無添加
【2025年版】無添加離乳食のおすすめ4選|市販の人気商品を厳選
2025.07.12
「大切なわが子には、本当に安全なものを食べさせてあげたい」そう願うのは当然のことですよね。「無添加の離乳食」が気になるけれど、「市販品はどれを選べばいいの?」「手作りは大変そう…」と、多くの疑問や不安を感じていませんか?
この記事では、そんなママ・パパの悩みに寄り添い、「無添加」の基本から、安心して選べる市販品の見分け方、忙しくても作れる簡単レシピまで徹底解説。読み終える頃には、自信を持ってわが子に最適な離乳食を選べるようになりますよ。
1. なぜ無添加の離乳食がいいの?赤ちゃんの未来をつくる最初の一口
赤ちゃんにとって「食」は、これからの長い人生を生きていくための体を作る、本当に大切な基本ですよね。特に、母乳やミルク以外の食べ物を初めて口にする離乳食の時期は、赤ちゃんの味覚が育まれる、まさに「ゴールデンタイム」なんです。この時期にどんな味を経験するかが、将来の食の好みに大きく影響すると言われています。
だからこそ、できる限り余計なものが入っていない「無添加」の離乳食を選んであげたい、と考えるのはとても自然なこと。この記事では、ただ「無添加」というだけでなく、作り手の熱い情熱と、ちょっとマニアックなくらいの強いこだわりがギュッと詰まった、とっておきの無添加離乳食だけを厳選してご紹介します!
これを読めば、たくさんの情報の中から、あなたの赤ちゃんに本当に合った、心から安心して与えられるベビーフードを選べるようになりますよ。
赤ちゃんの味覚は「まっさら」なキャンバス
生まれたばかりの赤ちゃんの味覚は、まだ何も描かれていない、まっさらなキャンバスのような状態です。これから様々な食材に触れることで、少しずつ味の世界を知っていきます。
特に、生後6ヶ月頃から始まる離乳食期は、味覚形成において非常に重要な時期です。この時期に、素材そのものが持つ優しい甘みや旨み、自然な香りをたくさん経験させてあげることで、「食べることって楽しいな」「野菜って美味しいな」と感じる心を育むことができます。
逆に、この敏感な時期に加工度の高い食品や、塩分、糖分、化学調味料などの強い味に慣れてしまうと、それが「普通」になってしまい、野菜などの繊細な味を美味しいと感じにくくなる可能性があります。いわゆる「濃い味好み」になってしまうと、将来的に生活習慣病のリスクを高めることにも繋がりかねません。
実際に、麻布大学の研究グループによる調査では、幼児期の食経験が、その後の食品の好き嫌いや食行動に長期的な影響を及ぼすことが示唆されています。つまり、離乳食期に本物の味を教えることは、赤ちゃんの健やかな未来への最高のプレゼントになるのです。この時期に無添加の離乳食を選ぶことは、非常に理にかなっていると言えます。
「無添加」がなぜ赤ちゃんに優しいの?
