クルミ
【厳選】名古屋のくるみ好きに贈る、珠玉のスイーツ店4選
2025.07.19
「名古屋でくるみ?」と、少し意外に思われたかもしれません。しかし、実は名古屋には、くるみの豊かな風味と食感を活かした隠れた名品が数多く眠っているのです。
この記事では、なぜ今名古屋でくるみがアツいのか、その理由とともに、お土産やギフトにおすすめの絶品くるみスイーツをご紹介。伝統的な和菓子から、洋菓子の名店が作るオリジナルスイーツまで、あなたの知らない名古屋の新たな魅力に出会えるはずです。
1. 【名古屋のくるみマニア必見!】地元民が厳選!本当におすすめしたい名店4選
こんにちは!くるみのおいしさに目覚めて以来、日々おいしいくるみを追い求めている、生粋の名古屋人である私です。あなたは、くるみと聞いてどんなイメージを持ちますか?栄養豊富で健康的、パンやお菓子のアクセント、そんなイメージが一般的かもしれません。しかし、ここ愛知県名古屋市には、その「くるみ」を主役にした、とてつもなくこだわりの強いお店がたくさんあることをご存知でしたでしょうか?
モーニング文化や喫茶店文化が深く根付く名古屋では、コーヒーや紅茶に合うおいしいお菓子への探求心が人一倍強い、と私は感じています。そんな名古屋だからこそ、脇役になりがちなくるみを、堂々たる主役に引き上げた名店が次々と生まれているのかもしれません。かくいう私も、最初は「名古屋でくるみ?」と半信半疑でした。しかし、一度その奥深い世界に足を踏み入れると、もう抜け出せなくなってしまったのです。
今回は、私が名古屋市中を駆け巡り、数え切れないほどのくるみスイーツやナッツを試してきた中で、「ここのくるみは本当にすごい!」と心から感動した、とっておきの4店舗を厳選しました。単なるお店の紹介ではありません。なぜこのお店のくるみはこんなにも魅力的なのか、その秘密はどこにあるのか、マニアックな視点からその魅力を余すことなく、たっぷりとご紹介していきますね!この記事を読み終える頃には、あなたもきっと名古屋のくるみの虜になっているはずです。さあ、一緒に名古屋の絶品くるみを巡る旅に出かけましょう!
2. 名古屋で出会う新感覚スイーツ!「カヌレとくるみ」のこだわりが凄い
最初にご紹介するのは、その名も「カヌレとくるみ」という、まさに私たちのためのようなお店です。名古屋市東区にひっそりと佇むこのお店は、知る人ぞ知る焼き菓子の名店。私がこのお店と出会ったのは、友人への手土産を探していた時でした。「ちょっと変わっていて、でも絶対においしい名古屋のお菓子」という難しいリクエストに応えてくれたのが、ここの焼き菓子だったのです。
ここの看板商品は、もちろん店名にもなっているカヌレと、そして香ばしいくるみが主役の焼き菓子たちです。特に私が衝撃を受けたのは「塩キャラメルくるみ」。一見すると、よくあるナッツのキャラメルがけのように見えるかもしれません。しかし、それは大きな間違い。一口食べれば、その概念は覆されます。これは、くるみという素材への深い理解と、卓越した職人技が生み出した、まさに「新食感のくるみスイーツ」なのです。名古屋のスイーツシーンに新たな風を吹き込んだ、このお店のこだわりをじっくりと見ていきましょう。
職人技が光る!唯一無二の食感の秘密
「カヌレとくるみ」の「塩キャラメルくるみ」の最大の特徴は、その驚くべき食感にあります。外側のキャラメルはカリッとしていて、歯を入れると軽快な音が響きます。しかし、その直後にやってくるのは、中のくるみの「サクッ」とした、それでいて柔らかさも感じる絶妙な歯ごたえ。この食感のコントラストが、食べる人を夢中にさせるのです。
この奇跡の食感は、徹底的に計算された火入れによって生まれます。お店の方に伺ったところ、くるみの種類やその日の湿度・温度によって、ローストする時間や温度をミリ単位で調整しているとのこと。くるみは熱を入れすぎると、せっかくの風味が飛んでしまい、苦味だけが残ってしまいます。逆に火入れが甘いと、湿気ったような食感になり、香ばしさも引き出せません。
