ナッツ全般

【小児科医監修】子供のナッツは何歳から?アレルギー対策も解説!

2024.07.25
【小児科医監修】子供のナッツは何歳から?アレルギー対策も解説!

ナッツって、子どもに何歳から食べさせていいんだろう?」と悩んでいませんか? 大好きなナッツ、子どもにも早く食べさせてあげたいけれど、アレルギーや誤嚥のリスクも心配ですよね。

実は、この記事を読むだけで、そのお悩みはスッキリ解消できます!子どもの成長に合わせたナッツの与え方、注意すべきポイントを分かりやすく解説しているので、もう迷うことはありません。

さあ、この記事で、子どもの健やかな成長をサポートしながら、ナッツを楽しむための第一歩を踏み出しましょう!


1. ナッツは何歳から?種類別摂取ガイド

ナッツは栄養価が高い食品ですが、アレルギーや誤嚥のリスクも考慮する必要があります。

特に、小さな子どもにナッツを与える際は注意が必要です。ナッツの種類によって適切な摂取開始時期が異なり、硬さや大きさ、アレルギーのリスクなどを考慮する必要があります。

ここでは、ナッツを何歳から食べさせられるのか、種類別に分かりやすくお伝えします!

1.1 アーモンド

アーモンドは、ビタミンE、食物繊維、不飽和脂肪酸などが豊富に含まれており、子どもの成長・発達に役立つ栄養素を多く含んでいます。

1歳頃になったら、細かく砕いたり、ペースト状にしたりして与え始めることができます。アーモンドは比較的アレルギーのリスクが低いナッツですが、初めて与える際は少量から試すようにしましょう。

また、アーモンドは硬いため、そのまま与えると喉に詰まらせる可能性があります。必ず細かく砕くか、ペースト状にしてから与えてください。

1.2 カシューナッツ

カシューナッツは、鉄分、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。鉄分は貧血予防に、亜鉛は免疫力向上に、マグネシウムは骨の成長に役立ちます。

カシューナッツも1歳頃になったら、細かく砕いたり、ペースト状にしたりして与え始めることができます。

カシューナッツはアーモンドと同様に、硬いため、そのまま与えると喉に詰まらせる可能性があります。必ず細かく砕くか、ペースト状にしてから与えてください。

1.3 くるみ

くるみは、オメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸が豊富に含まれています。α-リノレン酸は、脳の発達や視力の発達に良い影響を与えると言われています。

くるみは1歳頃になったら、細かく砕いたり、ペースト状にしたりして与え始めることができます。

ただし、くるみはアレルギーを起こしやすいナッツとしても知られています。初めて与える際は少量から試すようにし、アレルギー反応が出たらすぐに医療機関を受診してください。

1.4 ピーナッツ

ピーナッツは、たんぱく質、ビタミンB群、食物繊維などが豊富に含まれています。

ピーナッツはアレルギーのリスクが高いナッツです。3歳頃までは与えない方が良いでしょう。3歳を過ぎたら、少量から試すようにし、アレルギー反応が出たらすぐに医療機関を受診してください。

ピーナッツバターは、パンに塗ったり、料理に使ったりと、さまざまな方法で楽しむことができます。ただし、市販のピーナッツバターには、砂糖や塩分などが添加されているものもあるため、選ぶ際は注意が必要です。

1.5 マカダミアナッツ

マカダミアナッツは、オレイン酸やパルミトレイン酸などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。これらの不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果が期待できます。

マカダミアナッツは1歳半頃になったら、細かく砕いたり、ペースト状にしたりして与え始めることができます。

マカダミアナッツは脂肪分が多いため、与えすぎには注意が必要です。少量から始め、様子を見ながら量を増やしていくようにしましょう。

1.6 その他のナッツ

その他にも、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツなど、さまざまな種類のナッツがあります。これらのナッツも、子どもの年齢や発育状況に合わせて、適切な方法で与えるようにしましょう。

ナッツを与える上での注意点

  • ナッツは硬いため、必ず細かく砕くか、ペースト状にしてから与えてください。

  • 初めて与える際は少量から試すようにし、アレルギー反応が出たらすぐに医療機関を受診してください。

  • ナッツは脂肪分が多いため、与えすぎには注意が必要です。

  • 子どもの発育状況やアレルギーの有無などを考慮して、与える時期は判断してください。

ナッツは栄養価の高い食品ですが、アレルギーや誤嚥のリスクがあることも覚えておきましょう。子どもの年齢や発育状況に合わせて、適切な方法でナッツを与え、健康的な食生活をサポートしましょう。