では、具体的に「無添加」の何が赤ちゃんにとって良いのでしょうか。スーパーなどで売られている加工食品の裏側を見ると、保存料、着色料、香料、甘味料、化学調味料(アミノ酸等)など、たくさんの食品添加物が記載されていることがあります。
これらの添加物は、国の安全基準をクリアしたものではありますが、それはあくまで健康な大人を基準に考えられています。赤ちゃんは、大人に比べて体が小さく、内臓の機能もまだまだ未熟です。特に、腎臓や肝臓といった解毒や排出を担う臓器は発達の途中。大人と同じように食品添加物を分解・排出できるわけではありません。
もちろん、たまに少量を口にする程度で、すぐに健康に影響が出るわけではありません。しかし、毎日続く離乳食だからこそ、体に負担をかける可能性のあるものは、できるだけ避けたいと考えるのが親心ですよね。
無添加の離乳食を選ぶということは、こうした余計な化学物質を体に取り入れるリスクを減らし、未熟な赤ちゃんの体を内側から守ってあげることに繋がります。また、アレルギーのリスクを完全にゼロにすることはできませんが、原因となりうる余計な成分が入っていない無添加の離乳食は、アレルギーの観点からも安心して与えやすいというメリットがあります。
「手作り」と「市販」のいいとこ取りをしよう
「無添加の離乳食が大切なのはわかったけど、毎日手作りするのは本当に大変…」と感じる方も多いのではないでしょうか。そのお気持ち、痛いほどよくわかります!仕事や家事、そして慣れない育児に追われる中で、毎日だしを取り、野菜をコトコト煮込んで裏ごしして…というのは、正直なところ至難の業です。
もちろん、時間と心に余裕がある時に作る手作りの離乳食は、愛情がこもっていて素晴らしいものです。でも、疲れている時や時間がない時に無理をしてしまうと、ママやパパの笑顔が減ってしまい、その雰囲気は赤ちゃんにも伝わってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、市販の無添加離乳食を上手に活用することです。最近の無添加離乳食は、私たちが想像している以上に進化しています。ただ安全なだけでなく、栄養バランスが考え抜かれていたり、驚くほど美味しかったり、手作りではなかなか真似できないようなこだわりが詰まった製品がたくさんあるんです。
忙しい時や、ちょっと疲れたなと感じた時には、こうした高品質な無添加離乳食に頼る。そうすることで生まれた心の余裕で、赤ちゃんと笑顔で向き合う時間を増やす。それもまた、素晴らしい愛情の形だと私は思います。この記事で、あなたの育児をサポートしてくれる、心強いパートナーのような無添加離乳食を見つけるお手伝いができれば嬉しいです。
2. 【おすすめ無添加離乳食①】小児科医が監修!the kindest(カインデスト)の安心設計とは?
最初にご紹介するのは、テレビや雑誌でも話題になることが多い「the kindest(カインデスト)」です。こちらの無添加離乳食の最大の魅力は、なんといってもその圧倒的な「安心感」。その安心感の根底にあるのが、商品開発の段階から、各分野のプロフェッショナルが深く関わっている点です。
専門家集団による盤石の監修体制
the kindestのレシピは、なんと現役の小児科医、管理栄養士、そして有名レストランで腕を振るってきた一流シェフが三位一体となって開発しています。これは他の無添加離乳食ブランドにはない、非常に大きな特徴です。
まず、小児科医の工藤紀子先生が、医学的な観点から赤ちゃんの月齢ごとの発達や、アレルギーなどの健康面に配慮した監修を行っています。離乳食を進める上での不安な点も、小児科医が監修しているというだけで、ぐっと心が軽くなりますよね。
次に、管理栄養士が、赤ちゃんの成長に不可欠な鉄分やカルシウム、ビタミンといった栄養素がバランス良く摂れるように、緻密な栄養計算を行っています。厚生労働省が定める「授乳・離乳の支援ガイド」に基づいて、月齢ごとに必要なエネルギーや栄養素がしっかりとれるように設計されているので、これ一品で栄養面の心配がなくなるのは、忙しいママ・パパにとって本当にありがたいポイントです。
そして、ベビーフードとは思えないほどの「美味しさ」を追求しているのが、一流シェフです。素材の組み合わせや調理法を工夫することで、塩分や砂糖に頼らなくても、食材本来の旨味や香りを最大限に引き出しています。赤ちゃんが「美味しい!」と感じて、パクパク食べてくれる工夫が随所に凝らされているのです。
まさに、「専門家が自分の子どものために作った」かのような、愛情と知識が詰まった無添加離乳食。それがthe kindestなんです。