このお店では、くるみ本来の持つ豊かな油分と上品な風味を一切損なうことなく、最大限に香ばしさを引き出す、まさに極限の火入れを行っています。さらに、キャラメルのコーティングも非常に薄く、均一。これにより、キャラメルの甘さとほろ苦さがくるみの風味を邪魔することなく、むしろ引き立てる役割を果たしているのです。この繊細な職人技こそ、他の誰にも真似できない、このお店だけの特別な価値だと言えるでしょう。名古屋でくるみ菓子を探すなら、まずこの食感を体験していただきたいです。
看板商品「塩キャラメルくるみ」を実食レポート
では、実際に「塩キャラメルくるみ」をいただいた時の感動を、詳しくレポートさせてください。まず、透明な袋に入ったその姿は、キラキラと輝いていてまるで宝石のようです。一つ一つ丁寧にキャラメリゼされたくるみが、光を反射して琥珀色に輝いています。
袋を開けた瞬間に広がるのは、焦がしキャラメルの香ばしい匂いと、バターの豊かな香り。そして、ほんのりナッツの甘い香りが漂ってきて、食べる前から期待感が高まります。価格は1袋650円(2025年6月時点)。自分へのご褒美にも、ちょっとしたギフトにも最適な価格設定です。
いよいよ、一粒を口の中へ。まず感じるのは、表面のキャラメルのカリッとした軽快な食感。その直後、サクッとしたくるみの歯ごたえが続き、噛みしめるごとにくるみ本来の持つクリーミーな甘みと、ナッツ特有の香ばしさが口いっぱいに広がります。そして、後から追いかけてくるのが、フランス・ゲランド産の塩の絶妙な塩味。この塩味が、キャラメルの濃厚な甘さをキリッと引き締め、後味をさっぱりとさせてくれるのです。甘い、香ばしい、しょっぱい、そしてクリーミー。この味の四重奏が、次から次へと新しい一粒を口に運ばせてしまいます。この完璧なバランスは、まさに名古屋が誇るべきくるみスイーツの傑作です。
手土産にも最適!喜ばれること間違いなしのラインナップ
「塩キャラメルくるみ」の魅力は言うまでもありませんが、「カヌレとくるみ」の魅力はそれだけにとどまりません。もちろん、店名にもなっている「カヌレ」は外側がカリッ、内側がもっちりとした伝統的な製法で作られており、こちらも絶品です。ラム酒とバニラの香りが豊かで、コーヒーとの相性は抜群。
手土産として特におすすめしたいのが、「塩キャラメルくるみ」とカヌレを詰め合わせたギフトボックスです。先日、東京から来た友人にこのセットを名古屋土産として渡したところ、「こんなにおいしいカヌレとくるみは初めて!センスが良すぎる!」と大絶賛してくれました。見た目もおしゃれなパッケージなので、どんなシーンでも喜ばれること間違いありません。
他にも、季節によっては限定のフレーバーが登場することもあるようです。以前訪れた際には、「黒糖くるみ」や「メープルくるみ」といった、これまた魅力的な商品が並んでいました。訪れるたびに新しい発見があるのも、このお店に通いたくなる理由の一つです。名古屋で気の利いた手土産を探しているなら、ぜひ候補に入れてみてください。
お店の基本情報とアクセスのポイント
「カヌレとくるみ」は、名古屋の中心部からもアクセスしやすい場所にあります。最寄り駅は名古屋市営地下鉄桜通線の「高岳駅」で、4番出口から歩いて約5分ほどの距離です。白い壁に木製の扉が映える、シンプルで洗練された外観が目印。店内もこぢんまりとしていますが、温かみのある照明と木のぬくもりが感じられる、とても居心地の良い空間です。
ショーケースには、美しく並べられたカヌレと焼き菓子たち。ついつい長居して、どれにしようか迷ってしまいます。営業時間は11:00から18:00までですが、人気商品は早い時間に売り切れてしまうことも多いため、午前中に訪れるのがおすすめです。定休日は月曜日と火曜日なので、訪れる際はご注意くださいね。この絶品くるみを求めて、名古屋の街を少し散策してみるのも楽しいですよ。
3. 世界のくるみを名古屋で食べ比べ!「Far East Bazaar」の魅力
「一つのくるみ菓子だけじゃ物足りない!もっと色んなくるみそのものを試してみたい!」そんな探求心旺盛なあなたに、次におすすめしたいのが「Far East Bazaar(ファーイーストバザール)」です。このお店は、世界中から厳選されたドライフルーツやナッツを量り売りで提供してくれる、まさにナッツ好きの聖地のような場所。
