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一度使ったら戻れない!魔法の一本「無添加白だし」の秘密。

2025.06.15
一度使ったら戻れない!魔法の一本「無添加白だし」の秘密。

毎日の食卓に欠かせない調味料だからこそ、安心して使えるものを選びたいですよね。『無添加 白だし』という選択肢に興味はあるものの、「普通の白だしと何が違うの?」「添加物って本当に避けるべき?」といった疑問をお持ちではありませんか?

この記事では、そんなあなたの不安や疑問を解消します。無添加 白だしの定義から、プロが実践する選び方のコツ、そして本当に安心して使えるおすすめ商品まで、どこよりも分かりやすく解説します。

1. いつもの料理が変わる!「無添加の白だし」を選ぶべき理由

突然ですが、お料理に「白だし」って使っていますか?一本あるだけで味がビシッと決まる、とっても便利な調味料ですよね。普段から愛用されている方も多いのではないでしょうか。お吸い物や煮物、だし巻き卵に炊き込みご飯まで、本当に幅広いお料理で大活躍してくれます。この白だしがあるだけで、なんだか料理の腕が上がったような気分にさせてくれる、頼もしい存在です。

でも、どうせならその中身にもこだわって、「無添加の白だし」を選んでみませんか?私が声を大にしておすすめしたいのが、この「無添加」という選択肢なんです。化学調味料(アミノ酸等)や保存料、着色料といった添加物に頼らず、昆布や鰹節、しいたけといった天然素材の旨味だけで作られた無添加の白だしは、あなたの料理の味を格段にレベルアップさせてくれる秘密兵器なんですよ。

この記事では、そんな魅力あふれる無添加白だしの世界と、私が数ある商品の中から「これは!」と唸った選りすぐりのおすすめ商品を、ちょっとマニアックな視点も交えながら、その情熱を余すところなくご紹介していきます!

そもそも「無添加」って、何がいいの?

「無添加ってよく聞くけど、具体的に何がいいの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。無添加の白だしを選ぶことには、たくさんの素敵なメリットがあるんです。

1. 素材本来の味を、最大限に引き出してくれる

まず一番の魅力は、何と言っても「素材の味を活かせる」こと。化学調味料の強い旨味は、確かに手軽に美味しさを感じさせてくれますが、時として繊細な野菜やお魚が持つ本来の風味を覆い隠してしまうことがあります。せっかくの旬の食材も、全部同じような味に感じてしまったら、もったいないですよね。

その点、無添加の白だしは、昆布や鰹節といった天然素材の旨味がベースになっています。そのため、主張しすぎることなく、食材の美味しさにそっと寄り添い、優しく下支えしてくれるんです。例えば、春の訪れを感じさせてくれる筍ご飯。無添加の白だしを使えば、筍特有のえぐみを和らげつつ、その豊かな香りとほのかな甘みを存分に引き出してくれます。まるで、素材たちが「私の美味しさはここだよ!」と喜んでいるかのように感じられるはずです。

2. 味がブレずに決まる!毎日の料理がもっと楽しく

「今日の煮物、なんだか味が薄い…」「昨日と同じように作ったはずなのに、味が違う…」なんて経験はありませんか?味付けが毎回ブレてしまうのは、料理のプチストレスになりがちです。

無添加の白だしは、出汁のプロフェッショナルたちが、長年の経験と知識を基に「これだ!」という黄金比で出汁を調合し、作り上げています。つまり、この一本の中には、完成された「美味しい」が詰まっているんです。ですから、私たちは難しいことを考えなくても、ただ計量スプーンで正確に測って加えるだけで、いつでも料亭のような本格的で安定した味わいを再現することができます。

忙しい毎日を送るあなたにとって、味付けに悩む時間が減るのは、とても嬉しいことですよね。時短になるだけでなく、味付けの失敗が格段に減ることで、料理そのものへの自信にも繋がります。「私、料理上手かも!」と思える瞬間が増えると、キッチンに立つのがもっと楽しくなりますよ。

3. 体にやさしいという、何よりの安心感

毎日口にするものだからこそ、安心できるものを選びたい。特に、家族の健康を預かるあなたなら、そう考えるのはごく自然なことだと思います。無添加の白だしは、その名の通り、化学的に合成された添加物に頼らずに作られています。

使われているのは、日本の豊かな自然が育んだ、鰹節、昆布、しいたけ、醤油といった、私たちに馴染み深い食材ばかり。原材料表示を見たときに、知らないカタカナの名前が並んでいないというだけで、なんだかホッとしませんか?

