ナッツ全般

ナッツミルクの作り方完全ガイド|人気レシピとアレンジ集

2024.11.07
ナッツミルクの作り方完全ガイド|人気レシピとアレンジ集

この記事を読めば、あなたもナッツミルク作りのプロになれる!

栄養学の専門家も推奨する、ナッツの栄養を最大限に引き出し、添加物ゼロの自家製ナッツミルクの作り方を、分かりやすく解説します。


1. ナッツミルクとは?基本の知識と魅力、牛乳との違いを徹底解説

ナッツミルクは、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、マカダミアナッツ、ヘーゼルナッツなどのナッツ類を原料として作られる植物性ミルクです。 近年、健康志向の高まりや、環境への配慮から、牛乳の代替品として、美容と健康に関心の高いあなたに、非常に人気が高まっています。

ナッツミルクが人気の理由

牛乳アレルギーや乳糖不耐症をお持ちの方でも、ナッツミルクなら安心して飲むことができます。 乳製品を控えている方や、ヴィーガンの方々にとっても、ナッツミルクは最適な選択肢となります。 さらに、ナッツミルクは一般的に低カロリーであり、コレステロールを含んでいません。 それだけでなく、ビタミンEや食物繊維、ミネラルといった、体に嬉しい栄養素が豊富に含まれているのも大きな魅力です。

特に、アーモンドミルクはビタミンEが豊富で、抗酸化作用による美容効果が期待できます。 また、カシューナッツミルクは、クリーミーで自然な甘みがあり、お菓子作りにも適しています。 くるみミルクは、オメガ3脂肪酸を豊富に含み、健康維持に役立つと言われています。 このように、ナッツの種類によって、含まれる栄養素や風味に特徴があるため、あなたの目的や好みに合わせて選ぶことができます。

牛乳との栄養価の違い

具体的に、牛乳と代表的なナッツミルクの栄養価を比較してみましょう。 以下の表は、各ミルク100mlあたりの主な栄養成分を示しています(メーカーや商品によって数値は異なります)。

栄養成分(100mlあたり)

アーモンドミルク

カシューナッツミルク

くるみミルク

牛乳

カロリー

40kcal

30kcal

50kcal

67kcal

脂質

2.5g

2g

4g

3.8g

ビタミンE

5mg

0.5mg

0.8mg

0.1mg

オメガ3脂肪酸

少量

少量

1.5g

少量

コレステロール

0mg

0mg

0mg

12mg

食物繊維

1.0g

0.5g

0.8g

0g

カルシウム

20mg

10mg

15mg

110mg

(※弊社調べ)

この表からもわかるように、ナッツミルクは牛乳に比べてカロリーや脂質が低い傾向にあります。 また、コレステロールを含まず、種類によってはビタミンEやオメガ3脂肪酸、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。 一方で、牛乳はカルシウムを豊富に含んでいますが、ナッツミルクのカルシウム含有量は、商品によって強化されている場合もあります。

ナッツミルクの選び方

市販のナッツミルクを選ぶ際には、以下のポイントに注目してみてください。

  • 原材料:できるだけシンプルな原材料のものを選びましょう。砂糖、香料、安定剤などの添加物が少ないものがおすすめです。

  • ナッツの含有量:ナッツの含有量が多いほど、風味や栄養価が高くなります。

  • 栄養成分表示:カロリー、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルなどの含有量を確認し、自分の目的に合ったものを選びましょう。

  • :プレーンタイプだけでなく、フレーバー付きのものもあります。色々な種類を試して、お好みの味を見つけてみてください。

自家製ナッツミルクのメリット

市販品も良いですが、自家製ナッツミルクには、さらに多くのメリットがあります。

  • 添加物なし:自分で材料を選ぶので、添加物を一切使わずに作ることができます。

  • 新鮮:作りたての新鮮なナッツミルクを味わうことができます。

  • カスタマイズ可能:甘さや濃さ、ナッツの種類など、自分の好みに合わせて自由にアレンジできます。

  • 経済的:市販品よりも安く作れる場合があります。

このように、ナッツミルクは、健康と美味しさを両立できる、非常に魅力的な飲み物です。 牛乳の代替品としてだけでなく、日々の食生活に積極的に取り入れることで、あなたの美容と健康をサポートしてくれるでしょう。ぜひ、色々な種類のナッツミルクを試して、お気に入りの一杯を見つけてみてくださいね!

