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アーモンドの亜鉛がすごい!体への影響と選び方のコツ

2025.03.17
アーモンドの亜鉛がすごい!体への影響と選び方のコツ

日々の健康維持や美容に欠かせないミネラル「亜鉛」。実は、手軽に食べられるアーモンドにも含まれているんです。

この記事を読めば、アーモンドからどれくらいの亜鉛を摂取できるのか、亜鉛を効率よく摂るための食べ方のコツ、そして亜鉛がもたらす嬉しい効果について詳しく知ることができます。美味しくアーモンドを食べて、健康的な毎日を送りませんか?その秘訣を紐解いていきましょう。

1. 注目!毎日のアーモンド習慣、実は「亜鉛」補給にも繋がってる?

突然ですが、あなたは毎日のおやつや食事にアーモンドを取り入れていますか? カリッとした食感と香ばしい風味で人気のアーモンドですが、実は美容や健康に嬉しい栄養素がたっぷり詰まっているんです!

その中でも、今回私が特に注目したいのが「亜鉛」というミネラル。 「え?アーモンドで亜鉛?」と意外に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。 でも、実は毎日のアーモンド習慣が、意識しないうちに亜鉛補給にも繋がっている可能性があるんです!

この記事では、そんなアーモンドと亜鉛のちょっと意外な関係性を深掘りしていきますよ! 亜鉛ってそもそもどんな働きをするの? アーモンドにはどれくらい亜鉛が含まれているの? どうすれば効率よく摂れるの? などなど、あなたの疑問にしっかりお答えしていきます。 最後まで読めば、アーモンドを見る目が変わるかも? ぜひ、お付き合いくださいね!

亜鉛ってそもそもどんなミネラル?

まずは基本の「き」、「亜鉛」について簡単におさらいしましょう!

亜鉛は、私たちの体にとってなくてはならない「必須ミネラル」の一つ。 たんぱく質の合成や、新しい細胞が作られる際に必要不可欠な栄養素なんです。 まさに、体の基礎を作る縁の下の力持ちのような存在ですね!

具体的には、以下のような様々な働きに関わっています。

  • 味覚を正常に保つ: 食べ物をおいしいと感じるためには、舌にある「味蕾(みらい)」という細胞が正常に働く必要があります。亜鉛はこの味蕾の新陳代謝に欠かせません。不足すると、「なんだか味がしない…」「味が変わった気がする…」といった味覚の変化を感じることがあります。
  • 免疫機能の維持: 体を守る免疫システムが正常に機能するためにも亜鉛は重要です。免疫細胞の活性化などに関わり、私たちのディフェンス力をサポートしてくれます。
  • 皮膚や髪の健康維持: 皮膚や髪も、日々新しい細胞に入れ替わっています。亜鉛は細胞分裂やたんぱく質の合成に関わるため、健やかな肌や髪を保つためにも大切なミネラルです。
  • 成長と発育: 特に成長期の子供にとっては、骨の成長や発達に欠かせない栄養素です。
  • ホルモンの合成・分泌調整: インスリンなど、様々なホルモンの働きにも関与しています。

このように、亜鉛は体の中で本当にたくさんの重要な役割を担っているんですね!

「アーモンドで亜鉛?」と思った方へ、その関係性を紐解きます!

さて、本題のアーモンドと亜鉛の関係です。

「亜鉛といえば牡蠣やお肉じゃないの?」というイメージが強いかもしれません。 確かに、これらの食品は亜鉛を豊富に含んでいます。

でも、実はアーモンドにも亜鉛は含まれているんです! もちろん、牡蠣のように「亜鉛の塊!」というほどではありませんが、ナッツ類の中では比較的多く含まれているんですよ。

普段何気なく食べているアーモンドから、体に必要な亜鉛を少しでも補給できているとしたら、なんだか嬉しいですよね! 次の章では、アーモンドの亜鉛含有量を他の食品と比較しながら、その実力をもっと詳しく見ていきましょう!

2. 徹底比較!アーモンドの「亜鉛」含有量はナッツ界でどのレベル?

