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【2025年】福岡「くるみの木」で買うべきおすすめスイーツ4選

2025.09.27
【2025年】福岡「くるみの木」で買うべきおすすめスイーツ4選

福岡で絶品の洋菓子を味わうなら、結論から言います。『くるみの木』は外せません。香ばしいくるみをふんだんに使ったお菓子をはじめ、素材の良さが光るスイーツは、一度食べたら忘れられないほどの美味しさです。 

この記事では、地元ファンが「これだけは食べてほしい!」と語る『くるみの木』のオススメ洋菓子をランキング形式でご紹介。これを読めば、もうお店で迷うことはありません。自分へのご褒美や大切な方への贈り物選びに、ぜひお役立てください。

1. 福岡の隠れた名店!地元で愛され続ける洋菓子店「くるみの木」ってどんなお店?

福岡市南区の閑静な住宅街に、まるで絵本の世界から飛び出してきたかのような、可愛らしい洋菓子店があるのをご存知ですか?その名も「くるみの木」。決して目立つような派手さはないのですが、お店の前に立つだけで、なんだか温かい気持ちにさせてくれる、不思議な魅力を持ったお店です。この記事を読んでいるあなたも、きっとその魅力に引き込まれて、足を運びたくなってしまうはずですよ。

住宅街に溶け込む、心温まる空間

お店は福岡市南区の長丘というエリアにあります。周りは静かな住宅街で、大きな看板が出ているわけでもありません。だからこそ、初めて訪れる時は「ここであってるかな?」と少しドキドキするかもしれませんね。でも、緑に囲まれた小さな木の扉を見つけたら、そこが「くるみの木」です。

一歩お店の中に足を踏み入れると、ふわ〜っと甘くて香ばしい香りがあなたを優しく包み込んでくれます。バターや砂糖が焼ける幸せな香り、フルーツの甘酸っぱい香り、そしてお店の名前にもなっているくるみの香ばしい香り。この香りを嗅ぐだけで、日々の疲れがスーッと溶けていくような気がします。

店内はこぢんまりとしていますが、その分シェフの目が隅々まで行き届いているのが伝わってきます。ショーケースには、キラキラと輝く美しいケーキや、丁寧に作られた焼き菓子がずらりと並んでいて、どれにしようか本気で迷ってしまうこと間違いなしです。木の温もりを感じる内装は、どこか懐かしく、心がほっと安らぐ空間。私がお邪魔した時も、近所の方らしきお客さんが「こんにちはー」と慣れた様子で入ってきて、シェフと楽しそうにお喋りしながらケーキを選んでいました。そんな光景を見ていると、このお店がどれだけ地元の人々に愛されているかがよく分かります。まさに、地域に根ざした名店、それが福岡の「くるみの木」なんです。

長年愛され続ける、その確かな理由

「くるみの木」がこれほどまでに地元で愛され続けるのには、もちろん理由があります。それは、何よりもまず「味」への実直なこだわりです。奇をてらった派手なスイーツではなく、基本に忠実で、毎日でも食べたくなるような、優しくて深みのある味わいが特徴です。

例えば、ケーキのスポンジはしっとりとキメが細かく、生クリームは甘すぎず、ミルクのコクがしっかりと感じられます。焼き菓子は、素材の風味が最大限に引き出されていて、一つひとつが主役級の美味しさ。この「当たり前のことを、最高レベルでやり続ける」という姿勢が、多くの人の心を掴んで離さないのでしょう。

また、シェフの人柄も大きな魅力の一つ。お客さん一人ひとりに対して、とても丁寧に対応してくださいます。おすすめの商品を尋ねると、それぞれのスイーツの特徴を分かりやすく、そして愛情たっぷりに説明してくれるんです。その言葉の端々から、「本当にこの仕事が好きなんだな」「お菓子を通して人を幸せにしたいんだな」という想いが伝わってきて、こちらも自然と笑顔になってしまいます。