2. 定番人気!アーモンドで作るナッツミルク

アーモンドミルクは、数あるナッツミルクの中でも、特に人気が高く、家庭でも簡単に作れる代表格です。 アーモンドは比較的手に入りやすく、スーパーやオンラインストアで気軽に購入できるのも魅力ですよね。 さらに、アーモンドはビタミンEや食物繊維が豊富で、美容や健康に気を遣うあなたにぴったりのナッツなんです。

自家製アーモンドミルクの基本レシピ

それでは、早速、基本のアーモンドミルクのレシピをご紹介します。 材料も手順もシンプルなので、初めての方でも簡単に作れますよ!

材料

  • 生アーモンド(無塩・無添加):1カップ (約150g)

  • 水:3〜4カップ (720ml〜960ml) ※お好みの濃さに合わせて調整してください

  • お好みで:

    メープルシロップ:大さじ1〜2

    デーツ:2〜3粒(種を取り除く)

    天然塩:ひとつまみ

    バニラエクストラクト:数滴

作り方

  1. アーモンドの浸水

    生アーモンドをボウルに入れ、たっぷりの水(分量外)を注ぎます。

    最低でも8時間、できれば12時間以上、冷蔵庫で浸水させます。

    浸水させることで、アーモンドが柔らかくなり、より滑らかでクリーミーなミルクになります。

    浸水時間が長すぎると発酵してしまう可能性があるので、24時間以内にしましょう

  2. ミキサーで撹拌

    浸水させたアーモンドの水を捨て、軽くすすぎます。

    アーモンドと新しい水(3〜4カップ)をミキサーに入れます。水の量はお好みで調整してください。

    水が少ないと濃厚でクリーミーなミルクに、多いとさらっとしたミルクになります。

    高速で2〜3分間、アーモンドが完全に細かくなるまで撹拌します。

    ミキサーの性能によっては、もう少し長めに撹拌する必要があるかもしれません。

    お好みで、メープルシロップ、デーツ、塩、バニラエクストラクトなどを加えて、さらに撹拌します。

  3. 濾過

    目の細かいナッツミルクバッグ、清潔なガーゼ、または目の細かいザルとキッチンペーパーを重ねたものを用意します。

    ボウルの上に濾し器を置き、その上にナッツミルクバッグなどを広げます。

    ミキサーの中身をゆっくりと注ぎ入れ、液体を濾し取ります。

    ナッツミルクバッグの場合は、しっかりと絞って、アーモンドミルクを完全に抽出します。

    ガーゼやキッチンペーパーの場合は、破れないように優しく絞ってください。

  4. 完成

    清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存します。

    自家製アーモンドミルクは、冷蔵庫で3〜4日程度保存可能です。

    飲む前によく振ってからお召し上がりください。

プロが教える!美味しいアーモンドミルクを作る3つのコツ

さらに美味しく、滑らかなアーモンドミルクを作るための、プロのコツを3つご紹介しますね!

