ナッツ全般
ナッツ×パンの黄金コンビ!プロ伝授の絶品レシピ公開
2024.11.05
「ナッツを使ったパンのレシピ、難しそう…」そう思っていませんか?この記事を読めば、初心者さんでも驚くほど簡単に、香ばしくて美味しいナッツパンが焼けるようになります!もう、レシピ本とにらめっこする必要はありません。今日からあなたも、おうちパンの達人に!
1. 香ばしさがたまらない!クルミと全粒粉のパン~レシピとマニアックなポイント~
香ばしいクルミと、風味豊かな全粒粉の組み合わせは、まさに黄金コンビ!私も大好きな組み合わせです。全粒粉の素朴な風味とクルミのコクが、お互いを引き立て合い、一口食べたら止まらない美味しさです。ここでは、とびきり美味しいクルミと全粒粉のパンのレシピと、普通はあまり語られないマニアックなポイントまで、余すところなくお伝えしますね!
基本のクルミと全粒粉のパンレシピ
まずは、基本のレシピからご紹介します。このレシピをベースに、あなた好みにアレンジを楽しんでみてくださいね!
材料 (作りやすい分量)
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全粒粉(強力粉タイプ):200g
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強力粉:50g
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ドライイースト:3g(小さじ1)
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砂糖:10g(大さじ1強)
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塩:4g(小さじ2/3)
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ぬるま湯(約35℃):180ml
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クルミ:70g
手順
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クルミの下準備:
クルミは、160℃に予熱したオーブンで10分ほどローストします。
ロースト後、粗熱を取り、粗く刻んでおきます。
(時間がない場合は、ローストせずに生のまま使用してもOKですが、ローストした方が断然香ばしくなります!)
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材料の計量と混合:
大きめのボウルに、全粒粉、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
計量は正確に行いましょう。特に、イーストと塩は、多すぎても少なすぎても、うまく発酵しません。
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ぬるま湯を加える:
粉類を混ぜ合わせたボウルに、ぬるま湯を少しずつ加えながら、ゴムベラで切るように混ぜていきます。
一度に全部加えるのではなく、2~3回に分けて加えるのがポイントです。
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生地をこねる:
生地がまとまってきたら、台の上に取り出し、手のひらを使って力強くこねていきます。
最初はベタつきますが、こね続けるうちに、だんだんとなめらかで弾力のある生地になってきます。
目安は10分程度ですが、生地の状態を見ながら調整してください。
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クルミを混ぜ込む:
生地がなめらかになったら、刻んでおいたクルミを加え、生地全体に均一に行き渡るように混ぜ込みます。
クルミが生地から飛び出さないように、優しく包み込むように混ぜましょう。
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一次発酵:
生地を丸くまとめ、閉じ目を下にしてボウルに入れます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所(約30℃)で1時間ほど発酵させます。
生地が約2倍の大きさに膨らむのが目安です。
発酵時間は、季節や室温によって変わります。
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ガス抜きと成形:
一次発酵が終わった生地を、優しく押しつぶしてガスを抜きます。
お好みの形に成形します。丸パン、クッペ、食パンなど、自由にアレンジしてくださいね。
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二次発酵:
成形した生地を、クッキングシートを敷いた天板に並べます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所で30分ほど発酵させます(二次発酵)。
生地が一回り大きくなればOKです。
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焼成:
オーブンを200℃に予熱します。
二次発酵が終わった生地に、クープ(切り込み)を入れる場合は、ここで入れます。
予熱したオーブンで、25分ほど焼きます。
焼き時間は、パンの大きさや形によって調整してくださいね。美味しそうな焼き色がついたら、完成です!
クルミの下処理:渋皮取りとローストで、風味を最大限に引き出す!
クルミの美味しさを最大限に引き出すためには、下処理がとっても重要なんです。ここでは、ちょっとした手間をかけるだけで、格段に美味しくなる、クルミの下処理の秘密を教えちゃいます!
渋皮取り:
クルミの渋皮は、独特の苦味やえぐみの原因になります。特に、渋皮が厚い品種や、時間が経って酸化したクルミは、渋皮を取り除くことで、より美味しく食べられます。
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簡単な渋皮の取り方:
鍋にたっぷりの湯を沸かし、クルミを入れます。
1分ほど茹でたら、ザルにあげて冷水にさらします。
クルミが冷めたら、指で優しくこすると、薄皮が簡単に剥けます。
剥き終わったクルミは、キッチンペーパーなどで水気を拭き取っておきましょう。
ロースト:
クルミをローストすることで、香ばしさが格段にアップし、食感もカリッと良くなります。パン生地に混ぜ込む前に、ぜひローストしてみてください。
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ロースト方法:
オーブンの天板に、クルミを重ならないように広げます。
160℃に予熱したオーブンで、10分ほどローストします。
焦げ付きやすいので、途中で何度か様子を見て、焦げそうなら温度を下げるか、アルミホイルをかぶせてください。
ロースト後、粗熱を取ってから使用します。
全粒粉の種類と選び方:奥深い全粒粉の世界へようこそ!
