無添加
【2025年版】無添加日焼け止めおすすめ4選!敏感肌も安心
2025.11.11
「もう日焼け止め選びで失敗したくない…」 SPF値の高さだけで選んで肌が荒れたり、キシキシ感が苦手で塗るのが億劫になったり。そんな経験、ありませんか? 私も長年「無添加」と書かれた製品を試しては、しっくりこない日々を繰り返す「日焼け止め迷子」でした。 でも、ある「基準」を持って選ぶようになってから、ようやく心から「これだ!」と思える一本に出会えたんです。
この記事では、私が本気でおすすめしたい無添加日焼け止めと、失敗から学んだ「自分に合う製品の見極め方」を、正直にお話しします。
1. その「無添加」信じて大丈夫?日焼け止め選びで失敗しないためのキホン
こんにちは!スキンケアとSEOライティングに情熱を注ぐライターの私です。今日は、日焼け止め選びでよく目にする「無添加」という言葉について、一緒に深掘りしていきたいと思います。
「無添加」と聞くと、なんだか肌に優しくて安心!というイメージがありますよね。もちろん、それは間違いではありません。ですが、「何が」無添加なのかをしっかりチェックしないと、「思っていたのと違った…」なんてことになりかねないのが、日焼け止め選びの難しいところなんです。
「無添加」の言葉が持つ意味
まず知っておきたいのは、「無添加」という言葉には法律などで定められた明確な定義がない、ということです。つまり、メーカーが「何か特定の成分を配合していませんよ」と宣言している状態なんですね。
日焼け止めの世界で「無添加」や「フリー処方」としてよく挙げられるのは、以下のような成分です。
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紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)
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アルコール(エタノール)フリー
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パラベンフリー(防腐剤)
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鉱物油フリー
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合成香料フリー
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合成着色料フリー
例えば、「アルコールフリーの無添加の日焼け止め」を探しているのに、間違えて「香料フリーだけどアルコールは入っている日焼け止め」を選んでしまう可能性もあるわけです。ですから、あなたが避けたい成分が具体的に何なのかを把握し、商品のパッケージ裏にある「全成分表示」を確認するクセをつけることが、失敗しない無添加の日焼け止め選びの第一歩になりますよ!
「ノンケミカル」と「ケミカル」徹底比較
日焼け止めを選ぶ上で、最も重要な「無添加」のポイントが「紫外線吸収剤フリー」かどうか、です。これは「ノンケミカル処方」とも呼ばれますね。
日焼け止めが紫外線を防ぐ仕組みには、大きく分けて2つのタイプがあります。
ノンケミカル(紫外線散乱剤)
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主な成分: 酸化チタン、酸化亜鉛
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仕組み: これらの成分は、肌の表面で物理的に紫外線を反射・散乱させます。まるで肌の上に日傘をさすようなイメージですね。
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メリット: 紫外線を吸収する際の化学反応が肌の上で起こらないため、肌への刺激が少ないとされています。アレルギー反応なども起こしにくいことから、敏感肌の方や小さなお子様向けの無添加の日焼け止めに多く採用されています。
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デメリット: 成分が白い粉末なので、白浮きしやすかったり、テクスチャがきしむ感じがしたりすることがあります。ただ、最近の無添加の日焼け止めは技術革新がすごく、このデメリットはかなり改善されていますよ!
ケミカル(紫外線吸収剤)
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主な成分: メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オクトクリレン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル など
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仕組み: 紫外線を一度肌の上で吸収し、それを熱などの別のエネルギーに化学的に変換して放出します。
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メリット: 白浮きしにくく、透明でみずみずしいテクスチャの製品が多いのが特徴です。SPF値やPA値を高く設定しやすいのもこちらですね。
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デメリット: 紫外線を吸収する化学反応が、人によっては肌への刺激(赤み、かゆみなど)やアレルギー(ケミカルアレルギー)の原因となることがあります。
「無添加の日焼け止め」という場合、多くはこの「ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)」を指していることが多いです。この記事でも、主に「ノンケミカル」の無添加の日焼け止めに焦点を当ててご紹介していきますね!