名古屋市内には、松坂屋名古屋店の地下1階と、JR名古屋駅直結のタカシマヤ ゲートタワーモールの地下1階にお店を構えており、アクセスが非常に良いのも嬉しいポイントです。私がこのお店の虜になった理由は、ただナッツを売っているだけではないからです。ここは、世界各地の食文化や歴史を、ナッツやドライフルーツを通して体験できる「食のミュージアム」のような空間。そしてもちろん、くるみのラインナップも圧巻なのです。ここでは、あなたの知らないくるみの新たな扉を開けることができるはずです。
まるでくるみの博物館!圧巻の品揃え
「Far East Bazaar」のナッツコーナーに足を踏み入れると、その種類の豊富さに誰もが驚くでしょう。木製の大きな樽に、世界中から集められたナッツがずらりと並んでいます。その中でも、くるみは特別な存在感を放っています。
私が見ただけでも、定番のアメリカ・カリフォルニア産チャンドラー種のくるみはもちろん、よりクリーミーで渋みが少ないと言われるチリ産のもの、さらには希少な古代種のくるみまで、常時数種類が用意されています。これだけの種類のくるみを一つの場所で、しかも名古屋の中心部で比較検討できるお店は、他に類を見ません。
それぞれのくるみの前には、産地や特徴が書かれたプレートが置かれています。例えば、「カリフォルニア産:バランスの取れた味わい、お菓子作りに最適」「チリ産:明るい色味で渋みが少なく、クリーミーな食感」といった具合です。これらを眺めているだけでも、まるで世界地図を旅しているような気分になります。量り売りなので、気になるくるみをそれぞれ20gずつ、といったように少量から購入できるのが最大の魅力。くるみ好きにとっては、まさに夢のような場所なのです。
私が試した!産地別くるみ食べ比べ徹底レビュー
もちろん、私も様々な産地のくるみを食べ比べてみました。ここでは、その中でも特に印象的だった2つのくるみの違いを、私の主観たっぷりにレビューしますね。
まずは、最もポピュラーな「アメリカ・カリフォルニア産」。こちらは、私たちが「くるみ」と聞いてイメージする、まさに王道の味わいです。カリッとした食感で、香ばしさが強く、後味にほんのりとした心地よい渋みを感じます。この渋みが、くるみらしい味わいの輪郭をくっきりとさせているように思います。そのまま食べるのはもちろん、サラダのトッピングやパン生地に練り込むなど、料理やお菓子作りに使うと、その存在感が際立ちます。名古屋の多くのベーカリーでも、このカリフォルニア産のくるみが使われているのではないでしょうか。
次に試したのが「チリ産」のくるみです。まず見た目が、カリフォルニア産よりも色が白っぽく、大粒なのが特徴。口に入れてみると、その違いに驚きます。渋みがほとんどなく、非常にマイルド。そして何より、食感がクリーミーで、口の中に豊かな油分がじゅわっと広がります。まるでバターのようなコクがあり、ナッツそのものが持つ自然な甘みを強く感じることができます。これは、何も加えず、そのままじっくりと味わいたい逸品です。赤ワインとの相性も抜群でした。このように、産地が違うだけで全く異なる個性を持つくるみの世界。名古屋にいながらにして、この奥深さを体験できるのは本当に貴重です。
くるみとジェラートの禁断のペアリング
「Far East Bazaar」のもう一つの名物が、砂糖を使わず、果実本来の甘さや花蜜で甘みをつけたアラビアン・ジェラートです。古代小麦を使ったコーンも、香ばしくて絶品。そして、このジェラートのトッピングとして、好きなナッツやドライフルーツを選ぶことができるのです。もちろん、私は迷わずくるみをトッピングします。
私の一番のおすすめの組み合わせは、「花蜜ミルク」のジェラートに、砕いた「チリ産くるみ」をたっぷりと乗せるペアリングです。花蜜ミルクの優しい甘さと、チリ産くるみのクリーミーなコクが口の中で一体となり、まさに至福の味わい。ジェラートの冷たさでくるみの油分が少し固まり、カリッとした食感がプラスされるのもたまりません。