福岡にはたくさんの素敵な洋菓子店がありますが、「くるみの木」のように、地域の人々の暮らしに寄り添い、日々の小さな幸せを提供してくれるお店は、そう多くはないかもしれません。特別な日でなくても、ふらっと立ち寄りたくなる。そんな温かい魅力が、このお店には溢れているのです。

シェフが守り続ける伝統と革新

お店の歴史を深く調べてみると、シェフが長年、この福岡の地で洋菓子作りに真摯に向き合ってきたことが伺えます。流行を追いかけるだけではなく、フランス菓子の伝統的な製法を大切に守りながら、現代の日本人の味覚に合うように少しずつ改良を重ねてきたのではないでしょうか。

例えば、甘さの加減。ヨーロッパの伝統的なお菓子は、時として日本人には甘すぎると感じられることがありますが、「くるみの木」のスイーツはどれも絶妙な甘さ加減。しっかりと甘さを感じさせつつも、後味はすっきりと軽やかです。これは、素材の味を活かすことを第一に考えているからこそできる、まさに職人技と言えるでしょう。

また、季節感も大切にされています。旬のフルーツを使ったタルトやケーキがショーケースに並ぶと、「ああ、もうそんな季節か」と感じさせてくれます。福岡県産の「あまおう」を使ったショートケーキや、九州産の栗を使ったモンブランなど、地元の恵みを活かしたスイーツ作りにも力を入れているようです。こうした地域との繋がりを大切にする姿勢も、地元福岡で長く愛される秘訣なのかもしれませんね。

2. 【福岡くるみの木のオススメ商品①】看板商品はこれ!「くるみの木」の「ダックワーズ」が他と違う理由

「くるみの木」を訪れたなら、絶対に外せないのが看板商品の「ダックワーズ」です。もしかしたらあなたは、「ダックワーズなんて、どこで食べても似たようなものでしょう?」と思っているかもしれません。実は、私も以前はそうでした。でも、ここのダックワーズを一口食べた瞬間、その考えは180度変わりました。これは、ただの焼き菓子ではありません。「くるみの木」の哲学と技術が凝縮された、まさに芸術品なんです。

常識を覆す、唯一無二の食感

「くるみの木」のダックワーズの最大の特徴は、その驚くべき食感にあります。まず、指でそっと持ってみると、その軽さに驚きます。そして、口に運ぶと、表面が「サクッ」と小気味よい音を立てて崩れます。この繊細な食感は、まるで淡雪を踏んだ時のよう。しかし、驚きはまだ終わりません。サクッとした表面の内側は、信じられないほど「しっとり」そして「ふわふわ」なんです。

この「サクッ、しっとり、ふわふわ」という、三位一体の食感こそが、「くるみの木」のダックワーズを特別なものにしている最大の秘密です。一般的なダックワーズにありがちな、全体がパサパサしていたり、逆に全体がねっちりとしていたり、ということは一切ありません。一口ごとに、食感の楽しい変化が波のように押し寄せてきます。

この奇跡の食感は、メレンゲの作り方に隠されています。卵白を泡立てて作るメレンゲは、その日の気温や湿度によって状態が微妙に変化する、非常にデリケートなもの。シェフは長年の経験と勘を頼りに、その日最高の状態のメレンゲを見極め、泡を潰さないように、かつ、しっかりとコシのある状態に仕上げるのだそうです。そして、絶妙な温度と時間で焼き上げることで、外側はサクッと香ばしく、内側は水分を保ったまましっとりと焼き上がるのです。まさに、福岡の洋菓子界が誇る職人技ですね。

鼻を抜ける、芳醇なアーモンドクリーム

この素晴らしい生地にサンドされているのが、香り高いアーモンドクリームです。このクリームもまた、主役級の存在感を放っています。口に入れた瞬間に、ローストされたアーモンドの香ばしい香りが鼻を抜け、豊かな風味が口いっぱいに広がります。

使われているのは、厳選された高品質なアーモンドプードル(アーモンドの粉末)と、新鮮なバター。素材の良さがダイレクトに伝わってくる、非常にリッチな味わいです。甘さは控えめで、アーモンド本来の風味とコクを最大限に引き立てています。このクリームが、サクッふわっの生地と一体となった時、完璧なマリアージュが生まれます。生地の優しい甘さと、クリームの香ばしいコク。お互いがお互いを高め合い、忘れられない味わいを作り出しているのです。

