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本当に美味しい無添加ソースは?プロが選ぶおすすめベスト4

2026.01.01
本当に美味しい無添加ソースは?プロが選ぶおすすめベスト4

「無添加ソースって、優しすぎて味が物足りないんじゃ?」そんな風に思っていませんか?正直、私も最初は疑っていました。でも、野菜とスパイスだけで作られた本物のソースは、むしろ旨みの爆弾です。いつものフライやお好み焼きにかけるだけで、一気に洋食屋の味に変わるんですから。

今回は、数々の商品を試しては失敗を繰り返した私が辿り着いた、「味重視」で選ぶ無添加ソースの正解をシェアします。もう普通のソースには戻れませんよ。

1. 市販品とは別次元?本来の野菜の旨味を味わう無添加ソースの魅力

普段のソース、裏側をじっくり見たことありますか?

皆さんは普段、スーパーで何気なくソースをカゴに入れていますよね。特売の日に買ったそのソース、一度くるっと裏返して「原材料名」を見てみたことはありますか?そこには野菜や果物の名前よりも先に、聞き慣れないカタカナの成分がずらりと並んでいるかもしれません。

ぶどう糖果糖液糖、カラメル色素、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)。これらはコストを抑えて、いつ誰が食べても「それっぽい味」を感じさせるために使われる魔法の粉たちです。もちろん、これらが直ちに危険だとは言いませんが、私たちが「ソースの味」だと思って食べているものの正体が、実は添加物によって作られた人工的な風味だとしたら、なんだか少し寂しい気持ちになりませんか?

私は以前、ある大学の研究結果を目にしたことがあります。そこには、味覚形成期にある子どもたちが強い旨味成分であるアミノ酸等に慣れてしまうと、素材本来の繊細な味が分かりにくくなる可能性があると書かれていました。それ以来、私は毎日口にする調味料こそ、本当においしいものを選びたいと強く思うようになったんです。

「無添加ソース」は野菜と果実の濃厚ジュースです

では、私たちが選ぶべき「本物のソース」とは一体どんなものでしょうか。私が定義する素晴らしい無添加ソースとは、単に「悪いものが入っていない」という消極的な理由で選ぶものではありません。それは、太陽の光をたっぷり浴びて育った野菜と果実をギュッと凝縮した、いわば「超濃厚な特製ジュース」なんです。

想像してみてください。完熟したトマトの真っ赤な情熱、玉ねぎがじっくり炒められた時の黄金色の甘み、リンゴが持つ爽やかな酸味。それらが複雑に絡み合い、数種類のスパイスと共に大きな鍋でぐつぐつと煮込まれていく光景を想像するだけでお腹が空いてきませんか?

本物の無添加ソースは、蓋を開けた瞬間に香りが違います。ツンとした刺激臭ではなく、フルーティーで深みのある香りが鼻をくすぐり、食欲を一気に刺激してくるんです。スプーンですくって舐めてみると、砂糖だけの甘さではない、野菜そのものが持つ力強い甘みが口いっぱいに広がりますよ。

たった数百円で食卓がレストランに変わる魔法

「でも、無添加の調味料ってお高いんでしょう?」そんな声が聞こえてきそうですが、実はソースに関しては、そこまでハードルが高くありません。確かにスーパーの特売品よりは数百円高いかもしれませんが、その数百円で毎日の食卓が劇的に変わるとしたら、これほどコストパフォーマンスの良い投資はないと私は確信しています。

例えば、スーパーのお惣菜コーナーで買ってきた、少し冷めたコロッケにこだわりの無添加ソースを少しかけてみてください。その瞬間、衣の油っぽさが消え、ソースのフルーティーな酸味が素材の味を引き立て、まるで洋食屋さんの揚げたてコロッケのようなご馳走に早変わりします。

朝食の定番である目玉焼きだってそうです。いつものソースを変えるだけで、黄身のコクとソースの旨味が絶妙なハーモニーを奏でて、朝から幸せな気分になれること間違いなしです。料理の腕を上げる必要はありません、ただ調味料を変えるだけで、あなたの料理は「プロの味」に近づくことができるんですから。