この「安心感」は、特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、ご自身の健康を大切にしたいと考えているあなたにとって、何にも代えがたい価値があるはずです。「体に良いものを選んでいる」というささやかな自負が、日々の食事作りへのモチベーションをさらに高めてくれることでしょう。こだわりの無添加白だしで、あなたとあなたの大切な人の体を、内側からそっといたわってあげましょう。

2. 【おすすめ無添加白だし①】七福醸造「元祖料亭白だし」

まず最初にご紹介したいのが、何を隠そう「白だし発祥の蔵」として知られる、愛知県碧南市の七福醸造さんが作る「元祖料亭白だし」です。まさに、すべての白だしの歴史はここから始まったと言っても過言ではありません。この商品のマニアックなポイントは、なんといってもベースに使われている「有機白醤油」。この白醤油こそが、料理の仕上がりを劇的に変える魔法の液体なんです。

白だし誕生の物語と、七福醸造の情熱

七福醸造さんの歴史を語らずして、白だしの魅力は語れません。今から40年以上も前の1978年、日本で初めて「白だし」を開発し、世に送り出したのが、この七福醸造さんなんです。

その開発のきっかけは、当時お付き合いのあった割烹の料理人さんからの「お客さんに出すお吸い物や茶碗蒸しは、素材の色をきれいに見せたい。でも、濃口醤油だとどうしても色が黒くなってしまう。出汁の風味と塩味はしっかり効かせつつ、素材の色を活かせるような、そんな夢のような調味料は作れないだろうか」という、切実な相談だったそうです。

このプロの要望に応えるべく、七福醸造の開発チームは試行錯誤を重ねました。そこで着目したのが、地元・愛知県三河地方の特産品であった「白醤油」でした。この色の薄い白醤油に、美味しい出汁を合わせれば、料理人の願いが叶うのではないか。このひらめきこそが、歴史的な発明の第一歩でした。醤油と出汁、それぞれの最適なバランスを見つけるために、数えきれないほどの試作が繰り返され、ついに理想の液体調味料「白だし」が誕生したのです。まさに「元祖」の名にふさわしい、情熱と歴史が詰まった一本と言えますね。

味の決め手!「有機しろしょうゆ」の奥深い世界

この白だしの心臓部とも言えるのが、「有機しろしょうゆ」です。そもそも「白醤油」自体、普段あまり馴染みがないかもしれませんね。私たちが普段使っている一般的な濃口醤油は、大豆と小麦を約半々の割合で使って作られます。

一方、白醤油は、原料のほとんど(約9割)を小麦が占め、大豆は少量しか使いません。そして、熟成期間も濃口醤油より短くすることで、あの美しい琥珀色が生まれるのです。味わいは、塩分濃度が濃口醤油よりもやや高いのが特徴ですが、小麦由来の独特の香りと、やわらかで強い甘みを持っています。この特徴のおかげで、料理に旨味と塩味をしっかり加えながらも、食材本来の色合いを全く邪魔しない、という白だしの最大のメリットが生まれるのです。

七福醸造さんは、その白醤油の原料にも徹底的にこだわっています。なんと、有機農業の国際的な基準をクリアした証である「有機JAS認定」を取得した、有機小麦と有機大豆を100%使用しているんです。体にやさしいだけでなく、雑味のない、どこまでもクリアで上質な味わいの土台は、このこだわりの有機白醤油によって作られているんですね。

国産素材が奏でる旨味のオーケストラ

もちろん、白だしのもう一つの主役である「出汁」へのこだわりも半端ではありません。

枕崎産のかつお節

出汁の王様ともいえる鰹節には、日本一の生産量を誇る鹿児島県枕崎産のものを使用しています。枕崎は、黒潮がもたらす新鮮で良質なカツオが水揚げされることで有名です。そのカツオを使い、昔ながらの伝統的な製法でじっくりと燻して作られた本枯節は、燻製の香りが非常に豊かで、力強くも上品な旨味を凝縮しています。この鰹節が、白だしの味の輪郭をくっきりとさせ、深いコクを与えてくれています。

