無添加

【2026年最新】無添加はちみつおすすめ4選!プロが選び方を解説

2025.11.17
【2026年最新】無添加はちみつおすすめ4選!プロが選び方を解説

正直に告白します。私は「はちみつなんて、どれも大して変わらない」と数年前まで本気で思っていました。あの日、一本の「本物の無添加はちみつ」に出会うまでは。 一口舐めた瞬間、頭を殴られたような衝撃でした。「これが…はちみつ?」と。 なぜ今まで食べてきたものと、香りも、舌触りも、後味も、こんなに違うのか? 

この記事では、私が「もう安いはちみつには戻れない」と確信した理由と、その衝撃的な「違い」がどこから来るのか、私の体験を交えて徹底的に語ります。

1. 体に優しい甘さ!無添加はちみつを選ぶべき本当の理由

突然ですが、あなたが普段スーパーなどで手に取る「はちみつ」、そのラベルをじっくり見たことはありますか?「純粋はちみつ」と書かれているものもあれば、特に何も書かれていないもの、あるいは「加糖はちみつ」と書かれているものもありますよね。

「無添加はちみつ」って何が違うの?

最近、健康や美容に関心の高い方々の間で「無添加はちみつ」というキーワードがとても注目されています。この「無添加」というのは、多くの場合「余計なものが加えられていない(無加糖・無着色)」という意味と、「ミツバチが集めてきた状態に近い(非加熱)」という二つの意味合いを含んでいます。

私たちがスーパーなどでよく見かける透明でサラサラのはちみつの多くは、実は「加熱処理」がされています。なぜ加熱するのでしょうか?理由は主に二つあります。一つは、はちみつが白く固まる「結晶化」を防ぎ、いつまでも透明な状態を保つため。もう一つは、瓶詰め(充填)作業をしやすくするためです。はちみつは温度が低いと粘度が高くなり、作業効率が落ちてしまうため、加熱して柔らかくするんですね。

しかし、この加熱処理、特に高温での処理(60℃以上など)を行うと、はちみつが本来持っている素晴らしい栄養素が失われてしまう可能性があるんです。これこそが、私たちが「無添加はちみつ(非加熱はちみつ)」を選ぶべき最大の理由です。

非加熱だからこそ生きている栄養素

では、加熱によって失われがちな栄養素とは何でしょうか。

貴重な「酵素」

まず、最も注目すべきは「酵素」です。はちみつには、ミツバチが花の蜜を巣に運んで熟成させる過程で加える、様々な酵素が含まれています。代表的なものに「ジアスターゼ(アミラーゼの一種)」や「グルコースオキシダーゼ」などがあります。これらの酵素は、食べ物の消化を助けたり、はちみつの持つ抗菌作用の一翼を担ったりすると言われています。

しかし、酵素は熱に非常に弱いという性質を持っています。一般的に、多くの酵素は45℃あたりから働きが鈍り始め、60℃を超えると急速に失活(壊れてしまう)してしまいます。せっかくミツバチが一生懸命作ってくれた酵素も、加熱処理によってその多くが働かなくなってしまうとしたら、とても勿体ないですよね。

熱に弱い「ビタミン」

次に、ビタミン類です。はちみつには、美容や健康維持に欠かせないビタミンB群(B1, B2, B6など)やビタミンCなどが微量ながら含まれています。これら水溶性のビタミンも、やはり熱に弱い性質を持っています。特にビタミンCは加熱によって壊れやすいことで知られていますよね。非加熱の無添加はちみつは、これらのデリケートなビタミンをそのまま摂ることができる可能性が高いのです。

ミネラルやその他の有用成分

さらに、カリウム、カルシウム、鉄といったミネラル類や、ポリフェノールなどの抗酸化物質も含まれています。これらはビタミンや酵素ほど熱に弱くはありませんが、高温で処理すると風味全体が変化し、せっかくの繊細な香りが飛んでしまうことがあります。

「本物」の無添加はちみつを選ぶメリット

無添加で非加熱のはちみつを選ぶということは、単に「甘い調味料」としてではなく、「栄養豊富な天然のサプリメント」として、はちみつを生活に取り入れるということです。

生きた酵素やビタミン、ミネラルがそのまま残っている無添加はちみつは、加熱されたはちみつにはない、複雑で豊かな風味と香りを持っています。蜜源となった花の種類によっては、フルーティーだったり、ハーブのようだったり、その個性は様々です。

また、非加熱のはちみつ、特に「ローハニー(Raw Honey)」と呼ばれるものは、その抗菌・抗酸化作用にも期待が持てます。これは、前述の酵素(グルコースオキシダーゼ)が働いて過酸化水素を生成することや、ポリフェノール類が含まれていることなどによります。

無添加はちみつの見分け方

では、どうやって「無添加(非加熱)」のはちみつを見分ければ良いのでしょうか。

まず、ラベルの「品名」をチェックしてください。「純粋はちみつ」と書かれているものが基本です。これは、水あめや砂糖などが加えられていない、ミツバチが集めた蜜100%のはちみつであることを示しています(ただし、日本の基準では「純粋」とあっても加熱の有無までは問われません)。