紫外線吸収剤フリーを選ぶメリット
なぜ今、あえて「紫外線吸収剤フリー」の無添加の日焼け止めが注目されているのでしょうか。その理由は、やはり「肌へのやさしさ」にあります。
先ほども触れましたが、紫外線吸収剤は化学反応によって紫外線をブロックします。この反応がデリケートな肌状態の時には負担となり、ピリピリとした刺激を感じることがあります。特に、季節の変わり目や体調によって肌がゆらぎがちな方にとって、この刺激は避けたいものですよね。
その点、ノンケミカル(紫外線散乱剤)は物理的に紫外線を跳ね返すだけなので、肌の上で化学反応が起こりません。肌がデリケートな時でも安心して使いやすいのが、最大のメリットと言えるでしょう。また、環境への配慮(サンゴ礁への影響など)から、紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを選ぶ方も増えています。
SPFとPA値の正しい見方
無添加の日焼け止めを選ぶ際も、もちろんUVカット効果のチェックは欠かせません。よく見る「SPF」と「PA」の表示、おさらいしておきましょう。
SPF (Sun Protection Factor)
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防ぐ紫外線: UV-B波(肌を赤く炎症させ、シミやそばかすの原因になる)
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意味: UV-B波を防ぐ効果の「持続時間」を示しています。SPF1値あたり約20分間、肌が赤くなるのを防げるとされています。
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例: SPF30なら「20分 × 30 \= 600分(約10時間)」、SPF50なら「20分 × 50 \= 1000分(約16.6時間)」となります。
ただし、これはあくまで理論値!汗や皮脂、摩擦で日焼け止めは落ちてしまうので、「SPF値が高いから1日塗り直さなくてOK」というわけでは決してありません。2〜3時間おきの塗り直しが鉄則ですよ!
PA (Protection Grade of UV-A)
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防ぐ紫外線: UV-A波(肌の奥深く(真皮)まで届き、シワやたるみの原因になる「光老化」を引き起こす)
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意味: UV-A波を防ぐ効果の「強さ」を示しています。
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例:
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PA+:効果がある
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PA++:かなり効果がある
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PA+++:非常に効果がある
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PA++++:極めて高い効果がある
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日常生活(通勤、買い物)ならSPF30/PA+++程度、炎天下でのレジャーやスポーツならSPF50+/PA++++の無添加の日焼け止め、というようにシーンによって使い分けるのが賢い選択ですね。
2. 【無添加の日焼け止め①】敏感肌の味方「ミノン UVマイルドジェル」
さて、ここからはプロのSEOライター兼スキンケアオタクの私が厳選した、マニアックな視点でおすすめしたい「無添加の日焼け止め」を具体的にご紹介していきますね!
最初にご紹介するのは、敏感肌ケアの代表格、第一三共ヘルスケアの「ミノン」から出ている「UVマイルドジェル」です!
ミノンが敏感肌に寄り添う理由
「ミノン」ブランドは、1973年の誕生以来、一貫して「肌へのやさしさ」を追求してきた歴史があります。ブランド名の由来が「3つのNon(ノン)」、つまり「ノンアレルギー」「ノンアルカリ」「ノン毒性」であることからも、その姿勢がうかがえますよね。
ミノンが大切にしているのは、「バリア機能」を守りながらケアすること。デリケートな肌は、外部からの刺激を防ぐバリア機能が低下しがちです。だからこそ、日焼け止めという「守り」のアイテムにも、徹底的な低刺激設計が求められるわけです。
この「UVマイルドジェル」も、もちろんその哲学を受け継いだ無添加の日焼け止めです。
有効成分「グリチルリチン酸2K」の働きとは?