  1. 良質なアーモンドを選ぶ

    新鮮で、無塩・無添加の生アーモンドを選びましょう。

    スーパーなどで手軽に手に入りますが、専門店やオンラインストアで、より高品質なアーモンドを探してみるのもおすすめです。

    オーガニックのアーモンドを選ぶと、さらに安心ですね。

  2. 浸水時間をしっかり守る

    アーモンドの浸水は、滑らかなミルクを作るために非常に重要な工程です。

    最低でも8時間、理想は12時間以上、しっかりと浸水させましょう。

    浸水時間が短いと、アーモンドが硬いまま残ってしまい、ザラザラした舌触りになることがあります。

    冷蔵庫で浸水させることで、アーモンドの劣化を防ぎ、より安全に作ることができます。

  3. 濾し方にこだわる

    目の細かいナッツミルクバッグを使うのが、最もおすすめです。

    ナッツミルクバッグは、アーモンドの細かい粒子をしっかりとキャッチし、非常に滑らかなミルクを作ることができます。

    ナッツミルクバッグがない場合は、清潔なガーゼや、目の細かいザルとキッチンペーパーを重ねて代用することもできます。

    ただし、ガーゼやキッチンペーパーは、目が粗いとアーモンドの粒子が通り抜けてしまうことがあるので、注意が必要です。

アーモンドミルクのアレンジレシピ

自家製アーモンドミルクは、そのまま飲むだけでなく、様々なアレンジも楽しめます。

  • アーモンドミルクラテ:温めたアーモンドミルクにエスプレッソを加え、お好みでメープルシロップやシナモンパウダーをかけます。

  • アーモンドミルクスムージー:アーモンドミルク、バナナ、ベリー類、ほうれん草などをミキサーで撹拌します。

  • アーモンドミルクのオーバーナイトオーツ:オートミール、アーモンドミルク、チアシード、お好みのフルーツやナッツを混ぜて、一晩冷蔵庫で冷やします。

  • アーモンドミルクのポタージュ:野菜をアーモンドミルクで煮込みハンドブレンダーで滑らかにします。

これらのコツとアレンジレシピを参考に、ぜひ、あなたも自家製アーモンドミルク作りに挑戦してみてください。 驚くほど滑らかで美味しいアーモンドミルクが、あなたの食卓を豊かにしてくれるはずです!

3. クリーミーで濃厚!カシューで作るナッツミルク

カシューナッツミルクは、その名の通り、カシューナッツから作られる植物性ミルクです。 他のナッツミルクに比べて、ひときわクリーミーで濃厚、そして優しい甘みを持っているのが特徴です。 この特性から、そのまま飲むのはもちろん、お菓子作りや料理に幅広く活用できる、まさに万能ミルクと言えるでしょう。

カシューナッツミルクがクリーミーな理由

カシューナッツは、他のナッツに比べて脂質の割合が高く、水に浸すと非常に柔らかくなる性質を持っています。 このため、ミキサーで撹拌すると、他のナッツよりも細かく、滑らかになりやすいのです。 結果として、非常にクリーミーで、舌触りの良いミルクが出来上がります。 牛乳や生クリームの代わりに使うことで、お料理やお菓子にコクと深みをプラスすることができます。 また、カシューナッツ自体に自然な甘みがあるため、砂糖の量を減らせるのも嬉しいポイントです。

基本のカシューナッツミルクのレシピ

それでは、クリーミーで美味しいカシューナッツミルクの作り方をご紹介します。 アーモンドミルクと同様に、材料も手順もシンプルなので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。

材料

  • 生カシューナッツ(無塩・無添加):1カップ(約150g)

  • 水:3〜4カップ(720ml〜960ml)※お好みの濃さに合わせて調整

  • お好みで:

    メープルシロップ:大さじ1〜2

    デーツ:2〜3粒(種を取り除く)

    天然塩:ひとつまみ

    バニラエクストラクト:数滴

作り方

  1. カシューナッツの浸水

    生カシューナッツをボウルに入れ、たっぷりの水(分量外)を注ぎます。

    カシューナッツは、他のナッツに比べて柔らかいため、浸水時間は短めでも大丈夫です。

    最低でも2時間、できれば4時間以上、冷蔵庫で浸水させます。

    浸水時間が長すぎると、風味が落ちることがあるので、注意しましょう。最大でも12時間程度が目安です。

  2. ミキサーで撹拌

    浸水させたカシューナッツの水を捨て、軽くすすぎます。

    カシューナッツと新しい水(3〜4カップ)をミキサーに入れます。

    水の量はお好みで調整してください。少ないと濃厚に、多いとさらっと仕上がります。

    高速で2〜3分間、カシューナッツが完全に細かくなるまで撹拌します。

    お好みで、メープルシロップ、デーツ、塩、バニラエクストラクトなどを加えて、さらに撹拌します。

  3. 濾過(お好みで)