アーモンドに亜鉛が含まれていることは分かりましたが、じゃあ具体的にどれくらいの量なの? 他のナッツや食品と比べてどうなの? 気になりますよね! ここでは、最新のデータを基に、アーモンドの亜鉛含有量を徹底比較していきます!

ズバリ、アーモンド100gあたりの亜鉛含有量データ(最新情報)

文部科学省が公表している「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」によると、乾いた(素焼きではない)アーモンド100gあたりに含まれる亜鉛の量は、3.7mgです。

「3.7mg」と言われても、ピンとこないかもしれませんね。 これは、後ほどご紹介する1日の推奨摂取量と比べると、決して無視できない量なんです。 例えば、おやつにアーモンドをひとつかみ(約20g)食べたとすると、約0.74mgの亜鉛を摂取できる計算になります。

ちなみに、素焼きアーモンド(食塩不使用)100gあたりの亜鉛含有量は3.6mgと、乾いたものとほとんど差はありません。 味付けやオイルコーティングされたものは製品によって異なりますが、亜鉛量という点では、素焼きでも生でも大きな違いはないと考えて良さそうです。

他の人気ナッツ(くるみ、カシューナッツ、ピーナッツなど)との亜鉛量を比べてみよう

では、アーモンドの亜鉛含有量は、他のナッツと比べて多いのでしょうか? いくつかの人気ナッツと比較してみましょう(いずれも乾・100gあたり)。

  • アーモンド(乾):3.7mg
  • カシューナッツ(フライ、味付け):5.6mg
  • くるみ(いり):2.6mg
  • マカダミアナッツ(いり、味付け):1.4mg
  • ピスタチオ(いり、味付け):2.5mg
  • ピーナッツ(大粒種、乾):2.8mg

(出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂))

こうして比べてみると、面白いことがわかりますね! フライされたカシューナッツは5.6mgと、ナッツ類の中ではトップクラスの亜鉛含有量を誇ります。 しかし、アーモンドも3.7mgと、くるみやピーナッツ、ピスタチオなど他の多くのナッツよりも多く亜鉛を含んでいることが分かります。 ナッツ界の中では、アーモンドは亜鉛補給源としてなかなか優秀と言えそうです!

亜鉛が多いと言われる他の食品(牡蠣、肉類など)とも比較!アーモンドの位置づけは?

次に、亜鉛が豊富に含まれることで知られる他の食品とも比較してみましょう(いずれも100gあたり)。

  • 牡蠣(かき、生):14.0mg
  • 豚レバー(生):6.9mg
  • 牛赤身肉(もも、生):4.4mg
  • 鶏卵(全卵、生):1.3mg
  • プロセスチーズ:3.2mg
  • アーモンド(乾):3.7mg

(出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂))

やはり、牡蠣の亜鉛含有量は14.0mgと圧倒的ですね! 「亜鉛の王様」と呼ばれるのも納得です。 豚レバーや牛赤身肉も比較的多く含んでいます。

こうして見ると、アーモンドの亜鉛含有量(3.7mg)は、牡蠣やレバーには及ばないものの、牛赤身肉に近いレベルであり、プロセスチーズよりも多いことがわかります。

この比較から言えるのは、アーモンドは亜鉛補給のメインとなる食品ではないけれど、毎日の食生活にプラスすることで、亜鉛摂取量を底上げしてくれる頼もしい存在だということです。 特に、動物性食品をあまり食べない方にとっては、植物性の食品から亜鉛を補う上で、アーモンドは良い選択肢の一つになりそうですね!

3. 吸収率がカギ!アーモンドの「亜鉛」を効率よく摂る秘訣とは?

アーモンドには嬉しい量の亜鉛が含まれていることがわかりましたが、実は「摂った量=吸収される量」ではないんです! 特に植物性食品に含まれるミネラルは、吸収率が課題となることがあります。 ここでは、アーモンドに含まれる亜鉛を、できるだけ効率よく体に取り込むための秘訣を探っていきましょう!