北海道産の利尻昆布

昆布には、数ある昆布の中でも特に上質で、澄んだ出汁がとれることで知られる、北海道産の利尻昆布を贅沢に使用しています。利尻昆布の出汁は、香りが高く、ほんのりとした塩味としっかりとした旨味のバランスが絶妙です。懐石料理など、高級料亭で珍重されるのも納得の品質ですね。鰹節のイノシン酸と、昆布のグルタミン酸。この二つの旨味成分が合わさることで生まれる「旨味の相乗効果」が、家庭では到底真似のできない、奥深い味わいを生み出しているのです。

この「元祖料亭白だし」は、白醤油のコクと歴史をじっくりと味わいたいあなたにこそ、試してほしい逸品です。これ一本で、いつものお吸い物やだし巻き卵が、まるでお店の味に変わる感動を、ぜひ体験してみてください。

3. 【おすすめ無添加白だし②】茅乃舎「白だし」

次にご紹介するのは、もはや説明不要なほど、美味しい出汁の代名詞的存在となった「茅乃舎(かやのや)」さんの白だしです。全国の百貨店や駅ビルなどにお店を構え、その上品で本格的な味わいに魅了されているファンも多いですよね。私もその一人です!茅乃舎さんといえば、何と言っても「焼きあご(飛び魚)」を使った出汁が特徴的。このこだわりの無添加白だしにも、もちろんその上品で香ばしい焼きあごの出汁がたっぷりと使われているんですよ。

「茅乃舎」ブランドが生まれた背景

茅乃舎のルーツを辿ると、福岡県にある株式会社久原本家(くばらほんけ)という、明治26年創業の醤油蔵に行き着きます。この久原本家グループが、食や暮らしの提案の場として、福岡の自然豊かな里山にレストラン「茅乃舎」をオープンしたのが始まりです。

このレストランで提供される、化学調味料や保存料を一切使わず、地元の新鮮な食材と本物の調味料だけで作られた料理が「滋味深い」「家庭でもこの味を再現したい」と大変な評判を呼びました。そのお客様の声に応える形で誕生したのが、私たちがよく知る、家庭用のだしパックや調味料の「茅乃舎」ブランドなのです。「ご家庭で、手軽に、本物の味わいを」。このレストランから始まった想いが、すべての商品の根底に流れているんですね。だからこそ、茅乃舎の白だしも、もちろん化学調味料・保存料無添加。安心して使えるのが嬉しいポイントです。

主役は「焼きあご」の、他にはない上品な旨味

茅乃舎の味の象徴とも言えるのが、「あご」です。「あご」とは九州や日本海側での呼び名で、標準和名は「トビウオ」。その名の通り、海面を滑空するように飛ぶ、生命力あふれる魚です。茅乃舎では、このあごを、わざわざ炭火でじっくりと焼き上げてから出汁に使っています。

なぜ「焼く」という一手間を加えるのでしょうか?それには、ちゃーんと理由があるんです。魚は焼くことで、生臭さが取り除かれると同時に、アミノ酸と糖が反応して(メイラード反応といいます)、なんとも言えない香ばしい風味が生まれます。さらに、トビウオは他の煮干しに使われるイワシなどに比べて脂肪分が少ないため、焼いても出汁が濁りにくく、非常にすっきりとしていて、雑味のない上品な旨味の出汁がとれるのです。この「焼きあご」ならではの、香ばしくも澄み切った味わいこそが、茅乃舎の白だしが持つ最大の魅力と言えるでしょう。口に含んだ瞬間に鼻に抜ける、その上品な香りは、一度体験すると忘れられなくなりますよ。

国産素材たちが織りなす、味の黄金ブレンド

もちろん、茅乃舎のこだわりは焼きあごだけではありません。その上品な旨味を最大限に引き出すために、厳選された国産素材たちが、絶妙なバランスでブレンドされています。

旨味の土台を支える「かつお節」

焼きあごの繊細な味わいを下支えし、全体の味に安定感と深みをもたらすのが、力強い旨味を持つかつお節です。主役の魅力を引き立てる、名脇役といったところでしょうか。

コクと厚みを加える「うるめいわし節」

うるめいわしは、目がうるうると潤んでいるように見えることからその名がついたイワシの一種です。その煮干しは、他の煮干しに比べて濃厚な味わいが特徴で、これを加えることで、白だしの味にグッと厚みと奥行きが生まれます。

