糖質制限
オートミールで糖質制限を成功させる極上レシピ4選!
2025.01.31
糖質制限ダイエット中でも、美味しく満足感のある食事を楽しみたいですよね。そんな時、注目したいのがオートミール。「糖質が多そう…」と敬遠していませんか?
実はオートミールは食物繊維豊富で腹持ちも抜群。この記事では、糖質制限中にオートミールを賢く取り入れるコツを解説します!
1. 糖質制限の強い味方!オートミールが選ばれる理由と基礎知識
こんにちは!糖質制限って、食べるものに気を使いますよね。特に主食となるごはんやパン、麺類は糖質が多くて悩みの種…。そんな時にぜひ注目してほしいのが「オートミール」なんです!最近、健康や美容に関心のある方々の間で大人気ですが、実は糖質制限との相性も抜群なんですよ。今回は、なぜオートミールが糖質制限の強い味方なのか、その理由と、知っておくと役立つオートミールの基礎知識をたっぷりお伝えしますね!
オートミールが糖質制限に向いている3つの理由
なぜ、糖質制限中にオートミールがおすすめなのでしょうか?それには大きく3つの理由があるんです。
理由①:血糖値の上昇が緩やかな「低GI値」
まず注目したいのが、オートミールの「GI値」です。GI値とは、食後の血糖値の上昇度を示す指標のこと。この値が高い食品ほど血糖値が急上昇しやすく、インスリンというホルモンが多く分泌されます。インスリンは血糖値を下げる働きがありますが、同時に脂肪を溜め込みやすくする働きもあるため、糖質制限中はなるべく血糖値の急上昇を避けたいところです。
その点、オートミールのGI値は、精白米(GI値:約88)や食パン(GI値:約95)と比べて低い「約55」なんです!(※オートミールの種類や加工方法によって多少変動します)これは、玄米(GI値:約55)と同じくらいの数値。つまり、オートミールは食後の血糖値上昇が緩やかなので、インスリンの過剰な分泌を抑え、脂肪がつきにくい体づくりをサポートしてくれるというわけです。糖質制限をしている方にとって、これは非常に嬉しいポイントですよね!シドニー大学の研究などでも、低GI食品が体重管理や血糖コントロールに役立つ可能性が示唆されています。
理由②:腸内環境を整える「豊富な食物繊維」
オートミールの魅力は、低GI値だけではありません。食物繊維が非常に豊富に含まれていることも、糖質制限中に嬉しいポイントです。食物繊維には、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類がありますが、オートミールにはこの両方がバランス良く含まれているんです。
特に注目したいのが、水溶性食物繊維の一種である「β-グルカン」です。このβ-グルカンは、水に溶けるとゲル状になり、糖質の吸収を穏やかにしてくれる働きがあります。さらに、腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果も期待できるんです。糖質制限中は、食事内容の変化によって便秘になりやすい方もいますが、オートミールを食べることで、お腹の調子を整えるサポートが期待できます。
また、不溶性食物繊維は、便のカサを増やして腸の動きを活発にし、便通を促す働きがあります。オートミール1食分(約30g)あたりには、約2.8gもの食物繊維が含まれており、これは精白米ごはん1膳(約150g)の約6倍にも相当する量なんですよ!食物繊維をしっかり摂ることは、健康的な糖質制限を続ける上でとても大切です。
理由③:少量でも満足感!「満腹感の持続」
糖質制限をしていると、「なんだか物足りない…」「すぐにお腹が空いてしまう…」と感じることはありませんか?そんな時にもオートミールは頼りになります。
オートミールは、水分を吸収して膨らむ性質があるため、少量でもカサが増し、満足感を得やすいのが特徴です。先ほどお話しした水溶性食物繊維のβ-グルカンが、胃の中でゲル状になることで、消化吸収がゆっくり進み、満腹感が長持ちしやすいと言われています。
例えば、朝食にオートミールを食べると、昼食まで空腹を感じにくくなり、間食を防ぐことにも繋がります。これは、糖質制限中のカロリーコントロールにも役立ちますよね。実際に、アメリカのペニントン生物医学研究センターの研究では、オートミールを食べたグループは、他のシリアルを食べたグループよりも満腹感が高く、次の食事での摂取カロリーが少なかったという結果も報告されています。少量で満足できて、腹持ちも良いなんて、糖質制限の強い味方と言わずにはいられません!
知ればもっと好きになる!オートミールの種類と選び方
スーパーなどでオートミールを探してみると、色々な種類があって迷ってしまうかもしれません。実は、オートミールは加工方法によって種類が分かれていて、それぞれ糖質量や食感、調理時間が異なるんです。ここでは、代表的なオートミールの種類と、糖質制限中におすすめの選び方を、ちょっとマニアックにご紹介しますね!
オートミールの種類を徹底解説!