選び抜かれた4つの珠玉のソースたち

これからご紹介するのは、私が日本中から探し出し、実際に何度もリピートしている珠玉の無添加ソースたちです。どれも作り手の情熱がこれでもかと詰まっていて、一度知ってしまったら、もう元のソースには戻れないかもしれません。それぞれのメーカーが持つ独自の哲学や、驚くべき製造工程を知れば、きっとあなたもその味を確かめてみたくなるはずです。

2. 【光食品】有機野菜と果実が凝縮された無添加ソースの王道

徳島から世界へ発信するオーガニックの信念

まず最初にご紹介するのは、無添加好きの間では知らない人がいないほどの王道メーカー、徳島県の「光食品(ヒカリ)」です。私がこのメーカーを心から信頼している理由は、その徹底した「有機」へのこだわりにあります。彼らは単に無添加であることにとどまらず、原材料となる野菜や果実そのものの安全性に命を懸けているんです。

光食品の工場があるのは、徳島県板野郡の上板町という自然豊かな場所です。そこで作られるソースには、海外のオーガニック認証を受けた原料だけでなく、日本国内で契約農家さんが丹精込めて育てた有機野菜がたっぷりと使われています。有機JASマークがついた商品は今でこそ珍しくなくなりましたが、光食品はずっと前からこの道を切り拓いてきたパイオニアなんですよ。

社長自らが全国の畑を回って土の状態を確認し、納得できる野菜しか使わないという姿勢には、本当に頭が下がります。だからこそ、彼らの作る無添加ソースには、大地そのもののエネルギーが詰まっているように感じるんです。

「酵母エキス」すら許さない究極のこだわり

皆さんは食品表示を見ていて「酵母エキス」や「たん白加水分解物」という言葉を見かけたことはありませんか?これらは法律上は食品添加物ではなく「食品」として扱われますが、実はうま味を人工的に付加するための成分です。多くのメーカーが「化学調味料無添加」と謳いながら、味を整えるためにこれらの成分を使用しているのが現状なんですよね。

しかし、光食品のすごいところは、この「酵母エキス」すら一切使用しないという点です。これは食品加工の世界では、本当に勇気のいることだし、技術的にも非常に難しいことなんですよ。なぜなら、旨味成分を足すことができない分、素材そのものの味がダイレクトに出てしまうから、ごまかしが一切きかないんです。

野菜が本来持っている旨味だけで、消費者を満足させる味を作る。その潔さと自信が、私が光食品の無添加ソースを「王道」と呼ぶ理由です。余計な味がしないからこそ、食べた後に喉が乾くような不自然さが全くなく、体が喜んでいるのが分かります。

国産有機野菜が生み出す優しすぎる甘み

では、肝心の味はどうなのか気になりますよね。光食品の中濃ソースを一口舐めてみると、最初に感じるのは「優しさ」です。スパイシーさが前面に出るタイプのソースではなく、トマトやリンゴ、玉ねぎの甘みがじわーっと広がる、とてもまろやかな味わいが特徴なんです。

この甘みはもちろん砂糖の甘さもありますが、それ以上に野菜をじっくり煮詰めた時に出る自然な甘みが強いんです。だから、小さなお子様がいるご家庭でも安心して使えますし、実際に「野菜嫌いの子どもがこのソースなら食べた!」という声もよく聞くんですよ。私も甥っ子にプレゼントしたことがあるんですが、今ではすっかり「ヒカリのソースじゃないと嫌だ」なんて言うグルメな少年に育ってしまいました。

徹底された衛生管理が生む安心感

最後に、少しマニアックな視点から光食品の魅力をお伝えさせてください。実は彼らの工場、衛生管理のレベルが半端じゃないんです。保存料を一切使わない無添加ソースを作るためには、製造工程で雑菌が入り込むことを絶対に防がなければなりません。

そのため、工場の床は常に乾燥状態に保たれ、菌の繁殖を防ぐドライシステムが導入されています。さらに、窓や排気口には微細な網が張られ、虫一匹たりとも侵入できないような構造になっているんです。私も以前、テレビでその工場の様子を見たことがあるんですが、まるで精密機器を作っているかのようなクリーンな環境に驚愕しました。

ここまで徹底して管理されているからこそ、保存料なしでも安心して私たちの食卓に届くんですね。冷蔵庫に一本常備しておけば、コロッケ、メンチカツ、カレーの隠し味と、あらゆるシーンで活躍してくれる頼もしい相棒になってくれますよ。まさに、無添加生活を始めるなら、まずはここからと自信を持っておすすめできる一本です。