全体をまろやかに包み込む「真昆布」

昆布には、北海道の函館市南茅部(みなみかやべ)地区などで採れる、肉厚な真昆布を使用しています。真昆布は「昆布の女王」とも呼ばれ、甘みが強く、くせのない上品で澄んだ出汁がとれることで有名です。この真昆布のグルタミン酸が、魚介系の旨味成分であるイノシン酸と結びつき、全体の味をまろやかに、そして豊かにまとめ上げてくれているのです。

さらに、ベースとなる醤油にも妥協はありません。国内で製造された丸大豆醤油を使用するという徹底ぶり。丸大豆醤油は、豊かなコクと芳醇な香りが特徴で、この醤油が出汁の旨味をしっかりと受け止めています。

この茅乃舎の白だしは、雑味がなく、すっきりと澄んだ味わいが身上。そのため、お吸い物や茶碗蒸し、だしが決め手となる京風のおうどんなど、繊細な料理の味を最大限に引き立ててくれます。焼きあごの上品な香りが好きなあなたには、ぜひ一度お試しいただきたい、格調高い一本です。

4. 【おすすめ無添加白だし③】フンドーキン醤油「料亭の味 白だし」

九州・大分県の老舗醤油メーカー、フンドーキン醤油さんが作る「料亭の味 白だし」も、無添加白だしを語る上では絶対に外せない、素晴らしい一本です。九州の調味料というと、あなたも少し甘めな味わいをイメージしませんか?この白だしも、九州の食文化に育まれた、ほんのりとした上品な甘みが特徴で、特に煮物に使うと、どこか懐かしく、ほっこりと心まで温まるような優しい味わいに仕上がるんですよ。

九州の味を支え続ける、老舗の伝統と技

フンドーキン醤油さんの歴史は、なんと江戸時代末期の1861年(文久元年)にまで遡ります。坂本龍馬が日本中を駆け回っていた、まさにそんな時代に、醤油・味噌の製造を始められました。創業の地である大分県臼杵(うすき)市は、かつて城下町として栄え、今もなお歴史的な街並みが残る風情ある土地です。この地は、発酵食品づくりに欠かせない、温暖な気候と、清らかで良質な水に恵まれています。フンドーキン醤油の味わいは、この臼杵の豊かな自然と、160年以上にわたって脈々と受け継がれてきた職人たちの伝統の技によって育まれてきたのです。

そんな老舗が作る白だしですから、もちろん品質は折り紙付き。地元九州の人々に長く愛され続けているという事実が、その美味しさを何よりも雄弁に物語っていますよね。

九州ならでは!ほんのりとした甘さの秘密

この白だしの大きな特徴である「上品な甘み」。これこそが、九州の食文化を象徴する味わいなんです。「なぜ九州の醤油や調味料は甘いの?」と不思議に思う方もいるかもしれませんね。

これにはいくつかの説がありますが、一つには、江戸時代に海外との唯一の窓口であった長崎の出島を通じて、貴重品であった砂糖が比較的手に入りやすかったという歴史的背景があります。また、九州地方は温暖な気候で、体を動かす仕事に従事する人が多かったため、汗で失われた塩分と、エネルギー源となる糖分を同時に効率よく補給できる甘辛い味付けが好まれた、とも言われています。

フンドーキンの「料亭の味 白だし」も、そんな九州の味覚の伝統を受け継ぎ、砂糖や水飴などで絶妙な甘みが加えられています。しかし、決してしつこい甘さではありません。あくまで「ほんのり」と感じる、角の取れたまろやかな甘みなのです。この甘みが、料理に深いコクと照りを与え、特に煮物や丼ものといった、甘辛い味付けの和食を、驚くほど美味しく仕上げてくれるんです。

複層的な旨味が生み出す、味のハーモニー

そして、この白だしのマニアックなポイントであり、私が特に素晴らしいと感じているのが、家庭ではなかなか真似のできない、複層的で奥行きのある旨味です。その秘密は、使われている出汁素材の多様性にあります。

