アーモンド

絶品アーモンド料理4選!人気レシピとアレンジ術紹介

2025.04.13
絶品アーモンド料理4選!人気レシピとアレンジ術紹介

「アーモンドは好きだけど、おやつ以外でどう使えばいいの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?実はアーモンドは、いつもの料理に香ばしさや食感をプラスし、栄養価もアップさせてくれる万能食材なんです。

この記事では、今日から試せる簡単レシピから意外な活用法まで、あなたの「アーモンド料理」の世界を広げるヒントをお届けします!

1. 「アーモンドミルク鍋」濃厚クリーミーな冬の最強料理:マニア度★★☆

冬の食卓に欠かせないあったか料理といえば、やっぱりお鍋ですよね!中でも、ここ数年で人気急上昇中の「アーモンドミルク鍋」。そのヘルシーで優しい味わいは、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。でも、ただのアーモンドミルク鍋じゃ、もう物足りない!と思っているグルメなあなたのために、今回は一歩踏み込んで、いつものアーモンドミルク鍋を格段に美味しくする秘訣を、ちょっぴりマニアックな視点から伝授しちゃいます!この冬、あなたの家の定番鍋料理が、驚くほどランクアップしますよ!

アーモンドミルク選びが最初の関門!種類で変わる味わいの違い

アーモンドミルク鍋の味を左右する最も大きな要素、それはもちろん主役の「アーモンドミルク」です。スーパーに行くと、様々な種類のアーモンドミルクが並んでいて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。実は、この選択が、鍋の仕上がりを大きく変えるポイントなんです。

まず、大きく分けて「砂糖不使用(無糖タイプ)」と「加糖タイプ」、そして「オリジナル(微糖タイプ)」があります。アーモンドミルク鍋に使うなら、断然「砂糖不使用(無糖タイプ)」がおすすめです。なぜなら、野菜やお肉など、他の具材の甘みや旨味をしっかりと引き出し、全体の味のバランスを取りやすいからです。例えば、筑波乳業の「濃いアーモンドミルク まろやかプレーン」のような、アーモンド固形分が高いものを選ぶと、より濃厚でクリーミーな鍋つゆになり、コク深い味わいが楽しめます。アーモンド含有量が10%以上のものを選ぶと、満足感が格段にアップしますよ。

一方、「オリジナル(微糖タイプ)」は、ほんのりとした甘みがあるので、お子様がいるご家庭や、優しい甘さの鍋が好きな方には良いかもしれません。ただし、その場合は、加える調味料の量を調整する必要があります。例えば、ブルーダイヤモンドの「アーモンド・ブリーズ オリジナル」などが手に入りやすいですね。

また、最近ではバニラ風味やチョコレート風味といったフレーバー付きのアーモンドミルクも見かけますが、これらは鍋料理にはあまり向きません。やはり、アーモンド本来の風味を活かせるプレーンなタイプを選びましょう。ちなみに、自家製アーモンドミルクに挑戦してみるのも、マニア度を上げる一つの手です!生アーモンドを一晩浸水させて、ミキサーにかけるだけで、フレッシュなアーモンドミルクが作れます。市販品とはひと味違う、濃厚で風味豊かな鍋になりますよ。

隠し味が決め手!プロが教える「ちょい足し」マジック

アーモンドミルク鍋の基本の味付けは、鶏ガラスープの素やコンソメ、白だしなどが一般的ですが、ここに「隠し味」をプラスすることで、ぐっと深みが増し、専門店の味に近づけることができます。私が特におすすめする隠し味をいくつかご紹介しましょう。

まず一つ目は、「白味噌」です。アーモンドミルクのクリーミーさと白味噌のまろやかな塩味、そして麹の甘みが絶妙にマッチし、和風でありながらもどこか洋風な、奥深い味わいを生み出します。加える量は、4人分の鍋に対して大さじ1~2杯程度。溶けにくいので、少量のだし汁で溶いてから加えると良いでしょう。京都の本田味噌本店の「西京白みそ」などは、上品な甘みとコクがあり、アーモンドミルクとの相性も抜群です。

二つ目は、「練りごま(白)」です。アーモンドとごま、どちらもナッツ類なので相性が悪いわけがありません。練りごまを加えることで、香ばしさとコクがプラスされ、より濃厚で満足感のある味わいになります。特に、坦々麺風のピリ辛アレンジをする際には欠かせないアイテムです。こちらも大さじ1~2杯程度が目安です。山田製油の「一番絞り ねりごま 白」のような、濃厚で風味の良いものがおすすめです。

三つ目は、意外かもしれませんが「粉チーズ(パルメザンチーズ)」です。アーモンドミルクのコクとチーズの塩味、旨味が融合し、まるで洋食のクリームスープのようなリッチな味わいに変化します。特に、鶏肉やきのこ類との相性が抜群です。仕上げにたっぷりとかけるのも良いですが、煮込む段階で大さじ2~3杯加えると、味がまとまります。クラフトの「パルメザンチーズ」など、手軽に使えるもので十分美味しくなります。

その他にも、少量の「豆板醤」や「コチュジャン」でピリ辛にしたり、「カレー粉」でエスニック風にしたりと、アレンジは無限大。ぜひ、あなたの「黄金の隠し味」を見つけてみてくださいね。

シメまで美味しく!アーモンドミルク鍋の絶品フィナーレ

鍋料理の醍醐味といえば、やっぱり「シメ」ですよね!アーモンドミルク鍋は、そのクリーミーなスープがどんな食材とも相性が良いので、シメのバリエーションも豊富に楽しめます。定番からちょっと意外なものまで、おすすめのシメをご紹介します。