この日焼け止めの最大のマニアックポイントは、医薬部外品(薬用)であること!つまり、ただ紫外線を防ぐだけでなく、厚生労働省が認めた有効成分が配合されているんです。
その有効成分が「グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)」。これは漢方にも使われる「甘草(カンゾウ)」の根から抽出される成分で、非常に優れた「抗炎症作用」を持っています。
紫外線は、肌にとって強い刺激です。日焼け(サンバーン)は、まさに肌が炎症を起こしている状態。この日焼け止めは、紫外線をブロックすると同時に、肌荒れや日焼けによる炎症を防ぐ「予防」もしてくれる、まさに敏感肌のための処方なんですね。SPF50+/PA++++という国内最高レベルのUVカット効果を持ちながら、肌荒れケアまでできる無添加の日焼け止めは、本当に貴重な存在です!
ノンケミカルでSPF50+/PA++++を実現する技術
「ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)の日焼け止めは、高いSPF/PA値を出しにくい」というのは、少し前までの常識でした。紫外線散乱剤である酸化チタンや酸化亜鉛を多く配合すると、どうしても白浮きやきしみが強くなってしまうからです。
しかし、この「ミノン UVマイルドジェル」は、SPF50+/PA++++という高スペックを実現しています。これは、紫外線散乱剤を肌の上で均一に、そしてムラなく分散させる技術が進歩したおかげです。
さらに、ミノンならではの「低刺激設計」も徹底されています。
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紫外線吸収剤フリー
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アルコール(エタノール)フリー
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パラベンフリー
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合成香料フリー
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合成着色料フリー
これだけ多くの「フリー処方」を実現している無添加の日焼け止めでありながら、高い防御力を両立しているのは、製薬会社の技術力の賜物ですね。
使用感レビュー「UVマイルドジェル」の伸びと白浮き
実際に私が使ってみた感想です!「ジェル」という名前ですが、テクスチャは乳液に近い、なめらかなクリーム状です。
肌に伸ばすと、スルスルと広がります。ノンケミカルの日焼け止め特有の「重さ」や「被膜感」はかなり軽減されていて、とても軽やかな使い心地です。
一番気になる「白浮き」ですが、結論から言うと「ほぼ気にならないレベル」でした!塗った直後は少しトーンアップしたかな?と感じますが、肌になじむと透明感が出るような仕上がりになります。酸化亜鉛が持つ皮脂吸着効果のおかげか、ベタつきも少なく、その後のメイクの邪魔をしない点も高ポイントな日焼け止めです。
石鹸で落とせる(※専用クレンジング不要)とされていますが、SPF値が非常に高いので、私はクレンジングミルクなどで優しくオフすることをおすすめします。敏感肌の方は、落とす時の摩擦も最小限にしたいですからね。
3. 【無添加の日焼け止め②】乾燥性敏感肌なら「キュレル UV エッセンス」
次にご紹介するのは、「乾燥性敏感肌を考えた」でおなじみの花王「キュレル」から、「UV エッセンス」です!日焼け止めを塗ると、かえって肌が乾燥してしまう…そんな経験、あなたはありませんか?
「日焼け止めによる乾燥」は、乾燥性敏感肌の方にとって切実な悩みですよね。そんな方にこそ、この無添加の日焼け止めを強くおすすめしたいんです!
乾燥性敏感肌と「セラミド」の関係
キュレルブランドを語る上で欠かせないのが「セラミドケア」です。乾燥性敏感肌は、健康な肌に比べて、肌の必須成分である「セラミド」が不足しがちである、と花王は長年の皮膚科学研究で突き止めています。
セラミドは、肌の角層細胞の間を埋める「細胞間脂質」の主成分。これが不足すると、肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激(紫外線など)が侵入しやすくなるだけでなく、肌内部の水分もどんどん蒸発してしまいます。
つまり、乾燥性敏感肌の方が日焼け止めを選ぶ際は、「紫外線を防ぐ」ことと「セラミドを補い、潤いを守る」こと、この両立が非常に重要になってくるわけです。
「潤浸保湿セラミド機能成分」のマニアック解説
この「キュレル UV エッセンス」のマニアックポイントは、まさにキュレル独自の「潤浸保湿セラミド機能成分」が配合されている点です。
具体的には「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」という成分(長い名前ですね!笑)。これは、セラミドと似た働きをするように開発された花王の独自成分です。この成分が角層のすみずみまで浸透し、肌のバリア機能を助け、潤いを与えてくれます。
さらに、植物由来の消炎剤(有効成分)である「グリチルリチン酸2K」も配合(※こちらは医薬部外品ではありませんが、肌荒れ防止成分として配合されています)。紫外線による乾燥や肌荒れを防ぎながら、日中の肌を健やかに保ってくれる設計です。
SPF30/PA+++は日常使いに最適か?