    カシューナッツミルクは、非常に滑らかに仕上がるため、濾過せずにそのまま飲むこともできます。

    より滑らかな口当たりにしたい場合は、ナッツミルクバッグや目の細かいザルなどで濾してください。

    濾し終わったカシューナッツの搾りかすは、お菓子や料理に再利用できます。(クッキー、パンケーキ、ディップソースなど)

  4. 完成

    清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存します。

    自家製カシューナッツミルクは、冷蔵庫で3〜4日程度保存可能です。

    飲む前によく振ってからお召し上がりください。

カシューナッツミルクを使ったお菓子作り

カシューナッツミルクは、そのクリーミーさと自然な甘みを活かして、様々なお菓子作りに活用できます。 特に、ヴィーガンや乳製品アレルギーの方にとって、強い味方となるでしょう。

  • ヴィーガンチーズケーキ:カシューナッツミルクをベースに、レモン汁や寒天などを加えて、本格的なヴィーガンチーズケーキを作ることができます。

  • スムージー:カシューナッツミルク、バナナ、ベリー類、カカオパウダーなどをミキサーで撹拌すれば、栄養満点のスムージーが完成します。

  • アイスクリーム:カシューナッツミルク、ココナッツクリーム、甘味料などを混ぜて冷凍すれば、濃厚でヘルシーなアイスクリームが楽しめます。

  • プリン:カシューナッツミルク、メープルシロップ、バニラエッセンス、ゼラチン(または寒天)を混ぜて冷やし固めれば、とろけるようなプリンが作れます。

  • パンナコッタ:カシューナッツミルクと生クリーム(またはココナッツクリーム)を合わせて加熱し冷やし固めます。

  • マフィン、パウンドケーキ:牛乳の代わりにカシューナッツミルクを使うことで、しっとりとした食感と、優しい甘みが加わります。

カシューナッツミルクを料理に活用する

カシューナッツミルクは、お菓子だけでなく、料理にも幅広く活用できます。

  • クリームシチュー:牛乳の代わりにカシューナッツミルクを使うことで、コクのあるクリームシチューが作れます。

  • カレー:カシューナッツミルクを加えることで、マイルドでコクのあるカレーになります。

  • グラタン:ホワイトソースの代わりにカシューナッツミルクを使えば、ヘルシーなグラタンが楽しめます。

  • スープ:ポタージュスープやチャウダーなど、クリーミーなスープのベースとして最適です。

  • ドレッシング:カシューナッツミルクをベースに、ハーブやスパイス、オイル、ビネガーを加えてヘルシーなドレッシングを作れます。

カシューナッツミルクは、あなたの料理のレパートリーを広げ、食卓を豊かにしてくれる、頼もしい存在です。 ぜひ、色々なレシピに挑戦して、カシューナッツミルクの魅力を存分に味わってみてくださいね!

4. オメガ3が豊富!くるみで作るナッツミルク

くるみミルクは、その名の通り、くるみから作られる植物性ミルクです。 くるみは、ナッツの中でも特にオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)を豊富に含んでいることで知られています。 オメガ3脂肪酸は、私たちの体にとって必要不可欠な栄養素でありながら、体内で生成することができないため、食事から摂取する必要があります。 くるみミルクは、この貴重なオメガ3脂肪酸を手軽に、そして美味しく摂取できる、素晴らしい飲み物なのです。