まず、王道は「リゾット」です。残ったスープにご飯と粉チーズを加えて煮詰め、お好みで黒胡椒を振れば、本格的なチーズリゾットの完成です。アーモンドミルクの優しい甘みとチーズの塩気が絶妙で、最後まで美味しくいただけます。ご飯は洗わずにそのまま加えることで、とろみが出やすくなりますよ。お米の種類は、イタリア産のカルナローリ米ヴィアローネ・ナノ米を使うと、より本格的なアルデンテ食感が楽しめますが、もちろん日本のうるち米でも十分美味しく作れます。

次に人気なのが「パスタ」です。フェットチーネやリングイネのような平打ち麺が、クリーミーなスープとよく絡んでおすすめです。茹でたパスタをスープに加え、軽く煮詰めるだけで、まるでカルボナーラのような濃厚パスタが楽しめます。ベーコンやきのこを加えても美味しいですね。ディチェコの「フェットチーネ No.233」などは、卵の風味も豊かでスープによく合います。

ちょっと意外かもしれませんが、「うどん」もおすすめです。特に、味噌ベースのアーモンドミルク鍋にした場合、シメにうどんを入れると、味噌煮込みうどんのような、どこか懐かしい味わいになります。冷凍うどんを使えば手軽に楽しめますね。

そして、マニアックなあなたに試してほしいのが、「パン」です。バゲットやカンパーニュのようなハード系のパンをスープに浸して食べる「スープ・ド・パン」風。パンがスープを吸って、じゅわっとした食感がたまりません。少しトーストしてから添えるのも香ばしくて良いですね。

シメまでしっかりと計算して、アーモンドミルク鍋を最後の最後まで満喫してくださいね!

【レシピ】濃厚クリーミー!基本のアーモンドミルク鍋

材料(3~4人分)

  • 鶏もも肉:300g(一口大に切る)
  • 豚バラ薄切り肉:200g(5cm幅に切る)
  • 白菜:1/4株(ざく切り)
  • 長ねぎ:1本(斜め薄切り)
  • しめじ:1パック(石づきを取り小房に分ける)
  • えのき:1パック(石づきを取り小房に分ける)
  • 豆腐:1丁(食べやすい大きさに切る)
  • 油揚げ:2枚(油抜きして短冊切り)
  • アーモンドミルク(砂糖不使用):1000ml
  • 水:200ml
  • 鶏ガラスープの素(顆粒):大さじ2
  • 白だし:大さじ2
  • 薄口醤油:大さじ1
  • みりん:大さじ1
  • おろしにんにく:小さじ1
  • おろししょうが:小さじ1
  • (お好みで隠し味:白味噌 大さじ1~2、練りごま 大さじ1~2など)
  • 塩、こしょう:少々

作り方

  1. 鍋にアーモンドミルク、水、鶏ガラスープの素、白だし、薄口醤油、みりん、おろしにんにく、おろししょうがを入れて中火にかけます。
  2. 煮立つ直前に弱火にし、鶏もも肉、豚バラ肉を加えます。アクが出てきたら丁寧に取り除きます。
  3. 肉の色が変わったら、白菜の芯の部分、長ねぎ、しめじ、えのき、豆腐、油揚げなど、火の通りにくい順に加えていきます。
  4. お好みで隠し味(白味噌や練りごまなど)を加える場合は、このタイミングで少量のだしで溶いてから加えます。
  5. 全ての具材に火が通り、味がなじんだら、塩、こしょうで味を調えて完成です!

お野菜は、ほうれん草や春菊、きのこ類は舞茸やエリンギなどもよく合います。彩りにんじんやブロッコリーを加えるのもおすすめです。魚介類なら、鮭や鱈、エビやホタテなどもアーモンドミルクのクリーミーさと相性が良いですよ。いろいろ試して、あなただけのオリジナルアーモンドミルク鍋を完成させてくださいね!

2. 「アホブランコ」夏の爽やかアーモンド料理!本場の味を家庭で楽しむ秘訣:マニア度★★★

「アホブランコ」…初めて聞く方は「え、何それ?」とちょっとびっくりする名前かもしれませんね。これは、スペイン南部、特にアンダルシア地方で古くから親しまれている伝統的な冷製スープなんです。「アホ」はスペイン語でニンニク、「ブランコ」は白を意味します。その名の通り、アーモンドとにんにく、そしてパンを使った、真っ白で見た目も涼しげな、とってもおしゃれで美味しいスープなんですよ。暑い夏にぴったりの、この爽やかなアーモンド料理を、ご家庭で本格的に楽しむための秘訣を、じっくりと伝授します。これをマスターすれば、あなたもスペイン料理通の仲間入りです!