この日焼け止めのUVカット効果は「SPF30/PA+++」です。先ほどのミノン(SPF50+/PA++++)と比べると、少し控えめな数値ですね。
「本当にこれで大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、ご安心ください!これは、キュレルが「肌へのやさしさ」と「防御力」のバランスを追求した結果なんです。
SPF30/PA+++という数値は、日常生活(通勤、通学、買い物、室内での作業など)で浴びる紫外線を防ぐには、十分なレベルです。数値が高ければ高いほど、紫外線散乱剤などの配合量も増え、肌への負担感(きしみや乾燥感)も出やすくなる傾向があります。
あえてSPF30/PA+++に設定することで、毎日快適に使える「みずみずしさ」と「保湿力」を最大限に高めているんですね。これぞ乾燥性敏感肌のための無添加の日焼け止め、と言える設計です。
使用感レビュー「UV エッセンス」の保湿力
私がこの「UV エッセンス」を使ってみて一番驚いたのは、その名の通りの「エッセンス(美容液)」のようなテクスチャです!
ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)の日焼け止めとは思えないほど、みずみずしく、スッと肌になじんでいきます。白浮きは全くと言っていいほどありません。
そして何より、塗った後の「しっとり感」が素晴らしいです。日焼け止めを塗っているというより、保湿美容液を塗った後のような、もっちりとした潤いを感じます。日中も乾燥を感じにくく、むしろ肌の調子が良いと感じるほど。
アルコールフリー、無香料、無着色で、赤ちゃんのデリケートな肌にも使えるほどの優しさ(※生後3ヶ月以上推奨の製品もあります。使用前には確認してくださいね)。化粧下地としても優秀で、ファンデーションのノリも良くしてくれます。日焼け止めによる乾燥に悩むすべての方に、一度試してほしい逸品です!
4. 【無添加の日焼け止め③】きしまない快適さ「オルビス サンスクリーン(R)フリーエンス」
「無添加の日焼け止め、特にノンケミカルのものは肌に優しいのは分かるけど、あの独特のきしみ感や白浮きがどうしても苦手…」
そんな「ノンケミカル日焼け止めジプシー」の方に、ぜひとも体験してほしいのが、オルビスの「サンスクリーン(R)フリーエンス」です!
オルビスといえば、オイルカットスキンケアや、一人ひとりの「ここちよさ」を追求するブランドとして有名ですよね。この無添加の日焼け止めも、まさに「快適さ」をマニアックに追求した一本なんです。
ノンケミカルの「きしみ」はなぜ起こる?
そもそも、なぜノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)の日焼け止めは、きしんだり白浮きしたりしやすいのでしょうか。
その理由は、主成分である「酸化チタン」や「酸化亜鉛」という紫外線散乱剤の性質にあります。これらは白い粉末(パウダー)であり、水や油に溶けにくい性質を持っています。
そのため、肌に塗った時にパウダーが均一に広がらず、部分的に固まってしまったり、肌の水分や油分を吸ってしまったりすることで、あの独特の「きしみ感」や「乾燥感」、そして「白浮き」が発生してしまうのです。
独自技術「ハイブリッドUVシールド」の仕組み
この「サンスクリーン(R)フリーエンス」が、ノンケミカルなのに快適な使い心地を実現できている秘密は、オルビス独自の「ハイブリッドUVシールド技術」にあります。これが最大のマニアックポイントです!
