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プロ直伝!本格アーモンドパイの秘伝レシピを大公開

2025.05.01
プロ直伝!本格アーモンドパイの秘伝レシピを大公開

手作りお菓子の定番「アーモンドパイ」。実は、材料の選び方やちょっとした工程の違いで、格段に美味しくなることをご存知でしたか?

この記事では、サクサク食感のパイ生地と、風味豊かなアーモンドクリームが絶妙にマッチした、とっておきのアーモンドパイの秘密を大公開!基本レシピはもちろん、アレンジ方法や保存のコツまで、あなたのアーモンドパイ作りを徹底サポートします。

1. なぜ今「アーモンドパイ」なの?その奥深い魅力と無限の可能性

こんにちは!今日は、いつものパイとはちょっと違う、アーモンドが主役の個性豊かな「アーモンドパイ」の世界へ、あなたをご案内しますね。「アーモンドパイ」と聞くと、どんなイメージがありますか?実は「アーモンドパイ」と一言で言っても、そのバリエーションは本当に無限大なんです!使うアーモンドの種類やその使い方、そして組み合わせる素材によって、驚くほど多様な風味と食感が楽しめるのが、この「アーモンドパイ」の素晴らしいところ。この記事を読み終わる頃には、あなたもきっと「アーモンドパイ」の奥深い魅力の虜になっているはずです。さあ、一緒にマニアックで美味しい「アーモンドパイ」探しの旅に出かけましょう!きっとお気に入りの「アーモンドパイ」が見つかりますよ。

2. レシピ1:エスプレッソアーモンドクランブルパイ

まず最初にご紹介するのは、コーヒー好きにはたまらない、ちょっぴり大人な味わいの「アーモンドパイ」です。ほろ苦いエスプレッソと香ばしいアーモンドが織りなすハーモニーは、一度食べたら忘れられない美味しさですよ。

このアーモンドパイの魅力

この「エスプレッソアーモンドクランブルパイ」の最大の魅力は、何と言ってもその香り高さと複雑な味わいです。焼き上げた時に立ち上るエスプレッソのビターな香りと、アーモンドの香ばしい香りがキッチンいっぱいに広がって、作る時から幸せな気分になれる「アーモンドパイ」なんです。

材料紹介:こだわりのアーモンドと秘密の隠し味

メインのアーモンド選び

この「アーモンドパイ」の主役であるアーモンドは、スペイン産のマルコナアーモンドが特におすすめです。マルコナアーモンドは、他品種に比べて風味が豊かで、オイル分を程よく含んでいるため、焼き菓子にするとしっとりとした食感と深いコクを与えてくれます。クランブルには、このマルコナアーモンドをローストしてから粗めに刻んで、その食感と香ばしさを最大限に活かします。

香りの決め手:エスプレッソパウダー

そして、この「アーモンドパイ」に欠かせないのがエスプレッソパウダーです。インスタントコーヒーではなく、ぜひエスプレッソパウダーを使ってください。粒子が細かく、少量でも豊かな香りと苦味を加えてくれます。クランブルにたっぷりと混ぜ込むことで、本格的な大人の味わいに仕上がります。

フィリングの隠し味

フィリングには、マスカルポーネチーズを少し加えてみましょう。マスカルポーネチーズのミルキーでコクのある風味が、エスプレッソの苦味とアーモンドの香ばしさを優しく包み込み、よりリッチで複雑な味わいの「アーモンドパイ」へと進化させてくれますよ。

作り方のポイント:香ばしさを最大限に引き出すコツ

  1. クランブル作り

    • 材料:薄力粉 100g、冷たい無塩バター 50g(1cm角にカット)、グラニュー糖 50g、ローストしたマルコナアーモンド(粗みじん) 50g、エスプレッソパウダー 大さじ1~2
    • 手順:
      1. ボウルに薄力粉とグラニュー糖、エスプレッソパウダーを入れ、泡だて器でよく混ぜ合わせます。
      2. 冷たいバターを加え、指先ですり合わせるようにして、そぼろ状にします。バターが溶けないように手早く行うのがポイントです。
      3. 刻んだローストアーモンドを加え、さっくりと混ぜ合わせます。これで香ばしいクランブルの完成です。冷蔵庫で冷やしておきましょう。
  2. フィリング作り