オメガ3脂肪酸とは?その健康効果

オメガ3脂肪酸は、多価不飽和脂肪酸の一種で、主にα-リノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)の3種類があります。 くるみに含まれるのは、主にα-リノレン酸(ALA)です。 ALAは体内でEPAやDHAに変換されますが、変換効率はあまり高くないため、ALA自体にも様々な健康効果が期待されています。

オメガ3脂肪酸の主な健康効果

  • 脳機能のサポート:DHAは脳の神経細胞の構成成分であり、記憶力や学習能力の維持に役立つと言われています。

  • 心臓血管の健康:EPAやDHAは、血液をサラサラにし、動脈硬化や心臓病のリスクを低減する効果が期待されています。

  • 抗炎症作用:オメガ3脂肪酸は、体内の炎症を抑制し、慢性炎症に関連する様々な疾患のリスクを軽減する可能性があります。

  • 美肌効果:肌の細胞膜の構成成分となり、肌の潤いを保ち、炎症を抑えることで、美肌効果も期待できます。

  • メンタルヘルスの改善: うつ病や不安障害などの症状を和らげる効果も報告されています。

これらの健康効果は、多くの研究によって示唆されており、ハーバード大学やオックスフォード大学などの研究機関でも、オメガ3脂肪酸の重要性が報告されています。

基本のくるみミルクのレシピ

それでは、栄養満点のくるみミルクの作り方をご紹介します。 他のナッツミルクと同様に、簡単に作ることができますよ!

材料

  • 生くるみ(無塩・無添加):1カップ(約100g)

  • 水:3〜4カップ(720ml〜960ml)※お好みの濃さに合わせて調整

  • お好みで:

    メープルシロップ:大さじ1〜2

    デーツ:2〜3粒(種を取り除く)

    天然塩:ひとつまみ

    バニラエクストラクト:数滴

作り方

  1. くるみの浸水

    生くるみをボウルに入れ、たっぷりの水(分量外)を注ぎます。

    くるみは、渋み成分(タンニン)を含むため、浸水することで渋みを和らげ、消化を良くする効果があります。

    最低でも4時間、できれば8時間以上、冷蔵庫で浸水させます。

  2. ミキサーで撹拌

    浸水させたくるみの水を捨て、軽くすすぎます。

    くるみと新しい水(3〜4カップ)をミキサーに入れます。水の量はお好みで調整してください。

    高速で2〜3分間、くるみが完全に細かくなるまで撹拌します。

    お好みで、メープルシロップ、デーツ、塩、バニラエクストラクトなどを加えて、さらに撹拌します。

  3. 濾過

    ナッツミルクバッグ、清潔なガーゼ、または目の細かいザルとキッチンペーパーを重ねたものを用意します。

    ボウルの上に濾し器を置き、その上にナッツミルクバッグなどを広げます。

    ミキサーの中身をゆっくりと注ぎ入れ、液体を濾し取ります。

    ナッツミルクバッグの場合は、しっかりと絞って、くるみミルクを完全に抽出します。

    ガーゼやキッチンペーパーの場合は、破れないように優しく絞ってください。

  4. 完成

    清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存します。

    自家製くるみミルクは、冷蔵庫で3〜4日程度保存可能です。

    飲む前によく振ってからお召し上がりください。

くるみミルクの健康効果を最大化する飲み方

くるみミルクの健康効果を最大限に引き出すためには、いくつかのポイントがあります。

  • 加熱しない:オメガ3脂肪酸は熱に弱いため、加熱せずに飲むのがおすすめです。

  • スムージーやシリアルに加える:加熱せずに、生のままスムージーやシリアル、ヨーグルトなどに加えていただきましょう。

  • ドレッシングやソースに使う:サラダのドレッシングや、冷製パスタのソースなどにも活用できます。

  • 毎日継続して飲む:オメガ3脂肪酸の効果を実感するためには、毎日継続して摂取することが大切です。

くるみミルクのアレンジレシピ

  • チョコレートくるみミルク:くるみミルクにココアパウダー、メープルシロップを加えて混ぜます。

  • 抹茶くるみミルク:くるみミルクに抹茶パウダーとはちみつを加えて混ぜます。

  • くるみミルクチャイ: 温めたくるみミルクにチャイティーバッグを浸して抽出します。

くるみミルクは、美味しく、手軽にオメガ3脂肪酸を摂取できる、まさにスーパーフードミルクです。 毎日の健康習慣に、ぜひ取り入れてみてくださいね!