この技術は、紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛)を、肌へのなじみが良い成分で特殊にコーティングするというものです。さらに、そのコーティングされた散乱剤を、肌の上で非常に均一に、そしてムラなく分散させることに成功しました。
どういうことかと言うと、パウダー(散乱剤)が直接肌に触れにくく、またパウダー同士が固まるのを防いでくれるんです。
その結果、紫外線散乱剤を高配合(SPF30/PA+++)しながらも、ノンケミカルの日焼け止め特有の「きしみ」「白浮き」「乾燥感」を徹底的に抑えることを可能にしました。まるで美容液のような、みずみずしいテクスチャが生まれるのは、この高度な技術のおかげなんですね。
オルビスのこだわり「肌へのやさしさ」
オルビスは、この「サンスクリーン(R)フリーエンス」においても、肌へのやさしさを追求しています。
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紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)
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アルコールフリー
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無香料、無着色
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アレルギーテスト済み(※すべての人にアレルギーが起こらないわけではありません)
さらに、汗や水に触れると紫外線防御膜が強くなる技術(製品によっては搭載)ではなく、あえて「石鹸で落とせる」手軽さを選んでいる点も、オルビスらしい「ここちよさ」へのこだわりを感じます。毎日使う日焼け止めだからこそ、塗る時の快適さだけでなく、落とす時の手軽さも重要ですよね。
使用感レビュー「サンスクリーン(R)フリーエンス」の快適さ
私が実際に使ってみて、まず「これが本当にノンケミカルの日焼け止め?」と驚きました。
テクスチャは、非常にみずみずしい乳液状です。肌に伸ばすと、スーッと水のように広がり、あっという間になじんで透明になります。白浮きは皆無と言っていいでしょう。
そして、塗った後の肌はサラサラでもなく、ベタベタでもなく、まさに「ちょうどいい」しっとり感。きしみ感は一切感じません。この使用感は、まさに「フリーエンス(Freedom + Essence)」という名の通り、日焼け止めのストレスから解放してくれる感覚です。
SPF30/PA+++なので、キュレル同様、日常使いに最適な日焼け止めですね。化粧下地としても非常に優秀で、次に塗るファンデーションを選びません。ノンケミカルの日焼け止めに対するネガティブなイメージを、根本から覆してくれるような、革新的な一本だと私は思います!
5. 【無添加の日焼け止め④】まさかのビオレ!「アクアリッチ ウォータリーホールドクリーム」
日焼け止めと言えば「ビオレ」!そのビオレの中でも、特に「アクアリッチ」シリーズは、”水感UV”というキャッチコピーで、みずみずしい使い心地の「ケミカル(紫外線吸収剤)」の日焼け止めの代表格ですよね。
「ビオレ=ケミカル」というイメージが強かったのですが…なんと、あのビオレから、ノンケミカル処方(紫外線吸収剤フリー)の「アクアリッチ ウォータリーホールドクリーム」が登場したんです!これは私にとって、かなりの衝撃でした(笑)。
ビオレUVが「ノンケミカル」に挑戦
ビオレがノンケミカル処方の無添加の日焼け止めを開発する上で、最大の課題は「どうやってビオレらしい“水感”を維持するか」だったはずです。
先ほどオルビスのセクションでもお話しした通り、ノンケミカル処方は、きしみや白浮きが出やすいのが宿命。これは、ビオレが最も大切にしてきた「みずみずしい使い心地」とは、まさに正反対の性質です。
この難題を、花王(ビオレ)がどうクリアしたのか。そこにマニアックな技術が隠されていました。
「水肌記憶」処方のメカニズム
この日焼け止めの最大のマニアックポイントは、その名も「水肌記憶」処方!なんだかすごい名前ですよね。