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スティールカットオーツ(Steel Cut Oats)
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特徴: オーツ麦(燕麦)のもみ殻を取り除いた「オーツグローツ」を、挽き割っただけの最もシンプルなタイプ。お米のような粒々とした食感が特徴です。アイリッシュオーツとも呼ばれます。
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糖質量: 他の種類と比べて、食物繊維が多く、糖質はやや控えめな傾向にあります。GI値も最も低いとされています。
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食感: プチプチ、もちもちとした独特の歯ご応えがあります。煮込み料理やお米の代わりとして使うのに適しています。
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調理時間: 加熱に時間がかかり、一般的に20~30分程度の煮込みが必要です。
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糖質制限ポイント: 糖質量が最も低く、食物繊維も豊富なので、糖質制限の効果をより高めたい方におすすめ。ただし、調理に手間がかかるのが難点です。時間に余裕がある時や、本格的な味わいを楽しみたい時に良いでしょう。
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ロールドオーツ(Rolled Oats)
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特徴: オーツグローツを蒸してからローラーで平たく押しつぶしたもの。オートミールの中で最も一般的で、スーパーなどでも手に入りやすいタイプです。オールドファッションオーツとも呼ばれます。
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糖質量: スティールカットオーツよりはやや高めですが、精白米などに比べると十分に低いです。
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食感: 加熱すると、もちっとした食感になります。麦の粒感が残りやすく、食べ応えがあります。お粥やリゾット、クッキーなど、幅広い料理に使えます。
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調理時間: スティールカットオーツより短く、5~10分程度の加熱で食べられます。
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糖質制限ポイント: 調理時間と栄養バランス、食感のバランスが良く、糖質制限初心者の方にも扱いやすいタイプです。汎用性が高いので、様々なレシピに挑戦したい方にもおすすめです。
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クイックオーツ(Quick Oats)
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特徴: ロールドオーツをさらに細かくカットしたもの。短時間で調理できるように加工されています。
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糖質量: ロールドオーツとほぼ同等か、わずかに高い場合があります。加工度が高いため、GI値はやや高くなる傾向があります。
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食感: 加熱すると、とろりとして柔らかく、クリーミーな食感になります。粒感はあまり残りません。お粥やスープ、離乳食などにも使われます。
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調理時間: 最も短く、1~3分程度の加熱、もしくはお湯や牛乳を注ぐだけで食べられるものもあります。
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糖質制限ポイント: とにかく手軽にオートミールを取り入れたい方、忙しい朝などに便利です。ただし、GI値が他の種類よりやや高めになる可能性がある点と、食感が柔らかいため満足感が得にくいと感じる方もいるかもしれません。
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インスタントオーツ(Instant Oats)
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特徴: クイックオーツをさらに加工し、一度調理してから乾燥させたもの。お湯や牛乳を注ぐだけで、すぐに食べられます。フレーバーや甘味料が加えられている商品も多いです。
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糖質量: 加工度が高く、糖質も他の種類より高めになる傾向があります。また、砂糖などが添加されている場合は、さらに糖質量が増えます。GI値も高めです。
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食感: 非常にとろりとしていて、ほとんど粒感はありません。
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調理時間: 最短。お湯などを注ぐだけです。
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糖質制限ポイント: 手軽さはピカイチですが、糖質量やGI値が高めな点、添加物が含まれている可能性がある点から、糖質制限中はあまりおすすめできません。選ぶ場合は、無糖タイプのものを選び、成分表示をよく確認しましょう。
糖質制限中の選び方のポイント
糖質制限中にオートミールを選ぶ際は、以下のポイントを意識してみてください。
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糖質量とGI値をチェック: できるだけ糖質量が低く、GI値が低いものを選びたいですよね。一般的には、加工度が低い「スティールカットオーツ」や「ロールドオーツ」がおすすめです。パッケージの栄養成分表示をしっかり確認しましょう。
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食物繊維の量も確認: 食物繊維が豊富なほど、血糖値の上昇を抑えたり、満腹感を得やすかったりする効果が期待できます。ここでもスティールカットオーツやロールドオーツが有利です。
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調理時間とライフスタイルに合わせて: 毎日続けられることが大切です。調理に時間をかけられるならスティールカットオーツ、手軽さも重視するならロールドオーツやクイックオーツ、というように、ご自身のライフスタイルに合わせて選びましょう。
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無糖・無添加を選ぶ: 特にインスタントオーツには、砂糖や香料などが添加されていることが多いです。糖質制限中は、原材料がオーツ麦(燕麦)のみの、シンプルなものを選ぶのが基本です。
最初は扱いやすいロールドオーツから試してみて、慣れてきたらスティールカットオーツに挑戦してみるのも良いかもしれませんね!
基本的なオートミールの戻し方と注意点
オートミールは、そのままでは食べられません。水分を加えて加熱し、「戻す」作業が必要です。基本的な戻し方と、美味しく食べるための注意点をご紹介します。
基本の戻し方
オートミールの種類によって多少異なりますが、ここでは一般的なロールドオーツを例に説明します。
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材料:
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オートミール:30g(大さじ約5杯)
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水分(水、牛乳、豆乳、アーモンドミルクなど):150~200ml(オートミールの約5~7倍量)
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手順:
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鍋の場合: 小鍋にオートミールと水分を入れ、中火にかけます。焦げ付かないように時々かき混ぜながら、好みの柔らかさになるまで加熱します(ロールドオーツなら5分程度)。
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電子レンジの場合: 耐熱容器にオートミールと水分を入れ、軽く混ぜます。ラップをせずに電子レンジ(600W)で1分半~2分程度加熱します。取り出してよく混ぜ、必要であれば追加で30秒ずつ加熱して調整します。
水分量はお好みで調整してください。多めにするとサラサラのお粥風に、少なめにするともっちりとした仕上がりになります。
使う水分による違い
戻す際に使う水分によって、風味や栄養価が変わります。
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水: 最もシンプルで、オートミール本来の風味を楽しめます。カロリーも抑えられます。お粥やリゾットなど、味付けをする料理に適しています。
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牛乳: クリーミーでマイルドな味わいになります。カルシウムやタンパク質もプラスできます。甘くして食べる場合や、濃厚なリゾット風にしたい時におすすめです。糖質が気になる場合は、低脂肪乳を選ぶと良いでしょう。
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豆乳: 牛乳よりもあっさりとした、優しい甘みが加わります。イソフラボンも摂取できます。牛乳同様、クリーミーな仕上がりになります。無調整豆乳を選ぶと糖質を抑えられます。
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アーモンドミルク: 低カロリー・低糖質で、ナッツの香ばしい風味が加わります。糖質制限中には特におすすめの選択肢です。
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だし汁: 和風の味付けにしたい時に。お茶漬け風や雑炊風にアレンジできます。
注意点
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加熱しすぎない: 加熱しすぎると、水分が飛んで硬くなったり、糊状になったりすることがあります。特に電子レンジの場合は、様子を見ながら少しずつ加熱時間を調整しましょう。
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吹きこぼれに注意: 特に電子レンジ加熱の場合、吹きこぼれやすいので、深めの耐熱容器を使うか、加熱時間を短めに設定して様子を見るようにしましょう。
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味付けは食べる直前に: 塩分などを加えて長時間置くと、水分が出てしまうことがあります。基本的な味付けは食べる直前に行うのがおすすめです。
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食べ過ぎに注意: オートミールは健康的ですが、食べ過ぎれば当然カロリーオーバー、糖質オーバーになります。1食あたり30g~50g程度を目安に、自分の活動量や目的に合わせて調整しましょう。
基本を押さえれば、オートミールはとっても手軽で便利な食材です。ぜひ、色々な水分や食べ方を試して、お気に入りを見つけてくださいね!
2. 【糖質制限レシピ①】定番を極める!本格中華風オートミール粥
糖質制限中でも、しっかり満足感のあるものが食べたい!そんな時におすすめなのが、オートミールを使った中華粥です。お米で作るお粥も美味しいですが、オートミールを使うことで、糖質を抑えつつ、食物繊維もしっかり摂れる、体に嬉しい一品になるんですよ。今回は、鶏がらスープをベースにした、本格的な味わいの中華風オートミール粥のレシピをご紹介します!忙しい朝や、ちょっと小腹が空いた時にもぴったりです。
なぜ中華粥がおすすめ?