「くるみの木」のダックワーズは、コーヒーにも紅茶にも驚くほどよく合います。例えば、少し深煎りのブラジルサントスのようなコーヒーと合わせれば、アーモンドの香ばしさがより一層引き立ちますし、香り高いアールグレイの紅茶と合わせれば、お互いの香りが調和して、とても優雅なティータイムを演出してくれます。福岡の喧騒から少し離れた「くるみの木」で、このダックワーズを味わう時間は、まさに至福のひとときです。

ダックワーズの故郷と「くるみの木」の探求

そもそも「ダックワーズ」というお菓子は、フランスの南西部、ダックスという町が発祥とされています。もともとは、ホールケーキの土台として使われるビスキュイ生地の一種でした。それを、日本の菓子職人が、小判型の焼き菓子としてアレンジし、クリームをサンドするスタイルを考案したと言われています。

つまり、私たちがよく知るダックワーズは、日本で独自の進化を遂げたお菓子なのです。「くるみの木」のダックワーズは、その日本版ダックワーズの中でも、特に完成度の高い逸品と言えるでしょう。フランス菓子の伝統的な技術をベースにしながらも、日本人の繊細な味覚に寄り添う、きめ細やかな工夫が随所に凝らされています。

おそらくシェフは、アーモンドの種類、メレンゲの立て方、焼き時間、クリームの配合など、数え切れないほどの試行錯誤を繰り返してきたのではないでしょうか。その探求の末にたどり着いたのが、この唯一無二のダックワーズなのだと思います。福岡という食のレベルが高い街で、長年看板商品として愛され続けているという事実が、その品質の高さを何よりも雄弁に物語っています。

3. 【福岡くるみの木のオススメ商品②】くるみ好きはマストバイ!濃厚さがたまらない「エンガディナー」の魅力

もしあなたが「くるみ」と聞くだけで心が躍るタイプなら、「くるみの木」で絶対に手に入れてほしいのが、この「エンガディナー」です。くるみが主役のこの焼き菓子は、一度食べたら忘れられないほどのインパクトと満足感を与えてくれます。濃厚で、贅沢で、ちょっぴり大人の味わい。くるみ好きのあなたを、きっと虜にしてしまうことでしょう。

ぎっしり詰まったくるみが贅沢すぎる!

「エンガディナー」をカットして、まず驚くのがその断面です。サクサクとしたクッキー生地の中に、これでもか!というほど、くるみがぎっしりと詰まっているんです。本当に、隙間がないくらいに。この圧倒的な物量は、まさに贅沢の極み。お店の名前が「くるみの木」なだけあって、くるみへの愛情とこだわりは半端ではありません。

使われているくるみは、大粒で質の良いものばかり。カリッとした食感を残しつつも、香ばしさが最大限に引き出されています。くるみには、健康や美容に良いとされるオメガ3脂肪酸やビタミン、ミネラルが豊富に含まれていることでも知られていますよね。ペンシルベニア大学の研究によれば、くるみは心血管疾患のリスクを低減する可能性も示唆されています。もちろん、これはお菓子なので食べ過ぎは禁物ですが、「美味しいだけじゃなくて、体にもちょっと良いことがあるかも?」なんて思うと、なんだか嬉しくなりませんか?

このぎっしりと詰まったくると、それを繋ぎとめるキャラメル、そして周りを包むクッキー生地のバランスが絶妙なんです。一口食べると、ザクザク、カリカリ、ねっとり…と、様々な食感が口の中でオーケストラのように響き渡ります。福岡の「くるみの木」が作る、くるみ好きのための最高のご褒美です。

大人のための、ほろ苦い濃厚キャラメル

このエンガディナーのもう一つの主役が、くるみをコーティングしている濃厚なキャラメルです。ただ甘いだけのキャラメルではありません。しっかりと焦がすことで生まれる、ほろ苦さが特徴の、非常に奥深い大人の味わいなんです。