2. アレルギーリスクの高いナッツ:注意すべき点と対処法

ナッツは栄養価が高い食品ですが、食物アレルギーを引き起こす可能性があることも知っておく必要があります。特に、ピーナッツやくるみなどはアレルギーリスクが高いナッツとして知られています。

ここでは、アレルギーリスクの高いナッツについて、注意すべき点と対処法を詳しく解説します。

2.1 特に注意が必要なナッツ

ピーナッツ

ピーナッツは、ナッツ類の中でも特にアレルギーを起こしやすい食品です。ピーナッツアレルギーは、子どもの食物アレルギーの中で最も多いと言われています。

ピーナッツアレルギーの症状は、じんましん、呼吸困難、嘔吐、下痢など、さまざまです。重症の場合には、アナフィラキシーショックと呼ばれる生命に関わる症状が出ることもあります。

くるみ

くるみも、ピーナッツと同様にアレルギーを起こしやすいナッツです。くるみアレルギーの症状も、ピーナッツアレルギーと同様に、じんましん、呼吸困難、嘔吐、下痢など、さまざまです。

カシューナッツ

カシューナッツもアレルギーを起こす可能性があります。カシューナッツアレルギーの症状は、他のナッツアレルギーと同様に、皮膚症状、呼吸器症状、消化器症状など、さまざまです。

2.2 アレルギー症状が出たら

ナッツを食べた後、お子さんに以下のようなアレルギー症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

  • 皮膚症状: じんましん、かゆみ、赤み、腫れ

  • 呼吸器症状: くしゃみ、鼻水、咳、呼吸困難、喘鳴(ぜーぜーという音)

  • 消化器症状: 腹痛、嘔吐、下痢

  • 循環器症状: めまい、意識障害、アナフィラキシーショック

アナフィラキシーショックは、血圧の低下、意識障害、呼吸困難などを伴う重篤なアレルギー反応です。命に関わることもあるため、迅速な対応が必要です。

2.3 食物アレルギー予防のためのポイント

食物アレルギーを予防するために、以下のポイントに注意しましょう。

  • 少量ずつ試す: 初めて食べるナッツは、少量ずつ試すようにしましょう。

  • 医師に相談する: 食物アレルギーが心配な場合は、医師に相談してみましょう。アレルギー検査を受けることもできます。

  • 加工品に注意する: ナッツは、加工品に含まれている場合もあります。原材料表示をよく確認しましょう。

  • 除去食は慎重に: アレルギーと診断された場合は、医師の指導のもと、除去食を行うようにしましょう。自己判断で除去食を行うことは危険です。

2.4 アレルギーっ子との生活

お子さんがナッツアレルギーと診断された場合は、以下の点に注意して生活しましょう。

  • 学校や保育園に伝える: 学校や保育園に、お子さんのアレルギーについて詳しく伝えましょう。

  • 外食時は注意する: 外食時は、メニューにナッツが含まれていないか、しっかりと確認しましょう。

  • エピペン: アナフィラキシーショックを起こすリスクが高い場合は、医師の指示のもと、エピペンを携帯しましょう。

食物アレルギーは、適切な対応をすることで、重症化を防ぐことができます。アレルギーリスクの高いナッツについて正しく理解し、お子さんの安全を守りましょう。

3. ナッツの誤嚥を防ぐ:安全な摂取方法と加工のコツ

ナッツは栄養満点で、子どもの成長に役立つ素晴らしい食品ですが、硬くて小さいという特徴から、誤嚥のリスクが高いことも事実です。特に、小さな子どもは、咀嚼能力や飲み込む力が未発達なため、ナッツを喉に詰まらせてしまう可能性があります。

ここでは、ナッツを安全に摂取するための方法と、家庭で簡単にできる加工のコツについて詳しく解説します。

3.1 年齢に合わせた安全な摂取方法

ナッツを与える際は、子どもの年齢に合わせて、形状や大きさを調整することが重要です。

1歳頃~

  • 細かく砕く: ナッツを細かく砕いたり、すりつぶしたりして、粉末状にしてから与えましょう。フードプロセッサーやミルミキサーを使うと便利です。

  • ペースト状にする: ナッツをペースト状に加工してから与えるのも良いでしょう。市販のナッツバターを利用したり、自宅でナッツをペースト状にしたりすることができます。