アーモンド選びが命!本場の味に近づけるための下処理の極意

アホブランコの主役は何と言ってもアーモンドです。このアーモンド選びと下処理が、スープの味と口当たりを大きく左右する、まさに「命」とも言えるポイントなんです。

まず、使用するアーモンドは、「皮付きの生アーモンド」が理想です。ローストされたアーモンドでは、香ばしさが強すぎてしまい、アホブランコ特有の繊細な風味が出にくくなります。また、アーモンドプードル(粉末)では、フレッシュな風味が失われがちです。スペインのマルコナ種のような、油分が多くて甘みが強い品種が手に入れば最高ですが、手に入りやすいカリフォルニア産の生アーモンドでも十分美味しく作れます。例えば、富澤商店などで手に入る「生アーモンド(ホール)」などが良いでしょう。

そして最も重要なのが下処理です。生アーモンドは、まず一晩(最低でも8時間)たっぷりの水に浸しておきます。こうすることで、アーモンドが水分を吸って柔らかくなり、ミキサーにかけたときに滑らかになりやすくなります。また、アクも抜けて、よりクリアな味わいになります。

浸水させたアーモンドは、薄皮を剥きます。これが少々手間なのですが、この一手間をかけることで、スープの色が美しく真っ白になり、口当たりも格段に良くなります。指でつまむと、つるんと簡単に剥けるはずです。もし剥きにくい場合は、熱湯に30秒ほど浸してから冷水に取ると、さらに剥きやすくなりますよ。この薄皮むき、無心になれる作業なので、私は意外と好きだったりします(笑)。

アーモンドの量は、スープ全体の濃度や風味のバランスを見て調整しますが、一般的にはパンの量の1.5倍~2倍程度の重量が目安です。例えば、パンを50g使うなら、アーモンドは75g~100gといった具合です。

究極のなめらかさを求めて!乳化のテクニックをマスターする

アホブランコの魅力の一つは、その驚くほどクリーミーでなめらかな口当たりです。この口当たりを実現するためには、「乳化」のテクニックが欠かせません。乳化とは、本来混ざり合わない水と油(この場合はアーモンドの油分と水、オリーブオイル)を、ミキサーなどで攪拌することで均一に混ぜ合わせることを言います。

まず、下処理したアーモンド、水に浸して軽く絞ったパン、にんにく、塩をミキサーに入れます。パンは、水分を吸ってふやかすことで、スープにとろみとコクを与えてくれます。にんにくは、一片をさらに半分に切り、中の芽(苦味やえぐみの元)を取り除いてから使うと、より洗練された味わいになります。

そして、ここからが乳化のポイントです。最初は少量の冷水を加えて、ミキサーを低速で回し始めます。アーモンドとパンがペースト状になってきたら、少しずつ冷水を加えながら、徐々にミキサーの速度を上げていきます。一気に水分を加えると、うまく乳化せずに分離してしまうことがあるので注意が必要です。

ペーストがある程度滑らかになったら、エクストラバージンオリーブオイルを少量ずつ、糸を垂らすように加えながら、さらにミキサーで攪拌し続けます。オリーブオイルを加えることで、コクが増し、よりクリーミーで安定した乳化状態になります。スペイン産の、フルーティーな香りのオリーブオイル、例えば「カスティージョ・デ・カネナ アーリーハーベスト ピクアル」のような上質なものを使うと、風味が格段にアップします。

ミキサーは、パワーのあるものを使うのが理想ですが、家庭用のブレンダーでも、時間をかけて丁寧に攪拌すれば大丈夫です。攪拌時間の目安は、トータルで5分~10分程度。途中、ミキサーのモーターが熱くなりすぎないように、適度に休ませながら行いましょう。最後に、目の細かい漉し器やガーゼで漉すことで、さらに滑らかな舌触りに仕上がります。このひと手間が、お店のような本格的なアホブランコにするための秘訣です。

パンが名脇役!スープに合うパンの種類と楽しみ方

アホブランコには、パンが欠かせない存在です。スープの中に溶け込ませるだけでなく、食べる際に添えるパンも重要な役割を果たします。

スープに加えるパンは、前日に残った少し固くなったフランスパンやバゲット、あるいはカンパーニュのような素朴な味わいのパンが最適です。新しいふわふわのパンよりも、少し乾燥して水分を吸いやすくなっているものの方が、スープにとろみと適度なテクスチャーを与えてくれます。パンの耳は、硬すぎる場合は取り除いても良いですが、少し残しておくと風味が増します。使うパンの量は、アーモンドの量の半分~2/3程度が目安です。パンが多すぎると、スープが重たくなりすぎるので注意しましょう。

そして、アホブランコをいただく際に添えるパンですが、こちらもやはりハード系のパンがよく合います。薄くスライスして軽くトーストしたバゲットや、ラスクのようにカリカリに焼いたパンをクルトン代わりに浮かべるのもおすすめです。スープのクリーミーさとパンの香ばしさ、食感のコントラストが楽しめます。

また、スペインのバルでは、アホブランコにトッピングとして、ぶどう(マスカットなど皮ごと食べられるもの)やメロンを添えるのが定番です。これらのフルーツの甘酸っぱさが、ニンニクとアーモンドの風味と意外なほど良く合い、爽やかさを一層引き立ててくれます。その他にも、刻んだきゅうりや、アーモンドスライス、ミントの葉などをトッピングするのもおしゃれで美味しいですよ。私は、生ハムを少量添えて、塩味のアクセントにするのも好きです。

【レシピ】ひんやり濃厚!本格アホブランコ

材料(2~3人分)

  • 生アーモンド(皮付き):100g
  • 固くなったパン(フランスパンなど):50g (白い部分のみ)
  • にんにく:1/2~1片(芽を取り除く)
  • 冷水:400ml~500ml(調整用)
  • エクストラバージンオリーブオイル:大さじ3~4
  • シェリービネガー(または白ワインビネガー):大さじ1~2
  • 塩:小さじ1/2~1(調整用)
  • トッピング:
    • 皮ごと食べられるぶどう(マスカットなど):適量(半分に切る)
    • アーモンドスライス(軽くローストしたもの):適量
    • ミントの葉:適量
    • エクストラバージンオリーブオイル(仕上げ用):適量