5. リッチな味わい!マカダミアナッツで作るナッツミルク

マカダミアナッツミルクは、他のナッツミルクとは一線を画す、リッチで濃厚な味わいが特徴です。 マカダミアナッツは、「ナッツの王様」とも呼ばれ、そのクリーミーでバターのような風味は、特別な日のデザートにふさわしい贅沢さをもたらしてくれます。 普段使いはもちろん、おもてなしや、ちょっとしたご褒美にもぴったりのナッツミルクです。

マカダミアナッツの特徴と栄養価

マカダミアナッツは、ハワイやオーストラリアを原産とするナッツで、その特徴は何と言っても高い脂質含有量です。 この脂質が、マカダミアナッツミルクの濃厚でリッチな味わいを生み出しています。 しかし、マカダミアナッツの脂質の多くは、一価不飽和脂肪酸と呼ばれる良質な脂質であり、オレイン酸が豊富に含まれています。

マカダミアナッツの主な栄養素(100gあたり)

  • エネルギー:約720kcal

  • 脂質:約76g(うち、一価不飽和脂肪酸が約60g)

  • 炭水化物:約14g

  • タンパク質:約8g

  • 食物繊維:約8g

  • ビタミンB1:約0.7mg

  • マグネシウム:約130mg

(米国農務省の栄養データベース参照)

オレイン酸は、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らし、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を維持する働きがあると言われています。 また、マカダミアナッツは、ビタミンB1やマグネシウムなどのミネラルも豊富に含んでいます。 これらの栄養素は、エネルギー代謝をサポートし、体の調子を整えるのに役立ちます。

基本のマカダミアナッツミルクのレシピ

それでは、リッチな味わいのマカダミアナッツミルクの作り方をご紹介します。

材料

  • 生マカダミアナッツ(無塩・無添加):1カップ(約140g)

  • 水:3〜4カップ(720ml〜960ml)※お好みの濃さに合わせて調整

  • お好みで:

    メープルシロップ:大さじ1〜2

    デーツ:2〜3粒(種を取り除く)

    天然塩:ひとつまみ

    バニラエクストラクト:数滴

作り方

  1. マカダミアナッツの浸水

    生マカダミアナッツをボウルに入れ、たっぷりの水(分量外)を注ぎます。

    マカダミアナッツは比較的柔らかいため、浸水時間は短めでも大丈夫です。

    最低でも2時間、できれば4時間以上、冷蔵庫で浸水させます。

  2. ミキサーで撹拌

    浸水させたマカダミアナッツの水を捨て、軽くすすぎます。

    マカダミアナッツと新しい水(3〜4カップ)をミキサーに入れます。水の量はお好みで調整してください。

    高速で2〜3分間、マカダミアナッツが完全に細かくなるまで撹拌します。

    お好みで、メープルシロップ、デーツ、塩、バニラエクストラクトなどを加えて、さらに撹拌します。

  3. 濾過(お好みで)

    マカダミアナッツミルクは、非常に滑らかに仕上がるため、濾過せずにそのまま飲むこともできます。

    より滑らかな口当たりにしたい場合は、ナッツミルクバッグや目の細かいザルなどで濾してください。

    濾し終わったマカダミアナッツの搾りかすは、お菓子や料理に再利用できます。(クッキー、ケーキ、ディップなど)