これは、日焼け止めの中に、水相成分(水や保湿成分)をたっぷり抱え込ませたカプセルのようなものを配合する技術のようです。そのクリームを肌に塗り広げると、圧力でカプセルが弾けるのではなく、じんわりと水相成分が「にじみ出てくる」仕組みになっているんです。
肌に塗った瞬間から、保湿成分を含んだ水分が肌を覆い、みずみずしいヴェールを形成します。だから、ノンケミカル処方でありながら、あのビオレらしい「水感」と「軽やかさ」を感じることができるんですね。
まさに、紫外線散乱剤(パウダー)による物理的な防御と、水相成分による「うるおいヴェール」を両立させた、花王の技術の結晶と言える日焼け止めです。
なぜノンケミカルなのに「水感」が出せるのか
この「水肌記憶」処方に加え、紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛)の粒子を非常に細かく、かつ均一に分散させる技術も使われています。
オルビスの技術とも通じる部分がありますが、ビオレの場合は「いかに水分を肌の上で感じさせるか」という点に、よりフォーカスしている印象です。
また、保湿成分としてヒアルロン酸やローヤルゼリーエキス、BGなどを配合し、日焼け止めでありながらスキンケア効果も高めています。
使用感レビュー「ウォータリーホールドクリーム」の軽やかさ
SPF50/PA+++という、レジャーにも対応できる高スペックな無添加の日焼け止め。それでいて、本当にノンケミカルなのかと疑うほどの軽やかさです。
「クリーム」という名前ですが、実際はジェルクリームのような、ぷるんとしたテクスチャ。肌に伸ばすと、まさに「水」があふれ出てくるような感覚で、スーッとなじみます。
塗った直後はかなりしっとりしますが、肌になじむとサラリとした感触に変化します。白浮きもほとんど気になりません。この使用感でSPF50/PA+++のノンケミカルを実現したのは、本当にすごいことだと思います!
石鹸で落とせる(※ウォータープルーフではありません)点も、日常使いしやすいポイントですね。「ケミカルの日焼け止めは避けたい、でもビオレの水感は捨てがたい…」そんなわがままな(笑)願いを叶えてくれる、画期的な無添加の日焼け止めです。
6. 【筆者体験】結局どれがいいの?無添加日焼け止め4選・本音比較表
ここまで、4つのマニアックな「無添加の日焼け止め」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
「どれも魅力的だけど、結局、私にはどれが合っているの?」
そう思っているあなたのために!プロのSEOライターであり、スキンケアオタクでもある私が、この4つの無添加の日焼け止めを(もちろん自腹で!)徹底的に比較した本音レビューをお届けします!
本音比較!4つの無添加の日焼け止め
今回は、無添加の日焼け止め選びで特に気になる「テクスチャの軽さ」「白浮きのなさ」「保湿感」「落としやすさ(石鹸オフ)」の4項目で、ガチ比較してみました。(※あくまで私個人の感想です!)
| 製品名 | テクスチャの軽さ | 白浮きのなさ | 保湿感 | 落としやすさ (石鹸オフ) | SPF/PA |
| ① ミノン UVマイルドジェル | ★★★☆☆ (なめらか乳液) | ★★★★☆ (ほぼなし) | ★★★★☆ (しっとり) | ★★★☆☆ (クレンジング推奨) | SPF50+/PA++++ |
| ② キュレル UV エッセンス | ★★★★★ (美容液!) | ★★★★★ (全くない) | ★★★★★ (最高!) | ★★★★★ (石鹸でOK) | SPF30/PA+++ |
| ③ オルビス サンスクリーン(R)フリーエンス | ★★★★★ (みずみずしい) | ★★★★★ (全くない) | ★★★☆☆ (ほどよく) | ★★★★★ (石鹸でOK) | SPF30/PA+++ |
| ④ ビオレ アクアリッチ ウォータリーホールドクリーム | ★★★★★ (まさに水感) | ★★★★☆ (ほぼなし) | ★★★★☆ (しっとり→サラ) | ★★★★★ (石鹸でOK) | SPF50/PA+++ |
こうして比較すると、それぞれの日焼け止めの個性が際立ちますね!