    • 材料:リンゴ 2個(紅玉など酸味のあるものがおすすめ)、グラニュー糖 大さじ2、レモン汁 小さじ1、シナモンパウダー 少々、マスカルポーネチーズ 50g
    • 手順:
      1. リンゴは皮をむいて芯を取り、1cm厚さのいちょう切りにします。
      2. フライパンにリンゴ、グラニュー糖、レモン汁、シナモンパウダーを入れ、中火で炒めます。リンゴがしんなりとして、水分が少し飛ぶくらいまで炒めましょう。
      3. 火から下ろし、粗熱が取れたらマスカルポーネチーズを加えて混ぜ合わせます。
  3. 組み立てと焼成

    • 材料:冷凍パイシート 1枚(約18cm×18cm)、卵黄(つや出し用) 適量
    • 手順:
      1. 冷凍パイシートを型に敷き込み、フォークで数カ所穴を開けます。
      2. フィリングをパイシートの上に均等に広げます。
      3. 冷やしておいたクランブルをたっぷりと乗せます。
      4. パイの縁に卵黄を塗り、200℃に予熱したオーブンで約20分、その後180℃に下げて15~20分、クランブルがきつね色になり、パイ生地に火が通るまで焼き上げます。

アレンジアイデア:さらに楽しむために

この「エスプレッソアーモンドクランブルパイ」は、そのままでも十分美味しいですが、バニラアイスクリームを添えたり、温かいパイに冷たい生クリームを添えても絶品です。また、お好みでオレンジピールをフィリングに少し加えると、爽やかな香りがプラスされて、また違った味わいの「アーモンドパイ」が楽しめますよ。

3. レシピ2:ローズウォーターとピスタチオのアーモンドフィリングパイ

次にご紹介するのは、まるで中東のお菓子バクラヴァを思わせるような、エキゾチックな香りがたまらない「アーモンドパイ」です。一口食べれば、その華やかな香りと独特の食感に、あなたもきっと魅了されるはず!

個性的な香りの秘密

この「アーモンドパイ」の最大の特徴は、なんといってもそのエキゾチックな香り。主役はアーモンドですが、そこに加えるローズウォーターが、まるで魔法のようにパイ全体を華やかで魅惑的な雰囲気で包み込みます。

こだわりの材料:食感と風味のハーモニー

アーモンドの二重奏

この「アーモンドパイ」では、アーモンドの風味と食感を最大限に楽しむために、2種類のアーモンドを使います。一つは、きめ細かいアーモンドプードル。これをフィリングのベースにすることで、しっとりとした口当たりと豊かなアーモンドの風味を引き出します。もう一つは、粗く刻んだアーモンドです。これにより、食べた時にアーモンドの粒感がアクセントになり、満足感がアップします。

華やかさをプラス:ローズウォーターとピスタチオ

そして、この「アーモンドパイ」の個性を際立たせるのが、ローズウォーターとグリーンピスタチオです。ローズウォーターは、ほんの少量でもその華やかな香りが立ち、一気にエキゾチックな雰囲気を演出してくれます。入れすぎると香りが強くなりすぎるので、加減しながら使ってくださいね。グリーンピスタチオは、その美しい緑色が彩りのアクセントになるだけでなく、独特のコクと風味がアーモンドの甘みと絶妙にマッチします。

パリパリ食感の秘訣:フィロ生地

パイ生地には、ぜひフィロ生地を使ってみてください。フィロ生地は、紙のように薄い生地が何層にも重なっており、焼き上げるとパリパリとした非常に軽い食感が楽しめます。この軽やかさが、濃厚なアーモンドフィリングとのコントラストを生み出し、より本格的で洗練された「アーモンドパイ」に仕上がります。もしフィロ生地が手に入りにくい場合は、薄く伸ばした冷凍パイシートでも代用できますが、フィロ生地ならではの食感は格別ですよ。

作り方のポイント:本格的な味わいを家庭で

  1. アーモンドフィリング作り

    • 材料:アーモンドプードル 150g、粗く刻んだアーモンド 50g、グラニュー糖 100g、溶かし無塩バター 50g、卵白 1個分、ローズウォーター 小さじ1~2(お好みで調整)、刻んだグリーンピスタチオ 30g、カルダモンパウダー 少々(お好みで)
    • 手順:
      1. ボウルにアーモンドプードル、刻んだアーモンド、グラニュー糖を入れ、よく混ぜ合わせます。
      2. 溶かしバター、卵白、ローズウォーター、刻んだピスタチオの半量、カルダモンパウダーを加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。これでアーモンドフィリングの完成です。
  2. フィロ生地の準備

    • 材料:フィロ生地 8~10枚、溶かし無塩バター(塗り用) 適量
    • 手順:
      1. フィロ生地は乾燥しやすいので、使う直前にパッケージから出し、濡らして固く絞った布巾などをかけておきます。
      2. パイ皿(約20cm径)に溶かしバターを薄く塗ります。
      3. フィロ生地を1枚ずつパイ皿に敷き、その都度表面に溶かしバターを塗ります。これを4~5枚繰り返します。敷く際には、生地の端が皿からはみ出すようにし、少しずつ角度を変えながら重ねると、縁が綺麗に仕上がります。