旬の国産食材と最先端の製造技術
品質へのこだわりは、監修体制だけではありません。the kindestで使われる食材は、原則としてすべて国産。さらに、その時期に一番美味しく、栄養価も高まる「旬」の野菜や果物を積極的に使用しています。
例えば、夏には甘みが強いとうもろこし、秋にはホクホクのかぼちゃ、冬には栄養満点のほうれん草など、季節を感じられるメニューが揃っているのも魅力の一つ。これにより、赤ちゃんは離乳食を通して、日本の四季の味を学ぶことができます。
そして、特筆すべきは、そのこだわりの食材の風味や栄養を損なわないための製造工程です。the kindestでは、調理した離乳食を「ディープフリーズ製法」という特別な技術で急速冷凍しています。
一般的な冷凍では、食品の水分がゆっくり凍る過程で大きな氷の結晶となり、細胞を壊してしまうため、解凍時に水分(ドリップ)と一緒に栄養素や旨味が流れ出てしまいます。しかし、このディープフリーズ製法は、マイナス30℃以下の超低温で一気に凍らせるため、氷の結晶が非常に小さく、食品の細胞をほとんど破壊しません。
その結果、解凍しても作りたてのような味、香り、食感、そして栄養価が保たれるのです。手作りでフリージングした離乳食とは、明らかに違う滑らかさや風味に驚く方も多いんですよ。
アレルギーにも配慮した豊富なラインナップ
赤ちゃんの食事で特に気になるのが、食物アレルギーですよね。the kindestの無添加離乳食は、アレルギー特定原材料7品目(えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生)はもちろん、推奨21品目についても、商品ごとに使用・不使用がサイト上で非常に分かりやすく表示されています。
これにより、アレルギーが気になる赤ちゃんでも、安心して選べる商品を見つけやすくなっています。公式サイトでは、アレルギー品目から商品を絞り込むこともできるので、とても便利です。
また、月齢に合わせた商品ラインナップの豊富さも魅力です。
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ごっくん期(5〜6ヶ月頃): ほうれん草やかぼちゃのピューレなど、単品の野菜を丁寧に裏ごしした、なめらかなペースト状の離乳食。
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もぐもぐ期(7〜8ヶ月頃): 鶏ささみや白身魚などのタンパク質を加え、少し形を残した、舌でつぶせる固さの離乳食。
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かみかみ期(9〜11ヶ月頃): 歯ぐきで噛む練習ができるよう、具材が少し大きくなった、軟飯くらいの固さの離乳食。
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ぱくぱく期(1歳〜): 手づかみ食べの練習にもなるおやきや、幼児食への移行をサポートするメニューが揃います。
価格帯は、1パウチあたり500円台からと、一般的なベビーフードに比べると少し高価に感じるかもしれません。しかし、専門家による監修、国産の旬の食材、最先端の冷凍技術といった付加価値を考えると、むしろコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。特に、栄養バランスを考えたり、アレルギーに配慮したりする手間を考えれば、その価値は十分にあります。初めての方には、送料無料のお試しセットも用意されているので、一度試してみてはいかがでしょうか。
3. 【おすすめ無添加離乳食②】国産野菜の旨味!bebemeshi(ベベメシ)の無添加だしが凄い
「お出かけ先でも、手軽に美味しくて安心な無添加の離乳食をあげたい!」そんなアクティブなパパやママの強い味方になってくれるのが、山形県発のベビーフードブランド「bebemeshi(ベベメシ)」です。こちらの無添加離乳食のこだわりは、なんといってもその「だし」にあります。
野菜だけで作った「うまみだし」の衝撃
離乳食の味の決め手となる「だし」。一般的には昆布や鰹節が使われることが多いですが、bebemeshiは一味違います。こちらの最大の特徴は、昆布や鰹節に一切頼らず、なんと国産野菜100%で作ったオリジナルの「うまみだし」をすべての商品のベースに使っていること。