全粒粉と一口に言っても、実は色々な種類があることをご存知ですか?ここでは、全粒粉の種類と、クルミとの相性について、詳しく解説します。
全粒粉の種類(製粉方法による違い)
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粗挽き全粒粉: 小麦の粒を粗く挽いたもので、ふすま(表皮)や胚芽の粒が大きく、ザクザクとした食感が特徴です。食物繊維が豊富で、栄養価が高いですが、パン生地にすると、やや膨らみにくい傾向があります。
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中挽き全粒粉: 粗挽きと細挽きの中間くらいの粒度で、バランスの取れた食感と風味が楽しめます。
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細挽き全粒粉(全粒粉): 小麦の粒を細かく挽いたもので、ふすまや胚芽の粒が小さく、しっとりとした食感が特徴です。パン生地にすると、比較的膨らみやすく、扱いやすいです。
クルミとの相性
クルミの風味と食感を最大限に活かすなら、中挽き~細挽きの全粒粉がおすすめです。粗挽き全粒粉を使う場合は、強力粉の割合を増やすなどして、生地の膨らみを調整すると良いでしょう。
おすすめの全粒粉ブランド
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日清製粉 スーパーキング 全粒粉: 風味が豊かでバランスが良く、初心者にも扱いやすい。
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江別製粉 はるゆたかブレンド 全粒粉: 北海道産小麦「はるゆたか」を使用。甘みがあり、香りが良い。
アレンジレシピで、もっとクルミと全粒粉のパンを楽しむ!
基本のレシピをマスターしたら、次はアレンジに挑戦!あなたのアイデア次第で、クルミと全粒粉のパンの世界は無限に広がります。
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クルミ増量! クルミの量を増やすと、さらに風味豊かになり、食べ応えもアップします。
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他のナッツをプラス: アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーカンナッツなど、他のナッツを加えて、食感や風味の変化を楽しみましょう。
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ドライフルーツを投入: レーズン、クランベリー、いちじくなどのドライフルーツを加えると、甘みと酸味がプラスされ、よりリッチな味わいになります。
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スパイスで香り高く: シナモン、ナツメグ、カルダモンなどのスパイスを加えると、香りが豊かになり、大人っぽい味わいのパンになります。
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チーズでコクをプラス: 角切りチーズや、シュレッドチーズを混ぜ込めば、ワインにも合うおしゃれなパンに大変身!
これらのアレンジを参考に、ぜひ、あなただけのオリジナルレシピを開発してみてくださいね!
2. 朝食にぴったり!アーモンドとクランベリーのパン~爽やかな酸味と食感を楽しむ~
アーモンドの香ばしさと、クランベリーの甘酸っぱさが絶妙にマッチした、朝食にぴったりのパンをご紹介します。爽やかな酸味と、カリッとした食感が、あなたの一日を素敵にスタートさせてくれますよ! このパンは、見た目も華やかなので、おもてなしやプレゼントにもおすすめです。
基本のアーモンドとクランベリーのパンレシピ
まずは、基本のレシピからご紹介します。材料も手順もシンプルなので、パン作り初心者さんでも気軽に挑戦できますよ!
材料(作りやすい分量)
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強力粉:250g
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ドライイースト:3g(小さじ1)
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砂糖:20g(大さじ2強)
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塩:4g(小さじ2/3)
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牛乳:180ml
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スライスアーモンド:30g
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ドライクランベリー:50g
手順
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クランベリーの下準備:
ドライクランベリーは、ぬるま湯(分量外)に10分ほど浸けて戻しておきます。
戻したクランベリーは、キッチンペーパーなどで水気をしっかりと拭き取っておきましょう。
(こうすることで、生地が水っぽくなるのを防ぎます。)
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材料の計量と混合:
大きめのボウルに、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
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牛乳を加える:
粉類を混ぜ合わせたボウルに、牛乳を少しずつ加えながら、ゴムベラで切るように混ぜていきます。
牛乳は、人肌程度(約35℃)に温めておくと、イーストが活性化しやすくなります。
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生地をこねる:
生地がまとまってきたら、台の上に取り出し、手のひらを使って力強くこねていきます。
最初はベタつきますが、こね続けるうちに、だんだんとなめらかで弾力のある生地になってきます。
目安は10分程度です。
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アーモンドとクランベリーを混ぜ込む:
生地がなめらかになったら、スライスアーモンドと水気を切ったクランベリーを加え、生地全体に均一に行き渡るように混ぜ込みます。
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一次発酵:
生地を丸くまとめ、閉じ目を下にしてボウルに入れます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所(約30℃)で1時間ほど発酵させます。
生地が約2倍の大きさに膨らむのが目安です。
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ガス抜きと成形:
一次発酵が終わった生地を、優しく押しつぶしてガスを抜きます。
お好みの形に成形します。丸パンや、編み込みパンなど、自由にアレンジしてください。
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二次発酵:
成形した生地を、クッキングシートを敷いた天板に並べます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所で30分ほど発酵させます(二次発酵)。
生地が一回り大きくなればOKです。
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焼成:
オーブンを180℃に予熱します。
二次発酵が終わった生地に、お好みでクープ(切り込み)を入れます。
予熱したオーブンで、20分ほど焼きます。
焼き時間は、パンの大きさや形によって調整してください。美味しそうな焼き色がついたら、完成です!
アーモンドの種類と選び方:パン作りに最適なアーモンドを見つけよう!