3. 【トリイソース】木桶熟成が醸し出す深いコクが特徴の無添加ソース

大正13年創業、浜松が誇る老舗の伝統

次にご紹介するのは、静岡県浜松市で大正13年から続く老舗、「トリイソース(鳥居食品)」です。もしあなたが「ソースなんてどれも同じでしょ?」と思っているなら、このトリイソースに出会った瞬間にその常識は覆されることでしょう。ここは私が知る限り、日本で最も手間暇と愛情をかけてソースを作っているメーカーの一つです。

トリイソースの最大の特徴は、なんと言っても「木桶熟成」を行っていること。味噌や醤油なら木桶熟成も聞きますが、ソースで木桶を使っているなんて聞いたことありますか?彼らは創業以来使い続けている木桶でソースを熟成させることで、ステンレスのタンクでは絶対に出せない、まろやかで奥深いコクを生み出しているんです。

工場の佇まいも歴史を感じさせるレトロな雰囲気で、一歩足を踏み入れれば、スパイスと野菜の甘い香りに包まれます。長い年月を経て木桶に住み着いた菌たちが、ソースの発酵を助け、唯一無二の味わいを作り出しているんですね。これはもう、単なる調味料というよりも、伝統工芸品と呼んでもいいレベルだと私は思っています。

ソース作りにお酢から作るという驚愕の事実

トリイソースの変態的(もちろん最高の褒め言葉です!)なこだわりは、木桶だけではありません。なんと彼らは、ソースのベースとなる「お酢」までも自社で醸造しているんです。通常、ソースメーカーはお酢メーカーからお酢を仕入れて使うのが一般的ですが、トリイソースは「自分たちの作りたいソースに合うお酢がないなら、自分たちで作ればいい」と考えたんですね。

彼らが作っているのは、昔ながらの静置発酵法で時間をかけて作った、まろやかなお酢です。この自家製のお酢を使うことで、ソース特有のツンとくる酸味を抑え、口当たりが柔らかく、野菜の旨味を邪魔しないベースができあがるんです。私も初めて食べた時、「あれ?ソースなのに酸っぱくない!」と衝撃を受けました。

ここまで原材料の川上まで遡ってこだわっているメーカーは、全国探してもそうそうありません。その情熱が、瓶の一本一本に詰まっていると思うと、使うたびに背筋が伸びるような気持ちになります。

手作業と低温二段抽出法が生む野菜の魂

製造工程においても、トリイソースは驚くほどアナログで、人の手を大切にしています。多くの大手メーカーが、海外産の野菜ペーストや濃縮果汁を使って効率的に製造する中、トリイソースは地元の契約農家さんから届く新鮮な野菜を「生」のまま仕入れています。そして、玉ねぎやセロリ、ニンジンといった野菜を、なんと従業員の方々が手作業でカットしているんです。

さらに注目すべきは、彼らが独自に編み出した「低温二段抽出法」という製法です。これは、野菜やスパイスを煮出す際に、高温で一気に煮込むのではなく、素材の風味が飛ばないように温度を管理しながら、じっくりと二段階に分けて旨味を抽出する方法です。まるで出汁をとるかのように丁寧に野菜のエキスを抽出するからこそ、野菜本来の繊細な香りがそのままソースに残るんですね。

私が工場見学の動画を見た時、大きな鍋に入った野菜たちが、まるでスープのように優しく煮込まれている様子がとても印象的でした。「野菜の魂」をそのまま瓶詰めにする、そんな気概を感じずにはいられません。

ツンとしないまろやかさは料理の名脇役

こうして作られたトリイソースの味わいは、一言で言うと「上品で奥ゆかしい」です。ウスターソースというと、スパイシーで酸味が強いイメージがあるかもしれませんが、トリイソースのウスターはそのまま飲めるんじゃないかと思うほどまろやか。だからこそ、揚げ物にかけるのはもちろんですが、私は料理の隠し味として使うことを強くおすすめします。

例えば、カレーを作る時にルーを入れる前に少し加えたり、ハンバーグのソースやミートソースのコク出しに使ったりするのも良いでしょう。和食の煮物にほんの少し垂らすだけでも、驚くほど味がまとまりますよ。素材の味を邪魔せず、そっと底上げしてくれる名脇役、それがトリイソースの真骨頂です。静岡の浜松といえば餃子やウナギが有名ですが、私の中では間違いなく「トリイソースの街」です。古き良き日本のものづくりの精神が息づくこの無添加ソース、ぜひ一度あなたの舌で確かめてみてください。