知っておきたい「フィチン酸」の存在と、亜鉛吸収への影響

アーモンドをはじめとする豆類、種実類、穀類などの植物性食品には、「フィチン酸」という成分が含まれています。 このフィチン酸は、食物繊維の一種としての働きも期待される一方で、**亜鉛や鉄、カルシウムといったミネラルの吸収を妨げてしまう(キレート作用)**という性質も持っているんです。

フィチン酸は、ミネラルとがっちり結合してしまうため、腸での吸収を邪魔してしまうんですね。 せっかくアーモンドで亜鉛を摂っても、フィチン酸の影響で吸収されにくくなってしまうのは、ちょっと残念ですよね…。

ただし、過度に心配する必要はありません。 フィチン酸の影響は、一緒に食べる食品の組み合わせや、調理法によっても変わってきます。 また、私たちの腸内細菌がフィチン酸を分解する酵素(フィターゼ)を持っているという研究報告もあります。 バランスの取れた食事を心がけていれば、通常は大きな問題になることは少ないと考えられています。

吸収率アップの裏ワザ?アーモンドの食べ方(生、ロースト、浸水)による違い

では、アーモンドの食べ方によって、亜鉛の吸収率は変わるのでしょうか?

  • ロースト(加熱):
    • アーモンドをローストすると、香ばしさが増して美味しくなりますよね。 加熱によってフィチン酸の量が多少減少するという報告もありますが、劇的に減るわけではないようです。 ただ、ローストすることで消化しやすくなる可能性はあります。
  • 浸水:
    • アーモンドを一晩水に浸けてから食べる、という方法を聞いたことがあるかもしれません。 これは、水に浸けることでフィチン酸を分解する酵素(フィターゼ)が活性化し、フィチン酸の量を減らす効果が期待できる、という考え方に基づいています。 実際にフィチン酸が減少するという研究データもありますが、減少の度合いや、それが亜鉛の吸収率にどれほど影響するかについては、まだ明確になっていない部分もあります。 浸水することで、食感が柔らかくなり、消化しやすくなるというメリットもあります。
  • 生:
    • 生のアーモンドは、酵素が生きた状態であると言われることもありますが、フィチン酸の含有量はローストしたものと大きく変わらないと考えられます。

結論として、食べ方による亜鉛吸収率の明確な差を示す決定的なデータはまだ少ないのが現状です。 ロースト、浸水、生、それぞれに風味や食感の違い、メリット・デメリットがありますので、ご自身の好みやライフスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。 大切なのは、美味しく、継続して食べることです!

亜鉛の吸収を助ける栄養素(ビタミンC、動物性たんぱく質など)とアーモンドの食べ合わせアイデア

フィチン酸の影響を抑え、亜鉛の吸収率を高めるには、一緒に食べるものを工夫するのが効果的です! 特に以下の栄養素は、亜鉛の吸収を助けてくれると言われています。

  • ビタミンC: 果物や野菜に多く含まれるビタミンCは、亜鉛の吸収を促進する働きがあります。 クエン酸などの有機酸も同様の効果が期待できます。
  • 動物性たんぱく質: 肉や魚、卵、乳製品に含まれる動物性たんぱく質も、亜鉛の吸収を高める効果があることが知られています。

これらの栄養素を意識して、アーモンドと組み合わせてみましょう!

【食べ合わせアイデア】

  • アーモンド + フルーツ:
    • ビタミンC豊富なイチゴやキウイ、オレンジなどと一緒に食べたり、スムージーに入れたりするのはいかがでしょう? 朝食やおやつにぴったりです!
  • アーモンド + ヨーグルト:
    • ヨーグルトに含まれる動物性たんぱく質と、乳酸が亜鉛の吸収をサポートしてくれます。 はちみつやフルーツを加えれば、さらに美味しく栄養満点に!
  • サラダにトッピング:
    • ビタミンCを含む野菜(パプリカ、ブロッコリーなど)を使ったサラダに、砕いたアーモンドをトッピング。 食感のアクセントにもなりますし、チキンやツナなど動物性たんぱく質を加えれば、さらに吸収率アップが期待できます。
  • 肉料理や魚料理に:
    • アーモンドスライスを魚のムニエルにかけたり、鶏肉と一緒に炒めたりするのもおすすめです。 動物性たんぱく質と一緒に摂ることで、効率よく亜鉛を吸収できます。

このように、ちょっとした工夫でアーモンドの亜鉛をより効率的に摂ることができます。 ぜひ、色々な組み合わせを試してみてくださいね!