作り方

  1. アーモンドの下準備: 生アーモンドはたっぷりの水に一晩(最低8時間)浸します。浸水後、薄皮を丁寧に取り除きます。
  2. パンの準備: パンは白い部分をちぎり、少量の水(分量外)に浸して柔らかくし、その後軽く水気を絞ります。
  3. 攪拌(一次): ミキサーに、皮を剥いたアーモンド、水気を絞ったパン、にんにく、塩(小さじ1/2)、冷水200mlを入れ、滑らかなペースト状になるまで攪拌します。最初は低速で、徐々に速度を上げてください。
  4. 乳化と攪拌(二次): ペースト状になったら、残りの冷水を少しずつ加えながら攪拌を続けます。エクストラバージンオリーブオイルを少量ずつ、糸を垂らすように加えながら、さらに攪拌し、しっかりと乳化させます。シェリービネガーも加えて混ぜ合わせます。
  5. 味の調整と漉す: 全体が均一に混ざり、とろりとした状態になったら、味を見て塩で調整します。目の細かい漉し器やガーゼで漉し、ボウルに移します。ここで漉すことで、格段に滑らかな口当たりになります。
  6. 冷やす: ラップをして、冷蔵庫で最低1時間以上、できれば2~3時間しっかりと冷やします。
  7. 盛り付け: よく冷えたアホブランコを器に注ぎ、トッピングのぶどう、アーモンドスライス、ミントの葉を飾り、仕上げにエクストラバージンオリーブオイルを少量垂らして完成です。

にんにくの量はお好みで調整してください。最初は少なめから試してみるのがおすすめです。シェリービネガーがない場合は、白ワインビネガーやレモン汁で代用できますが、シェリービネガーを使うとより本場の風味に近づきます。スペインの夏の定番料理、アホブランコ。ぜひ、このレシピで挑戦して、暑い日のおもてなしや、ちょっとおしゃれなランチに楽しんでみてくださいね!

3. 「アーモンドとデーツのヘルシータルト」簡単なのに本格派料理:マニア度★★☆

「甘いものは大好きだけど、カロリーや白砂糖が気になる…」そんな風に思っているあなたに、とっておきのスイーツをご紹介します!それは、アーモンドとデーツを使った、砂糖不使用なのに驚くほど満足感たっぷりな「ヘルシータルト」です。アーモンドの香ばしさとデーツの自然な甘みが織りなすハーモニーは、一度食べたら虜になること間違いなし!しかも、作り方は意外と簡単なのに、見た目も本格派。体に優しくて美味しい、まさにギルトフリーなスイーツ作りに、あなたも挑戦してみませんか?

食感が変わる!アーモンドプードルとスライスアーモンドの賢い使い分け

このヘルシータルトの美味しさの秘密の一つは、アーモンドの食感を巧みに使い分けることです。具体的には、「アーモンドプードル(アーモンドパウダー)」と「スライスアーモンド」の二種類を効果的に使います。

まず、「アーモンドプードル」。これは皮を剥いたアーモンドを細かく粉末状にしたもので、タルト生地の主役となります。小麦粉の代わりにアーモンドプードルをたっぷり使うことで、グルテンフリーでありながら、しっとりとした食感と豊かな風味を生み出すことができます。また、アーモンドプードルは良質な脂質を含んでいるため、バターの使用量を抑えたり、場合によってはバターなしでもコクのある生地を作ることが可能です。例えば、ボブズレッドミルの「アーモンドフラワー」のような、きめ細かいものがタルト生地には向いています。

一方、「スライスアーモンド」は、その名の通りアーモンドを薄くスライスしたものです。これは主に、タルトのフィリングやトッピングに使います。スライスアーモンドを加えることで、カリカリとした軽快な食感のアクセントが生まれ、単調になりがちなタルトに変化を与えてくれます。また、焼き上げることで香ばしさが増し、見た目にも華やかさをプラスしてくれます。フィリングに混ぜ込む場合は、少し粗めに砕いて使うと、より存在感が出ます。トッピングとして使う場合は、焼き色を見ながら、焦げ付きそうなら途中でアルミホイルを被せると良いでしょう。

このように、アーモンドプードルで生地にしっとり感と風味を、スライスアーモンドでフィリングやトッピングに食感と香ばしさを加えることで、アーモンドの魅力を最大限に引き出したタルトが完成するのです。

甘さの決め手!デーツの種類と風味の違いを活かす

このヘルシータルトのもう一つの主役が「デーツ(なつめやしの実)」です。デーツは「天然のキャンディ」とも呼ばれるほど糖度が高く、食物繊維やミネラルも豊富に含むスーパーフード。その自然な甘みを利用することで、白砂糖を使わずに満足感のある甘さを実現できます。

デーツには様々な種類があり、それぞれ甘さの強さや食感、風味が異なります。タルトに使うデーツを選ぶ際には、これらの違いを理解しておくと、より自分好みの味に仕上げることができます。

代表的なデーツの種類としては、まず「マジョールデーツ」があります。これは大粒で「デーツの王様」とも呼ばれ、ねっとりとした食感と黒糖のような濃厚な甘みが特徴です。水分量も多く柔らかいため、ペースト状にしやすく、タルトのフィリングや生地に練り込むのに最適です。オタフクソースの「デーツ なつめやしの実」などは、比較的手に入りやすいマジョールデーツの一種です。