3… 組み立てと焼成:

* 手順:

1. バターを塗ったフィロ生地の上に、アーモンドフィリングを均等に広げます。

2. 残りのフィロ生地も同様に、1枚ずつ溶かしバターを塗りながらフィリングの上に重ねていきます。

3. 一番上の生地にも溶かしバターを塗り、ナイフで表面に格子状の切れ目を入れます(焼き上がった後にカットしやすくするため)。

4. 残りの刻んだピスタチオを表面に散らします。

5. 180℃に予熱したオーブンで約30~40分、表面がきつね色になり、フィリングに火が通るまで焼き上げます。途中で焦げ付きそうになったら、アルミホイルをかぶせてください。

  1. 仕上げ
    • 材料:ハチミツまたはシュガーシロップ 適量、ローズウォーター 少々(お好みで)
    • 手順:
      1. 「アーモンドパイ」が焼きあがったら、熱いうちにハチミツ(またはシュガーシロップにローズウォーターを少し混ぜたもの)を表面に塗ります。これにより、艶が出て、より一層風味豊かになります。

このアーモンドパイの楽しみ方

この「ローズウォーターとピスタチオのアーモンドフィリングパイ」は、温かいままでも、冷めてからでも美味しくいただけます。熱々のパイに、少し冷たいギリシャヨーグルトを添えるのもおすすめです。ミントティーや、カルダモンを入れたコーヒーなど、中東風のドリンクと一緒にいただけば、まるで異国のカフェにいるような気分を味わえますよ。この個性的な「アーモンドパイ」で、いつもとは違うティータイムを楽しんでみませんか?

4. レシピ3:抹茶とホワイトチョコのアーモンドパイタルト

和のテイストを取り入れた「アーモンドパイ」も、とっても魅力的だと思いませんか?ここにご紹介するのは、抹茶のほろ苦さとホワイトチョコレートの優しい甘さが絶妙にマッチした、「抹茶とホワイトチョコのアーモンドパイタルト」です。見た目も上品で、おもてなしにもぴったりの一品ですよ。

和と洋の美しい調和

この「アーモンドパイ」の魅力は、何と言っても抹茶とアーモンド、そしてホワイトチョコレートという、和と洋の素材が見事に調和している点です。抹茶の鮮やかな緑色と、アーモンドの香ばしさ、ホワイトチョコレートのミルキーな甘さが一体となり、洗練された味わいを生み出します。

風味を引き立てる材料たち

主役のアーモンドクリーム

この「アーモンドパイ」のベースとなるのは、抹茶風味のアーモンドクリームです。アーモンドプードルに上質な抹茶パウダーをたっぷりと加えることで、抹茶本来の豊かな香りとほろ苦さをしっかりと立たせます。抹茶の種類によって風味も変わるので、お好みのものを選んでくださいね。例えば、京都宇治産の抹茶などを使うと、より本格的な香りが楽しめます。

優しい甘さのパートナー:ホワイトチョコレート

抹茶のほろ苦さを優しく包み込み、全体の味わいをまろやかにしてくれるのが、ホワイトチョコレートです。細かく刻んだホワイトチョコレートをアーモンドクリームに練り込むことで、ミルキーなコクと優しい甘さが加わります。この甘さが、抹茶の風味とアーモンドの香ばしさを一層引き立ててくれるんです。

食感と香りのアクセント:スライスアーモンド

アーモンドクリームの上には、スライスアーモンドをたっぷりと散らして焼き上げます。ここでおすすめなのが、カリフォルニア産のノンパレル種のスライスアーモンドです。ノンパレル種はクセが少なく、風味が穏やかなので、抹茶の繊細な香りを邪魔しません。表面に散らして焼くことで、パリッとした食感と香ばしさがプラスされ、見た目も華やかな「アーモンドパイ」に仕上がります。

食感をプラスする工夫:サクサクタルト生地

この「アーモンドパイ」は、パイ生地ではなくタルト生地で作るのがポイントです。タルト生地にすることで、サクッとした小気味よい食感と、バターの豊かな香ばしさが加わります。アーモンドクリームのしっとり感とタルト生地のサクサク感のコントラストが、この「アーモンドパイ」の美味しさをさらに高めてくれますよ。市販のタルト型を使えば、手軽に美しい形のタルトが作れます。