オートミールの中華粥は、ただ糖質が低いだけじゃないんです。
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満足感が高い: 鶏の旨みがしっかり溶け込んだスープと、とろりとしたオートミールの組み合わせは、少量でも満足感たっぷり。
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アレンジ自在: トッピング次第で、毎日食べても飽きないくらいバリエーションが広がります。
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体が温まる: 生姜の効果で体の中からポカポカ。冷えが気になる方にもおすすめです。
材料(1人分)
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オートミール(ロールドオーツまたはクイックオーツ):30g
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水:200ml
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鶏がらスープの素(顆粒):小さじ1
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鶏むね肉(皮なし):30g
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卵:1個
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長ネギ(白い部分):5cm程度
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生姜(すりおろし):小さじ1/2
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[A] 醤油:小さじ1/2
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[A] ごま油:小さじ1/2
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[A] 塩、こしょう:少々
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[トッピング] 刻みネギ(青い部分)、ラー油、白いりごま、ザーサイ、揚げワンタンの皮(少量ならOK)など:お好みで
【糖質オフのポイント】
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鶏むね肉は低糖質・高タンパク。皮は取り除くとさらにヘルシーに。
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鶏がらスープの素は、成分表示を確認し、糖質の低いものを選びましょう。
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醤油は、一般的な濃口醤油よりも糖質が低い「たまり醤油」や「減塩醤油」を選ぶのも良いですが、まずは少量から試すのがおすすめです。
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ごま油は糖質ゼロ。風味付けに少量使いましょう。
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トッピングも、糖質の低いネギやごま、ザーサイなどを中心に。揚げワンタンなどは美味しいですが、糖質と脂質が高いので、少量に留めるか、避けましょう。
詳細な作り方の手順
さあ、実際に作っていきましょう!とっても簡単ですよ。
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下準備:
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鶏むね肉は、繊維を断ち切るように薄切りにし、さらに細かく刻みます。
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長ネギ(白い部分)はみじん切りにします。
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卵は溶きほぐしておきます。
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オートミールを煮る:
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小鍋に水、鶏がらスープの素、刻んだ鶏むね肉、みじん切りにした長ネギ、すりおろし生姜を入れて中火にかけます。
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沸騰したら弱火にし、アクを取りながら鶏むね肉に火を通します(約2~3分)。
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オートミールを加え、時々かき混ぜながら、好みのとろみがつくまで煮ます(ロールドオーツなら約5分、クイックオーツなら約1~2分)。
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卵を加える:
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オートミールが好みの柔らかさになったら、溶き卵を回し入れます。
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卵がふんわりと固まってきたら、火を止めます。
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味付け:
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[A]の醤油、ごま油、塩、こしょうを加えて、味を調えます。
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盛り付け:
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器に盛り付け、お好みで刻みネギ(青い部分)、ラー油、白いりごまなどをトッピングしたら完成です!
より美味しくするためのマニアックなコツ
このままでも十分美味しいですが、さらに本格的な味を目指すための、ちょっとしたコツをご紹介しますね。
オートミールの加熱時間で食感をコントロール
オートミールは、煮込む時間によって食感が大きく変わります。
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短時間加熱(クイックオーツ向き): クイックオーツを使い、さっと煮る(1~2分)と、サラッとした、よりお粥に近い食感になります。朝食など、時間がない時におすすめです。
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標準時間加熱(ロールドオーツ向き): ロールドオーツで5分程度煮込むと、とろみと粒感がほどよく残り、食べ応えのある仕上がりに。満足感を重視したい時に。
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長時間加熱(スティールカットやロールドオーツ): スティールカットオーツを使ったり、ロールドオーツを長めに(10分以上)煮込んだりすると、より濃厚でクリーミー、もっちりとした食感になります。水分量を少し多めにし、焦げ付かないように弱火でじっくり煮込むのがポイントです。お米のお粥のような、しっかりとした食感が好きな方におすすめ。ただし、糖質制限中は、消化吸収がよりゆっくりになるスティールカットやロールドオーツの粒感を残す方が、血糖値の観点からは良いかもしれません。
色々試してみて、ご自身の好みの食感を見つけるのも楽しいですよ!
旨味を引き出す調味料の選び方と使い方
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鶏がらスープの素: 商品によって塩分や旨味の強さが異なります。最初は少なめに入れ、味を見ながら調整しましょう。無添加のものを選ぶと、より自然な味わいになります。本格的に作りたい方は、鶏ガラからスープを取ると格別な美味しさになりますが、手軽さも大切ですよね!
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醤油: 香り付け程度に少量加えるのがポイントです。入れすぎると塩辛くなり、糖質量も増えてしまいます。ナンプラーを数滴加えると、エスニックな風味になりますよ。
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ごま油: 仕上げに加えることで、香りが引き立ちます。加熱しすぎると香りが飛んでしまうので注意しましょう。
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ラー油: ピリッとした辛みがアクセントになります。入れすぎると脂質が多くなるので、少量で。食べる直前にかけるのがおすすめです。
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オイスターソース(少量): 隠し味にほんの少し加えると、コクと深みが増します。ただし、糖質がやや高めなので、本当に少量(小さじ1/4程度)に留めましょう。
トッピングで無限の楽しさを!
中華粥の魅力は、なんといってもトッピングの豊富さ!糖質制限中でも楽しめる、おすすめのトッピングをご紹介します。
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定番: 刻みネギ(青・白)、生姜の千切り、白いりごま、香菜(パクチー)
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食感プラス: ザーサイ(塩抜きしたもの)、刻んだキムチ、砕いたナッツ(アーモンド、カシューナッツなど)、フライドオニオン(少量)
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旨味プラス: 鶏ささみのほぐし身、蒸しエビ、干しエビ(水で戻してみじん切り)、ピータン(糖質は低めですが、独特の風味が苦手でなければ)
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風味プラス: 五香粉(ウーシャンフェン)、花椒(ホアジャオ)パウダー、柚子胡椒
色々な組み合わせを試して、あなただけの「最強中華粥」を見つけてくださいね!冷蔵庫にあるものでアレンジするのも楽しいですよ。
この本格中華風オートミール粥なら、糖質制限中でも罪悪感なく、美味しく満足できるはずです。ぜひ、あなたの糖質制限ライフに取り入れてみてください!