使用している野菜は、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、長ネギ、セロリ、とうもろこしといった、どれも馴染み深いものばかり。しかし、その組み合わせの比率や煮込み時間を徹底的に研究することで、野菜だけとは思えないほど、驚くほど深く、優しい味わいを実現しているのです。
このレシピは、開発者が我が子のために、試行錯誤の末にたどり着いた黄金比。野菜が本来持っている自然な甘みと、豊かな香りが溶け出した「うまみだし」は、赤ちゃんの味覚を優しく育ててくれます。塩分をほとんど加えなくても満足できる美味しさなので、赤ちゃんの未熟な腎臓に負担をかける心配もありません。このこだわりの「うまみだし」を、ぜひあなたの赤ちゃんにも体験させてあげてほしいです。
実際にこのだしで味付けされたおかゆやおじやを食べると、大人が味見しても「美味しい」と感じるほどの完成度。野菜嫌いな赤ちゃんでも、bebemeshiならパクパク食べてくれる、という声も多いんですよ。
常温保存OK!お出かけや備蓄の神アイテム
bebemeshiのもう一つの大きな魅力は、その利便性の高さです。商品はすべて、光や空気を遮断する特殊な素材のパウチに入っており、常温での長期保存が可能になっています。(商品によりますが、製造から1年程度)
これは、忙しい現代のライフスタイルにぴったりとマッチします。例えば、
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おじいちゃん・おばあちゃんの家に帰省するとき
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家族で旅行やキャンプに出かけるとき
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公園などでのピクニックランチに
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パパに赤ちゃんを預けて、ママが少しリフレッシュしたいとき
など、様々なシーンで大活躍します。冷凍の離乳食だと保冷バッグや保冷剤が必要で荷物が増えてしまいますが、常温保存できるbebemeshiなら、そのままマザーズバッグにポンと入れておくだけ。外出先で温めなくても、そのままで美味しく食べさせられるのも嬉しいポイントです。スプーンさえあれば、いつでもどこでも、栄養満点の無添加離乳食が食べさせてあげられます。
さらに、この常温で長期保存できるという特性は、災害用の備蓄としても非常に優秀です。地震や台風などの非常時には、ライフラインが止まってしまうことも考えられます。そんな「もしも」の時に、温めずにすぐ食べさせられる栄養のある食事が家にあるという安心感は、何物にも代えがたいものです。普段から少し多めにストックしておき、賞味期限が近いものから普段の食事で消費していく「ローリングストック」にも最適な、頼れる一品なのです。
山形の美味しい恵みがたっぷり
bebemeshiは、山形県の会社が作っているだけあって、地元の美味しい食材をふんだんに使用しているのも特徴です。例えば、お米は山形県産の「つや姫」や「雪若丸」といったブランド米を使用。甘みが強く、冷めても美味しいという特徴があり、離乳食にぴったりです。
野菜も、できる限り山形県産や国産のものを厳選しています。生産者の顔が見える、安心・安全な食材へのこだわりも、bebemeshiが多くのパパママから支持されている理由の一つです。
商品ラインナップは、離乳食初期向けの「まるごとおやさい」シリーズから、中期・後期向けの「おそとごはん」シリーズ(おかゆやおじや)まで幅広く揃っています。価格は1パックあたり400円台からと、こちらも比較的手に取りやすい設定です。
特に、お出かけの機会が多いご家庭や、万が一の備えをしっかりしておきたいと考えているあなたには、bebemeshiの無添加離乳食が心強いパートナーになってくれること間違いなしです。
4. 【おすすめ無添加離乳食③】土作りからこだわる!Baby Orgente(ベビーオルジェンテ)の本物の有機無添加
「赤ちゃんが毎日口にするものだからこそ、原材料のその先、つまり食材が育つ環境からとことんこだわりたい」。そんな、食の安全に対して非常に高い意識を持つあなたに、ぜひ知っていただきたいのが「Baby Orgente(ベビーオルジェンテ)」の無添加離乳食です。このブランドのマニアックなこだわりは、なんと野菜を育てる「土作り」から始まっています。
有機JAS認証の自社農園という究極のこだわり
Baby Orgenteの最大の特徴は、有機JAS認証を受けた、兵庫県丹波市にある自社農園で、離乳食の原材料となる野菜の多くを栽培している点です。