4. 【高橋ソース】完熟リンゴとトマトが主役のフルーティーな無添加ソース

埼玉県本庄市で生まれた「田舎の収穫」

3つ目にご紹介するのは、埼玉県本庄市に拠点を置く「高橋ソース」です。皆さんは「カントリーハーヴェスト(田舎の収穫)」という、なんとも牧歌的で素敵な名前のソースを見かけたことはありませんか?可愛らしいイラストが描かれたラベルが目印のこの無添加ソース、実は私が「フルーツピューレのようだ」と絶賛してやまない、とんでもない逸品なんです。

高橋ソースの創業は昭和21年と古く、戦後の食糧難の時代から「美味しいソースでお腹いっぱいになってもらいたい」という一心でソース作りを続けてきた老舗メーカーです。現社長の高橋亮人さんが学生時代にアメリカのオレゴン州でオーガニック農業に出会い、その雄大な自然と「適地適作」の思想に感銘を受けたことが、このブランド誕生のきっかけだと言われています。私が初めてこのカントリーハーヴェストの中濃ソースを口にした時、これまでのソースの概念が良い意味で裏切られました。「甘い!でも砂糖の甘さじゃない、これは果物の甘さだ!」そう思わず叫んでしまったほど、完熟した果実の風味が口いっぱいに広がったのです。

世界中から集めた「適地適作」の有機素材

高橋ソースの凄さは、原材料選びにおける「適地適作」への執念とも言えるこだわりにあります。彼らは無理に国産だけにこだわるのではなく、その野菜や果実が最も美味しく育つ土地、つまり「適地」で作られた最高品質の素材を世界中から厳選しているんです。例えば、トマトなら太陽の光が降り注ぐカリフォルニアやイタリア、リンゴなら寒暖差のある長野や青森といった具合に選定されています。

もちろん、それらはすべて厳しい基準をクリアした有機栽培(オーガニック)の素材ばかりです。世界中の肥沃な大地で育った力強い素材たちが、埼玉県の工場に集結し、大きな釜で出会うわけです。想像するだけでワクワクしませんか?地球の恵みがこの一本の瓶に凝縮されているなんて、なんて贅沢なんでしょう。

特に私が推したいポイントは、リンゴとトマトの配合量の多さです。一般的なソースに比べて果実の量が圧倒的に多いため、とろみが非常に強く、ぽってりとしたテクスチャーに仕上がっています。スプーンですくっても簡単には落ちないほどの濃厚さは、まさに「食べるソース」と呼ぶにふさわしい存在感です。

自然塩と粗糖が引き立てる深い味わい

主役の野菜や果実だけでなく、脇を固める副原料へのこだわりも半端ではありません。味の決め手となる塩には、ミネラルを豊富に含んだ天日塩の「原塩」を使用し、砂糖も精製された白砂糖ではなく、サトウキビの風味が残る喜界島の「粗糖」などを厳選して使用しています。これらの調味料は、単に塩味や甘味を加えるだけでなく、野菜たちが持つ本来の旨味を最大限に引き出すための「名脇役」として機能しているんです。

市販の安いソースに使われている精製塩や上白糖は、味が鋭くて舌に突き刺さるような刺激がありますが、高橋ソースにはそれが一切ありません。まろやかで、角が取れた丸い味わいだからこそ、たっぷりとかけても料理の味を壊すことなく、むしろ素材の味を優しく包み込んでくれるんです。私はよく、このソースをそのまま指につけて舐めてしまうことがあるんですが、全く喉が乾かないことに驚かされます。これは化学調味料や保存料といった添加物が一切使われていない証拠であり、体が自然と受け入れているサインなんだと実感しています。

冷めても美味しいから「お弁当」に最適

ここで、30代の忙しいあなたにぜひ知ってほしい活用法があります。それは、高橋ソースが「お弁当作り」における最強のパートナーになるということです。朝早く起きて作ったお弁当、お昼に食べる頃には揚げ物が冷めて油っぽくなっていること、よくありますよね。