このキャラメルが、くるみの香ばしさと脂肪分に、驚くほどマッチします。ねっとりとした濃厚な口当たりで、くるみとしっかりと絡みつき、全体を一つにまとめています。このキャラメルのほろ苦さが、後味をすっきりとさせてくれるので、濃厚なのにくどさを感じさせません。

この絶妙なキャラメルを作るには、高い技術が必要です。砂糖を煮詰める温度や時間、生クリームを加えるタイミングなど、少しでも間違うと焦げすぎたり、逆に苦味が足りなくなったりしてしまいます。シェフが鍋の前でじっと火加減を見つめ、最適な瞬間を見極めている姿が目に浮かぶようです。この丁寧な仕事があるからこそ、家庭では決して真似できない、プロの味が生まれるのですね。一切れでも非常に満足感が高いので、慌てて食べるのはもったいない。ぜひ、ゆっくりと時間をかけて、この濃厚な味わいを堪能してほしいです。

福岡で味わうヨーロッパの伝統菓子

「エンガディナー」という名前、少し聞き慣れないかもしれませんね。それもそのはず、これはスイスの南東部にあるエンガディン地方で生まれた、伝統的なお菓子なんです。「エンガディナー・ヌストルテ(エンガディン風くるみのタルト)」というのが正式な名前で、現地のカフェやお菓子屋さんでは定番の郷土菓子として親しまれています。

山々に囲まれた自然豊かなエンガディン地方では、古くからくるみが貴重な栄養源として食べられてきました。そのくるみを、保存がきくようにキャラメルと合わせてタルトにしたのが、このお菓子の始まりだと言われています。そんなヨーロッパの伝統的なお菓子を、ここ福岡の地で、しかも本格的な味わいで楽しめるというのは、とても素敵なことだと思いませんか?

私のおすすめの楽しみ方は、濃いめに淹れた、ビターな味わいのコーヒーと一緒にいただくことです。例えば、マンデリンのような深いコクと苦味のあるコーヒーが、エンガディナーの濃厚な甘さとほろ苦さにぴったり。お互いの長所を引き立て合い、より豊かな味のハーモニーを生み出してくれます。福岡の「くるみの木」で見つけた本格エンガディナーで、まるでスイスの山荘で過ごしているかのような、優雅なコーヒータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

4. 【福岡くるみの木のオススメ商品③】福岡土産の新定番?上品な甘さが光る「博多まろん」

福岡のお土産といえば、明太子やラーメン、通りもんなどが有名ですが、「いつも同じものばかりで、少しマンネリ気味…」「もう少し気の利いた、おしゃれな手土産はないかしら?」と感じている方も多いのではないでしょうか。そんなあなたに、ぜひ新しい選択肢としておすすめしたいのが、「くるみの木」の「博多まろん」です。洋菓子店が作る、上品で優しい味わいのこの焼き菓子は、きっと多くの人に喜ばれる福岡土産の新定番になるポテンシャルを秘めていますよ。

和と洋が絶妙に溶け合う、優しい味わい

「博多まろん」は、しっとりとした食感の生地で、風味豊かなマロンペーストを丁寧に包み込んだ焼き菓子です。見た目はコロンとしていて可愛らしく、個包装になっているので、職場などで配るのにもぴったり。

一口食べてみると、まずその生地のしっとり感に驚きます。パサつきは一切なく、口の中でほろりと優しくほどけていくようです。そして、中から現れるのが、主役のマロンペースト。栗の自然な風味がしっかりと活きていて、とても上品な甘さが口いっぱいに広がります。洋菓子でありながら、どこか日本の「和栗」を使った和菓子のような、ほっこりとした懐かしさも感じさせてくれるのが、この「博多まろん」の大きな魅力です。

この絶妙な和洋折衷のバランス感覚は、まさに「くるみの木」の真骨頂。バターの豊かな香りがする洋風の生地と、栗の風味を大切にした和風のあん。この二つが喧嘩することなく、見事に調和しています。この優しい味わいは、緑茶やほうじ茶との相性も抜群。コーヒーや紅茶はもちろん、日本茶と一緒に楽しめるので、贈る相手の好みをあまり選ばないのも嬉しいポイントです。福岡の洋菓子店が作った、新しいけれどどこか懐かしい銘菓。それが「博多まろん」なんです。