4. 味覚から免疫まで?アーモンド由来の「亜鉛」がもたらす嬉しい効果

アーモンドで亜鉛を補給できることは分かりましたが、そもそも亜鉛をしっかり摂ることで、私たちの体にはどんな良いことがあるのでしょうか? ここでは、アーモンド由来の亜鉛がもたらしてくれる可能性のある、嬉しい効果について見ていきましょう!

「食事が美味しくない…」それ、亜鉛不足かも?味覚との深い関係

「最近、何を食べてもあまり美味しく感じない」「味が薄く感じるようになった」…もしそんな風に感じているなら、もしかしたら亜鉛不足のサインかもしれません。

先ほども少し触れましたが、亜鉛は舌にある味を感じる細胞「味蕾」の生まれ変わり(新陳代謝)に不可欠なミネラルです。 味蕾は短い周期で新しい細胞に入れ替わっているため、亜鉛が不足すると、このサイクルが滞り、味覚を感じる力が低下してしまうことがあるんです。 これがいわゆる「味覚障害」の一因とされています。

特に高齢になると、食事量の減少や吸収率の低下などから亜鉛が不足しやすくなると言われています。 もちろん、味覚の変化には他の原因も考えられますが、もし心当たりがあれば、亜鉛不足を疑ってみるのも一つです。

アーモンドを毎日の食生活に取り入れることは、亜鉛を補い、正常な味覚を保つための一助となるかもしれません。 美味しい食事を楽しむことは、生活の質(QOL)にも繋がりますから、とても大切なことですよね!

ディフェンス力を高める!亜鉛と免疫機能のサポートについて

私たちの体を外部の敵(ウイルスや細菌など)から守ってくれる「免疫システム」。 この免疫システムが正常に働くためにも、亜鉛は非常に重要な役割を果たしています。

亜鉛は、免疫細胞(白血球など)の分化や増殖、機能の調節に関わっています。 例えば、Tリンパ球やNK(ナチュラルキラー)細胞といった、体を守る最前線で戦う細胞が元気に働くためには、十分な亜鉛が必要なんです。

亜鉛が不足すると、これらの免疫細胞の働きが低下し、感染症にかかりやすくなったり、治りにくくなったりする可能性があると考えられています。 実際に、亜鉛の補充が免疫機能の改善に役立つことを示唆する研究報告も複数あります。 例えば、高齢者を対象とした研究で、亜鉛の補充が風邪の罹患期間を短縮したという報告もあります(出典情報の精査が必要)。

もちろん、アーモンドだけで免疫力が劇的にアップするわけではありませんが、日々の食事で亜鉛を意識して摂ることは、体のディフェンス力をサポートし、健やかな毎日を送るために大切だと言えるでしょう。

健やかな肌や髪をキープ!美容面から見た亜鉛の役割とアーモンド

亜鉛は、美容に関心のある方にとっても見逃せないミネラルです! なぜなら、亜鉛は皮膚や髪の健康維持に深く関わっているからです。

皮膚や髪の毛も、絶えず新しい細胞に入れ替わることで、その健やかさが保たれています。 亜鉛は、この細胞分裂や、皮膚や髪の主成分である「ケラチン」というたんぱく質の合成に必要不可欠なんです。

亜鉛が不足すると、皮膚のターンオーバーが乱れて肌荒れを起こしやすくなったり、髪の成長が妨げられて抜け毛や薄毛の原因になったり、爪がもろくなったりすることがあります。 ニキビや皮膚炎の改善に亜鉛が関与している可能性も指摘されています。

アーモンドには、亜鉛だけでなく、肌の健康維持に役立つ「ビタミンE」も豊富に含まれています。 ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化を防いでくれるアンチエイジングの味方! アーモンドを食べることで、亜鉛とビタミンEを同時に摂れるのは、美容面でも嬉しいポイントですね。

健やかな肌、ツヤのある髪をキープするためにも、アーモンドのような食品から亜鉛をしっかり補給することを意識してみてはいかがでしょうか?