3. 【糖質制限レシピ②】粉物欲求を満たす!ふわふわオートミールお好み焼き
糖質制限中って、無性に「粉物」が食べたくなる時、ありませんか?ソースとマヨネーズがたっぷりかかった、あのお好み焼き…想像しただけでお腹が空いてきますよね。でも、小麦粉は糖質が高いから…と諦めていませんか?
ちょっと待ってください!実は、オートミールを使えば、小麦粉なしでも、ふわふわで美味しい「お好み焼き風」が作れちゃうんです!しかも、食物繊維も摂れてヘルシー。今回は、そんな夢のような「ふわふわオートミールお好み焼き」のレシピをご紹介します。これなら、糖質制限中でも、罪悪感なく粉物欲求を満たせますよ!
なぜオートミールでお好み焼き?
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小麦粉不使用で低糖質: 最大のメリット!小麦粉の代わりにオートミールを使うことで、糖質量を大幅にカットできます。
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食物繊維が豊富: オートミールには食物繊維がたっぷり。腸活にも嬉しいですね。
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意外なふわふわ食感: オートミールが水分を吸って、意外なほどふわっとした食感に仕上がるんです。
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アレンジも楽しい: キャベツ以外の野菜を入れたり、具材を変えたり、アレンジも自在です。
材料(1枚分)
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オートミール(ロールドオーツまたはクイックオーツ):30g
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水:50ml
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卵:1個
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キャベツ:100g(約1/8個)
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豚バラ肉(薄切り):50g または シーフードミックス(冷凍):50g
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顆粒和風だし:小さじ1/2
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[お好みで] 山芋パウダー(またはすりおろし長芋):大さじ1 ※ふわふわ感アップ!
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[お好みで] 天かす:大さじ1 ※風味とコクアップ!ただし糖質・脂質注意
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サラダ油(または米油):適量
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[トッピング]
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糖質オフお好み焼きソース:適量
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糖質オフマヨネーズ:適量
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かつお節:適量
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青のり:適量
【糖質オフのポイント】
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オートミールはロールドオーツかクイックオーツを使用。インスタントは避けましょう。
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豚バラ肉は美味しいですが脂質が高め。気になる方は、赤身の多い部位やシーフードを選ぶと良いでしょう。
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山芋パウダーは、長芋(自然薯)を乾燥させて粉末にしたもの。少量でふわふわ感が出ますが、なくても作れます。長芋のすりおろしを使う場合は、水分量を少し減らしてください。
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天かすは風味付けに少量ならOKですが、糖質・脂質が気になる場合は省略しましょう。
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ソースとマヨネーズは、必ず「糖質オフ」タイプを選びましょう。最近はスーパーでも種類が増えています。手作りするのもおすすめです(後述)。
詳細な作り方の手順
それでは、作っていきましょう!混ぜて焼くだけなので簡単です。
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下準備:
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キャベツは粗みじん切りにします。食感を残したい場合は少し大きめに。
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豚バラ肉は食べやすい大きさに切ります。シーフードミックスの場合は解凍しておきます。
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ボウルにオートミールと水を入れ、軽く混ぜて5分ほど置き、水分を吸わせます。(クイックオーツの場合は置かなくてもOK)
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生地を作る:
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オートミールを入れたボウルに、卵、顆粒和風だし、山芋パウダー(入れる場合)、天かす(入れる場合)を加えてよく混ぜ合わせます。
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刻んだキャベツを加え、空気を含ませるようにさっくりと混ぜ合わせます。混ぜすぎると粘りが出るので注意。
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焼く:
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フライパンにサラダ油を熱し、中火にします。
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生地を丸く流し入れ、形を整えます。厚みは1.5cm~2cm程度がおすすめです。
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生地の上に豚バラ肉(またはシーフード)を乗せます。
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蓋をして、弱めの中火でじっくりと焼きます(約5~7分)。焼き色がつき、生地の縁が固まってきたらOK。
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裏返して焼く:
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フライ返しを使って、慎重に裏返します。オートミール生地は小麦粉のものより少し崩れやすいので、大きめのフライ返しを使うと良いでしょう。
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蓋をせずに、さらに3~5分ほど焼き、豚肉(またはシーフード)に火が通り、生地全体に火が通ったら焼き上がりです。竹串などを刺して、生の生地がついてこなければOK。
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盛り付け:
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お皿に移し、糖質オフのお好み焼きソース、糖質オフマヨネーズをかけ、かつお節、青のりをトッピングしたら完成です!熱々を召し上がれ!
オートミールを粉の代わりにする際の繋ぎの工夫
小麦粉を使わないオートミールお好み焼き。どうやって生地をまとめているのでしょうか?その秘密は「繋ぎ」にあります。
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卵の役割: 卵は、生地の材料をまとめ、焼いた時に固める重要な役割を果たします。卵なしでは生地がバラバラになってしまうので、必ず入れてくださいね。卵のサイズによって生地のまとまり具合が変わるので、もし生地が緩すぎる場合は、オートミールを少し足すか、キャベツの水分をよく切るようにしましょう。逆に硬すぎる場合は、水を少量足してみてください。
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オートミール自体の粘り: オートミールは水分を吸うと粘り気が出ます。これが生地を繋ぐ助けにもなっています。特にクイックオーツの方が粘りが出やすい傾向があります。
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山芋パウダー(または長芋)の効果: よりふわふわで、まとまりのある生地にしたい場合におすすめなのが、山芋パウダーやすりおろした長芋です。山芋に含まれる粘り成分が、生地を繋ぎ、ふっくらとした食感を生み出してくれます。糖質は少し上がりますが、少量(大さじ1程度)なら、糖質制限中でも取り入れやすいかと思います。入れると本格的なお店の味に近づきますよ!
これらの繋ぎの工夫によって、小麦粉なしでも美味しいお好み焼き風が実現できるんです。
糖質オフのソース&マヨネーズ選びと手作り提案
お好み焼きに欠かせないソースとマヨネーズ。でも、市販のものは意外と糖質が高いんです…。せっかく生地を低糖質にしたのに、ここで糖質を摂ってしまってはもったいない!