目上の方にも安心、万能手土産の実力

「博多まろん」が手土産として特に優れている点は、その上品さと万能さにあります。例えば、お世話になっている目上の方への贈り物や、パートナーの実家へのご挨拶など、少しきちんとした場面での手土産としても、自信を持っておすすめできます。

その理由は、まず味わいの上品さ。甘すぎず、素材の良さが伝わる優しい味は、年配の方にもきっと喜んでいただけるでしょう。また、「まろん(栗)」というテーマは、世代を問わず多くの人に好まれる、いわば王道のフレーバーです。奇抜さはないけれど、誰が食べても「美味しい」と感じる安心感があります。

さらに、「博多」という名前がついているのもポイントです。「福岡に行ってきました」ということが一目で伝わりますし、定番の明太子味やとんこつ味ではない、という意外性が「おっ」と思わせる、ちょっとしたセンスの良さを演出してくれます。「あの人、素敵なお土産を知っているな」と、あなたの評価も上がるかもしれませんよ。

箱のデザインもシンプルで洗練されているので、贈り物としての体裁もばっちり。福岡空港や博多駅の定番のお土産売り場では見つけられない、「くるみの木」という地元で愛される名店のストーリーも、渡す際に一言添えれば、より心のこもったギフトになるはずです。

なぜ「博多」まろんなのか?その秘密を探る

「くるみの木」は福岡市南区にあるのに、なぜ「博多まろん」という名前なのでしょうか。これは私の推測ですが、シェフがこのお菓子に「福岡を代表する新しいお土産になってほしい」という願いを込めたからではないでしょうか。

「博多」という名前は、福岡だけでなく、九州、ひいては全国的にも高い知名度を誇ります。その名前を冠することで、多くの人に「福岡の新しい銘菓」として認知してもらいたい、という想いがあるのかもしれません。

また、その味わい作りにも、福岡・博多の人々の気質が反映されているように感じます。博多の人は、新しいもの好きでありながら、古くから続く伝統や人情も大切にする、と言われます。「博多まろん」の、洋菓子の技術をベースにしながらも和のテイストを取り入れた味わいは、まさにそんな博多の気質を体現しているかのようです。

定番のお土産ももちろん素晴らしいですが、たまにはこういった「地元で愛されるお店が作る、こだわりの逸品」を選んでみるのはいかがでしょうか。「くるみの木」の丁寧な仕事が光る「博多まろん」は、あなたの「福岡土産リスト」に加えておいて絶対に損はない、隠れた名品なのです。

5. 【福岡くるみの木のオススメ商品④】シンプルだからこそ分かる!こだわりカスタードの「シュークリーム」

洋菓子店のショーケースに、必ずと言っていいほど並んでいる「シュークリーム」。とてもシンプルなお菓子だからこそ、お店の実力やこだわりがはっきりと分かる、いわばパティスリーの腕試しのような存在だと私は思っています。そしてもちろん、「くるみの木 福岡」のシュークリームも、期待を裏切らない、いえ、期待をはるかに超える絶品なんです。焼き菓子が有名な「くるみの木」ですが、この生菓子も絶対に食べてみてほしい一品ですよ。

存在感のある、香ばしいシュー生地

まず注目してほしいのが、クリームを包むシュー生地です。最近は、クッキー生地を乗せてザクザクとした食感にしたり、ふにゃっとした柔らかい食感のものが流行ったりしていますが、「くるみの木」のシュー生地は、古き良き王道をいく、少し硬めでしっかりとしたタイプ。

この「しっかりタイプ」の生地が、本当に素晴らしいんです。まず、香ばしさが違います。しっかりと焼き込まれているからこそ生まれる、小麦とバターの豊かな香り。この香ばしさが、後から出てくるカスタードクリームの甘さをキリッと引き締めてくれます。