作り方のポイント:抹茶の風味を活かす

  1. タルト生地作り(または市販のタルト型を使用)

    • 材料(直径18cmタルト型1台分):薄力粉 120g、冷たい無塩バター 60g(1cm角)、冷水 大さじ2、塩 ひとつまみ
    • 手順:
      1. フードプロセッサーに薄力粉と塩を入れ、軽く混ぜます。冷たいバターを加え、さらさらになるまで数回パルスします。
      2. 冷水を加え、生地がまとまってきたら取り出し、ラップに包んで冷蔵庫で30分以上休ませます。
      3. 生地を打ち粉をした台の上で型より一回り大きく伸ばし、型に敷き込みます。余分な生地は切り落とし、フォークで底に数カ所穴を開けます。
      4. オーブンシートを敷いて重石を乗せ、180℃に予熱したオーブンで約15分空焼きします。重石とシートを外し、さらに5分ほど焼いて軽く焼き色を付けます。
  2. 抹茶アーモンドクリーム作り

    • 材料:無塩バター(室温に戻す) 60g、グラニュー糖 60g、卵(室温に戻す) 1個、アーモンドプードル 60g、抹茶パウダー 大さじ1.5~2(濃さはお好みで)、ホワイトチョコレート(刻んだもの) 40g
    • 手順:
      1. ボウルにバターを入れ、泡だて器でクリーム状になるまでよく混ぜます。グラニュー糖を2~3回に分けて加え、その都度よくすり混ぜます。
      2. 溶き卵を少しずつ加え、分離しないようによく混ぜ合わせます。
      3. アーモンドプードルと抹茶パウダーを合わせてふるい入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。
      4. 刻んだホワイトチョコレートを加え、均一に混ぜ込みます。
  3. 組み立てと焼成

    • 材料:スライスアーモンド 適量、粉糖(仕上げ用) 適量
    • 手順:
      1. 空焼きしたタルト生地に、抹茶アーモンドクリームを均等に詰めます。
      2. 表面にスライスアーモンドをたっぷりと散らします。
      3. 170℃に予熱したオーブンで約25~30分、アーモンドクリームに竹串を刺して何もついてこなければ焼き上がりです。表面が焦げ付きそうな場合は、途中でアルミホイルをかぶせてください。
      4. 焼きあがったら型から外し、ケーキクーラーの上で冷まします。粗熱が取れたら、お好みで粉糖を振って仕上げます。

おすすめのシーン:特別な日にも普段使いにも

この「抹茶とホワイトチョコのアーモンドパイタルト」は、見た目も美しく、上品な味わいなので、お客様へのおもてなしや、ちょっとした手土産にも喜ばれます。もちろん、普段のティータイムに、緑茶やほうじ茶と一緒に楽しむのもおすすめです。和と洋が融合した、新しい「アーモンドパイ」の魅力をぜひ体験してみてください。

5. レシピ4:ベーコンとメープルシロップのアーモンドパイ

最後にご紹介するのは、これまでの「アーモンドパイ」のイメージを覆すかもしれない、ちょっぴり衝撃的な一品。「ベーコンとメープルシロップのアーモンドパイ」です!甘いとしょっぱいが絶妙に融合した、まさに禁断の組み合わせ。一度食べたら、その意外な美味しさに驚くこと間違いなしですよ。

驚きのマリアージュ:甘いとしょっぱいの無限ループ

「えっ、ベーコンをアーモンドパイに?」と驚かれるかもしれませんね。でも、これが本当に美味しいんです!カリカリに焼き上げたベーコンの塩気とスモーキーな香ばしさ、そしてメープルシロップの優しい甘み。そこに、香ばしいアーモンドダイスが加わることで、複雑で奥行きのある、後を引く美味しさが生まれます。甘いだけじゃない、しょっぱいだけじゃない、まさに新感覚の「アーモンドパイ」です。

甘じょっぱさの秘密:主役たちの個性

塩気と旨味のアクセント:カリカリベーコン

この「アーモンドパイ」の重要な役割を担うのがベーコンです。厚めにスライスされたベーコンを使い、フライパンでカリカリになるまでじっくりと焼き上げます。この時、出てきた脂はキッチンペーパーでしっかりと拭き取るのがポイント。ベーコンの塩気と旨味、そしてスモーキーな風味が、パイ全体の味わいをぐっと引き締めてくれます。

優しい甘さの立役者:メープルシロップ

ベーコンの塩気とペアを組むのが、メープルシロップです。メープルシロップ特有のコクのある優しい甘さが、ベーコンの塩気と絶妙に調和し、甘じょっぱい魅惑の味わいを生み出します。フィリングに加えるだけでなく、焼き上がりに追いメープルシロップをするのもおすすめですよ。