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市販の糖質オフ製品を選ぶ:
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最近は、スーパーやオンラインストアで「糖質オフ」「低糖質」「糖質ゼロ」などを謳ったお好み焼きソースやマヨネーズがたくさん販売されています。
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選ぶ際は、必ず栄養成分表示を確認し、「糖質量」が低いものを選びましょう。「糖類ゼロ」と書かれていても、糖質全体は含まれている場合があるので注意が必要です。
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味もメーカーによって様々なので、いくつか試してお気に入りを見つけるのがおすすめです。
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手作り糖質オフソース:
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市販品が見つからない場合や、添加物が気になる場合は、手作りも可能です。
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材料例: トマトペースト(無糖)、ウスターソース(少量)、醤油(少量)、赤ワイン(または水)、甘味料(ラカントS、エリスリトールなど)、おろしニンニク、香辛料(オールスパイス、クローブなど)
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作り方例: 材料を小鍋に入れて混ぜ合わせ、弱火で少し煮詰めるだけ。甘味料の量はお好みで調整してください。ウスターソースや醤油は糖質を含むので、風味付け程度に少量使うのがポイントです。
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手作り糖質オフマヨネーズ:
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マヨネーズは基本的に卵と油と酢で作られているので、糖質は元々低めですが、市販品には砂糖や増粘剤が使われていることも。手作りなら安心です。
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材料例: 卵黄、酢(リンゴ酢、米酢など)、油(米油、なたね油、オリーブオイルなど糖質の低いもの)、塩、こしょう、甘味料(お好みで少量)
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作り方例: 卵黄、酢、塩こしょう、甘味料をボウルに入れ、泡立て器で混ぜながら、油を少しずつ糸のように垂らして加えていき、乳化させます。フードプロセッサーを使うと簡単です。
手作りソースやマヨネーズは、自分好みの味に調整できるのも魅力ですね!
焼き方のコツで食感が変わる!
最後に、焼き方のコツで食感をコントロールする方法です。
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ふわふわ重視なら「蓋してじっくり蒸し焼き」:
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生地をフライパンに流し入れたら、蓋をして弱めの中火でじっくり蒸し焼きにするのがポイントです。水分が飛びすぎず、中までふっくらと火が通ります。
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生地の厚みは1.5cm~2cm程度にすると、よりふわふわ感が出やすいです。
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カリッと香ばしさ重視なら「蓋なしで焼き目しっかり」:
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表面をカリッとさせたい場合は、裏返した後に蓋をせず、少し火を強めて焼き目をつけましょう。
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生地を少し薄め(1cm程度)に広げて焼くと、火が通りやすく、カリッとした部分が多くなります。
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仕上げに、フライパンの鍋肌にごま油を少量垂らして焼くと、香ばしさがアップします。
火加減と蓋の有無、生地の厚みで、食感は意外と変わるものです。こちらも色々試して、ベストな焼き加減を見つけてみてください!
糖質制限中でも、工夫次第で大好きな粉物を楽しめます。このふわふわオートミールお好み焼きで、我慢せずに美味しく、楽しく糖質制限を続けましょう!
4. 【オートミール糖質制限レシピ③】濃厚クリーミー!トマトチーズリゾット風
イタリアンが食べたい!特に、濃厚でクリーミーなリゾット…でも、お米は糖質が高いから我慢…なんて思っていませんか?大丈夫です!ここでもオートミールが大活躍!お米の代わりにオートミールを使えば、糖質を抑えながら、本格的な味わいの「トマトチーズリゾット風」が作れちゃうんです。トマトの酸味とチーズのコク、そしてオートミールの優しい食感が絶妙にマッチして、糖質制限中とは思えない満足感が得られますよ。今回は、手軽に作れて、見た目もおしゃれなオートミールリゾットのレシピをご紹介します!
なぜオートミールでリゾット?
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お米より低糖質&低GI: リゾットの主役、お米の糖質をカットできるのが最大のメリット。血糖値の上昇も穏やかです。
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食物繊維たっぷり: オートミールならではの食物繊維で、腸にも嬉しい一品に。
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調理時間が短い: お米からリゾットを作るよりも、短時間で手軽に作れます。
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クリーミーな仕上がり: オートミールが水分を吸って、自然なとろみがつき、クリーミーな食感を生み出します。
材料(1人分)
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オートミール(ロールドオーツがおすすめ):30g
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トマト缶(カットタイプ):100g
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水:150ml
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玉ねぎ(みじん切り):1/8個(約25g)
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ニンニク(みじん切り):1/2かけ
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固形コンソメスープの素:1/2個
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とろけるチーズ(ピザ用など):20g
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粉チーズ(パルメザンチーズ):大さじ1
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オリーブオイル:小さじ1
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[お好みで] きのこ類(マッシュルーム、しめじなど):30g
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[お好みで] ベーコン(短冊切り):1枚(約20g)
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[味付け・トッピング] 塩、こしょう:少々、乾燥バジル、乾燥オレガノ:少々、ブラックペッパー:少々、フレッシュバジル:あれば
【糖質オフのポイント】
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オートミールは、粒感が残りやすいロールドオーツがリゾット風にはおすすめです。クイックオーツだと、よりお粥に近い、とろっとした仕上がりになります。
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トマト缶は、砂糖不使用のものを選びましょう。カットタイプが使いやすいですが、ホールトマトを潰して使ってもOKです。
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玉ねぎは糖質を含みますが、少量なら風味付けに効果的。気になる方は省略しても大丈夫です。
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コンソメスープの素は、糖質の低いものを選びましょう。
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チーズは比較的低糖質な食材ですが、種類によって若干異なります(後述)。とろけるチーズはプロセスチーズが多いですが、ナチュラルチーズを選ぶとより良いでしょう。
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ベーコンも美味しいですが、脂質と塩分が気になる方は、鶏むね肉やツナ缶(ノンオイル)などで代用するのもおすすめです。
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オリーブオイルは糖質ゼロ。風味の良いエクストラバージンオリーブオイルがおすすめです。
詳細な作り方の手順
イタリアンレストラン気分で、楽しく作りましょう!
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下準備:
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玉ねぎ、ニンニクはみじん切りにします。
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きのこ類やベーコンを入れる場合は、食べやすい大きさに切っておきます。
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固形コンソメスープの素は、包丁で刻んでおくか、少量の湯で溶いておくと使いやすいです。
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炒める:
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小さめのフライパンまたは小鍋にオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火で熱し、香りを引き出します。
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玉ねぎ(と、ベーコンやきのこ類を入れる場合)を加えて中火で炒め、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
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煮込む:
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トマト缶、水、コンソメスープの素を加え、混ぜ合わせます。
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沸騰したらオートミールを加え、弱火にします。
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時々かき混ぜながら、オートミールが好みの柔らかさになり、全体にとろみがつくまで煮込みます(ロールドオーツで約5~7分)。焦げ付きやすいので注意してください。
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チーズを加える:
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オートミールが煮えたら、とろけるチーズと粉チーズ(パルメザン)を加え、手早く混ぜ合わせます。チーズが溶けて全体に馴染んだらOKです。
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味付け・仕上げ:
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塩、こしょうで味を調えます。チーズの塩分があるので、味見をしてから調整してください。
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お好みで乾燥バジルや乾燥オレガノを加えて混ぜます。
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盛り付け:
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器に盛り付け、仕上げにブラックペッパーを振り、あればフレッシュバジルを飾ったら、濃厚クリーミーなトマトチーズリゾット風の完成です!