食感も最高です。表面はサクッとしていて、噛み進めるとしっかりとした歯ごたえがあります。この頼もしい生地が、中にたっぷりと詰まったクリームを受け止め、全体のバランスを完璧に保っているのです。柔らかいだけのシュークリームだと、クリームの水分で生地がすぐに湿ってしまいがちですが、「くるみの木」のシュークリームは、時間が経っても生地の美味しさが損なわれにくいように感じます。このあたりにも、シェフの計算とこだわりが隠されているのかもしれませんね。

新鮮さが命!とろーり濃厚カスタード

そして、この香ばしいシュー生地の中に、これでもかというほどたっぷりと詰められているのが、こだわりのカスタードクリームです。このクリームが、もう、本当に美味しいんです…!

一口食べると、とろりとなめらかなクリームが口の中に溢れ出します。特筆すべきは、その卵のコクの深さ。おそらく、とても新鮮で質の良い卵を使っているのでしょう。卵黄の濃厚な味わいがしっかりと感じられて、非常にリッチな気分にさせてくれます。バニラビーンズの黒い粒々も見て取れ、甘く芳醇な香りがふわりと鼻を抜けていきます。

甘さの加減も絶妙です。しっかりと甘いのですが、決してしつこくなく、後味は驚くほどすっきり。だから、あんなにたっぷりクリームが入っているのに、ペロリと一つ食べられてしまうんです。このクリームの新鮮さを保つため、注文を受けてからクリームを詰めてくれる、という話を聞いたことがあるほど(※要確認)、鮮度へのこだわりは徹底しているようです。私がいただいた時も、クリームがひんやりとしていて、作りたてのみずみずしさを感じることができました。

このカスタードクリームは、まさに「くるみの木」の良心が詰まった味。基本的な材料である卵、牛乳、砂糖、小麦粉。これら一つひとつの素材にこだわり、丁寧に炊き上げることでしか、この深みのある味わいは生まれません。福岡の住宅街で、こんなにも本格的で美味しいシュークリームに出会えるなんて、本当に幸せなことだと思います。

日常をちょっと特別にする、最高のおやつ

「くるみの木」のシュークリームは、お値段も比較的リーズナブルで、日常のおやつにぴったりです。仕事や家事で疲れた日の帰り道、「今日はちょっと頑張ったから」と自分へのご褒美に一つ買って帰る。そんな小さな贅沢が、明日への活力を与えてくれるはずです。

また、気取らない差し入れとしても大活躍します。友人のお家に遊びに行く時や、ちょっとしたお礼をしたい時など、このシュークリームを持っていけば、喜ばれること間違いなし。特に、お子さんがいるご家庭には、間違いない選択でしょう。本物のカスタードの美味しさを知ってもらう、良い機会になるかもしれません。

派手さはないけれど、心にじんわりと染み渡るような、確かな美味しさ。それこそが「くるみの木」のシュークリームの魅力です。福岡に数あるシュークリームの中でも、私は自信を持っておすすめします。ぜひ一度、このシンプルで奥深い味わいを体験してみてください。

6. 【体験談&比較表】福岡「くるみの木」で何買う?シーン別おすすめ完全ガイド!

ここまで、「くるみの木」が誇る4つの絶品スイーツ、「ダックワーズ」「エンガディナー」「博多まろん」「シュークリーム」をご紹介してきましたが、いかがでしたか?「どれも美味しそうで、一つになんて絞れない!」、そんな声が聞こえてきそうです。分かります、その気持ち!私もいつもショーケースの前で頭を抱えていますから。そこで、この章では、私が実際に福岡の「くるみの木」に何度も通って感じた体験談と、あなたにぴったりのスイーツが見つかるシーン別の選び方をご紹介します!

私が「くるみの木」の虜になった日

私が初めて「くるみの木」の存在を知ったのは、福岡に住む友人からの「南区に、ものすごく美味しい焼き菓子のお店があるよ」という口コミがきっかけでした。正直なところ、最初は「住宅街のケーキ屋さんでしょ?」と、少し侮っていた部分があったかもしれません。ごめんなさい!