そんな時こそ、このカントリーハーヴェストの出番です。完熟果実のフルーティーな酸味と濃厚なとろみが、冷めて少し重たくなった衣の油分をさっぱりと中和してくれます。時間が経ってもソースの風味が飛ばず、むしろ衣にじんわりと染み込んで、しっとりとした美味しさに変化します。私の友人のママさんは、「子供のお弁当に冷凍のコロッケを入れる時でも、このソースをかけておけば『今日のコロッケ美味しかった!』って言われるのよ」と笑っていました。手抜きを隠してくれる魔法のソースと言ったら怒られるかもしれませんが、忙しい毎日の頼もしい味方であることは間違いありません。

5. 【パパヤソース】京都の地下水と厳選素材で作る大人の無添加ソース

千年の都、京都・宇治が育んだ洗練された味

4つ目にご紹介するのは、古都・京都の宇治市に工場を構える「パパヤソース(大洋産業)」です。「パパヤ」というユニークな名前は、創業当初にパパイヤ(パパイア)を原料に使ったソースを開発したことに由来しているそうですが、現在では京文化の粋を集めたような、洗練された無添加ソースを作るメーカーとして知られています。京都といえば、薄味で素材の味を生かす「出汁」の文化が根付く街ですが、そんな舌の肥えた京都の人々に愛され続けてきたソースが、美味しくないわけがありませんよね。

私がパパヤソースに出会ったのは、京都へ旅行に行った際に立ち寄った地元のスーパーでした。何気なく手に取ったその瓶からは、他のソースとは一線を画す、凛としたオーラが漂っていたのを覚えています。家に帰ってから味わってみて、その直感が正しかったことを確信しました。これは単なる調味料ではなく、京料理の精神を受け継いだ「作品」なのだと強く感じたのです。

酵素の力で野菜を溶かす独自のバイオ技術

パパヤソースの最大の特徴にして、他社が真似できない凄みは、その製造方法にあります。なんと彼らは、野菜や果物を煮込んで溶かすのではなく、植物性の「酵素」の力を借りて、加熱せずに生のまま溶かし込んでいるんです。これを「酵素分解」と呼ぶそうですが、熱を加えないことで、野菜に含まれるビタミンや風味、そしてフレッシュな香りが損なわれることなく、そのままソースの中に閉じ込められるんですね。

一般的なソース作りでは、長時間煮込むことでどうしても飛んでしまう繊細な香り成分が、パパヤソースには生き生きと残っています。蓋を開けた瞬間に広がる香りが、どこか生野菜のサラダを連想させるような爽やかさを帯びているのは、この独自の技術のおかげなんです。科学的なアプローチで自然の味を追求する、その姿勢には脱帽するしかありません。

命の水「京都の地下水」が生み出す滑らかさ

そしてもう一つ、京都ならではの欠かせない要素が「水」です。お豆腐やお酒が美味しいことでも知られるように、京都は質の高い地下水に恵まれた土地です。パパヤソースでは、工場の地下100メートルから汲み上げた、ミネラルバランスの良い天然水を仕込み水として使用しています。

水が変われば味が変わるというのは料理の基本ですが、ソースにおいてもそれは例外ではありません。京都の柔らかい軟水を使用することで、スパイスの刺激がまろやかに調和し、舌触りが驚くほど滑らかなソースに仕上がるんです。口に入れた瞬間、スッと馴染んで消えていくようなキレの良さは、この「水」の力によるものが大きいのでしょう。無添加であることはもちろん、化学的な抽出方法を使わず、自然の摂理と土地の恵みを生かして作られるこのソースには、京都の静謐な空気感が漂っています。

粉もんを「京料理」に昇華させる大人のソース

では、この上品なパパヤソース、一体どんな料理に合うのでしょうか?私が最もおすすめしたいのは、意外かもしれませんが「お好み焼き」や「たこ焼き」といった、いわゆる「粉もん」です。「えっ、粉もんに上品なソース?」と思われるかもしれません。

ですが、一度試してみてください。いつものこってりとしたお好み焼きが、まるで高級な鉄板焼き店の一皿のように洗練された味に変わるんです。一般的なお好み焼きソースのようなベタッとした甘ったるさがなく、野菜の旨味とスパイスの香りが効いたキレのある味わいが特徴です。それが、出汁の効いた生地や、具材の豚肉、海老の味を引き立て、ビールやハイボールはもちろん、冷えた白ワインにも合うような「大人の粉もん」にしてくれます。私は友人を家に招いてお好み焼きパーティーをする時は、必ずこのパパヤソースを用意します。「何これ!ソースが美味しい!」と、主役の私(の焼き加減)よりもソースが褒められてしまうのが、少し悔しいくらいです。

6. 【実食比較】結局どれがいい?マニアが選ぶ無添加ソースのタイプ別判定表

4本のソースを並べていざ真剣勝負!