「有機JAS認証」とは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然の力で生産された食品であることを、農林水産省が登録した第三者機関が厳しく検査し、認証する制度です。この認証を受けるには、種まきや植え付けの2年以上前から、禁止されている農薬や化学肥料を使用していない畑で栽培することなど、非常に厳しい基準をクリアする必要があります。
Baby Orgenteは、この厳しい基準をクリアした自社農園で、何年もかけて堆肥などで土壌改良を行った、栄養満点のふかふかの土で野菜を育てています。健康な土で、太陽の光をたっぷり浴びて育った有機野菜は、味が濃く、野菜本来の力強い甘みと香りを持っています。
農薬を使っていないので、赤ちゃんに安心して与えられるのはもちろんのこと、その格別な美味しさは、赤ちゃんの「本物の味」を知る食育にも繋がります。まさに、生産者の顔が見える、究極の安心・安全を追求した無添加離乳食と言えるでしょう。
素材の栄養を逃さない「一手間」
せっかく愛情を込めて育てた栄養満点の有機野菜も、調理方法によってはその栄養が損なわれてしまうことがあります。Baby Orgenteは、その点にもマニアックなこだわりを持っています。
例えば、野菜を調理する際には、茹でるのではなく、皮ごと「スチーム加熱」を採用しています。野菜の栄養素の中には、水に溶け出しやすいビタミンB群やビタミンCなどが多く含まれていますが、茹でてしまうと、その多くがお湯の中に流れ出てしまいます。スチーム(蒸気)で加熱することで、こうした栄養素の損失を最小限に抑えることができるのです。
また、野菜の皮やその周辺には、ポリフェノールや食物繊維といった、健康維持に役立つ「フィトケミカル」という成分が豊富に含まれています。皮ごと調理することで、これらの栄養もまるごと摂取することができるのです。もちろん、皮をむいた方が口当たりが良くなる野菜は適切に処理されていますが、この「栄養を最大限に引き出す」という視点での調理法の選択は、Baby Orgenteならではのこだわりです。
さらに、原材料は有機野菜だけでなく、お米は山形県産の有機JAS認証米、味付けに使うお醤油も、国産の有機大豆と有機小麦で作られた有機醤油を使用するという徹底ぶり。まさに「オーガニック」を極めた無添加離乳食です。
赤ちゃんの「今」に寄り添う商品設計
Baby Orgenteは、赤ちゃんの成長段階に合わせて、きめ細やかな商品設計がなされています。
例えば、にんじんのペースト一つをとっても、
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初期(なめらかタイプ): ポタージュのように、とろりとなめらかな口当たり。
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中期(つぶつぶタイプ): 少し形を残し、もぐもぐの練習ができるように。
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後期(ごろごろタイプ): 歯ぐきでつぶせる大きさの、ごろっとした食感。
というように、同じ食材でも月齢に合わせて形状を変えた商品が用意されています。これにより、赤ちゃんの成長に合わせてスムーズにステップアップしていくことが可能です。
また、アレルギー特定原材料7品目不使用はもちろんのこと、赤ちゃんの消化に負担をかける可能性のある玉ねぎや、アクの強いほうれん草などを使わないレシピを基本とするなど、デリケートな赤ちゃんの体に最大限配慮した商品作りがなされています。
商品は常温保存可能なパウチタイプで、価格は1袋あたり700円前後からと、プレミアムな価格帯ではあります。しかし、土作りから始まる一貫した有機栽培、栄養を逃さない調理法といった、他にはない唯一無二のこだわりを考えれば、その価値は計り知れません。「とにかく最高品質の、本物の有機無添加離乳食を我が子に」と考えるあなたにとって、Baby Orgenteは最も信頼できる選択肢の一つとなるはずです。
5. 【おすすめ無添加離乳食④】元シェフが作る!Little One’s(リトルワンズ)で特別な食体験を
「離乳食だからって、ただ栄養が摂れればいいわけじゃない。せっかくなら、大人も羨むくらい『美味しい』ものを食べさせてあげたい!」そんな、食の「楽しさ」や「豊かさ」を大切にしたいあなたに、自信を持っておすすめするのが「Little One’s(リトルワンズ)」です。この無添加離乳食は、元フレンチシェフが立ち上げたブランドで、その本格的な味わいは一線を画しています。