食感の楽しさ:ダイスカットアーモンド

アーモンドは、食感が楽しめるようにダイスカットされたものを使用します。フィリングに混ぜ込むことで、カリカリのベーコンとはまた違った、香ばしくて歯ごたえのあるアクセントを加えてくれます。アーモンドの香ばしさが、ベーコンのスモーキーな風味とメープルシロップの甘さを繋ぐ、重要な役割を果たしているんです。

相性抜群のパイ生地:リッチな味わいを求めて

この個性的なフィリングを受け止めるパイ生地は、バターをたっぷり使ったリッチなものがおすすめです。バターの風味が豊かなパイ生地は、ベーコンの塩気やメープルシロップの甘みともよく合います。市販の冷凍パイシートを使う場合は、バター含有量の多いものを選ぶと良いでしょう。サクサクとした食感とバターの香りが、この甘じょっぱい「アーモンドパイ」の魅力をさらに引き立ててくれます。

作り方のポイント:甘じょっぱさを最大限に活かす

  1. フィリング作り

    • 材料:厚切りベーコン 100g、ダイスカットアーモンド 50g、卵 2個、生クリーム 100ml、メープルシロップ 大さじ3~4、黒胡椒 少々
    • 手順:
      1. ベーコンは1cm幅に切り、フライパンでカリカリになるまで焼きます。出てきた脂はキッチンペーパーでよく拭き取っておきます。
      2. ボウルに卵を割りほぐし、生クリーム、メープルシロップ、黒胡椒を加えてよく混ぜ合わせます。
      3. 焼いたベーコンとダイスカットアーモンドを加え、さっくりと混ぜ合わせます。
  2. 組み立てと焼成

    • 材料:冷凍パイシート 1枚(約18cm×18cm)、卵黄(つや出し用、お好みで) 適量
    • 手順:
      1. 冷凍パイシートを型に敷き込み、フォークで数カ所穴を開けます。
      2. フィリングをパイシートの上に均等に流し込みます。
      3. お好みでパイの縁に卵黄を塗ります。
      4. 180℃に予熱したオーブンで約30~35分、フィリングが固まり、パイ生地に焼き色がつくまで焼き上げます。途中で表面が焦げ付きそうな場合は、アルミホイルをかぶせてください。

新しいアーモンドパイ体験:ブランチやおつまみにも

この「ベーコンとメープルシロップのアーモンドパイ」は、甘すぎないので、朝食やブランチにもぴったりです。サラダやスクランブルエッグと一緒にプレートに乗せれば、おしゃれなカフェ風メニューに。また、意外かもしれませんが、黒胡椒を少し多めに効かせれば、ビールやワインなどのお酒のお供にもなるんです。甘じょっぱい味わいがクセになる、まさに新感覚の「アーモンドパイ」。ぜひ一度、この衝撃的な美味しさを体験してみてください!

6. まとめ:あなただけの「アーモンドパイ」を見つけよう!

今回は、ちょっぴりマニアックで個性あふれる4つの「アーモンドパイ」のレシピをご紹介しましたが、いかがでしたか?エスプレッソのほろ苦さ、ローズウォーターのエキゾチックな香り、抹茶の和の風味、そして驚きのベーコンとの組み合わせまで、「アーモンドパイ」の主役であるアーモンドは、本当にどんな食材とも仲良くなれる、とっても万能な素材なんだということを感じていただけたのではないでしょうか。

この記事でご紹介した「アーモンドパイ」のレシピは、あくまでも一つの提案です。ぜひ、これらのレシピを参考にしながら、あなただけのオリジナル「アーモンドパイ」作りに挑戦してみてくださいね。例えば、アーモンドの種類をカリフォルニア産からスペイン産に変えてみたり、お好みのスパイス、例えばシナモンやナツメグ、カルダモンなどを少し加えてみたりするだけでも、ぐっと風味が変わって新しい発見があるはずです。フルーツを加えてみたり、チョコレートの種類を変えてみたりと、アレンジは本当に無限大!

「アーモンドパイ」の世界は、知れば知るほど奥深く、そして楽しいものです。今日ご紹介したレシピが、あなたの「アーモンドパイ」探しの旅のきっかけになれば、私にとってこんなに嬉しいことはありません。ぜひ、心ゆくまでマニアックで美味しい「アーモンドパイ」の世界を楽しんでくださいね!そして、あなたが見つけた最高の「アーモンドパイ」のレシピも、いつか教えていただけたら嬉しいです。

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。