アーモンドには、様々な種類や形状があり、それぞれに特徴があります。パン作りに使うアーモンドは、どれを選べば良いのでしょうか?ここでは、パン作りに最適なアーモンドの種類と選び方について、詳しく解説します。
形状による違い
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スライスアーモンド: 薄くスライスされたアーモンドで、パン生地に混ぜ込みやすく、トッピングにも使いやすいです。カリッとした食感が特徴で、パンに軽やかなアクセントを加えます。
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ホールアーモンド: 粒のままのアーモンドで、そのまま食べるのはもちろん、刻んでパン生地に混ぜ込んだり、トッピングに使ったりできます。自分で刻むことで、好みの大きさに調整できるのがメリットです。
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アーモンドプードル: アーモンドを粉末状にしたもので、パン生地に混ぜ込むと、しっとりとした食感と、アーモンドの風味豊かな味わいが楽しめます。クッキーやケーキなど、焼き菓子にもよく使われます。
種類による違い
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ノンパレル種: カリフォルニア産アーモンドの代表的な品種で、大粒で形が整っており、風味が良いのが特徴です。パン作りにも使いやすい品種です。
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ビュート種: 小粒で、やや苦味があるのが特徴です。パン生地に混ぜ込むと、味のアクセントになります。
パン作りに使うアーモンドは、基本的にはどの種類でもOKですが、スライスアーモンドが最も手軽で使いやすいでしょう。ホールアーモンドを使う場合は、自分で刻む手間がかかりますが、より香ばしさを楽しめます。アーモンドプードルは、しっとりとした食感のパンを作りたい場合に最適です。
クランベリーの選び方と下処理:美味しさを最大限に引き出すコツ
クランベリーは、パンに甘酸っぱいアクセントを加えてくれる、魅力的な食材です。ここでは、クランベリーの選び方と下処理のコツを、詳しくご紹介しますね。
クランベリーの種類
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ドライクランベリー: 一般的に手に入りやすく、保存もきくので便利です。砂糖漬けにされているものが多く、甘みが強いのが特徴です。
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生クランベリー: 旬の時期(秋~冬)にしか手に入りませんが、フレッシュな酸味と香りが楽しめます。
ドライクランベリーの選び方
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色: 鮮やかな赤色のものを選びましょう。色がくすんでいるものは、風味が落ちている可能性があります。
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硬さ: 柔らかすぎず、適度な硬さがあるものを選びましょう。柔らかすぎるものは、砂糖が多く添加されている場合があります。
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粒の大きさ: 粒が揃っていて、大きめのものの方が、果肉感があり、美味しいです。
ドライクランベリーの下処理
ドライクランベリーは、そのままパン生地に混ぜ込むと、生地の水分を吸って硬くなってしまうことがあります。美味しく食べるためには、下処理をすることが大切です。
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ぬるま湯で戻す:
ドライクランベリーをボウルに入れ、ぬるま湯(分量外)をひたひたになるくらいまで注ぎます。
10分ほど置いて、柔らかく戻します。戻しすぎると、ベチャッとしてしまうので、注意してください。
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水気を切る:
戻したクランベリーは、ザルにあげて水気を切ります。
キッチンペーパーなどで、しっかりと水気を拭き取っておきましょう。
生地のアレンジ:もっと美味しく、もっと楽しく!
基本の生地に、ちょっとしたアレンジを加えるだけで、さらに美味しく、バリエーション豊かなパンが楽しめます。ここでは、おすすめのアレンジ方法をご紹介しますね。
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ヨーグルトをプラス: 生地にヨーグルト(無糖)を加えると、しっとり、もっちりとした食感になります。牛乳の量を少し減らし、ヨーグルトを50g程度加えてみてください。
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オレンジピールをプラス: オレンジピールを加えると、爽やかな香りとほろ苦さがプラスされ、大人っぽい味わいになります。
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クリームチーズをプラス: 生地にクリームチーズを練り込んだり、成形時に包み込んだりすると、コクと風味が増し、リッチな味わいになります。
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シナモンシュガーをプラス: 成形した生地に溶かしバターを塗り、シナモンシュガーをまぶして焼けば、シナモンロール風のパンも簡単に作れます。
これらのアレンジを参考に、ぜひ、あなただけのオリジナルレシピを開発してみてくださいね!
3. デザートパンの新定番!ヘーゼルナッツとチョコレートのパン~濃厚なハーモニー~
ヘーゼルナッツの香ばしさと、チョコレートの濃厚な甘さが織りなすハーモニーは、まさに至福の味わい! この組み合わせ、嫌いな人なんていないんじゃないでしょうか? デザートパンの新定番として、自信を持っておすすめします。コーヒーや紅茶との相性も抜群で、おやつタイムや、ちょっとした手土産にもぴったりですよ。
基本のヘーゼルナッツとチョコレートのパンレシピ
まずは、基本のレシピから。材料をそろえて、手順通りに進めれば、初めての方でも美味しいヘーゼルナッツとチョコレートのパンが作れますよ!