“美味しい”は、最高の食育
Little One’sの根底にあるのは、「美味しい!は、赤ちゃんの生きる力を育む」という哲学です。創業者は、フレンチレストランなどで長年腕を振るってきたシェフ。彼らが自身の育児経験を通して、「なぜ大人の料理には無数の選択肢があるのに、赤ちゃんの食事は限られているのだろう?」という疑問を抱いたことから、このブランドはスタートしました。
もちろん、化学調味料や保存料、着色料といった添加物は一切不使用。国産の厳選食材を使用するという基本は、これまで紹介してきたブランドと同じです。しかし、Little One’sがマニアックなのは、その先にある「風味の作り方」です。
塩分や砂糖を極力使わずに、どうやって美味しい離乳食を作るか。その答えが、シェフならではの食材の組み合わせの妙や、ハーブ・スパイスの絶妙な使い方にあります。
例えば、鶏肉のメニューには少量のセロリやパセリを加えて香りを豊かにしたり、白身魚のメニューにはディルという爽やかなハーブを合わせたり。これらは決して奇をてらったものではなく、フランス料理の技法に基づいた、食材の美味しさを最大限に引き出すための知恵なのです。赤ちゃんでも安心して使える、ごく少量の上質なハーブが、味に奥行きと彩りを与え、驚くほど風味豊かな一皿に仕上げています。
大人も食べたい!本格的なメニューの数々
Little One’sのサイトを覗いてみると、そのメニュー名に驚かされるかもしれません。
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鶏と7種野菜のミネストローネ
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北海道産鮭と根菜の和風ポトフ
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国産牛とポルチーニ茸のボロネーゼ
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白身魚のブイヤベース風
など、まるでレストランのメニューのような、心ときめくラインナップが並んでいます。もちろん、これらはすべて赤ちゃんの月齢に合わせて、食材の固さや味付けが調整された、正真正銘の無添加離乳食です。
こうした本格的なメニューは、赤ちゃんの食の世界を大きく広げてくれます。様々な食材や香りに触れることで、味覚が刺激され、食べることへの好奇心が育まれます。普段の離乳食ではなかなか使わないような食材(ポルチーニ茸など)を、プロが調理した最高の形で体験させてあげられるのも、Little One’sならではの魅力です。
家族の思い出に残る「ハレの日」の一食に
その美味しさと特別感から、Little One’sの無添加離乳食は、お誕生日やお食い初め、初節句といった、赤ちゃんの「ハレの日」の食事に選ばれることも非常に多いです。
大人はコース料理、赤ちゃんはいつものおかゆ…ではなく、赤ちゃんも家族と同じように「ごちそう」を囲む。そんな素敵な食卓が、Little One’sなら簡単に実現できます。赤ちゃんが美味しそうに特別な一皿をほおばる姿は、きっと家族みんなの心に残る、温かい思い出になるはずです。
もちろん、普段使いにもおすすめです。「今日はなんだか食事が進まないな」という日に、少し気分を変えてLittle One’sのメニューを出してみたら、喜んで食べてくれた、という声もよく聞かれます。
商品は冷凍のキューブタイプやパウチタイプで提供されており、価格帯は1食あたり600円台から。特別な日のためのごちそうと考えれば、決して高くはないでしょう。
「離乳食の時間をもっと楽しく、豊かなものにしたい」「赤ちゃんに本物の美味しさを通して、食べる喜びを伝えたい」。そんな風に考えているあなたは、ぜひ一度、Little One’sの美食の世界を体験してみてください。
6. 【体験談&比較表】結局どれがいい?我が子に合う無添加離乳食の選び方
ここまで、こだわりが光る4つの素敵な無添加離乳食をご紹介してきましたが、「どれも魅力的で、結局うちの子にはどれがいいんだろう?」と迷ってしまいますよね。
そこで、この記事の最後に、各商品の特徴をまとめた比較表をご用意しました!さらに、現在2歳になる息子を持つ私が、実際に赤ちゃんの頃にこれらの無添加離乳食を試してみた、超リアルな体験談もお話しちゃいます。ぜひ、あなたの赤ちゃんとご家庭にぴったりの一品を見つけるための参考にしてくださいね!