ここまで、私が愛してやまない4つの無添加ソースをご紹介してきました。どれも素晴らしい商品であることは間違いありませんが、「結局、今の私にはどれが一番合うの?」と迷ってしまっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、この4本を自宅のテーブルに並べ、同じスプーン、同じコロッケを用意して、徹底的に食べ比べを行ってみました。

部屋中がスパイシーでフルーティーな香りに包まれる中、真剣な表情でソースを舐め続ける私の姿は、家族から見たら少し異様だったかもしれません(笑)。しかし、こうして同時に比較することで、それぞれの個性がより明確に浮き彫りになりました。

マニアが作成!無添加ソース4種比較チャート

私の独断と偏見、そして愛に基づいた比較結果を以下の表にまとめました。選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

ブランド名 商品名 甘み 酸味 スパイシーさ とろみ おすすめの相棒
光食品 有機中濃ソース ★★★★★ ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★★★☆☆ 目玉焼き、カレー、ハンバーグ
トリイソース ウスターソース ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆ 揚げ物全般、煮物の隠し味
高橋ソース カントリーハーヴェスト ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★★ お弁当のフライ、コロッケ
パパヤソース パパヤソース ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★☆☆ お好み焼き、たこ焼き、焼きそば

※★の数は5段階評価です。(私の舌調べ)

あなたのライフスタイルに合う一本はこれ!

この表を見てもまだ迷っているあなたへ、さらに具体的なシチュエーション別のおすすめを提案させてください。

【小さなお子様がいる、野菜嫌いを克服させたいあなたへ】

迷わず「光食品」を選んでください。野菜の甘みが一番強く、スパイシーさが控えめなので、子供受けは抜群です。オムライスにかけたり、ケチャップと混ぜてハンバーグソースにしたりと、毎日のご飯作りで大活躍してくれますよ。

【料理好きで、素材の味を大切にしたいあなたへ】

「トリイソース」が最高の相棒になります。主張しすぎない奥ゆかしい味わいは、料理の邪魔をせず、そっと寄り添ってくれます。肉じゃがやきんぴらごぼうなど、和食の隠し味として使うと、「料理上手になった?」と聞かれること請け合いです。

【お弁当作りが日課、フルーティーな味が好きなあなたへ】

「高橋ソース」のカントリーハーヴェストがおすすめです。冷めても美味しい濃厚なとろみは、お弁当の強い味方になります。朝の忙しい時間に、この可愛いラベルを見るだけで少しテンションが上がる、そんな効果も期待できます(笑)。

【お酒が好き、週末は家で鉄板焼きを楽しむあなたへ】

「パパヤソース」で決まりです。キレのある味わいと豊かな香りは、ビールやワインとの相性が最高です。いつもの焼きそばやお好み焼きが、一気に大人の味にグレードアップするので、ホームパーティーの手土産にしても、きっと喜ばれるはずです。

「たかがソース、されどソース」で人生は豊かになる

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。たかが数百円の調味料の話に、ここまで熱くなってしまうなんて、自分でも少し呆れてしまいます。でも、私は本気で思っているんです。「たかがソース、されどソース」だと。

毎日使う調味料を、作り手の顔が見える、安心で安全な「本物」に変えること。それは単に美味しいものを食べるというだけでなく、自分の体を大切にし、丁寧に作られたものを愛するという、とても豊かな生活の始まりだと思うのです。スーパーの棚の前で、裏ラベルを見ながらどれにしようか悩む時間、家に帰って初めてそのソースを料理にかけた時の高揚感、そして家族が「これ、美味しいね!」と笑顔で食べてくれる瞬間。その一つひとつが、あなたの暮らしを彩る小さな幸せになりますように。この記事が、あなたにとって運命の一本に出会うきっかけになれたら、これほど嬉しいことはありません。

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。