材料(作りやすい分量)
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強力粉:250g
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ドライイースト:3g(小さじ1)
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砂糖:30g(大さじ3強)
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塩:4g(小さじ2/3)
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ココアパウダー:10g(大さじ2弱)
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牛乳:180ml
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ヘーゼルナッツ:50g
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チョコレートチップ:50g
手順
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ヘーゼルナッツの下準備:
ヘーゼルナッツは、160℃に予熱したオーブンで10分ほどローストします。
ロースト後、粗熱を取り、粗く刻んでおきます。
(薄皮が気になる方は、ロースト後に手でこすり合わせると、簡単に取り除けます。)
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材料の計量と混合:
大きめのボウルに、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、ココアパウダーを入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
ココアパウダーは、ダマにならないように、ふるっておくと良いでしょう。
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牛乳を加える:
粉類を混ぜ合わせたボウルに、牛乳を少しずつ加えながら、ゴムベラで切るように混ぜていきます。
牛乳は、人肌程度(約35℃)に温めておくと、イーストが活性化しやすくなります。
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生地をこねる:
生地がまとまってきたら、台の上に取り出し、手のひらを使って力強くこねていきます。
最初はベタつきますが、こね続けるうちに、だんだんとなめらかで弾力のある生地になってきます。
目安は10分程度ですが、生地の状態を見ながら調整してください。
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ヘーゼルナッツとチョコレートチップを混ぜ込む:
生地がなめらかになったら、刻んでおいたヘーゼルナッツとチョコレートチップを加え、生地全体に均一に行き渡るように混ぜ込みます。
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一次発酵:
生地を丸くまとめ、閉じ目を下にしてボウルに入れます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所(約30℃)で1時間ほど発酵させます。
生地が約2倍の大きさに膨らむのが目安です。
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ガス抜きと成形:
一次発酵が終わった生地を、優しく押しつぶしてガスを抜きます。
お好みの形に成形します。丸パン、ねじりパン、リング型など、自由にアレンジしてください。
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二次発酵:
成形した生地を、クッキングシートを敷いた天板に並べます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所で30分ほど発酵させます(二次発酵)。
生地が一回り大きくなればOKです。
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焼成:
オーブンを180℃に予熱します。
二次発酵が終わった生地に、お好みでクープ(切り込み)を入れます。
予熱したオーブンで、20分ほど焼きます。
焼き時間は、パンの大きさや形によって調整してください。美味しそうな焼き色がついたら、完成です!
ヘーゼルナッツのロースト方法:香りを最大限に引き出す!
ヘーゼルナッツは、ローストすることで、香ばしさが格段にアップし、パンの風味をより一層引き立ててくれます。ここでは、ヘーゼルナッツのロースト方法と、その際の注意点について、詳しく解説します。
ローストの手順
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オーブンを予熱する:
オーブンを160℃に予熱します。
温度が高すぎると、ヘーゼルナッツが焦げ付いてしまうので、注意が必要です。
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ヘーゼルナッツを天板に広げる:
オーブンの天板に、ヘーゼルナッツが重ならないように、平らに広げます。
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ローストする:
予熱したオーブンで、10分ほどローストします。
途中で何度か様子を見て、焦げ付きそうなら、温度を下げるか、アルミホイルをかぶせてください。
ヘーゼルナッツから香ばしい香りがしてきて、薄皮が少し茶色くなってきたら、ロースト完了の目安です。
-
粗熱を取る:
ローストしたヘーゼルナッツは、天板から取り出し、粗熱を取ります。
熱いうちに触ると、やけどをする可能性があるので、注意してください。
ローストの注意点
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焦がさないように注意する: ヘーゼルナッツは、焦げやすいので、ロースト中はこまめに様子を見て、焦げ付きそうなら、温度を下げるか、アルミホイルをかぶせるなどして、調整してください。
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ローストしすぎないように注意する: ローストしすぎると、苦味が出てしまうので、注意が必要です。香ばしい香りがしてきて、薄皮が少し茶色くなってきたら、ロースト完了の目安です。
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オーブンの機種によって調整する: オーブンの機種によって、温度や焼き時間が異なる場合があります。ご自宅のオーブンの特性に合わせて、調整してください。
チョコレートの種類と選び方:ヘーゼルナッツとの相性を考える
チョコレートとヘーゼルナッツは、最高の組み合わせ! でも、チョコレートには色々な種類がありますよね。ここでは、ヘーゼルナッツとの相性を考えながら、パン作りに使うチョコレートの選び方について解説します。
チョコレートの種類
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ビターチョコレート: カカオの含有量が多く、甘さが控えめで、ほろ苦い味わいが特徴です。ヘーゼルナッツの香ばしさを引き立て、大人っぽい味わいのパンに仕上がります。
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ミルクチョコレート: ミルクが含まれており、まろやかな甘さが特徴です。ヘーゼルナッツとの相性も良く、子供から大人まで楽しめる、優しい味わいのパンになります。
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ホワイトチョコレート: カカオバターが主成分で、ミルキーな甘さが特徴です。ヘーゼルナッツと合わせると、上品でリッチな味わいのパンになります。
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チョコレートチップ: パン生地に混ぜ込みやすいように、小さく加工されたチョコレートです。焼いても溶けにくいタイプと、溶けやすいタイプがあるので、用途に合わせて選びましょう。
ヘーゼルナッツとの相性で選ぶ
ヘーゼルナッツの風味を活かすなら、ビターチョコレートかミルクチョコレートがおすすめです。ホワイトチョコレートも美味しいですが、ヘーゼルナッツの風味よりも、ホワイトチョコレートの甘さが強く感じられるかもしれません。
チョコレートチップを使う場合は、焼いても溶けにくいタイプを選ぶと、チョコレートの食感が残って、より美味しくなります。
アレンジレシピ:上級者向け!ワンランク上の美味しさを追求
基本のレシピに慣れてきたら、次はアレンジレシピに挑戦! ここでは、ちょっとした工夫で、ワンランク上の美味しさを実現する、上級者向けのアレンジレシピをご紹介します。
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刻んだチョコレートを使う: チョコレートチップの代わりに、板チョコレートを刻んで使うと、より濃厚なチョコレートの風味を楽しめます。
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ガナッシュを包み込む: 生地でガナッシュを包み込んで焼くと、中からとろけるチョコレートが…! まさに至福の味わいです。
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オレンジピールを加える: オレンジピールを加えると、爽やかな香りとほろ苦さがプラスされ、大人っぽい味わいになります。
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コーヒー風味にする: 生地にインスタントコーヒーを少量混ぜ込むと、ほろ苦いコーヒー風味のパンになります。
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ラム酒漬けレーズンを加える: ラム酒漬けレーズンもチョコレートと相性抜群。大人の味わいが楽しめます。
これらのアレンジを参考に、あなただけの最高のヘーゼルナッツとチョコレートのパンを、ぜひ、作り上げてみてくださいね!