5. 食べ過ぎ注意?アーモンドで「亜鉛」を摂る際の適量とポイント

アーモンドには亜鉛が含まれていて、嬉しい効果も期待できるとなると、ついついたくさん食べたくなってしまいますよね。 でも、ちょっと待ってください! どんな食品もそうですが、「食べ過ぎ」は禁物です。 ここでは、アーモンドで亜鉛を上手に摂るための適量と、注意しておきたいポイントについて解説します。

1日に必要な亜鉛の量ってどのくらい?(性別・年齢別目安)

まず、私たちが1日にどれくらいの亜鉛を摂る必要があるのかを知っておきましょう。 厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、亜鉛の1日あたりの推奨量は以下のようになっています。

年齢 男性 女性
18~29歳 11mg 8mg
30~49歳 11mg 8mg
50~64歳 11mg 8mg
65~74歳 11mg 8mg
75歳以上 10mg 8mg
妊婦(付加量) - +2mg
授乳婦(付加量) - +4mg

(推奨量:ほとんどの人が必要量を満たすと考えられる量)

例えば、30代の女性であれば、1日に8mgの亜鉛を摂ることが推奨されています。 妊娠中や授乳中の方は、さらに多くの亜鉛が必要になりますね。

また、亜鉛は不足だけでなく、摂りすぎにも注意が必要です。 過剰摂取が長期間続くと、銅の吸収阻害による貧血や、免疫機能の低下、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の減少などを引き起こす可能性があります。 そのため、「耐容上限量」も定められています。

年齢 男性 女性
18~29歳 40mg 35mg
30~64歳 45mg 35mg
65歳以上 40mg 35mg

(耐容上限量:これ以上摂取すると健康障害のリスクが高まると考えられる量)

通常の食事から耐容上限量を超えることは稀ですが、サプリメントなどを利用する場合は、過剰摂取にならないよう注意が必要です。

アーモンドだけで亜鉛を摂ろうとするのは現実的?注意点解説

さて、アーモンド100gあたりの亜鉛含有量は3.7mgでした。 30代女性の推奨量8mgを満たすためには、単純計算で約216gのアーモンドを食べる必要があります。 アーモンド1粒がおよそ1gなので、1日に200粒以上のアーモンドを食べる計算に…! これは、あまり現実的ではありませんよね。

それに、アーモンドは栄養価が高い一方で、脂質も多く含まれており、カロリーも決して低くありません。 アーモンド100gあたりのカロリーは約600kcal。 ご飯お茶碗約3.5杯分に相当します! 200gも食べたら、それだけで1200kcalを超えてしまいます。 亜鉛を摂るつもりが、カロリーオーバーで体重増加…なんてことになりかねません。

また、食物繊維も豊富なので、一度に大量に食べるとお腹が緩くなったり、消化不良を起こしたりする可能性もあります。

ですから、アーモンドだけで1日に必要な亜鉛をすべて補おうとするのは、現実的ではありませんし、健康的でもありません。 あくまで、様々な食品からバランスよく亜鉛を摂る中での「補助的な役割」として考えるのが正解です。

健康的なアーモンド習慣のための適量(1日の目安は何粒くらい?)と継続のコツ

では、健康的にアーモンド習慣を続けるための適量はどれくらいなのでしょうか?

一般的に、間食としてアーモンドを食べる場合の目安は、1日に20〜25粒程度が良いとされています。 この量であれば、カロリーは約120〜150kcal、亜鉛は約0.7〜0.9mgを摂取できます。

この量なら、カロリーオーバーを心配しすぎることもなく、アーモンドに含まれるビタミンEや食物繊維、良質な脂質などの恩恵も受けつつ、亜鉛も少しプラスすることができますね!

毎日続けるためのコツとしては、

  • 小分けにする: 大袋で買ってきたら、1日分ずつ小袋や容器に分けておくと、食べ過ぎを防げます。
  • 食べるタイミングを決める: 「午後3時のおやつに」「食後のデザート代わりに」など、食べるタイミングを決めて習慣化するのもおすすめです。
  • 無塩・素焼きを選ぶ: 余計な塩分や油分を摂らないために、味付けされていないシンプルなタイプを選ぶのがベターです。
  • よく噛んで食べる: 満腹感を得やすくなり、食べ過ぎ防止に繋がります。消化も助けてくれますよ。

無理なく、美味しく、楽しく続けることが大切です!