米の代わりにオートミールを使う際の調整ポイント
お米のリゾットとは少し勝手が違う、オートミールならではの調整ポイントがあります。
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水分量: オートミールは種類によって吸水率が異なります。レシピの水分量(オートミール30gに対して水+トマト缶で計250ml程度)は目安です。ロールドオーツならこのくらいで程よいとろみに、クイックオーツならもう少し水分を減らしても良いかもしれません。もし煮詰まりすぎたら、お湯や水を少量足して調整してください。逆にサラサラすぎる場合は、少し長めに煮詰めるか、次回から水分量を減らしてみてください。「アルデンテ」のような芯を残すのは難しいですが、煮込み時間を調整してお好みの柔らかさを見つけてくださいね。
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加熱時間: お米のリゾットは生米から作ると20分近くかかりますが、オートミールなら5~10分程度で完成します。煮込みすぎるとドロドロになりやすいので、様子を見ながら加熱時間を調整することが大切です。特にクイックオーツは火の通りが早いので、あっという間に柔らかくなります。ロールドオーツの方が、少し粒感が残りやすく、リゾットらしい食感に近づけやすいかもしれません。
何度か作ってみて、ご自身の使うオートミールの種類や好みに合わせて、水分量と加熱時間を微調整するのが、美味しく作る一番の近道です!
チーズの種類による風味と糖質量の違い
リゾットの美味しさを左右するチーズ!種類によって風味も糖質量も少しずつ違います。糖質制限中に知っておくと便利なチーズ情報を少し。
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パルメザンチーズ(粉チーズ):
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風味: 濃厚な旨味と塩味、香りが特徴。リゾットのコク出しや仕上げの風味付けに欠かせません。
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糖質量: 非常に低い(100gあたり1.5g程度)。糖質制限中でも安心して使えます。
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ポイント: 加熱すると香りが飛ぶので、仕上げに加えるのがおすすめです。塊のパルミジャーノ・レッジャーノをすりおろして使うと、さらに風味が豊かになります。
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とろけるチーズ(ピザ用など):
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風味: マイルドでクリーミー。加熱するとよく伸び、リゾットに一体感ととろみを与えます。
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糖質量: 種類によりますが、一般的に低い(100gあたり1~5g程度)。プロセスチーズよりも、モッツァレラなどのナチュラルチーズの方が糖質は低い傾向があります。成分表示を確認しましょう。
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ポイント: 煮込みの最後に加えて溶かすことで、クリーミーな食感とコクをプラスします。
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モッツァレラチーズ:
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風味: フレッシュでミルキー、淡白な味わい。加熱するととろりと溶けて伸びます。
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糖質量: パルメザン同様、非常に低い(100gあたり1g前後)。
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ポイント: 仕上げに乗せて少し溶かすと、見た目も良く、ミルキーな風味が楽しめます。トマトとの相性は抜群です。
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ゴルゴンゾーラチーズ(ブルーチーズ):
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風味: 独特の強い香りと塩味、ピリッとした刺激。個性的で大人な味わいに。
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糖質量: 非常に低い(100gあたり1g未満のものも)。
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ポイント: 少量加えるだけで、味に深みとパンチが出ます。はちみつ(糖質が高いので注意)やクルミと合わせるのも美味しいですが、糖質制限中はチーズ単体で楽しむのが良いでしょう。好みが分かれるチーズです。
色々なチーズを試して、お好みの組み合わせを見つけるのも楽しいですね!基本はパルメザンととろけるチーズ(ピザ用)があれば、美味しく作れますよ。
より本格的な味にするためのハーブ&スパイス活用法
いつものリゾット風を、ちょっと格上げしてくれるハーブとスパイス。糖質ゼロで風味を豊かにしてくれる優れものです。
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バジル: トマトとの相性No.1!爽やかな香りが特徴です。乾燥バジルは煮込みの途中や仕上げに。フレッシュバジルがあれば、断然フレッシュを仕上げに飾るのがおすすめです。香りが格段に良くなります。
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オレガノ: ピザなどにもよく使われる、少しスパイシーで清涼感のある香り。トマト系の煮込み料理によく合います。乾燥オレガノを煮込みの時に少量加えると、本格的なイタリアンの風味に。
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ブラックペッパー: どんな料理にも合いますが、特にチーズとの相性が良いです。粗挽きタイプを仕上げにガリッと挽くと、香りが引き立ち、全体の味を引き締めてくれます。
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タイム: 少し独特の清涼感とほろ苦さがあるハーブ。肉や魚の臭み消しにも使われます。少量加えると、奥深い味わいになります。
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ローズマリー: 強い独特の香り。少量使うと、アクセントになります。入れすぎると香りが強すぎるので注意。
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チリペッパー(唐辛子): ピリッとした辛みを加えたい時に。粉末タイプや輪切りタイプを少量加えると、アラビアータ風になります。
ハーブやスパイスは、難しく考えずに、まずは乾燥タイプを少しずつ試してみるのがおすすめです。色々試して、あなたの「黄金ブレンド」を見つけてみてください!
この濃厚クリーミーなオートミールトマトチーズリゾット風なら、糖質制限中でもイタリアンを満喫できます。簡単なのに、ちょっとおしゃれな気分になれるのも嬉しいポイント。ぜひレパートリーに加えてくださいね!
5. 【オートミール糖質制限レシピ④】罪悪感ゼロ!甘味料不使用クッキー
糖質制限中だけど、甘いものが食べたい…!そんな時、ありますよね。市販の低糖質スイーツも増えましたが、人工甘味料が気になる、もっと自然な甘さがいいな、と思うことも。そんなあなたにおすすめしたいのが、「甘味料不使用のオートミールクッキー」です!砂糖はもちろん、ラカントなどの甘味料も使わずに、素材そのものの優しい甘さを活かして作る、罪悪感ゼロのヘルシークッキー。オートミールのザクザク食感と、自然な甘みが美味しい、満足感のあるおやつになりますよ。今回は、混ぜて焼くだけの簡単なレシピをご紹介します!