  • 注意深く観察する: ナッツを食べている間は、常に子どもから目を離さず、注意深く観察しましょう。

3歳頃~

  • 小さく割る: ナッツを小さく割ってから与えましょう。ただし、まだ小さくても、喉に詰まらせる可能性はありますので、注意が必要です。

  • よく噛むように促す: よく噛んでから飲み込むように、優しく教えましょう。

  • 食事中の遊びは禁止: 食事中に話したり、笑ったり、歩いたりするのは避けましょう。

5歳頃~

  • 少しずつ噛み砕く: 少しずつ噛み砕いて食べるように促しましょう。

  • ナッツの種類を選ぶ: 硬いナッツは避け、比較的柔らかいナッツを選びましょう。

  • 安全な環境: 静かな場所で、落ち着いて食事をさせましょう。

3.2 家庭でのナッツの加工方法

ご家庭でナッツを加工する方法は、いくつかあります。

  • すり鉢: すり鉢とすりこぎを使って、ナッツをすりつぶすことができます。

  • フードプロセッサー: フードプロセッサーを使えば、ナッツを簡単に粉砕することができます。

  • ミルミキサー: ミルミキサーも、ナッツを粉砕するのに便利です。

  • 包丁: 包丁でナッツを細かく刻むこともできますが、硬いナッツの場合は注意が必要です。

ナッツを粉砕する際は、できるだけ細かく粉砕することが大切です。また、粉砕したナッツは、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管しましょう。

3.3 市販のナッツバターやペーストの選び方

市販のナッツバターやペーストを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

  • 無糖・無塩: 砂糖や塩分などが添加されていないものを選びましょう。

  • 添加物: 保存料や着色料などの添加物が含まれていないか、確認しましょう。

  • オーガニック: 有機栽培されたナッツを使用したものを選ぶのも良いでしょう。

  • 種類: アーモンドバター、ピーナッツバター、カシューナッツバターなど、さまざまな種類があります。好みに合わせて選びましょう。

3.4 誤嚥時の対処法

万が一、ナッツを喉に詰まらせてしまった場合は、すぐに以下の対処法を行いましょう。

  1. 咳をさせる: 咳をすることで、異物を吐き出すことができる場合があります。

  2. 背中を叩く: 背中を叩くことで、異物を吐き出すのを助けることができます。

  3. 腹部突き上げ法: 腹部を突き上げることで、異物を吐き出すことができます。

  4. 医療機関へ: 呼吸困難などの症状がある場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

誤嚥は、命に関わることもあります。日頃から予防を心がけ、万が一の際には落ち着いて対処することが大切です。

ナッツは、適切な方法で摂取すれば、子どもにとって非常に有益な食品です。年齢に合わせた安全な摂取方法を理解し、加工のコツを掴むことで、ナッツを安心して食生活に取り入れましょう。

4. ナッツの栄養価:子どもの成長に役立つ効果とは?

ナッツは、まさに「天然のサプリメント」!ビタミン、ミネラル、食物繊維、良質な脂質など、子どもの成長に欠かせない栄養素がぎゅっと詰まっているんです。

今回は、ナッツに含まれる栄養素とその働きを詳しく解説し、子どもの成長・発達におけるナッツの素晴らしい効果をご紹介します。

4.1 ナッツに含まれる主な栄養素

  • ビタミンE:強い抗酸化作用を持つビタミンEは、体内の細胞を酸化から守り、健康な状態を保つのに役立ちます。また、血行を促進する効果も期待できます。アーモンドやヘーゼルナッツに多く含まれています。

  • 不飽和脂肪酸:ナッツに豊富に含まれる不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。動脈硬化や心臓病の予防にも効果が期待できます。くるみやマカダミアナッツに多く含まれるオメガ3脂肪酸は、脳の機能を高める効果も期待されています。

  • 食物繊維:ナッツに含まれる食物繊維は、腸内環境を整え、便秘を予防する効果があります。また、食後の血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。アーモンドやピスタチオに多く含まれています。

  • タンパク質:ナッツには、体を作るために必要なタンパク質も含まれています。筋肉や骨、血液などを作るのに役立ちます。ピーナッツやカシューナッツに多く含まれています。

  • ミネラル:ナッツには、骨や歯を丈夫にするカルシウム、貧血を予防する鉄分、免疫力を高める亜鉛など、さまざまなミネラルが含まれています。

4.2 ナッツの栄養効果:子どもの成長・発達への影響

  • 脳の発達: くるみに多く含まれるオメガ3脂肪酸は、脳の神経細胞の成長を促し、記憶力や学習能力を高める効果が期待できます。また、アーモンドに含まれるビタミンEは、脳の老化を防ぐ効果も期待されています。