  4. 完成

    清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存します。

    自家製マカダミアナッツミルクは、冷蔵庫で3〜4日程度保存可能です。

    飲む前によく振ってからお召し上がりください。

マカダミアナッツミルクで作る特別なデザート

マカダミアナッツミルクの濃厚でリッチな味わいは、特別な日のデザート作りに最適です。

  • マカダミアナッツミルクムース:マカダミアナッツミルク、ココナッツクリーム、メープルシロップ、ゼラチン(または寒天)を混ぜて冷やし固めます。

  • マカダミアナッツミルクパンナコッタ:マカダミアナッツミルク、生クリーム(またはココナッツクリーム)、砂糖、ゼラチンを混ぜて冷やし固めます。

  • マカダミアナッツミルクトリュフ:マカダミアナッツミルク、細かく砕いたマカダミアナッツ、ココアパウダー、メープルシロップを混ぜて丸め、ココアパウダーをまぶします。

  • マカダミアナッツミルクアイスクリーム:マカダミアナッツミルク、カシューナッツ、メープルシロップ、バニラエクストラクトを混ぜて冷凍します。

  • マカダミアナッツミルクのチーズケーキ:クリームチーズの代わりに、水切りしたマカダミアナッツミルクと豆腐を混ぜたフィリングを使用。

マカダミアナッツミルクのその他の活用方法

マカダミアナッツミルクはそのままでも美味しく、他のナッツミルクに比べて、よりデザート感があるのが特徴です。

  • コーヒーや紅茶に加える:通常のミルクの代わりに、コーヒーや紅茶に加えてリッチな風味を楽しみましょう。

  • スムージー:フルーツや野菜と一緒にミキサーにかけて、ヘルシーで美味しいスムージーを作れます。

これらのレシピや活用方法を参考に、ぜひ、マカダミアナッツミルクの贅沢な味わいを、特別な日だけでなく、普段の食卓にも取り入れてみてください。 きっと、あなたの食生活を、より豊かに、そして華やかに彩ってくれることでしょう。

6. 香ばしさがたまらない!ヘーゼルナッツで作るナッツミルク

ヘーゼルナッツミルクは、独特の香ばしい風味と、ほのかな甘みが特徴のナッツミルクです。 特に、コーヒーとの相性が抜群で、ヘーゼルナッツミルクラテは、カフェでも人気のメニューですよね。 もちろん、コーヒーだけでなく、お菓子作りや料理にも幅広く活用できる、万能なナッツミルクでもあります。 ヘーゼルナッツの芳醇な香りは、あなたの日常を、ちょっと贅沢な時間に変えてくれるでしょう。

ヘーゼルナッツの魅力と栄養

ヘーゼルナッツは、世界三大ナッツの一つであり(他はアーモンド、カシューナッツ)、ヨーロッパでは古くから親しまれてきた食材です。 チョコレートや焼き菓子などによく使われるので、あなたも一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。

ヘーゼルナッツは、栄養価も非常に優れています。

ヘーゼルナッツの主な栄養素(100gあたり)

  • エネルギー:約630kcal

  • 脂質:約61g(うち、一価不飽和脂肪酸が約46g)

  • 炭水化物:約17g

  • タンパク質:約15g

  • 食物繊維:約10g

  • ビタミンE:約15mg

  • マグネシウム:約160mg

  • 鉄:約4.7mg

(米国農務省の栄養データベース参照)

ヘーゼルナッツは、オレイン酸などの良質な脂質を豊富に含むだけでなく、抗酸化作用のあるビタミンEもたっぷり。 さらに、食物繊維やミネラルもバランス良く含まれており、美容と健康をサポートしてくれる、頼もしいナッツです。 特に、ビタミンEは、アーモンドと並んで、ナッツ類の中でもトップクラスの含有量を誇ります。

基本のヘーゼルナッツミルクのレシピ

それでは、香ばしさがたまらない、ヘーゼルナッツミルクの作り方をご紹介します。 ローストすることで、さらに香りが引き立ちますよ!