また、少し意外な組み合わせかもしれませんが、「デーツ」のジェラートに「カリフォルニア産くるみ」を合わせるのもおすすめです。デーツの濃厚で黒糖のような甘みに、カリフォルニア産くるみの香ばしさとほのかな渋みが加わることで、非常に複雑で奥行きのある大人のデザートが完成します。店員さんに相談すれば、あなたの好みに合わせた最高のペアリングを提案してくれます。名古屋駅や栄を訪れた際の、新しい休憩スポットとしていかがでしょうか。
店舗情報(松坂屋名古屋店・タカシマヤ ゲートタワーモール店)
名古屋市内にある2店舗は、どちらも非常に便利な場所にあります。
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松坂屋名古屋店:
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住所: 名古屋市中区栄三丁目16番1号 松坂屋名古屋店 本館B1F
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アクセス: 地下鉄名城線「矢場町駅」直結、または地下鉄東山線・名城線「栄駅」から徒歩約5分。
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栄の中心部にあり、ショッピングの合間に立ち寄りやすいのが魅力です。
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タカシマヤ ゲートタワーモール店:
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住所: 名古屋市中村区名駅一丁目1番3号 タカシマヤ ゲートタワーモール B1F
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アクセス: JR・近鉄・名鉄・地下鉄「名古屋駅」直結。
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新幹線や電車を降りてすぐに立ち寄れるため、出張や旅行で名古屋を訪れた方へのお土産選びにも最適です。
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どちらの店舗も、活気がありながらも落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと商品を選ぶことができます。ぜひ、あなたの生活圏に近い方の「Far East Bazaar」で、世界のくるみを巡る旅を楽しんでみてください。
4. 名古屋の老舗が守る伝統の味!大黒屋本店の「くるみ板」
ここまでは洋風のくるみスイーツやナッツそのものを紹介してきましたが、次はがらっと趣向を変えて、日本の伝統が息づく「和のくるみ」をご紹介します。舞台は、名古屋のサブカルチャーと下町情緒が融合するエネルギッシュな街、大須。その大須商店街の一角に店を構える老舗和菓子店「大黒屋本店」の銘菓、「くるみ板」です。
見た目は、水飴と砂糖で固められた板状のお菓子の中に、くるみがぎっしり詰まっているという、非常にシンプルなもの。派手な装飾や美しい細工があるわけではありません。しかし、この素朴な見た目にこそ、ごまかしのきかない職人の技と、素材への自信が表れています。一口食べれば、その滋味深く、どこか懐かしい味わいに、きっと心を鷲掴みにされるはずです。これは、奇をてらわない、くるみ本来の味で真っ向から勝負する、名古屋が誇るべき伝統の逸品なのです。
創業から続く変わらぬ製法
「大黒屋本店」の歴史は古く、創業は明治時代にまで遡ると言われています。大須という街が大きく発展していく様を、ずっと見守り続けてきた生き字引のような存在です。そんな老舗が、創業当時からほとんど製法を変えずに作り続けているのが、この「くるみ板」です。
