ、小田原へ向かおう

小田原は、箱根や伊豆への通過点として扱われがちです。しかし、PISTACCHIERIA(ピスタッキエリア)という存在があるだけで、この街は明確な「目的地」へと変わります。観光のついでではありません。ここを目指して新幹線や電車に乗る価値があるほど、奥深いピスタチオの世界が待っています。

帰り道、あなたの手には緑色の紙袋が握られているはずです。そして帰宅後、その封を開けた瞬間に広がる香りが、小田原での素敵な記憶を鮮明に蘇らせてくれるでしょう。あなたのピスタチオライフが、今日から激変することを約束します。

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。