無添加離乳食4ブランド徹底比較表
まずは、各ブランドの特徴を一覧でチェックしてみましょう!
項目 | the kindest (カインデスト) | bebemeshi (ベベメシ) | Baby Orgente (ベビーオルジェンテ) | Little One’s (リトルワンズ) |
最大の特徴 | 小児科医・管理栄養士・シェフのプロ集団が監修 | 国産野菜100%の「うまみだし」と常温保存の利便性 | 有機JAS自社農園での土作りからの一貫生産 | 元フレンチシェフが作る本格的で美味しいメニュー |
おすすめな人 | 栄養バランスやアレルギーなど、医学的根拠に基づく安心感を最優先したいあなた | 外出や旅行が多く、手軽さと安心感を両立したいあなた | 原材料の産地や栽培方法に究極までこだわりたいあなた | 離乳食の「美味しさ」と「食の楽しさ」を追求したいあなた |
対象月齢 | 初期〜完了期、キッズ向けまで | 初期〜後期 | 初期〜後期 | 初期〜完了期 |
保存方法 | 冷凍 | 常温 | 常温 | 冷凍 |
価格帯の目安 | 1食 約500円〜 | 1食 約400円〜 | 1食 約700円〜 | 1食 約600円〜 |
アレルギー配慮 | 非常に高い。サイトでの検索性も◎ | 高い。7大アレルゲン不使用が基本 | 非常に高い。アレルゲンとなりうる食材を極力避ける設計 | 高い。メニューごとに詳細表示 |
キーワード | 専門家監修、栄養バランス、急速冷凍 | お出かけ、常温保存、うまみだし、備蓄 | 有機JAS、自社農園、土作り、無農薬 | シェフ、美味しい、ハレの日、特別感 |
【リアル体験談】2歳児ママが本音でレビュー!
ここからは、私の個人的な体験談です。息子が離乳食を始めた頃、私も皆さんと同じように悩んだ末、これらの無添加離乳食をいろいろと試してみました。あくまで一個人の感想ですが、少しでも参考になれば嬉しいです!
離乳食初期(5〜6ヶ月):救世主だった「the kindest」のなめらかさ
息子は比較的よく食べる子でしたが、初めての離乳食はなかなか口を開けてくれず…。私が一生懸命すり鉢ですりつぶした10倍がゆも、ザラザラ感が嫌だったのか、べーっと出してしまって心が折れかけました(笑)。
そんな時、藁にもすがる思いで試したのが「the kindest」のかぼちゃのピューレでした。解凍してスプーンですくって、まず驚いたのがそのなめらかさ!まるで高級ポタージュのようで、素人の手作りでは絶対に再現できないレベルでした。
恐る恐る息子の口に運んでみると…なんと、もぐもぐして、ごっくんと飲み込んでくれたんです!あの時の感動は今でも忘れられません。素材の甘みがしっかりと感じられる味も気に入ったようで、それからはthe kindestのピューレシリーズには本当にお世話になりました。特に、栄養バランスが考えられているので、「これをあげておけば大丈夫」という心の安定剤にもなっていましたね。
離乳食中期(7〜8ヶ月):「bebemeshi」のだしで野菜好きに!