その製法は、まさにシンプルそのもの。厳選された大粒のくるみを、職人が丁寧にローストし、香ばしさを最大限に引き出します。そして、熱した水飴と砂糖を絶妙なタイミングで絡め、手早く型に流し込んで固める。ただそれだけです。しかし、「言うは易く行うは難し」。水飴の煮詰め具合、くるみを混ぜ込むタイミング、固める際の温度管理。そのどれもが、長年の経験と勘によって培われた職人技の結晶です。
特に重要なのが、水飴の煮詰め具合。煮詰めすぎると飴が硬くなりすぎて歯が立たなくなってしまいますし、逆に甘いとベタベタしてしまい、日持ちもしません。くるみの香ばしさを殺さず、優しい甘さを引き立てる、完璧な煮詰め具合。これを毎日、変わらずに実現していることに、老舗のすごみを感じずにはいられません。これぞ、名古屋の職人魂が込められたくるみ菓子です。
「くるみ板」の奥深い味わいを分析
さて、いよいよ「くるみ板」の味わいを詳しく分析していきましょう。袋から取り出すと、つやつやとした飴の中に、これでもかというほどくるみがぎっしりと詰まっているのが分かります。まさに、くるみが主役であることを雄弁に物語っています。
ひとかけらを口に運び、ゆっくりと噛みしめてみます。まず感じるのは、計算され尽くした「硬さ」。硬すぎず、かといって柔らかすぎない。パキッという小気味良い音とともに割れ、その瞬間、閉じ込められていたくるみの香ばしい香りが一気に口の中に広がります。
そして、噛むほどに、水飴の素朴で優しい甘さと、くるみの持つコク、そしてほんのりとした渋みが混ざり合い、なんとも言えない奥深い味わいを生み出します。甘ったるさは全くなく、後味はすっきり。これは、上質な材料を使い、余計なものを一切加えていない証拠です。熱い緑茶や、香ばしいほうじ茶と一緒にいただけば、日本人に生まれてよかったと心から思えるような、ほっとするひとときを過ごせます。流行り廃りとは無縁の、この普遍的なおいしさこそが、「くるみ板」が長年名古屋の人々に愛され続ける理由なのでしょう。
大須商店街散策と合わせて楽しむ
「大黒屋本店」がある大須商店街は、名古屋の中でも特に個性的で活気のあるエリアです。若者向けのファッションやカルチャー、多国籍なグルメ、そして昔ながらの商店が渾然一体となっており、歩いているだけでワクワクしてきます。
ぜひ、大須観音へのお参りや、商店街での食べ歩きを楽しんだ後に、「大黒屋本店」に立ち寄ってみてください。アーケードを歩き疲れた体に、「くるみ板」の優しい甘さがじんわりと染み渡ります。食べ歩きで色々なものを食べた後でも、この素朴な甘さなら不思議とすんなり受け入れられるはずです。
また、「くるみ板」は日持ちもするので、大須散策の記念や、遠方の方へのお土産にも最適です。年配の方へ贈れば「懐かしい味がする」と喜ばれるでしょうし、若い世代の方にとっては、逆に新鮮な驚きがあるかもしれません。「名古屋の大須には、こんなにおいしい伝統のくるみ菓子があるんだよ」と、話の種にもなること請け合いです。
店舗へのアクセスとお店の佇まい
「大黒屋本店」は、名古屋市営地下鉄鶴舞線「大須観音駅」の2番出口から、大須観音の境内を抜けて商店街に入ってすぐの場所にあります。あるいは、地下鉄名城線・鶴舞線の「上前津駅」から商店街を散策しながら向かうのも楽しいでしょう。
お店の佇まいは、まさに老舗の風格。歴史を感じさせる木の看板と、ガラスの引き戸が、訪れる人を温かく迎えてくれます。店内には、「くるみ板」の他にも、ういろうや季節の和菓子などが並び、どれもおいしそうです。お店の方の丁寧で優しい接客も、このお店の魅力の一つ。名古屋の古き良き人情に触れられるような、温かい気持ちになれる場所です。大須の喧騒の中で、ここだけはゆったりとした時間が流れているような、そんな不思議な空間で、伝統のくるみをぜひ味わってみてください。
5. くるみ好きを唸らせる名古屋の実力派!「pâtisserie franc」のエンガディナー
最後にご紹介するのは、本格的なフランス菓子の世界で、くるみが燦然と輝く逸品です。名古屋市瑞穂区にある、地元で絶大な人気を誇る洋菓子店「pâtisserie franc(パティスリーフラン)」。ここのショーケースに並ぶ、きらびやかなケーキたちと肩を並べる焼き菓子、「エンガディナー」は、くるみ好きを自認するなら絶対に、絶対に外すことはできません。
