ナッツ全般

【ナッツって太る?】ナッツと体重の意外な関係

2024.01.17
【ナッツって太る?】ナッツと体重の意外な関係

「ナッツはカロリーが高いって聞いたけど、食べると太るのかな?」そんな疑問を抱いたことはありませんか?この記事では、どのようにナッツを取り入れると太りにくいか、シーン別のおすすめ方法を分かりやすくお伝えします。正しい知識をもって、ナッツの健康効果を取り入れ、安心して毎日を楽しむ方法を一緒に見つけましょう。


ナッツを食べると本当に太るのか?

ナッツと聞くと「高カロリーだから太るのでは?」と思われる方も多いかもしれません。しかし、ナッツには驚くほど多くの栄養素が詰まっているのをご存じでしょうか?ナッツが「太る食品」とされるのは、確かにカロリーが高いことが一因ですが、食べ方や摂取量によっては体に有益な効果をもたらす食品でもあるのです。

たとえば、アーモンドやカシューナッツ、くるみといったナッツ類には不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、これが血液中の悪玉コレステロールを減少させる役割を持っています。悪玉コレステロールの低下は、心血管疾患や動脈硬化の予防につながるとされています。実際、アメリカのハーバード大学の研究では、ナッツを適量摂取することで冠動脈疾患のリスクが低下するという結果も報告されているほどです。

また、ナッツは満腹感を得やすい食品で、少量で満たされるという特性があります。そのため、食事の間に少しずつ取り入れることで、間食の量を抑えたり、不要なカロリー摂取を防ぐことができるのです。「ナッツを食べると太る」という考えは、カロリーだけを見た一面であり、適切な量とタイミングで取り入れることでむしろ体重管理の強い味方になり得るのです。

さらに、ナッツには、ビタミンEや食物繊維も豊富に含まれており、肌の健康や腸内環境の改善にも役立ちます。ビタミンEは抗酸化作用があるため、老化の原因となる活性酸素を除去し、若々しさを保つ手助けをします。この点でも、女性にとって嬉しい効果が期待できると言えるでしょう。

ナッツが太る原因になるのはどんな時?

ナッツの摂り方には注意が必要です。ナッツが太る原因になる場合は、食べ過ぎや加工品にあることが多いです。ナッツが含むカロリーは高めで、特に袋入りのナッツを一度に食べてしまうと、1日分のカロリーを簡単にオーバーしてしまいます。ついつい手が止まらず、気づいたら一袋食べてしまうことがありますが、こうした食べ過ぎが体重増加につながる大きな原因なのです。

さらに、塩味や砂糖がかかったフレーバー付きのナッツも要注意です。キャラメル風味のアーモンドや、塩味のピーナッツなどは、糖分や塩分が追加されており、カロリーが一層増加します。フレーバー付きのナッツは、味が濃いために食べ過ぎを助長してしまい、結果的にカロリー過多になりがちです。例えば、キャラメルコーティングされたアーモンドの場合、100gあたり約600kcalにもなることがあるため、あっという間に一日のカロリー摂取基準を超えてしまうこともあります。

ナッツ自体は体に良い食品ですが、適量を超えてしまうと、ナッツの脂肪分が脂肪として体内に蓄積されてしまいます。体重管理をするためには、食べる量を意識し、適量を守ることが必要です。ナッツを健康的に楽しむためには、味付けされていない無添加のものを選ぶと良いでしょう。

ナッツは太るよりも健康に良い?その理由とは

ナッツの栄養成分の中でも、不飽和脂肪酸、ビタミンE、食物繊維は特に重要です。ナッツに含まれる不飽和脂肪酸は、血液中の悪玉コレステロールを下げる効果があり、心血管疾患の予防に役立つとされています。実際に、アメリカのハーバード大学の研究でも、ナッツの摂取が冠動脈疾患のリスクを低減する可能性があると報告されています。

ビタミンEは強力な抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を抑制することで、細胞の劣化や老化を防ぎます。ビタミンEは「若返りのビタミン」とも言われ、肌の健康をサポートしてくれるため、30代の女性にとって特に注目すべき成分です。美容に関心がある方には、アーモンドやヘーゼルナッツなど、ビタミンEを多く含むナッツがオススメです。

食物繊維は、ご存じの方も多いと思いますが腸内環境を整える役割もあります。腸内環境が整うことで便秘が改善し、腸内フローラのバランスが整うことで代謝が上がり、体の老廃物を効率的に排出できるようになります。腸内環境を整えることで、ダイエットや美容にも大きなメリットがあるため、ナッツの摂取は日々の健康維持にとって非常に効果的です。

太らないナッツの食べ方とは?

ナッツを太らないように楽しむためには、食べ方に工夫が必要です。1日の目安は約30g小さな手のひら一杯程度とされており、これを守るだけでカロリー摂取量を効果的に管理できます。30gのナッツで約180~200kcalですので、カロリーが高すぎず、かつ適度に満腹感を得られるため、おやつとして最適です。

また、ナッツを朝食や昼食と組み合わせて食べると、バランスの良い栄養を得られるだけでなく、満腹感が持続しやすくなります。朝食にヨーグルトと一緒に食べたり、サラダにトッピングとして加えるなど、日々の食事に自然に取り入れることで、無理なく健康的な食生活を続けられます。

特に食事の合間に少しずつナッツを摂取することで、血糖値の急上昇を抑え、脂肪を溜めにくい体質作りに役立つのです。ナッツを食べるタイミングや量に気をつけることで、太ることなく健康をサポートしてくれる優れた食品として活用できます。

ナッツと一緒に取り入れたい食材とは?

ナッツは他の食材と一緒に取り入れることで、さらに効果を高められる万能な食品です。たとえば、ナッツとヨーグルトの組み合わせは非常に優れた相性を誇ります。ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれており、ナッツの食物繊維と一緒に摂ることで腸内環境が整い、便秘解消にも役立ちます。

また、サラダにナッツをトッピングすることで、食感に変化を加えられ、満腹感も得やすくなります。オメガ3脂肪酸を含むクルミなどを使えば、サラダ全体の栄養バランスもさらに良くなりますし、抗酸化作用も期待できます。朝食のシリアルやオートミールにナッツを加えるのもオススメです。

 

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。