  • 免疫力向上: ビタミンEや亜鉛などの抗酸化物質は、免疫細胞の働きを活性化し、風邪や感染症を予防する効果が期待できます。

  • 骨の成長: ナッツに含まれるカルシウムやマグネシウムは、骨を丈夫にするのに役立ちます。

  • 腸内環境の改善: 食物繊維は、腸内環境を整え、便秘を予防する効果があります。腸内環境が整うことで、免疫力が高まり、アレルギーの予防にもつながります。

  • 心の安定: マグネシウムは、神経の興奮を抑え、心を落ち着かせる効果があります。イライラしやすかったり、寝つきが悪かったりするお子さんに、ナッツはおすすめです。

4.3 ナッツを食事に取り入れるメリット

  • 手軽に栄養補給: ナッツは、そのまま食べるだけでなく、料理やお菓子にも使えるので、手軽に栄養を補給することができます。

  • 腹持ちが良い: ナッツは、食物繊維や脂質が豊富なので、腹持ちが良く、間食にも最適です。

  • 味覚の発達: ナッツの風味や食感は、子どもの味覚の発達を促すのに役立ちます。

4.4 ナッツを使ったレシピ例

  • ヨーグルト: ヨーグルトにナッツをトッピングする。

  • サラダ: サラダにナッツをトッピングする。

  • パン: パンにナッツバターを塗る。

  • お菓子: クッキーやケーキにナッツを入れる。

  • 炒め物: 野菜炒めなどにナッツを加える。

4.5 ナッツ摂取に関する注意点

  • アレルギー: ナッツはアレルギーを起こしやすい食品です。初めて食べる際は少量から試すようにし、アレルギー反応が出たらすぐに医療機関を受診してください。

  • 塩分: 市販のナッツの中には、塩分が多く含まれているものがあります。塩分の摂りすぎは、高血圧などの原因となるため、注意が必要です。

  • カロリー: ナッツはカロリーが高いため、食べ過ぎには注意が必要です。

ナッツは、子どもの成長・発達に役立つ栄養素が豊富に含まれています。ぜひ、毎日の食生活にナッツを取り入れて、お子さんの健康をサポートしましょう。

5. 子どもの発達段階に合わせたナッツの選び方

ナッツは栄養満点で、子どもの成長をサポートしてくれる心強い味方ですが、与え方ひとつで、その効果も安全性も大きく変わってきます。

ここでは、子どもの発達段階に合わせて、ナッツの種類や形状、量などを具体的にご紹介します。それぞれの時期のポイントを押さえて、ナッツを上手に食生活に取り入れていきましょう。

5.1 離乳食期(5~6ヶ月頃~)

離乳食が始まったばかりの頃は、消化器官が未発達なため、ナッツをそのまま与えるのは避けましょう。ペースト状に加工したものを、少量ずつ試していくのがおすすめです。

  • おすすめナッツ: アーモンド、カシューナッツ

    これらのナッツは、比較的アレルギーリスクが低く、消化しやすいのが特徴です。

  • 形状: ペースト状

    すり鉢やフードプロセッサーで、滑らかになるまですりつぶしましょう。

  • : 小さじ1/2程度から始め、様子を見ながら少しずつ増やしていきます。

  • ポイント: 初めての食材は、午前中に与え、アレルギー反応が出ないか注意深く観察しましょう。

5.2 幼児期(1歳頃~)

1歳頃になると、ある程度噛む力がついてきますが、まだ硬いナッツを丸ごと与えるのは危険です。細かく砕いたり、柔らかく加工したりして与えましょう。

  • おすすめナッツ: アーモンド、カシューナッツ、くるみ

    くるみはアレルギーリスクが高いので、注意が必要です。

  • 形状: 細かく砕いたもの、ナッツバター、ペースト状

    喉に詰まらせないよう、細かく砕いたり、ペースト状にしたりすることが大切です。

  • : 1日5~10粒程度を目安に、子どもの様子を見ながら調整しましょう。

  • ポイント:

    3歳頃までは、ピーナッツは避けた方が無難です。

    食事中に遊んだり、歩き回ったりしないよう、注意しましょう。

5.3 学童期(6歳頃~)

永久歯が生え揃い、噛む力も強くなる学童期には、ナッツの種類も増え、楽しみ方の幅が広がります。

  • おすすめナッツ: アーモンド、カシューナッツ、くるみ、マカダミアナッツ、ピーナッツ

    さまざまなナッツを試してみましょう。

  • 形状:

    少しずつ噛み砕けるように、ナッツの種類や大きさを調整しましょう。

    ナッツバターやペーストもおすすめです。

  • : 1日15~20粒程度を目安に、子どもの様子を見ながら調整しましょう。

  • ポイント:

    味付けされていない素焼きナッツを選びましょう。

    ナッツは高カロリーなので、食べ過ぎに注意しましょう。

5.4 ナッツを選ぶ上での注意点

  • アレルギー: 食物アレルギーがある場合は、医師に相談してからナッツを選びましょう。

  • 硬さ: 子どもの咀嚼能力に合わせて、硬すぎないナッツを選びましょう。

  • 大きさ: 喉に詰まらせないよう、大きすぎないナッツを選びましょう。

  • 塩分: 塩分の摂りすぎに注意し、無塩のナッツを選びましょう。

  • 添加物: 砂糖や油脂などの添加物が少ないナッツを選びましょう。

5.5 発達段階に応じたナッツの与え方

発達段階

おすすめナッツ

形状

ポイント

離乳食期(5~6ヶ月頃~)

アーモンド、カシューナッツ

ペースト状

小さじ1/2程度~

アレルギー反応に注意

幼児期(1歳頃~)

アーモンド、カシューナッツ、くるみ

細かく砕いたもの、ナッツバター、ペースト状

1日5~10粒程度

3歳頃まではピーナッツを避ける

学童期(6歳頃~)

アーモンド、カシューナッツ、くるみ、マカダミアナッツ、ピーナッツ

少しずつ噛める大きさ

1日15~20粒程度

無塩・無添加のナッツを選ぶ

子どもの成長に合わせて、ナッツの種類や形状、量を調整することで、安全に、そして効果的にナッツの栄養を摂取することができます。

ナッツは、子どもの健やかな成長をサポートしてくれる素晴らしい食品です。ぜひ、今回の内容を参考に、お子さんの発達段階に合わせたナッツを選んであげてくださいね。

6. 専門家への相談:医師に聞くべきこと

ナッツを子どもに与える際に、正しい知識を持つことはとても大切です。でも、いざナッツを与え始めるにあたって、

「うちの子、アレルギー大丈夫かな?」

「このナッツ、いつから、どれくらい食べさせてもいいの?」

など、色々な疑問や不安が出てくることもあるかもしれません。

そんな時は、ぜひ専門家である医師に相談してみましょう! 個別の子どもの状況に合わせて、適切なアドバイスをもらえますよ。

6.1 なぜ医師に相談する必要があるの?

ナッツは栄養価が高い反面、アレルギーや誤嚥のリスクも考慮する必要がある食品です。そのため、子どもの健康状態や発達状況を把握している医師に相談することは、安全にナッツを摂取する上で非常に重要です。

医師に相談することで、

  • アレルギーのリスクを事前に確認できる

  • 子どもの発達段階に合わせた適切な摂取量や形状をアドバイスしてもらえる

  • 誤嚥のリスクを最小限に抑えるための方法を指導してもらえる

  • その他、ナッツ摂取に関する不安や疑問を解消できる

など、様々なメリットがあります。

6.2 具体的に医師に聞くべきこと

では、実際に医師にはどんなことを相談すれば良いのでしょうか?

具体的な例を挙げてみましょう。

  • アレルギーに関すること:

    これまで食物アレルギーを起こしたことがあるか

    家族に食物アレルギーの人がいるか

    アレルギー検査を受ける必要があるか

    アレルギー症状が出た時の対処法

  • 発達状況に関すること:

    咀嚼能力や飲み込む力は十分か

    離乳食の進み具合はどうか

    ナッツを安全に食べられる状態か

  • ナッツの種類と摂取量:

    どの種類のナッツから始めれば良いか

    1日にどれくらいの量を食べさせても良いか

    どんな形状で与えれば良いか

  • 誤嚥の予防:

    誤嚥のリスクを減らすにはどうすれば良いか

    誤嚥が起こってしまった時の対処法

  • その他:

    ナッツ摂取に関して気になることや不安なこと

などを相談してみましょう。

6.3 個別の子どもの状況に合わせたアドバイス

医師は、子どもの健康状態や発達状況、アレルギーの有無などを総合的に判断し、個別の子どもの状況に合わせたアドバイスをしてくれます。

例えば、

  • アレルギーリスクが高い場合は、少量ずつ試すように指導される

  • 咀嚼能力が未発達な場合は、ペースト状のナッツを推奨される

  • 誤嚥のリスクが高い場合は、細かく砕いたナッツを勧める

など、具体的なアドバイスを受けることができます。

6.4 安心してナッツを与えるために

大切なお子さんだからこそ、ナッツを与える際には、少しでも不安や疑問があれば、事前に医師に相談することをおすすめします。

医師に相談することで、安心してナッツを食生活に取り入れることができます。そして、ナッツの持つ栄養を最大限に活かし、お子さんの健やかな成長をサポートしていきましょう。

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。