エンガディナーは、スイスのエンガディン地方が発祥とされる伝統的な焼き菓子。キャラメルで和えたくるみを、香ばしいクッキー生地でぎゅっと挟み込んだ、ナッツ好きにはたまらないお菓子です。日本でも多くのパティスリーで作られていますが、「pâtisserie franc」のエンガディナーは、その中でも群を抜いています。主役であるくるみの量がとにかく贅沢で、その力強い風味が、濃厚なキャラメルやバター香る生地にも決して負けていないのです。名古屋の洋菓子レベルの高さを、この小さなくるみ菓子が雄弁に証明してくれています。
エンガディナーとは?その歴史と魅力
エンガディナー(Engadiner Nusstorte)というお菓子の名前を、初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんね。そのルーツは、美しい山々に囲まれたスイス東部のエンガディン地方にあります。この地方は、厳しい自然環境のため、作物が育ちにくい土地でした。そのため、保存がきき、栄養価の高いくるみは非常に貴重な食材だったのです。
そんな貴重なくるみを、キャラメルや蜂蜜と合わせて生地で包んで焼き上げたのがエンガディナーの始まりだと言われています。もともとは家庭で作られていた素朴なお菓子が、やがてそのおいしさからスイス全土、そして世界中へと広まっていきました。バターリッチなサブレ生地と、甘く香ばしいくるみのフィリングの組み合わせは、一度食べたら忘れられない魅力を持っています。コーヒーや紅茶との相性も抜群で、ヨーロッパのカフェでは定番のお菓子の一つです。そんな伝統あるお菓子を、名古屋の実力派パティスリーがどのように昇華させているのか、見ていきましょう。
主役はくるみ!贅沢すぎるフィリングの秘密
「pâtisserie franc」のエンガディナーを手に取って、まず驚くのがその厚みと重みです。ずっしりとしていて、中身がぎっしりと詰まっていることが伝わってきます。そして、カットされた断面を見ると、その理由が分かります。薄いクッキー生地の中に、隙間なく詰め込まれているのは、大粒のくるみ、くるみ、くるみ!
ここのエンガディナーは、フィリングにおけるくるみの割合が、おそらく一般的なレシピの倍近くあるのではないでしょうか。主役はあくまで「くるみ」であるという、パティシエの強い意志を感じます。そして、そのくるみをまとめるキャラメルもまた絶品。ただ甘いだけでなく、少しビターに仕上げられており、くるみの香ばしさやコクを最大限に引き立てています。
さらに特筆すべきは、それを包むクッキー生地です。発酵バターをふんだんに使ったであろうサブレ生地は、サクッとしていながらも、口の中でほろりと崩れる繊細さを持っています。このバターの豊かな香りと、濃厚なくるみキャラメルのフィリングが一体となった時の感動は、言葉では言い尽くせません。くるみそのものの力強い風味、キャラメルのほろ苦い甘さ、サブレ生地の香ばしさ。この三位一体のハーモニーは、まさに芸術品。名古屋で出会える、最高峰のくるみ菓子の一つだと断言できます。
自分へのご褒美に!至福のティータイム体験
このエンガディナーは、日常のおやつというよりは、何か特別な日のための「ご褒美スイーツ」という言葉がぴったりです。仕事で大きなプロジェクトをやり遂げた日、何か嬉しいことがあった記念日、あるいは、ただただ自分を甘やかしたい週末の午後。そんな時に、このエンガディナーと、お気に入りの紅茶やコーヒーを用意してみてください。
私のおすすめは、少し濃いめに淹れたアッサムティーとのペアリングです。アッサムの持つ豊かなコクとほのかな渋みが、エンガディナーの濃厚な甘さとバターの風味をすっきりと受け止め、後味を爽やかにしてくれます。一口エンガディナーを頬張り、熱い紅茶で流し込む。この瞬間の幸福感は、何物にも代えがたいものがあります。
価格は1カット400円前後(2025年6月時点)と、決して安くはありません。しかし、その価格を遥かに上回る満足感が得られることを、私がお約束します。このエンガディナーが一つあるだけで、いつものティータイムが、まるで高級ホテルのラウンジで過ごすような、豊かで満たされた時間へと変わるのです。名古屋で暮らす自分への、最高のご褒美ではないでしょうか。