かつお・さば・いわしの魚節ブレンド

出汁のベースとなる魚節には、香りの良い「かつお節」、深いコクを持つ「さば節」、そして濃厚な旨味が特徴の「いわし節」という、個性豊かな3種類をブレンドしています。かつお節だけでは出せない、複雑で力強い魚介の旨味が、この白だしの味の土台をしっかりと築いています。

こんぶと、しいたけの合わせ技

さらに、魚介の旨味(イノシン酸)に、昆布の旨味(グルタミン酸)と、国産の干し椎茸が持つ旨味(グアニル酸)を掛け合わせています。この「イノシン酸」「グルタミン酸」「グアニル酸」は、科学的にも「三大旨味成分」として知られており、これらを組み合わせることで、それぞれの旨味が何倍にも強く感じられる「旨味の相乗効果」が生まれることが、東京大学などの研究でも明らかになっています。この複雑な旨味のハーモニーこそが、「料亭の味」と名付けられている所以なのでしょう。

この甘みと旨味の絶妙なバランスを持つフンドーキンの無添加白だしは、特に毎日の「ほっこり和食」で真価を発揮します。かぼちゃの煮物や肉じゃがに使えば、他のみりんや砂糖をたくさん加えなくても、これ一本で味がビシッと決まり、食欲をそそる美しい照りが出ます。親子丼やカツ丼といった丼もののタレ作りも、驚くほど簡単。甘みと旨味のバランスを重視するあなたには、ぜひ常備してほしい、頼れる一本です。

5. 【おすすめ無添加白だし④】光食品「有機白だし」

「とにかく原材料には徹底的にこだわりたい!」「家族の口に入るものだから、少しでも体にやさしいものを選びたい」。そんな、健康への意識が非常に高いあなたに、私が全力でおすすめしたいのが、徳島県に本社を置く光食品(ヒカリしょくひん)さんの「有機白だし」です。この商品のすごいところは、そのこだわりが尋常ではないこと。なんと、原材料の99.8%が有機食材(オーガニック)でできているという、まさに究極とも言える無添加白だしなんです。

オーガニックに情熱を燃やす、光食品の企業哲学

光食品さんは、「ORGANIC & NATURAL」をスローガンに掲げ、創業以来、一貫して食の安全と美味しさを追求してきた、尊敬すべきメーカーさんです。その製品づくりは、単に「無添加」であるだけでなく、その原材料がどのような環境で育てられたか、というところまで遡って徹底されています。

農薬や化学肥料に極力頼らず、自然の力で育てられた国産の有機野菜や果物を使用することを基本とし、環境保全型農業を応援することで、私たちの食卓だけでなく、日本の農業や地球環境の未来までをも見据えているのです。光食品さんの商品を選ぶことは、美味しいだけでなく、そんな素敵な取り組みを応援することにも繋がるんですね。

驚異の「有機原材料99.8%」という徹底ぶり

この「有機白だし」のパッケージを見て、まず驚かされるのが「有機JAS」のマークです。これは、農林水産省が定めた厳格な基準をクリアした、いわば「国が認めたオーガニック食品」の証。例えば、農産物であれば、禁止された農薬や化学肥料を2年以上(多年草の場合は3年以上)使用していない畑で栽培されなければならない、など、非常に厳しいルールが定められています。

光食品の有機白だしは、この有機JAS認定を取得しているだけでなく、その原材料のほとんどが有機なのです。具体的に見ていきましょう。

  • 有機しろしょうゆ: 国産の有機小麦と有機大豆を100%使用。

  • 有機米発酵調味料: 国産の有機米と食塩のみで作られた、有機JAS認定の本格的なみりん風調味料。

  • 有機砂糖: ブラジル産の有機さとうきびから作られています。

  • 有機こんぶ・有機乾しいたけ: もちろん、これらも有機JAS認定を受けたもの。

これほどまでに「有機」にこだわった白だしは、他ではなかなか見つけることができません。この徹底ぶりこそが、光食品の製品がもたらす、絶対的な安心感の源泉なのです。

国産・天然素材への、最後の0.2%のこだわり

「じゃあ、残りの0.2%は何なの?」と気になりますよね。このわずか0.2%にも、光食品さんの妥協なき姿勢が表れています。有機ではない原材料は、「食塩」と「鰹節」の二つです。