なぜ甘味料不使用でも美味しい?
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素材の甘みを活かす: 完熟バナナや少量のドライフルーツなど、自然な甘みを持つ食材を上手に使います。
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オートミールの香ばしさ: オートミール自体が持つ、焼くことで引き立つ香ばしさが、甘みを引き立てます。
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ナッツやココナッツオイルの風味: ナッツの食感や香ばしさ、ココナッツオイルの甘い香りが、満足感を高めてくれます。
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食物繊維でお腹満足: オートミールやナッツに含まれる食物繊維のおかげで、少量でも満足感が得やすいです。
材料(約10枚分)
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オートミール(ロールドオーツ):80g
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完熟バナナ:1本(正味約100g)
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ミックスナッツ(無塩・素焼き):30g
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[お好みで] 低糖質ドライフルーツ(レーズン、クランベリーなど):10g ※入れすぎ注意
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ココナッツオイル(または米油、太白ごま油など):大さじ1
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[お好みで] シナモンパウダー:少々
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[お好みで] 塩:ひとつまみ ※甘みを引き立てる
【糖質オフ&甘味料不使用のポイント】
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オートミールは、食感が楽しめるロールドオーツがおすすめです。クイックオーツでも作れますが、少しねっとりとした仕上がりになります。
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甘みの主役は完熟バナナ! シュガースポット(黒い斑点)が出ているくらい、よく熟したバナナを使うのが最大のポイントです。熟しているほど甘みが強く、生地をまとめる役割も果たしてくれます。バナナの糖質は気になるところですが、1本程度なら食物繊維も豊富なので、上手に取り入れましょう。
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ドライフルーツは少量でアクセントに。 レーズンやクランベリーなどは甘みが強いですが、糖質も高めです。使う場合は、糖質量が比較的低いもの(ベリー系など)を選び、刻んで少量(10g程度まで)だけ加えるようにしましょう。デーツペーストなどを少量使うのも良いですが、こちらも糖質は高いので量は控えめに。全く入れなくても、バナナの甘みで十分美味しく作れます。
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ナッツで食感と満足感をプラス。 アーモンド、くるみ、カシューナッツなど、お好みのミックスナッツ(必ず無塩・素焼きのもの)を使いましょう。粗く刻むと食感が楽しめます。ナッツは低糖質で良質な脂質や食物繊維が豊富です。
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ココナッツオイルで風味アップ。 ココナッツオイルの甘い香りが、砂糖不使用でも満足感を高めてくれます。なければ他の植物油でもOKですが、ココナッツオイルがおすすめです。
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シナモンや塩で風味に奥行きを。 シナモンは甘い香りで満足感を助け、塩はバナナの甘みを引き立てる効果があります。
詳細な作り方の手順
オーブンさえあれば、とっても簡単に作れますよ!
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下準備:
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オーブンを180℃に予熱しておきます。
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天板にオーブンシートを敷いておきます。
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ミックスナッツは、包丁で粗く刻むか、袋に入れて麺棒などで叩いて砕きます。
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ドライフルーツを使う場合は、細かく刻んでおきます。
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ココナッツオイルが固まっている場合は、湯煎などで溶かしておきます。
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生地を作る:
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ボウルに完熟バナナを入れ、フォークの背などで潰してペースト状にします。(多少塊が残っていてもOK)
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潰したバナナに、オートミール、刻んだナッツ、刻んだドライフルーツ(入れる場合)、溶かしたココナッツオイル、シナモンパウダー(入れる場合)、塩(入れる場合)を加え、ゴムベラなどで全体が均一になるまでよく混ぜ合わせます。
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成形する:
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天板に、スプーンを使って生地を1杯ずつ落としていきます(1枚あたり大さじ1~1.5杯程度)。間隔を空けて並べましょう。
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スプーンの背や指(水で濡らすとくっつきにくい)を使って、厚さ5mm~1cm程度の円形に軽く押し広げます。厚みはお好みで調整してください(厚いとしっとり、薄いとサクサクに)。
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焼く:
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180℃に予熱したオーブンで、15分~20分程度焼きます。
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クッキーの縁が色づき、表面がきつね色になったら焼き上がりです。焼き時間はお使いのオーブンやクッキーの厚みによって調整してください。
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冷ます:
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焼きあがったら、天板に乗せたまま粗熱を取ります。熱いうちは柔らかく崩れやすいので、注意してください。
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粗熱が取れたら、ケーキクーラーなどに移して完全に冷まします。冷めるとサクッとした食感になります。
甘みを出すための工夫:完熟バナナと低糖質ドライフルーツ
砂糖や甘味料を使わずに、どうやって甘みを出すのか?その鍵は「自然の甘み」を最大限に引き出すことです。
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完熟バナナのポテンシャル: このレシピの甘さの土台となるのが完熟バナナです。バナナは熟す過程で、でんぷんが糖に分解され、甘みが増します。特に、皮にシュガースポットと呼ばれる黒い斑点が出てきた頃が、甘みがピークに達しているサイン。この状態のバナナを使うことで、砂糖なしでも十分な甘さを感じられるクッキーになります。青みが残っているバナナだと甘みが足りないので、必ずよく熟したものを使ってくださいね。
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デーツや低糖質ドライフルーツの選び方: もし、もう少し甘みが欲しい場合や、風味のアクセントを加えたい場合は、ドライフルーツを少量使うという手もあります。
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デーツ: 「天然のキャンディ」とも呼ばれるほど甘みが強いドライフルーツ。少量でもしっかり甘みが出ます。ペースト状のものを使うと生地に馴染みやすいです。ただし、糖質量は高い(100gあたり65g前後)ので、本当に少量(小さじ1程度など)に留めましょう。
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低糖質ドライフルーツ: 一般的なドライフルーツ(レーズン、プルーンなど)は糖質が高めですが、ベリー系(クランベリー、ブルーベリーなど)は比較的糖質が低い傾向にあります。選ぶ際は、砂糖不使用のものを選び、栄養成分表示を確認しましょう。こちらも、加える量は10g程度までを目安にするのがおすすめです。刻んで加えると、少量でも全体に行き渡りやすくなります。
基本は完熟バナナの甘みで十分美味しいですが、お好みでドライフルーツを少量プラスしてみてください。
食感を良くするためのナッツの種類と配合
オートミールクッキーの魅力の一つは、ザクザクとした食感!ナッツを加えることで、さらに食感が楽しく、香ばしさもプラスされます。
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おすすめのナッツ:
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アーモンド: カリッとした食感と香ばしさが特徴。スライスアーモンドを使っても良いですが、刻んだホールアーモンドの方が食感が残ります。
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くるみ: ゴロッとした食感と、独特のコクとほのかな苦みがアクセントに。手で粗く割るだけでもOK。
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カシューナッツ: やや柔らかめで、クリーミーな甘みがあります。他のナッツと組み合わせると、食感の違いが楽しめます。
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ピーカンナッツ: くるみより渋みが少なく、バターのようなコクがあります。
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マカダミアナッツ: コクがあり、サクッとした軽い食感。
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配合のポイント:
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1種類のナッツだけでも美味しいですが、2~3種類をミックスすると、より複雑な食感と風味が楽しめます。アーモンドとくるみの組み合わせは定番で間違いなし!