4. 上品な味わい!マカダミアナッツとホワイトチョコレートのパン~贅沢なひとときを~
マカダミアナッツのクリーミーで上品な味わいと、ホワイトチョコレートの優しい甘さが絶妙にマッチした、贅沢なパンをご紹介します。このパンは、特別な日のブランチや、自分へのご褒美にぴったり。一口食べれば、その上品な味わいに、きっとあなたも虜になるはず!
基本のマカダミアナッツとホワイトチョコレートのパンレシピ
まずは、基本のレシピから。材料をそろえて、手順通りに進めれば、おうちでも簡単に、本格的な味わいのパンが楽しめますよ!
材料(作りやすい分量)
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強力粉:250g
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ドライイースト:3g(小さじ1)
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砂糖:20g(大さじ2強)
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塩:4g(小さじ2/3)
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牛乳:170ml
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マカダミアナッツ:50g
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ホワイトチョコレート:50g
手順
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マカダミアナッツの下準備:
マカダミアナッツは、粗く刻んでおきます。
(ローストされているものを使う場合は、そのままでOKです。されていない場合は、160℃のオーブンで5分ほどローストすると、さらに香ばしくなります。)
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ホワイトチョコレートの下準備:
ホワイトチョコレートは、細かく刻んでおきます。
(チョコレートチップを使う場合は、この工程は不要です。)
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材料の計量と混合:
大きめのボウルに、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
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牛乳を加える:
粉類を混ぜ合わせたボウルに、牛乳を少しずつ加えながら、ゴムベラで切るように混ぜていきます。
牛乳は、人肌程度(約35℃)に温めておくと、イーストが活性化しやすくなります。
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生地をこねる:
生地がまとまってきたら、台の上に取り出し、手のひらを使って力強くこねていきます。
最初はベタつきますが、こね続けるうちに、だんだんとなめらかで弾力のある生地になってきます。
目安は10分程度です。
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マカダミアナッツとホワイトチョコレートを混ぜ込む:
生地がなめらかになったら、刻んでおいたマカダミアナッツとホワイトチョコレートを加え、生地全体に均一に行き渡るように混ぜ込みます。
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一次発酵:
生地を丸くまとめ、閉じ目を下にしてボウルに入れます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所(約30℃)で1時間ほど発酵させます。
生地が約2倍の大きさに膨らむのが目安です。
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ガス抜きと成形:
一次発酵が終わった生地を、優しく押しつぶしてガスを抜きます。
お好みの形に成形します。丸パンや、リング型など、自由にアレンジしてください。
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二次発酵:
成形した生地を、クッキングシートを敷いた天板に並べます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所で30分ほど発酵させます(二次発酵)。
生地が一回り大きくなればOKです。
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焼成:
オーブンを180℃に予熱します。
二次発酵が終わった生地に、お好みでクープ(切り込み)を入れます。
予熱したオーブンで、20分ほど焼きます。
焼き時間は、パンの大きさや形によって調整してください。美味しそうな焼き色がついたら、完成です!