材料

  • 生ヘーゼルナッツ(無塩・無添加):1カップ(約135g)

  • 水:3〜4カップ(720ml〜960ml)※お好みの濃さに合わせて調整

  • お好みで:

    メープルシロップ:大さじ1〜2

    デーツ:2〜3粒(種を取り除く)

    天然塩:ひとつまみ

    バニラエクストラクト:数滴

作り方

  1. ヘーゼルナッツの浸水とロースト(オプション)

    生ヘーゼルナッツをボウルに入れ、たっぷりの水(分量外)を注ぎます。

    最低でも4時間、できれば8時間以上、冷蔵庫で浸水させます。

    浸水後、薄皮を取り除きます。(手でこすると簡単に剥けます。)

    ローストする場合

    オーブンを180℃に予熱します。

    天板にヘーゼルナッツを広げ、10〜15分程度、香ばしい香りがするまでローストします。

    焦げないように、時々様子を見ながら加熱してください。

    ローストすることで、ヘーゼルナッツの香りが格段にアップします。

    ローストしない場合は、香りは穏やかで、あっさりとした味わいのミルクになります

  2. ミキサーで撹拌

    浸水させた(またはローストした)ヘーゼルナッツの水を捨て、軽くすすぎます。

    ヘーゼルナッツと新しい水(3〜4カップ)をミキサーに入れます。水の量はお好みで調整してください。

    高速で2〜3分間、ヘーゼルナッツが完全に細かくなるまで撹拌します。

    お好みで、メープルシロップ、デーツ、塩、バニラエクストラクトなどを加えて、さらに撹拌します。

  3. 濾過

    ナッツミルクバッグ、清潔なガーゼ、または目の細かいザルとキッチンペーパーを重ねたものを用意します。

    ボウルの上に濾し器を置き、その上にナッツミルクバッグなどを広げます。

    ミキサーの中身をゆっくりと注ぎ入れ、液体を濾し取ります。

    ナッツミルクバッグの場合は、しっかりと絞って、ヘーゼルナッツミルクを完全に抽出します。

    ガーゼやキッチンペーパーの場合は、破れないように優しく絞ってください。

  4. 完成

    清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存します。

    自家製ヘーゼルナッツミルクは、冷蔵庫で3〜4日程度保存可能です。

    飲む前によく振ってからお召し上がりください。

ヘーゼルナッツミルクとコーヒーの絶品マリアージュ

ヘーゼルナッツミルクは、コーヒーとの相性が抜群です! いつものコーヒーに加えるだけで、カフェで飲むような、本格的な味わいが楽しめます。

  • ヘーゼルナッツミルクラテ:温めたヘーゼルナッツミルクにエスプレッソを加え、お好みでシナモンパウダーやココアパウダーをかけます。

  • アイスヘーゼルナッツミルクコーヒー:グラスに氷を入れ、ヘーゼルナッツミルクとアイスコーヒーを注ぎます。

  • ヘーゼルナッツミルクカフェモカ:ヘーゼルナッツミルクラテに、チョコレートソースを加えます。

ヘーゼルナッツミルクの活用法

コーヒーだけでなく、ヘーゼルナッツミルクは、様々なお菓子や料理にも活用できます。

  • 焼き菓子:マフィン、パウンドケーキ、クッキーなどの生地に加えると、香ばしい風味としっとりとした食感が楽しめます。

  • パンケーキ:牛乳の代わりにヘーゼルナッツミルクを使うと、風味豊かなパンケーキが作れます。

  • フレンチトースト:卵液にヘーゼルナッツミルクを加えて、いつもと違うフレンチトーストに。

  • クリームソース:パスタやグラタンのクリームソースに使うと、コクと香りがプラスされます。

  • チョコレートドリンク: ヘーゼルナッツミルクとチョコレートを合わせて温めれば、リッチなホットチョコレートが楽しめます。

ヘーゼルナッツミルクは、あなたの日常に、ちょっとした贅沢と幸せを運んでくれる、魔法のようなナッツミルクです。 ぜひ、その香ばしい風味と、様々な活用方法を、存分に楽しんでみてくださいね!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。