テクスチャと白浮きに関しては、キュレル、オルビス、ビオレの3つが、ノンケミカルの日焼け止めの常識を覆すレベルで素晴らしかったです。ミノンも十分優秀ですが、比べると少しだけ「塗ってる感」はあります(その分、防御力は最強ですが!)。
保湿感は、やはり「セラミドケア」のキュレルが圧勝でした。塗っている間中、肌が守られているような安心感があります。
落としやすさは、SPF値が高いミノン以外は、石鹸でするんと落ちる感覚がありました。ミノンも「石鹸オフ可」ではありますが、肌への密着力が高い分、丁寧に洗う必要があると感じました。
【シーン別】乾燥肌の私ならこう選ぶ
ちなみに私は、Tゾーンは少しテカるけれど、頬や口元は乾燥しやすい「混合肌〜乾燥肌」タイプです。そんな私が、この4つの無添加の日焼け止めをどう使い分けるか、具体的なシーン別でご提案しますね!
シーン①:日常の通勤・買い物・室内作業
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ベストバイ:② キュレル UV エッセンス
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理由: SPF30/PA+++で防御力は十分。何より、日中の乾燥を一切感じさせない圧倒的な保湿力が魅力です。これを塗っている方が肌の調子が良いと感じるほど。化粧下地としても最高の日焼け止めです。
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次点:③ オルビス サンスクリーン(R)フリーエンス
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理由: キュレルよりも、少しサラッとした仕上がりが好みの日(例えば、湿度が高い日)はこちら。きしまない快適さはピカイチです。
シーン②:長時間の外出・レジャー(炎天下)
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ベストバイ:① ミノン UVマイルドジェル
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理由: やはりSPF50+/PA++++の安心感は絶大です。さらに「抗炎症成分」配合で、うっかり日焼けしてしまった後の肌荒れまでケアしてくれるのは心強い!レジャー用の無添加の日焼け止めは、これ一択です。
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次点:④ ビオレ アクアリッチ ウォータリーホールドクリーム
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理由: SPF50/PA+++で、ミノンより「水感」があり軽やかな使い心地が好みならこちら。ただしウォータープルーフではないので、汗をかいたらこまめな塗り直しが必須の日焼け止めです。
【肌質別】脂性肌・混合肌の友人へのおすすめ
もし、私の友人で「皮脂テカが気になる脂性肌(オイリー肌)」の人が、無添加の日焼け止めを探していたら…。
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おすすめ:③ オルビス サンスクリーン(R)フリーエンス
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理由: 4つの中では、塗った後の肌が比較的サラッと、マットに近い仕上がりになります。オルビスはもともとオイルカットスキンケアが得意なブランド。ノンケミカルでありながら、皮脂による崩れにも強い印象です。
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次点:④ ビオレ アクアリッチ ウォータリーホールドクリーム
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理由: 塗った直後はしっとりしますが、なじむとサラッとしたヴェール感が出ます。重たい日焼け止めが苦手な脂性肌の方でも、ビオレの水感なら快適に使える可能性大です!
あなたに最適な無添加の日焼け止めを見つけるために
今回は、マニアックな視点で4つの「無添加の日焼け止め(ノンケミカル)」をご紹介しました。
ひと昔前は「白浮きするし、きしむ」のが当たり前だったノンケミカルの日焼け止めですが、各社の技術革新によって、驚くほど快適な製品がたくさん登場しています。
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肌荒れケアと最強防御力なら「ミノン」
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徹底的な保湿と乾燥対策なら「キュレル」
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きしまない快適さと軽さなら「オルビス」
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ノンケミカルなのに水感なら「ビオレ」
あなたの肌質やライフスタイル、そして「無添加」に求めるものに合わせて、最適な一本を見つけてくださいね。日焼け止めは、未来のあなたの肌を守る、最強のスキンケアアイテムです。自分に合った無添加の日焼け止めで、毎日を快適に過ごしましょう!
大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。