中期になり、少しずつ食べられる食材が増えてきた頃、一番役に立ったのが「bebemeshi」でした。特にお気に入りだったのが、野菜の「うまみだし」が効いた「鶏と野菜のおじや」。
この頃、単品の野菜を煮ただけだとあまり食べてくれなくなったのですが、bebemeshiのおじやは本当に食いつきが良かったです。優しいのにしっかりとした旨みがあるので、息子も満足感があったのかもしれません。この味に慣れたおかげか、家で手作りする時も、野菜を煮込んだスープをベースにするとよく食べるようになり、野菜嫌いにならずに済みました。
そして何より、常温パウチの便利さは神でした!週末に車で少し遠くの公園に遊びに行く時など、保冷も温めも不要で、パッと食べさせられる手軽さは、一度体験するとやめられません。友人宅に遊びに行く時も、気兼ねなく持っていけて重宝しました。
離乳食後期(9〜11ヶ月)〜完了期:特別な日は「Little One’s」で
息子の1歳のお誕生日。せっかくだから、息子にも「ごちそう」を食べさせてあげたいなと思い、選んだのが「Little One’s」でした。私が頼んだのは「白身魚のブイヤベース風」。
冷凍パウチを温めてお皿に出した瞬間、魚介とハーブの良い香りがふわっとして、思わず私が「美味しそう…」と呟いてしまったほど(笑)。息子もその香りに興味津々で、スプーンを差し出すと、目を輝かせて大きな口でパクリ!あっという間に完食してしまいました。
大人はケーキとごちそう、息子も本格的な一皿を囲んで、「家族みんなでお祝いしている」という一体感が生まれて、とても温かい気持ちになりました。普段使いするには少し贅沢かもしれませんが、記念日やお祝い事には、最高の思い出を作ってくれる無添加離乳食だと思います。
全期間を通しての安心材料「Baby Orgente」
「Baby Orgente」は、そのこだわり故にお値段もプレミアムなので、正直なところ毎日は使えませんでした。でも、不思議といつも家の棚にストックしてあったんです。
というのも、息子は肌が少し弱く、アレルギーが心配な時期がありました。そんな時、原材料が育った土からこだわっている、究極に安心できる「Baby Orgente」がお守りのような存在でした。「今日はちょっと体調が優れないかな?」という日や、新しい食材を試すのが少し怖い時に、この上なく信頼できる選択肢として、本当に助けられました。特に、有機米と有機野菜だけで作られたおじやは、体調が悪い時でも安心して与えることができました。
まとめ:あなたの家庭に合う一品を見つけよう
私の体験談からもわかるように、それぞれの無添加離乳食に、それぞれの良さがあります。
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栄養や安全性の「正しさ」を求めるなら a kindest
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お出かけが多いなど「利便性」を重視するなら bebemeshi
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原材料の「素性」を究極に追求するなら Baby Orgente
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食の「楽しさ・美味しさ」を教えたいなら Little One’s
といった感じでしょうか。
完璧な離乳食はありませんし、すべてを手作りで頑張る必要も全くありません。ぜひ、あなたのライフスタイルや、離乳食において何を一番大切にしたいか、という価値観に合わせて、これらの素晴らしい無添加離乳食を上手に活用してみてください。
この記事が、あなたとあなたの赤ちゃんにとって、最高の「最初の一口」を見つけるお手伝いになれば、これほど嬉しいことはありません。大変なことも多い離乳食期ですが、便利なアイテムに頼りながら、親子で笑顔で楽しんでいきましょうね!

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。