ある晴れた週末、私は車を走らせてお店に向かいました。本当に静かな住宅街の中に、そのお店はひっそりと、でも確かな存在感を放って佇んでいました。木の扉を開けた瞬間の、あのバターと砂糖の甘い香りは今でも忘れられません。

その日、私が初めて買ったのが、看板商品だという「ダックワーズ」でした。家に帰って、淹れたてのコーヒーと一緒に、何気なく一口。その瞬間、文字通り、衝撃が走りました。「……え、なにこれ!美味しい!」と、思わず声に出してしまったほどです。表面はサクッと軽やかなのに、中は驚くほどしっとり、ふわふわ。そして、サンドされたアーモンドクリームの香ばしいこと!今まで私が「ダックワーズ」だと思って食べてきたものは、一体何だったんだろう?これが、本物のダックワーズの味なのか!と、感動で少し手が震えたのを覚えています。

その日以来、私はすっかり「くるみの木」の虜です。福岡の中心部からは少し離れていますが、それでもわざわざ足を運びたくなる。通うたびに、シュークリームの美味しさに感動したり、エンガディナーの濃厚さに唸ったり、新しい魅力を発見させてくれる、私にとっては宝物のようなお店なんです。

一目でわかる!気分で選ぶスイーツ比較表

そんな私の経験も踏まえつつ、どのスイーツがどんな特徴を持っているのか、分かりやすく比較表にまとめてみました!今日のあなたの気分や目的に合わせて、選んでみてくださいね。

商品名 甘さレベル 食感の特徴 こんなシーンにおすすめ!
ダックワーズ ★★★☆☆ サクッ、ふわっ 自分へのご褒美、親しい友人への手土産、初めての方
エンガディナー ★★★★☆ ザクザク、ねっとり くるみ好きの方へ、コーヒーと一緒にじっくりと味わいたい時
博多まろん ★★★☆☆ しっとり、なめらか 目上の方へのギフト、和菓子が好きな方へ、福岡土産として
シュークリーム ★★★☆☆ サクサク、とろ〜り すぐに食べるおやつ、お子様と一緒に、気取らない差し入れに

あなたにぴったりはこれ!シーン別選び方ガイド

初めて「くるみの木」を訪れるあなたへ

もし、あなたが初めて「くるみの木 福岡」を訪れるなら、迷わず「ダックワーズ」を手に取ってみてください!私自身がそうだったように、このお店のこだわりと実力が一番分かりやすく、そして感動的に伝わる一品だと思います。まずはこの基本の味を知ることで、「くるみの木」のファンになること間違いなしです。

大切な人への、きちんとした贈り物を探しているあなたへ

お世話になった方へのギフトや、少し改まった場面での手土産なら、「博多まろん」が最適です。上品な甘さと和洋折衷の味わいは、贈る相手を選びません。「博多」という名前も、福岡土産としてぴったり。個包装で日持ちもするので、安心して渡すことができますよ。

濃厚な甘さで、自分を思いっきり甘やかしたいあなたへ

「今日は疲れた!とにかく濃厚な甘いもので癒されたい!」そんな日には、「エンガディナー」をおすすめします。ぎっしりと詰まったくると、ほろ苦い濃厚キャラメルのコンビネーションは、あなたの疲れた心と体をガツンと満たしてくれます。濃いめのコーヒーを淹れて、一切れをじっくりと味わう時間は、最高のストレス解消になりますよ。

今日のおやつを、気軽に楽しみたいあなたへ

「今日の3時のおやつ、何にしようかな?」そんな気軽な気分の時には、「シュークリーム」がぴったりです。サクサクの生地と、とろーり濃厚なカスタードクリームは、日常の何気ない時間を、ちょっと特別な幸せな時間に変えてくれます。お子様から大人まで、みんなが大好きな安定の美味しさです。

いかがでしたか?福岡が誇る名店「くるみの木」には、あなたの毎日を豊かにしてくれる、素晴らしいスイーツがたくさんあります。ぜひ一度、お店を訪れて、あなただけのお気に入りを見つけてみてくださいね。

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。