次に、「デグレットノアデーツ」という品種もよく見かけます。こちらはマジョールデーツに比べるとやや小ぶりで、食感はセミドライ。甘みは比較的あっさりとしていて、上品な風味が特徴です。そのまま刻んでフィリングに混ぜ込んだり、トッピングとして使うのに向いています。

その他にも、ドライフルーツ専門店などに行くと、「サイヤーデーツ」や「ピアロムデーツ」など、様々な種類のデーツに出会うことができます。サイヤーデーツは比較的安価で手に入りやすく、しっかりとした甘みがあります。ピアロムデーツは高級品種で、上品な甘みと独特の風味があります。

タルトに使う際は、これらのデーツを1種類だけでなく、数種類ブレンドしてみるのも面白いですよ。例えば、フィリングのベースには濃厚な甘みのマジョールデーツを使い、食感のアクセントとして刻んだデグレットノアデーツを加える、といった具合です。デーツの種類によって水分量も異なるため、ペーストにする際は加える水分量を調整するようにしましょう。種は必ず取り除いてから使ってくださいね。

サクサク生地の秘訣!意外なコツでプロの仕上がりに

ヘルシータルトとはいえ、タルト生地のサクサク感は譲れないポイントですよね。アーモンドプードルを使った生地は、小麦粉の生地とは少し性質が異なりますが、いくつかのコツを押さえることで、驚くほどサクサクとした美味しいタルト生地を作ることができます。

まず一つ目のコツは、「油脂を冷たい状態で使う」ことです。このタルトでは、バターの代わりにココナッツオイルや、アーモンドオイル、太白ごま油などを使うことが多いですが、どの油脂を使う場合でも、冷蔵庫で冷やして固形または半固形の状態で使うのがポイントです。アーモンドプードルと冷たい油脂を指先ですり合わせるようにして混ぜ合わせることで、グルテンが形成されにくく(元々グルテンフリーですが)、焼き上がりがサクサクになります。フードプロセッサーを使う場合は、数回パルスするように攪拌し、混ぜすぎないように注意しましょう。

二つ目のコツは、「生地をしっかりと冷やす」ことです。材料を混ぜ合わせて生地がまとまったら、ラップに包んで冷蔵庫で最低でも1時間、できれば一晩休ませます。これにより、油脂が再び冷え固まり、型に敷き込みやすくなるだけでなく、焼いた時に生地がだれにくくなり、サクサクとした食感が生まれます。

三つ目の意外なコツは、「フォークでピケ(空気穴)を多めに開ける」ことです。タルト生地を型に敷き込んだら、底面全体にフォークでまんべんなく空気穴を開けます。これにより、焼いている最中に生地が浮き上がるのを防ぎ、均一に火が通ってサクサクに仕上がります。特にアーモンドプードルベースの生地は、膨らみやすい性質があるので、ピケは念入りに行いましょう。

そして四つ目のコツは、「空焼きをしっかり行う」ことです。フィリングを詰める前に、タルト生地だけで一度焼き上げます(これを空焼きと言います)。空焼きすることで、生地の余分な水分が飛び、サクサク感が格段にアップします。オーブンの温度は、170℃~180℃で15分~20分程度が目安です。焼き色を見ながら調整してください。もし生地の縁が焦げ付きそうなら、アルミホイルでカバーすると良いでしょう。

これらのコツを実践すれば、まるでプロが作ったような、サクサクで香ばしいタルト生地が焼きあがりますよ!

【レシピ】簡単ヘルシー!アーモンドとデーツのタルト

材料(直径18cmのタルト型1台分)

<タルト生地>

  • アーモンドプードル:150g
  • ココナッツオイル(固形のもの、またはバター):70g(冷蔵庫で冷やしておく)
  • デーツペースト(種抜きデーツ50g+水大さじ1をミキサーにかけたもの):大さじ2~3
    • または、メープルシロップ:大さじ1
  • 塩:ひとつまみ
  • 冷水:大さじ1(調整用)

<フィリング>

  • 種抜きデーツ:150g(粗みじんにするか、ペースト状にする)
    • マジョールデーツなど柔らかいものがおすすめ
  • アーモンドミルク(無糖):大さじ2~3(デーツの硬さによって調整)
  • スライスアーモンド:50g
  • くるみやピーカンナッツなど、お好みのナッツ(粗く刻む):30g(省略可)
  • シナモンパウダー:小さじ1/2(お好みで)
  • バニラエクストラクト:小さじ1/2(お好みで)

<トッピング>

  • スライスアーモンド:20g
  • お好みのフレッシュフルーツ(ベリー系、イチジクなど):適量(省略可)