マカダミアナッツの下処理:美味しさを引き出すひと手間
マカダミアナッツは、そのまま食べても美味しいですが、パンに入れる前にちょっとした下処理をすることで、さらに風味豊かに、美味しくなります。ここでは、マカダミアナッツの下処理のコツを、詳しくご紹介します。
塩抜き
市販のマカダミアナッツは、塩味がついていることが多いです。パンに使う場合は、塩味が強すぎると、他の材料とのバランスが悪くなってしまうことがあります。そのため、塩抜きをすることをおすすめします。
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塩抜きの方法:
ボウルにマカダミアナッツを入れ、ぬるま湯をひたひたになるくらいまで注ぎます。
5分ほど置いて、ザルにあげて水気を切ります。
キッチンペーパーなどで、しっかりと水気を拭き取っておきましょう。
砕き方
マカダミアナッツは、大きすぎると生地から飛び出して焦げやすくなり、小さすぎると食感が感じられなくなってしまいます。パンに使う場合は、粗く刻むのがおすすめです。
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砕き方のコツ:
マカダミアナッツを、丈夫な袋に入れます。
麺棒などで、上から叩いて砕きます。
砕きすぎると、粉々になってしまうので、注意してください。
包丁で刻んでもOKです。
ロースト(オプション)
ローストすることで、さらに香ばしさが増します。 ローストする場合 オーブンを160℃に設定し、5分程度加熱してください。
ホワイトチョコレートの扱い方:きれいに仕上げるためのポイント
ホワイトチョコレートは、他のチョコレートに比べて、温度管理が少し難しいデリケートな食材です。ここでは、ホワイトチョコレートを扱う際の注意点と、きれいに仕上げるためのポイントを解説します。
溶かす際の注意点
ホワイトチョコレートは、温度が高すぎると分離して、ボソボソとした状態になってしまいます。湯煎で溶かす際は、温度に十分注意しましょう。
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湯煎の温度: 50℃くらいのお湯で湯煎するのがおすすめです。温度計を使って、温度を確認しながら溶かすと、失敗が少なくなります。
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混ぜ方: ゆっくりと優しく混ぜるのがポイントです。激しく混ぜると、空気が入ってしまい、口当たりが悪くなることがあります。
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水分の混入に注意: 水分が混入すると、分離の原因になります。湯煎のお湯が入らないように、注意しましょう。
きれいにコーティングする方法
パンにホワイトチョコレートをコーティングする場合は、パンが完全に冷めてから行いましょう。温かいパンにコーティングすると、チョコレートが溶けて、ベタベタになってしまいます。
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コーティングの手順:
溶かしたホワイトチョコレートを、スプーンやヘラなどを使って、パンの表面に塗ります。
お好みで、刻んだマカダミアナッツや、ココナッツフレークなどをトッピングします。
冷蔵庫で冷やし固めると、より美味しくなります。
アレンジレシピ:さらに広がる、美味しさの可能性!
基本のレシピをマスターしたら、次はアレンジに挑戦! ここでは、マカダミアナッツとホワイトチョコレートのパンを、さらに美味しく、華やかにするアレンジレシピをご紹介します。
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レモンピールを加える: レモンピールを加えると、爽やかな香りと酸味がプラスされ、上品な味わいになります。レモンの皮をすりおろして加えてもOKです。
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ココナッツフレークを加える: ココナッツフレークを加えると、トロピカルな風味になり、食感のアクセントにもなります。
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抹茶パウダーを加える: 生地に抹茶パウダーを少量混ぜ込むと、和風テイストのパンになります。ホワイトチョコレートとの相性も抜群です。
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ドライフルーツを加える: クランベリーやレーズンなどのドライフルーツを加えると、彩りが豊かになり、甘みと酸味がプラスされます。
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リキュールを加える: 生地に、ラム酒やコアントローなどのリキュールを少量加えると、大人向けの風味豊かなパンになります。
これらのアレンジを参考に、ぜひ、あなただけのオリジナルレシピを開発してみてくださいね!
5. ブランチにおすすめ!ピーカンナッツとメープルシロップのパン~優しい甘さに包まれて~
ピーカンナッツの香ばしさと、メープルシロップの優しい甘さが、ブランチにぴったりのパンです。温かいコーヒーや紅茶と一緒にいただけば、心も体も満たされますね。週末のゆったりとした朝食や、お友達とのブランチに、ぜひ作ってみてください。
基本のピーカンナッツとメープルシロップのパンレシピ
まずは、基本のレシピからご紹介します。材料も手順もシンプルなので、パン作り初心者さんでも、安心して挑戦できますよ!
材料(作りやすい分量)
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強力粉:250g
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ドライイースト:3g(小さじ1)
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砂糖:10g(大さじ1強)
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塩:4g(小さじ2/3)
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牛乳:170ml
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ピーカンナッツ:50g
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メープルシロップ:30g(大さじ2)
手順
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ピーカンナッツの下準備:
ピーカンナッツは、160℃に予熱したオーブンで10分ほどローストします。
ロースト後、粗熱を取り、粗く刻んでおきます。
(生のピーカンナッツを使う場合は、この工程は不要です。)
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材料の計量と混合:
大きめのボウルに、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
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牛乳とメープルシロップを加える:
別のボウルに、牛乳とメープルシロップを入れ、よく混ぜ合わせます。
牛乳は、人肌程度(約35℃)に温めておくと、イーストが活性化しやすくなります。
牛乳とメープルシロップを混ぜ合わせたものを、粉類を混ぜ合わせたボウルに少しずつ加えながら、ゴムベラで切るように混ぜていきます。
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生地をこねる:
生地がまとまってきたら、台の上に取り出し、手のひらを使って力強くこねていきます。
最初はベタつきますが、こね続けるうちに、だんだんとなめらかで弾力のある生地になってきます。
目安は10分程度です。
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ピーカンナッツを混ぜ込む:
生地がなめらかになったら、刻んでおいたピーカンナッツを加え、生地全体に均一に行き渡るように混ぜ込みます。
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一次発酵:
生地を丸くまとめ、閉じ目を下にしてボウルに入れます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所(約30℃)で1時間ほど発酵させます。
生地が約2倍の大きさに膨らむのが目安です。
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ガス抜きと成形:
一次発酵が終わった生地を、優しく押しつぶしてガスを抜きます。
お好みの形に成形します。丸パンや、編み込みパンなど、自由にアレンジしてください。
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二次発酵:
成形した生地を、クッキングシートを敷いた天板に並べます。
ラップをふんわりとかけ、暖かい場所で30分ほど発酵させます(二次発酵)。
生地が一回り大きくなればOKです。
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焼成:
オーブンを180℃に予熱します。
二次発酵が終わった生地に、お好みでクープ(切り込み)を入れます。
予熱したオーブンで、20分ほど焼きます。
焼き時間は、パンの大きさや形によって調整してください。美味しそうな焼き色がついたら、完成です!