まず食塩ですが、メキシコまたはオーストラリア産の天日塩を、沖縄の美しい海水で溶解し、平釜でじっくりと煮詰めて再結晶化させた「シママース」という塩を使用しています。この製法により、マグネシウムやカルシウムといった、いわゆる「にがり」成分が程よく残り、単にしょっぱいだけではない、まろやかで深みのある塩味を生み出します。

そして鰹節。残念ながら、現在のところ「有機JAS認定」を受けた鰹節というものは存在しません。そこで光食品さんが選んだのが、品質の高さで知られる鹿児島県枕崎産のかつお荒節です。力強い風味を持つこの鰹節が、有機素材たちのやさしい味わいを、縁の下で力強く支えているのです。つまり、有機製品が存在しない原材料については、国産の、できる限り安全で高品質なものを厳選して使っている、というわけです。この姿勢にも、企業の誠実さが表れていますよね。

この究極の無添加白だしは、味わいも非常にやさしく、繊細です。塩味も他の白だしに比べて控えめで、出汁の香りがふわりと上品に香ります。そのため、素材が持つ本来の味を絶対に邪魔しません。デリケートな味覚を持つ赤ちゃんの離乳食作りにも、これ以上ないほど最適です。茹でた野菜を潰して、この白だしをほんの数滴垂らすだけで、赤ちゃんが喜ぶ、栄養満点の美味しい一品が完成します。また、体調が優れない時や、体をリセットしたい時の食事など、あなた自身の体をいたわるシーンでこそ、その真価を最大限に発揮してくれることでしょう。

6. あなた好みの無添加白だしで、毎日の食卓をもっと豊かに

今回は、私が自信を持っておすすめする、こだわりの「無添加白だし」を4つ、ちょっとマニアックな視点も交えながら熱く語らせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

  • 白醤油のコクと、日本初の歴史を味わいたいなら「七福醸造 元祖料亭白だし」

  • 焼きあごの上品で香ばしい香りがお好きなら「茅乃舎 白だし」

  • 毎日の煮物や丼ものを美味しく仕上げる、甘みと旨味のバランスを重視するなら「フンドーキン醤油 料亭の味 白だし」

  • とにかく食の安全性を優先し、究極のオーガニックを求めるなら「光食品 有機白だし」

というように、一口に「無添加白だし」と言っても、その個性や魅力は本当に様々でしたね。それぞれに作り手の熱い想いや哲学が込められていて、知れば知るほど、どの商品も愛おしく感じられてきます。

ぜひ、あなたの料理スタイルや、あなたが調味料に求めるもの、そして「こんな味の料理が作りたいな」というイメージに合わせて、お好みの一本を見つけてみてください。

例えば…

  • 「伝統的な本格和食を極めたい!おもてなし料理で、あっと言わせたい」 というあなたには、白だしの王道とも言える七福醸造や、洗練された味わいの茅乃舎が、きっと素晴らしいパートナーになってくれるはずです。

  • 「難しいことは考えずに、毎日の食卓を手軽にもっと美味しくしたい!家族が喜ぶ、ほっこりする味付けが得意になりたい」 というあなたには、九州の豊かな甘みを持つフンドーキン醤油が、日々の料理を力強くサポートしてくれますよ。

  • 「何よりも、家族と自分の健康が第一。安心して口にできるもので、素材の味をじっくり楽しみたい」 という、やさしい想いを持つあなたには、究極のオーガニックを追求した光食品の白だしが、心からの満足感を与えてくれることでしょう。

こだわりの無添加白だしがキッチンに一本あるだけで、いつもの料理がもっと楽しく、もっと美味しくなることを、私は保証します。味付けに悩む時間が減ることで、心にも時間にも余裕が生まれ、新しいレシピに挑戦してみようかな、なんて前向きな気持ちも湧いてくるかもしれません。

そして何より、「美味しいね」という、あなたの大切な人の笑顔が、きっと今よりももっと増えるはずです。ぜひ、あなただけのお気に入りの一本を見つけて、毎日の食卓をもっと豊かに、もっと素敵なものにしてくださいね!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。