作り方

  1. タルト生地を作る:
    • ボウルにアーモンドプードルと塩を入れ、泡だて器で混ぜ合わせます。
    • 冷えたココナッツオイル(またはバター)を加え、指先またはスケッパーで、そぼろ状になるまですり混ぜます。フードプロセッサーの場合は、数回パルスします。
    • デーツペースト(またはメープルシロップ)を加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。生地がまとまりにくい場合は、冷水を少量ずつ加えて調整します。
    • 生地をひとまとめにし、ラップに包んで冷蔵庫で最低1時間休ませます。
  2. 生地を型に敷く:
    • 休ませた生地をラップの間に挟み、麺棒で型よりも一回り大きく(厚さ3~4mm程度)伸ばします。
    • タルト型に生地を敷き込み、余分な生地は切り落とします。フォークで底面全体にピケ(空気穴)をまんべんなく開けます。
    • 再び冷蔵庫で30分ほど冷やします。
  3. 生地を空焼きする:
    • オーブンを180℃に予熱します。
    • 冷やしたタルト生地の上にオーブンシートを敷き、タルトストーン(または乾燥豆など)を乗せて、180℃のオーブンで約15分焼きます。
    • タルトストーンとオーブンシートを取り除き、さらに5~10分、生地に軽く焼き色がつくまで焼きます。焼きあがったら型に入れたまま冷まします。
  4. フィリングを作る:
    • ボウルに粗みじんにしたデーツ(またはデーツペースト)、アーモンドミルク、スライスアーモンド、お好みのナッツ、シナモンパウダー、バニラエクストラクトを入れ、よく混ぜ合わせます。デーツが硬い場合は、アーモンドミルクの量を少し増やして調整してください。
  5. 組み立てて焼く:
    • 空焼きしたタルト生地にフィリングを均等に詰めます。
    • 表面にトッピング用のスライスアーモンドを散らします。
    • 170℃に予熱したオーブンで20~25分、フィリングが固まり、スライスアーモンドに綺麗な焼き色がつくまで焼きます。途中、焦げ付きそうならアルミホイルを被せてください。
  6. 仕上げ:
    • 焼きあがったタルトは、型に入れたまま粗熱を取ります。完全に冷めたら型から取り出し、お好みでフレッシュフルーツを飾って完成です。

このタルトは、冷蔵庫で冷やすと生地がより締まって美味しくなります。デーツの自然な甘みとアーモンドの香ばしさが口いっぱいに広がるヘルシータルト、ぜひお試しください。コーヒーや紅茶はもちろん、ハーブティーとの相性も抜群ですよ!

4. 「アーモンドとハーブのクリスピーチキン」おつまみにもメインにもなる万能料理:マニア度★★★

いつものチキン料理、マンネリ化していませんか?鶏肉は versatile な食材ですが、調理法が偏りがちですよね。そんなあなたに、ぜひ試してほしいのが「アーモンドとハーブのクリスピーチキン」です!細かく砕いたアーモンドを衣に使ったこのチキンは、カリッカリッとした驚きの食感と、口の中に広がる香り高いハーブの風味がたまらない、まさに絶品料理。おつまみとしてビールのお供にするも良し、堂々たるメインディッシュとして食卓の主役にするも良し。今回は、この万能チキンを、さらに美味しく、そしてお店の味に近づけるためのマニアックなコツを、食感の魔術師さながらに徹底解説します!一度食べたら、そのクリスピーな魅力にハマって、ビールが止まらなくなること請け合いですよ!

砕き方ひとつで劇的変化!アーモンド衣の食感コントロール術

この料理の最大の魅力である「クリスピーな食感」を生み出す主役は、もちろんアーモンドです。しかし、ただアーモンドを衣にすれば良いというわけではありません。アーモンドの「砕き方」ひとつで、仕上がりの食感が劇的に変わるんです。この食感コントロール術をマスターすれば、あなたも食感の魔術師になれるかも!?

まず、アーモンドの種類ですが、「皮付きの生アーモンド」または「素焼きアーモンド」のどちらでも作れます。生アーモンドを使うと、揚げた時に香ばしさがより引き立ち、優しい甘みも感じられます。素焼きアーモンドを使う場合は、すでにローストされているため香ばしさはありますが、揚げ時間を少し短めに調整する必要があります。私は、風味と食感のバランスが良いので、軽くローストした皮付きアーモンドを粗熱を取ってから使うのが好きです。カリフォルニア・アーモンド協会の推奨するロースト方法などを参考に、自家製ローストアーモンドに挑戦するのも良いですね。

次に、肝心の砕き方です。大きく分けて、「粗みじん」と「細かく砕く(パン粉状に近い)」の2パターンがあります。

「粗みじん」にする場合は、包丁で叩くようにして砕くか、フードプロセッサーで数秒だけパルス運転します。粒の大きさが不均一になり、ゴロゴロとした食感が残るのが特徴です。これにより、食べた時にザクザクとした力強い歯ごたえと、アーモンドの存在感をしっかりと感じることができます。ナッツ好きにはたまらない食感ですね。ただし、あまりにも粗すぎると、衣が剥がれやすくなることがあるので注意が必要です。5mm角程度の大きさを目安にすると良いでしょう。

一方、「細かく砕く」場合は、フードプロセッサーで長めに攪拌するか、すり鉢ですり潰すようにします。パン粉に近い、比較的細かい粒子になります。これにより、衣が鶏肉に均一に付きやすく、全体的にカリッとした繊細な食感に仕上がります。また、火の通りも均一になりやすいというメリットもあります。市販のアーモンドプードルを少し混ぜるのも、衣の付きを良くする裏技です。

私のおすすめは、この「粗みじん」と「細かく砕いたもの」をブレンドすることです。例えば、粗みじんのアーモンドを7割、細かく砕いたアーモンドを3割、といった具合に混ぜ合わせることで、ザクザク感とカリカリ感の両方を楽しめる、より複雑で深みのある食感を生み出すことができます。この配合比率を変えることで、自分好みの究極のクリスピーさを追求してみてください。