6. マニアック解説!アーモンドの「亜鉛」パワーを賢く活用しよう

さて、ここまでアーモンドと亜鉛の関係について、かなり詳しく見てきました! 最後は、これまでのポイントをぎゅっと凝縮しておさらいし、アーモンドの「亜鉛パワー」を毎日の食生活で賢く活用するためのヒントをお届けします!

これまでのポイントをおさらい!アーモンドと亜鉛の関係性のまとめ

まず、今日お話しした大切なポイントを振り返ってみましょう!

  • 亜鉛は必須ミネラル: 味覚、免疫、肌・髪の健康維持など、体の様々な機能に不可欠!
  • アーモンドにも亜鉛: 100gあたり3.7mg(乾)と、ナッツ類の中では比較的多め。
  • 亜鉛の王者は牡蠣: 牡蠣や肉類に比べると含有量は少ないけれど、植物性食品からの補給源としては優秀。
  • 吸収率がカギ: フィチン酸の影響を受ける可能性も。ビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂ると吸収率アップ!
  • 嬉しい効果も: 味覚維持、免疫サポート、美肌・美髪効果などが期待できる。
  • 食べ過ぎはNG: カロリーや脂質も考慮し、1日20〜25粒程度を目安に。
  • バランスが大事: アーモンドだけで亜鉛を補うのではなく、様々な食品と組み合わせることが重要!

いかがでしたか? アーモンドと亜鉛、思った以上に深い関係がありましたね!

アーモンドは亜鉛補給の「サポート役」として上手に取り入れるのが◎

ここまでの話で一番お伝えしたいのは、**「アーモンドは亜鉛補給のスーパーサブ!」**ということです。

主役級の活躍をする牡蠣やレバー、お肉には及びませんが、いつもの食事やおやつにプラスするだけで、手軽に亜鉛摂取量を底上げしてくれる、頼れる存在なんです。

特に、

  • 「普段あまりお肉や魚を食べないな」という方
  • 「外食が多くて栄養バランスが偏りがちかも」と感じている方
  • 「手軽に栄養補給できるおやつを探している」という方

にとっては、アーモンドは亜鉛補給の心強い味方になってくれるはずです。

亜鉛は体内で作り出すことができず、汗などからも失われやすいミネラルなので、毎日意識して食事から摂ることが大切です。 その「ちょい足し」アイテムとして、アーモンドを上手に活用していきましょう!

今日からできる!アーモンドを食生活にプラスするヒント

最後に、アーモンドを毎日の食生活にもっと取り入れるための、簡単なアイデアをいくつかご紹介しますね!

  • そのままおやつに: 小腹が空いた時のヘルシーなおやつとして、ポリポリ。素焼きや無塩タイプを選べば、罪悪感も少ないですよ!
  • 朝食のシリアルやヨーグルトに: 砕いたりスライスしたりしてトッピング。食感と栄養価がアップします。フルーツも加えれば、亜鉛吸収率もアップ!
  • サラダのアクセントに: いつものサラダに加えるだけで、香ばしさと歯ごたえがプラスされ、満足感がぐっと上がります。
  • 和え物や炒め物に: ほうれん草の胡麻和えに砕いたアーモンドを混ぜたり、野菜炒めや肉料理に加えたり。意外な組み合わせが美味しい発見に繋がるかも?
  • 手作りお菓子やパンに: クッキーやパウンドケーキ、パン生地に混ぜ込んで。香ばしい風味がたまりません!
  • アーモンドミルクを活用: 牛乳の代わりにアーモンドミルクを使うのも良いですね。スムージーやスープ、お菓子作りなどに活用できます。(ただし、市販のアーモンドミルクの亜鉛含有量は製品によって異なります)

いかがでしたでしょうか?

アーモンドは、そのまま食べるだけでなく、色々な料理やお菓子にも活用できる万能選手! ぜひ、あなたのお気に入りの取り入れ方を見つけて、美味しく楽しく、アーモンドと亜鉛の嬉しい関係を続けていってくださいね。

この記事が、あなたの健やかでハッピーな毎日のお役に立てたら、私もとっても嬉しいです!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。