ピーカンナッツの選び方と下処理:美味しさを最大限に引き出すには?
ピーカンナッツは、クルミ科のナッツで、独特の風味と食感が特徴です。ここでは、ピーカンナッツの選び方と下処理のコツについて、詳しく解説します。
ピーカンナッツの選び方
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殻付きの場合: 殻にひび割れがなく、ずっしりと重みがあるものを選びましょう。軽いものは、中身が乾燥している可能性があります。
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むき身の場合: 粒が揃っていて、色が均一で、ツヤがあるものを選びましょう。色がくすんでいるものや、湿気ているものは、風味が落ちている可能性があります。
ピーカンナッツの下処理
ピーカンナッツは、ローストすることで、香ばしさが格段にアップします。パンに入れる前に、ぜひローストしてみてください。
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ロースト方法:
オーブンの天板に、ピーカンナッツが重ならないように、平らに広げます。
160℃に予熱したオーブンで、10分ほどローストします。
焦げ付きやすいので、途中で何度か様子を見て、焦げそうなら温度を下げるか、アルミホイルをかぶせてください。
香ばしい香りがしてきて、少し色づいてきたら、ロースト完了の目安です。
ロースト後、粗熱を取ってから使用します。
刻み方
パンに混ぜ込む場合は、粗く刻むのがおすすめです。食感が残り、ピーカンナッツの風味をより楽しめます。
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刻み方のコツ:
ピーカンナッツを、丈夫な袋に入れます。
麺棒などで、上から叩いて砕きます。
砕きすぎると、粉々になってしまうので、注意してください。
包丁で刻んでもOKです。
メープルシロップの種類と選び方:パンに合うのはどれ?
メープルシロップは、サトウカエデなどの樹液を煮詰めて作られた、天然の甘味料です。メープルシロップには、色や風味によって、いくつかのグレードがあります。ここでは、メープルシロップのグレードと、パンに合う種類について解説します。
メープルシロップのグレード
カナダのメープルシロップは、色と風味によって、以下の4つのグレードに分類されています。
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ゴールデン(Golden, Delicate Taste): 採取時期の最も初期に採取された樹液から作られ、色が最も薄く、繊細な味わいが特徴です。
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アンバー(Amber, Rich Taste): 採取時期の中期に採取された樹液から作られ、琥珀色で、風味豊かでバランスの取れた味わいが特徴です。
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ダーク(Dark, Robust Taste): 採取時期の後期に採取された樹液から作られ、濃い茶色で、しっかりとした風味とコクがあります。
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ベリーダーク(Very Dark, Strong Taste): 採取時期の最も後期に採取された樹液から作られ、最も色が濃く、独特の風味と強いコクがあります。
パンに合うメープルシロップ
パンに使う場合は、アンバー(Amber, Rich Taste)またはダーク(Dark, Robust Taste)がおすすめです。これらのグレードは、風味が豊かでコクがあり、パンの味を引き立ててくれます。ゴールデン(Golden, Delicate Taste)は、繊細な味わいなので、パンに使うと風味が負けてしまう可能性があります。ベリーダーク(Very Dark, Strong Taste)は、風味が強すぎるため、好みが分かれるかもしれません。
他のナッツとの組み合わせ:相性抜群のナッツを見つけよう!
ピーカンナッツは、他のナッツとの相性も抜群です。ここでは、ピーカンナッツと相性の良いナッツと、その組み合わせのアイデアをご紹介します。
ピーカンナッツと相性の良いナッツ
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クルミ: ピーカンナッツとクルミは、どちらもクルミ科のナッツで、風味が似ているため、相性が良いです。一緒に使うと、より深みのある味わいになります。
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アーモンド: ピーカンナッツの優しい甘さと、アーモンドの香ばしさが、絶妙にマッチします。
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マカダミアナッツ: ピーカンナッツとマカダミアナッツを組み合わせることで、お互いのナッツのクリーミーさを引き立たせます。
組み合わせのアイデア
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ピーカンナッツとクルミを、同量ずつ混ぜて使う。
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ピーカンナッツとアーモンドを、2:1の割合で混ぜて使う。
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ピーカンナッツとメープルシロップのパンに、砕いたクルミをトッピングする。
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シナモンを少量加える。
これらの組み合わせを参考に、ぜひ、あなただけのオリジナルブレンドを見つけてみてくださいね!
まとめ:ナッツパン作りの楽しさと、今回紹介したレシピの振り返り
今回は、様々なナッツを使ったパンのレシピと、ナッツパン作りをさらに楽しむための情報をお届けしました。いかがでしたでしょうか? ナッツの香ばしさ、食感、そして豊かな風味は、パンを格別なものにしてくれますよね。それぞれのナッツが持つ個性を活かして、あなただけのオリジナルナッツパン作りに、ぜひ挑戦してみてください!