香りの魔法!チキンと相性抜群のハーブコンビネーション

アーモンドの食感に加えて、この料理のもう一つの魅力が「ハーブの香り」です。鶏肉とハーブは言わずと知れた黄金コンビですが、アーモンドの香ばしさと組み合わせることで、さらに風味豊かで洗練された一皿になります。ここでは、チキンと特に相性が良く、アーモンドとも調和するハーブの組み合わせをいくつかご紹介します。

まず、王道は「ローズマリー」と「タイム」の組み合わせです。ローズマリーの清涼感のある強い香りと、タイムの爽やかでややスパイシーな香りは、鶏肉の臭みを消し、食欲をそそる風味を与えてくれます。アーモンドのナッティーな風味とも非常に相性が良く、南フランス料理のような上品な仕上がりになります。どちらもフレッシュハーブを使うのが理想ですが、乾燥ハーブでも十分に香ります。乾燥ハーブを使う場合は、量を控えめにし、鶏肉に下味を付ける際に揉み込むと良いでしょう。

次におすすめなのが、「オレガノ」と「パセリ」の組み合わせです。オレガノはトマト料理などによく使われるハーブで、ほんのりとした苦味と爽やかな香りが特徴です。パセリは、フレッシュなものを使えば彩りも良くなり、独特の青々しい香りが全体の風味を引き締めてくれます。この組み合わせは、ややイタリアンなテイストになり、ビールだけでなく白ワインにもよく合います。パセリは、みじん切りにして衣に混ぜ込むか、揚げた後に散らすと香りが引き立ちます。

少しエスニックな風味を加えたいなら、「コリアンダー(パクチー)」と「レモングラス」も面白い組み合わせです。コリアンダーの独特の香りと、レモングラスの爽やかな柑橘系の香りが、いつものチキンをアジアンテイストに変身させてくれます。この場合は、下味にナンプラーやニンニク、生姜などを加えると、より本格的な味わいになります。ただし、これらのハーブは香りが強いので、アーモンドの風味を消さないように、量は控えめにするのがポイントです。

ハーブは、1種類だけでなく、2~3種類をブレンドすることで、より複雑で奥深い香りを生み出すことができます。例えば、ローズマリー、タイム、セージを少量ずつ混ぜ合わせると、プロヴァンス風の香り高いチキンになります。また、下味に使うハーブと、衣に混ぜ込むハーブを使い分けるのも上級テクニックです。S&B食品の「フレッシュハーブ」シリーズなど、手軽に使えるフレッシュハーブもたくさんありますので、色々と試して、あなただけの「魔法のハーブコンビネーション」を見つけてくださいね。

プロの技を拝借!カリッとジューシーに揚げる秘訣

衣の食感、ハーブの香りが完璧でも、肝心のチキンがパサパサだったり、衣がべちゃっとしていては台無しですよね。ここでは、お店のクリスピーチキンのように、外はカリッと、中はジューシーに揚げるためのプロの技を伝授します。

まず、鶏肉の下準備が重要です。鶏もも肉を使う場合は、余分な脂肪や筋を取り除き、厚さが均一になるように開いてから、一口大よりも少し大きめにカットします。フォークで数カ所刺しておくと、味が染み込みやすく、火も通りやすくなります。むね肉を使う場合は、パサつきやすいので、塩麹やヨーグルト、または少量の砂糖と塩を揉み込んで一晩置く「ブライン液」に漬け込むと、驚くほどしっとりジューシーに仕上がります。雪印メグミルクの「ナチュレ 恵 megumi」のようなプレーンヨーグルトがおすすめです。下味には、塩胡椒、おろしニンニク、おろし生姜、そして前述のハーブ類をしっかりと揉み込み、最低でも30分は冷蔵庫で寝かせましょう。

次に、衣付けの工程です。下味を付けた鶏肉に、まず薄力粉を薄くまぶします。これにより、次に付ける卵液が絡みやすくなり、アーモンド衣も剥がれにくくなります。次に、溶き卵にくぐらせ、最後に砕いたアーモンドとハーブを混ぜ合わせた衣を、しっかりと押し付けるようにして付けます。衣が剥がれないように、ギュッギュッと握るようにして付けるのがコツです。

そして、いよいよ揚げの工程ですが、ここでプロの技「二度揚げ」が登場します!一度揚げで火を通し、二度揚げでカリッと仕上げるのがポイントです。

一度目の揚げは、160℃~170℃の比較的低温の油で、じっくりと火を通します。鶏肉を油に入れたら、最初はあまり触らず、衣が固まるまで待ちます。片面がきつね色になったら裏返し、両面がきつね色になり、鶏肉に火が通るまで(目安として3~5分程度)、ゆっくりと揚げます。一度にたくさん入れすぎると油の温度が下がってしまうので、鍋の表面積の半分程度の量に抑えましょう。

一度揚げが終わったら、鶏肉をバットなどに取り出し、余熱で中まで火を通しながら、5分ほど休ませます。この間に、油の温度を180℃~190℃の高温に上げます。

そして二度目の揚げです。休ませた鶏肉を高温の油に戻し、今度は短時間(30秒~1分程度)で、衣がカリッとなるまで揚げます。表面の水分が一気に蒸発し、見違えるほどクリスピーな食感になります。揚げすぎると焦げてしまうので、色づきを見ながら手早く引き上げましょう。

揚がったチキンは、網に乗せてしっかりと油を切ります。こうすることで、余分な油が衣に戻らず、カリッとした食感が長持ちします。熱々のうちに、お好みでレモンを絞ったり、粗挽き黒胡椒を振ったりして召し上がれ!