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ナッツの量は、オートミールに対して30%~50%程度(今回はオートミール80gに対してナッツ30gなので約38%)が目安ですが、お好みで調整してください。ナッツが多いほどザクザク感が増しますが、脂質も多くなります。
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刻み方でも食感が変わります。粗く刻むとナッツの存在感がしっかり残り、細かく刻むと生地全体に馴染みます。
ナッツは低糖質で栄養価も高いので、糖質制限中のおやつには嬉しい食材ですね!
焼き時間と温度による食感の違いをマスター!
同じ生地でも、焼き方次第で食感が変わります。目指す食感に合わせて、焼き時間と温度を調整してみましょう。
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サクサク・カリカリ食感を目指すなら:
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温度: やや低め~標準(170℃~180℃)
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時間: 長め(20分~25分、またはそれ以上)
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厚さ: 薄め(5mm程度)
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ポイント: 低めの温度でじっくりと時間をかけて焼くことで、中の水分がしっかり飛び、全体がサクサク、カリッとした仕上がりになります。薄く成形するのもポイントです。焼き色がつきすぎる場合は、途中でアルミホイルをかぶせると良いでしょう。
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しっとり・チューイー食感を目指すなら:
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温度: 標準~やや高め(180℃~190℃)
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時間: 短め(12分~15分程度)
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厚さ: 厚め(1cm程度)
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ポイント: やや高めの温度で短時間で焼き上げることで、外はさっくり、中はしっとりとした、少し噛み応えのある(チューイーな)食感になります。厚めに成形し、焼きすぎないのがコツです。焼き時間は、縁が色づき始めたくらいが目安です。
個人的には、少し厚めに成形して、180℃で18分前後焼き、外サクッ、中しっとりを目指すのが好きです!ぜひ、あなたのお好みの焼き加減を見つけて、最高のオートミールクッキーを焼き上げてくださいね。
この甘味料不使用オートミールクッキーなら、甘いものが食べたい気持ちを、罪悪感なく満たしてくれます。食物繊維も摂れて、体にも優しいおやつ。糖質制限中でも、おやつの時間を楽しみましょう!
6. まとめ:オートミールを賢く取り入れて糖質制限を成功させよう!
ここまで、糖質制限の強い味方であるオートミールの魅力と、それを使った美味しいレシピを4つご紹介してきました!いかがでしたか?オートミールって、思った以上に万能で、美味しく楽しめる食材なんだって感じていただけたら嬉しいです!
今回ご紹介したレシピのポイントをもう一度おさらいしましょう。
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本格中華風オートミール粥: 鶏の旨みたっぷりで満足感抜群!低GI・食物繊維豊富で、糖質制限中の朝食や軽食にぴったり。トッピングで無限のアレンジが可能です。
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ふわふわオートミールお好み焼き: 小麦粉不使用なのに、驚きのふわふわ食感!糖質オフのソース&マヨネーズを使えば、罪悪感なく粉物欲求を満たせます。
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濃厚クリーミー!オートミールのトマトチーズリゾット風: お米の代わりにオートミールで、本格イタリアン!短時間で濃厚クリーミーなリゾット風が完成。チーズやハーブで風味豊かに。
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罪悪感ゼロ!甘味料不使用オートミールクッキー: 砂糖も人工甘味料も不使用!完熟バナナとオートミール、ナッツで作る、自然な甘さとザクザク食感が美味しいヘルシークッキー。
これらのレシピからもわかるように、オートミールを糖質制限に取り入れることには、たくさんのメリットがありますよね。
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血糖値の急上昇を抑える(低GI)
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腸内環境を整える(豊富な食物繊維)
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満腹感が持続しやすい
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主食(ごはん、パン、麺)の代わりになる
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和洋中、スイーツまでアレンジ自在!
こんなに頼りになるオートミール、使わない手はありません!
もちろん、毎日同じ食べ方だと飽きてしまうかもしれません。そんな時は、今回ご紹介したレシピを参考に、色々なアレンジを試してみてください。
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お粥やリゾットは、味付け(和風、洋風、エスニック風)や具材(野菜、きのこ、肉、魚介)を変えるだけで、全く違う一品になります。
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お好み焼きも、キャベツの代わりに他の野菜を使ったり、チーズを加えたり、生地にカレー粉を混ぜてみたり…。
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クッキーも、ナッツの種類を変えたり、ココアパウダーや抹茶パウダーを混ぜたり、スパイスを変えたりするだけで、バリエーションが広がります。
ただし、いくら健康的で糖質が低いといっても、オートミールの食べ過ぎには注意が必要です。オートミールも炭水化物ですので、食べ過ぎれば糖質の摂りすぎ、カロリーオーバーに繋がってしまいます。1食あたり30g~50g程度を目安に、ご自身の活動量や糖質制限の目標に合わせて、適切な量を心がけましょう。
また、オートミールだけを食べるのではなく、タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など)や野菜もしっかりと組み合わせて、バランスの良い食事を意識することが、健康的に糖質制限を成功させるための大切なポイントです。
糖質制限は、時に「あれもダメ、これもダメ」と我慢が多くなりがちですが、オートミールのような賢い食材を取り入れることで、食事の選択肢が広がり、もっと楽しく、美味しく続けられるはずです。
「糖質制限中でも、美味しいものを食べたい!」
「我慢ばかりじゃなくて、食事を楽しみたい!」
オートミールは、そんなあなたの強い味方になってくれます。今日からぜひ、あなたの食卓にオートミールを取り入れて、美味しく、楽しく、健康的な糖質制限ライフを送ってくださいね。応援しています!

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。