パティシエのこだわりが詰まったお店
「pâtisserie franc」は、名古屋市瑞穂区の閑静な住宅街にあります。最寄り駅は地下鉄桜通線の「瑞穂運動場西駅」で、そこから歩いて10分弱。決してアクセス至便な場所ではありませんが、その味を求めて、客足が途絶えることはありません。
白を基調とした清潔感のある店内には、美しい生菓子が並ぶショーケースと、焼き菓子が並ぶ棚が機能的に配置されています。オーナーパティシエは、名古屋市内の有名ホテルなどで修行を積んだ実力派。その丁寧な仕事ぶりは、一つ一つのお菓子を見れば一目瞭然です。
エンガディナーはもちろん、どのケーキや焼き菓子を選んでも、素材の味を大切にした、繊細でレベルの高い味わいを楽しむことができます。このお店の存在が、名古屋の洋菓子文化の層の厚さを物語っているように思います。少し足を延ばしてでも訪れる価値のある、くるみ好き、そしてスイーツ好きにとっての楽園。それが「pâtisserie franc」なのです。
6. 【まとめ】名古屋のくるみ名店をシーン別に徹底比較!
いかがでしたか?一口に「名古屋のくるみ」と言っても、新食感の焼き菓子から、世界のナッツ専門店、伝統の和菓子、そして本格的なフランス菓子まで、こんなにも個性的で魅力的な選択肢がたくさんあるんです。名古屋は、くるみ好きにとってまさに天国のような場所だということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
ここまでご紹介してきた4つの名店は、それぞれに全く異なる魅力とこだわりを持っています。どのお店も本当に素晴らしくて、一つだけを選ぶなんてとてもできません。そこで最後に、今回ご紹介した4店舗を一覧で比較できる表を作成してみました!あなたのその日の気分や目的、贈る相手に合わせて、ぴったりの「名古屋のくるみ」を見つけるための参考にしてくださいね。
名古屋のくるみ名店 比較表
店名 | ジャンル | くるみの特徴 | こんな人におすすめ! |
カヌレとくるみ | 洋菓子(焼き菓子) | 新食感の塩キャラメルくるみ | 新しいスイーツを探している人、食感を楽しみたい人、センスの良い手土産を探している人 |
Far East Bazaar | ナッツ専門店 | 世界のくるみを産地別に楽しめる | くるみの味の違いを研究したい人、健康志向の人、ジェラートが好きな人 |
大黒屋本店 | 和菓子 | 伝統製法で作られた素朴な味わい | 年配の方への手土産、素朴で優しい甘さが好きな人、大須散策を楽しみたい人 |
pâtisserie franc | 洋菓子(フランス菓子) | ぎっしり詰まった本格エンガディナー | 本格的な洋菓子が好きな人、自分への特別なご褒美を探している人、濃厚な味わいが好きな人 |
ちなみに私は、友人への「ちょっと気の利いた名古屋土産」には「カヌレとくるみ」の焼き菓子を、じっくり自分と向き合うご褒美タイムには「pâtisserie franc」のエンガディナーを選ぶことが多いです。そして、純粋にくるみそのもののパワーをチャージしたい時は「Far East Bazaar」へ駆け込み、日本の心が恋しくなったら「大黒屋本店」の「くるみ板」でほっと一息つきます。
くるみには、私たちの体を元気にしてくれるオメガ3脂肪酸や、若々しさを保つ抗酸化物質が豊富に含まれていることが、カリフォルニア大学などの研究でも示されています。おいしいだけでなく、心と体の両方に嬉しい効果をもたらしてくれるなんて、まさにスーパーフードですよね。
この記事を読んでくださったあなたが、この比較表と私のマニアックな体験談を参考にして、気分やシーンにぴったりの「名古屋のくるみ」を見つけ、素敵なティータイムや豊かなおやつ時間を過ごしてくださることを、心から願っています。さあ、今日のあなたは、どの名古屋のくるみを選びますか?

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。