【レシピ】おつまみにもメインにも!アーモンドとハーブのクリスピーチキン

材料(2~3人分)

  • 鶏もも肉:2枚(約500g~600g)
  • 塩:小さじ1
  • 黒こしょう:少々
  • おろしにんにく:小さじ1
  • おろししょうが:小さじ1/2(お好みで)
  • お好みのフレッシュハーブ(ローズマリー、タイムなど):合わせて大さじ2程度(みじん切り)
    • または乾燥ハーブ:合わせて小さじ1程度
  • 薄力粉:大さじ3
  • 卵:1個(溶きほぐす)
  • 皮付きアーモンド(生または素焼き):100g
  • 揚げ油:適量
  • レモン(くし形切り):適量(お好みで)

<アーモンド衣>

  • 砕いたアーモンド:上記のアーモンドを粗みじんと細かく砕いたものをブレンド
  • みじん切りにしたフレッシュハーブ(または乾燥ハーブ)
  • (お好みで)パン粉(細目):大さじ2(衣の付きを良くするため)
  • (お好みで)粉チーズ:大さじ1(風味アップ)

作り方

  1. 鶏肉の下準備: 鶏もも肉は余分な脂肪や筋を取り除き、厚さを均一に開いてから、一口大よりやや大きめに(4~5cm角程度)切ります。フォークで数カ所刺します。
  2. 下味をつける: ボウルに鶏肉を入れ、塩、黒こしょう、おろしにんにく、おろししょうが、みじん切りにしたハーブ(半量)を加えてよく揉み込み、ラップをして冷蔵庫で最低30分以上置きます。
  3. アーモンド衣の準備: 皮付きアーモンドを好みの粗さに砕きます(包丁で刻むか、フードプロセッサーで数秒パルス)。粗いものと細かいものを混ぜるのがおすすめです。ボウルに砕いたアーモンド、残りのハーブ、(お好みで)パン粉、粉チーズを入れて混ぜ合わせておきます。
  4. 衣付け:
    • バットなどに薄力粉を広げ、下味を付けた鶏肉の汁気を軽く拭き取り、薄力粉を薄くまぶします。余分な粉ははたき落とします。
    • 溶き卵にくぐらせます。
    • アーモンド衣をしっかりと、鶏肉を軽く握るようにして押し付けます。
  5. 揚げる(一度揚げ): 揚げ油を160℃~170℃に熱します。衣を付けた鶏肉を入れ、片面がきつね色になるまで3~4分揚げます。裏返してさらに2~3分、鶏肉に火が通るまで揚げます。一度にたくさん入れすぎないように注意してください。
  6. 休ませる: 揚がった鶏肉を網じゃくしなどで取り出し、バットなどに乗せて5分ほど休ませ、余熱で中まで火を通します。
  7. 揚げる(二度揚げ): 揚げ油の温度を180℃~190℃に上げます。休ませた鶏肉を戻し入れ、30秒~1分ほど、衣がカリッときつね色になるまで揚げます。焦げやすいので注意してください。
  8. 油を切る: 揚がったチキンを網に乗せて、しっかりと油を切ります。
  9. 盛り付け: 器に盛り付け、お好みでくし形に切ったレモンを添えて完成です!

このクリスピーチキンは、冷めても比較的カリカリ感が持続するので、お弁当のおかずにもおすすめです。ハニーマスタードソースやスイートチリソース、ヨーグルトベースのディップなどを添えても美味しいですよ。ぜひ、あなたの十八番レシピに加えてくださいね!

5. まとめ:アーモンド料理は楽しさ無限大!今日からあなたの食卓に新しい風を

さて、ここまで様々なアーモンド料理の世界を一緒に旅してきましたが、いかがでしたか?「アーモンドミルク鍋」の奥深さ、「アホブランコ」の本格的な味わい、「アーモンドとデーツのヘルシータルト」の優しい甘さ、そして「アーモンドとハーブのクリスピーチキン」の感動的な食感…きっと、今すぐにでもキッチンに立って、何かアーモンド料理を作りたくなっているのではないでしょうか。

アーモンドは、そのまま食べるだけでなく、砕いたり、ペーストにしたり、ミルクにしたりと、その姿を変えることで、料理に無限の可能性をもたらしてくれる本当に素晴らしい食材です。香ばしい風味、ユニークな食感、そして栄養価の高さも魅力ですよね。今回ご紹介したアーモンド料理は、数あるアーモンドレシピの中のほんの一例に過ぎません。アーモンドを使ったスープ、サラダ、炒め物、煮込み料理、パンや焼き菓子など、探求すればするほど、新しい発見と美味しさに出会えるはずです。

ぜひ、今日からアーモンドをもっと積極的にお料理に取り入れてみてください。例えば、いつものサラダにスライスアーモンドをトッピングするだけでも、食感と風味がプラスされて、ぐっとお店の味に近づきます。カレーやシチューの隠し味にアーモンドプードルを少し加えてみれば、コクととろみがアップしますよ。

アーモンド料理は、難しそうに見えても、ポイントさえ押さえれば意外と簡単に、そして楽しく作れるものばかりです。この記事が、あなたのアーモンド料理への第一歩を踏み出すきっかけとなり、あなたの毎日の食卓がより豊かで、より楽しいものになるお手伝いができれば、私にとってこれほど嬉しいことはありません。

さあ、アーモンドの魔法にかかる準備はできましたか?アーモンド料理の世界へ、一緒にレッツゴー!あなたの食卓に、アーモンドが運ぶ新しい風が吹き込みますように!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。