ナッツパン作りの魅力:奥深さと広がる可能性
ナッツパン作りは、本当に奥が深くて、楽しいものです。基本の生地に、好きなナッツを組み合わせるだけでも、無限のバリエーションが生まれます。
ナッツパンの魅力
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風味の豊かさ: ローストしたナッツの香ばしさは、パンの風味を格段に向上させます。
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食感の楽しさ: カリッとしたナッツの食感が、パンの良いアクセントになります。
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栄養価の高さ: ナッツは、良質な脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいます。
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アレンジの自由度: 自分の好みに合わせて、ナッツの種類や量、他の材料を自由にアレンジできます。
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手作りの喜び: 自分で作ったパンは、格別の美味しさがあります。
ナッツの種類、パン生地の種類、副材料、焼き加減… 少し変えるだけで、全く違う表情のパンが焼き上がります。まるで実験をしているような、クリエイティブな楽しさが、ナッツパン作りにはあります。 最初はシンプルなレシピから始めて、徐々に自分なりのアレンジを加えていくのがおすすめです。
今回紹介したレシピの振り返り:個性豊かなナッツパンたち
ここで、今回ご紹介したレシピを、簡単におさらいしておきましょう。それぞれのパンが持つ、個性的な魅力を再確認して、あなたのパン作りライフの参考にしてくださいね。
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クルミと全粒粉のパン: 香ばしいクルミと、風味豊かな全粒粉の組み合わせは、まさに王道! 全粒粉の素朴な味わいが、クルミのコクを引き立てます。クルミの下処理(渋皮取りとロースト)を丁寧に行うことで、さらに美味しくなります。
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アーモンドとクランベリーのパン: アーモンドの香ばしさと、クランベリーの甘酸っぱさが絶妙なハーモニー! 朝食やティータイムにぴったりの、爽やかな味わいです。スライスアーモンドを使うことで、手軽に作れます。
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ヘーゼルナッツとチョコレートのパン: ヘーゼルナッツとチョコレートは、誰もが大好きな組み合わせ! 濃厚なチョコレートと、ヘーゼルナッツの芳醇な香りが、贅沢な気分にさせてくれます。デザートパンとしてもおすすめです。
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マカダミアナッツとホワイトチョコレートのパン: クリーミーなマカダミアナッツと、優しい甘さのホワイトチョコレートが、上品な味わいを演出します。特別な日のブランチや、おもてなしにもぴったりです。
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ピーカンナッツとメープルシロップのパン: ピーカンナッツの香ばしさと、メープルシロップの優しい甘さが、心と体を温めてくれます。朝食やブランチに、温かい飲み物と一緒にどうぞ。
これらのレシピは、あくまでも基本です。あなたのアイデア次第で、もっともっと美味しく、個性的なパンが作れますよ!
ナッツパン作りを成功させるためのQ&A
「ナッツパン作りに挑戦してみたいけど、ちょっと不安…」というあなたのために、よくある質問とその回答をまとめました。
Q: ナッツは、生のままパン生地に混ぜても大丈夫ですか?
A: 生のままでも大丈夫ですが、ローストした方が、香ばしさが増して、より美味しくなります。特に、クルミやピーカンナッツは、ローストすることで風味が格段にアップします。
Q: ナッツが焦げないようにするには、どうすれば良いですか?
A: ナッツは、焦げやすいので、オーブンの温度と焼き時間には注意が必要です。オーブンの機種によっても焼き加減が変わるので、様子を見ながら調整してください。心配な場合は、途中でアルミホイルをかぶせると良いでしょう。
Q: パン生地がうまく膨らまないのですが、原因は何ですか?
A: パン生地が膨らまない原因は、いくつか考えられます。
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イーストが古い: イーストは、古くなると発酵力が弱まります。新しいイーストを使いましょう。
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温度が低い: イーストは、温度が低いと活動が鈍くなります。人肌程度(約35℃)のぬるま湯を使い、暖かい場所で発酵させましょう。
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塩分が多い: 塩分が多いと、イーストの活動が抑制されます。塩の量を間違えないように、きちんと計量しましょう。
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こね不足: こね不足だと、グルテンが十分に形成されず、生地が膨らみにくくなります。しっかりとこねましょう。
Q: ナッツパンを、もっとヘルシーに作る方法はありますか?
A: はい、あります! 例えば、
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全粒粉の割合を増やす
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砂糖の量を減らす
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バターの代わりに、オリーブオイルやココナッツオイルを使う などの工夫をすることで、よりヘルシーなナッツパンを作ることができます。
さあ、あなたもナッツパンの世界へ!
ナッツパン作りの魅力、伝わりましたでしょうか? 難しそうに思えるかもしれませんが、基本さえ押さえれば、意外と簡単に作れるんですよ。
今回ご紹介したレシピや情報を参考に、ぜひ、あなたもナッツパン作りに挑戦してみてください。 そして、「こんなアレンジをしたら美味しかった!」、「こんなナッツの組み合わせが最高!」といった発見があったら、ぜひ私にも教えてくださいね!
あなたのナッツパン作りが、楽しく、美味しいものになりますように!

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。