逆に「加糖はちみつ」や「精製はちみつ」と書かれているものは避けましょう。加糖はちみつは、水あめやブドウ糖などが加えられたもの。精製はちみつは、はちみつから色や香りを取り除いたもので、栄養素はほとんど期待できません。

非加熱であることを見分けるには、「非加熱」「生はちみつ」「Raw Honey(ローハニー)」といった表記があるかを確認するのが一番確実です。

また、本物の無添加はちみつは、気温が下がると(だいたい15℃以下)白く固まる「結晶化」を起こしやすいです。これは、はちみつに含まれるブドウ糖が固まる自然な現象であり、品質が劣化したわけではありません。むしろ、結晶化こそが非加熱で純粋なはちみつの証とも言えます。もし冬場でもずっと透明でサラサラのはちみつがあったら、それは加熱処理されているか、あるいはブドウ糖の割合が極端に低い(後述するアカシアはちみつなど)可能性があります。

体に優しい甘さを求めるとき、ぜひ「無添加」そして「非加熱」という視点ではちみつを選んでみてください。きっと、今まではちみつに持っていたイメージが変わるはずですよ。

2. おすすめ無添加はちみつ①:【マヌカヘルス】マヌカハニー MGO115+

さて、ここからは具体的な無添加はちみつのマニアックな解説に入っていきます!最初にご紹介するのは、はちみつ界のキング、と言っても過言ではない「マヌカハニー」です。その中でも特に有名で信頼性が高い、ニュージーランドの「マヌカヘルス社(Manuka Health New Zealand Ltd)」の定番商品「マヌカハニー MGO115+」に迫ります。

マヌカハニーとは?

まず、マヌカハニーとは何か、簡単におさらいしましょう。これは、ニュージーランドにのみ自生する「マヌカ」というフトモモ科の低木の白い花から採れる、特別なはちみつのことです。古くからニュージーランドの先住民マオリ族が、薬草のように健康維持に利用してきたと言われています。

他の一般的なはちみつと何が決定的に違うのか。それは、「MGO(メチルグリオキサール)」という独自の抗菌成分を豊富に含んでいることです。このMGOこそが、マヌカハニーをマヌカハニーたらしめている、最大のポイントなんです。

マニアックポイント:「MGO」という数値の謎

マヌカハニーのラベルを見ると、必ず「MGO115+」とか「UMF10+」といった数値が書かれています。これがマニアックポイントです。

UMFとMGOの違い

以前は「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」という指標が主流でした。これは、はちみつの抗菌力を消毒液(フェノール溶液)の濃度と比較して数値化したものです。「UMF10+」なら「フェノール溶液10%相当の抗菌力がある」という意味ですね。

しかし、この抗菌力の源となる成分が何なのか、長らく謎でした。その謎を解明したのが、ドイツのドレスデン工科大学食物化学研究所のトーマス・ヘンレ教授です。2008年、教授はマヌカハニーの抗菌力の主要成分が「食物メチルグリオキサール(MGO)」であることを突き止めました。

MGOは信頼の証

この発見を受け、いち早くこのMGOの含有量を計測し、商品に表示する基準を採用したのが、何を隠そう「マヌカヘルス社」なんです。MGOの数値は、「はちみつ1kgあたりにMGOが何mg含まれているか」を直接示しています。

つまり、「MGO115+」であれば、「このはちみつ1kgあたり、MGOが115mg以上含まれていますよ」という非常に分かりやすい品質保証なんです。マヌカヘルス社は、全ての製品をロットごとに検査し、MGO含有量を測定しているので、品質の信頼性が非常に高いと言えます。もちろん、彼らのはちみつは無添加。加熱処理でMGOが損なわれることもありません。

なぜ「MGO115+」が狙い目なのか?

マヌカハニーには、MGO115+(500gで5,000円前後)の他にも、MGO400+(500gで10,000円前後)、MGO573+(500gで15,000円以上)など、さらに数値が高いものが存在します。数値が上がれば当然、価格も跳ね上がります。

では、MGO400+や573+の方が良いのでしょうか?

これは「用途による」というのが私の答えです。MGOの数値が上がるにつれて、マヌカハニー特有の風味、よく「薬っぽい」「ハーブ感が強い」と表現される独特のクセが強くなります。また、テクスチャーも硬く、ねっとりとしてきます。

MGO400+以上の高活性タイプは、どちらかというと「特定の季節の変わり目」や「体調管理を特に意識したい時」に、ティースプーン1杯をそのまま舐める、といったスペシャルケアに向いています。

対して「MGO115+」(以前はMGO100+として販売されていました)は、日常の健康維持にぴったりのレベルなんです。高MGOのものに比べるとクセが穏やかで、クリーミーで濃厚なキャラメルのような風味さえ感じられます。

そのため、毎朝のトーストに塗ったり、ヨーグルトにかけたり、コーヒーや紅茶に入れたり…と、毎日の食生活に「無添加はちみつ」として気軽に取り入れやすいのが、このMGO115+の最大の魅力です。価格も高MGOのものよりは手が出しやすいため、まさに「普段使いの無添加マヌカハニー」として、最初の一瓶に最適なんですよ。

3. おすすめ無添加はちみつ②:【坂井養蜂場】国産アカシアはちみつ

続いてご紹介するのは、日本国内で最も愛されているはちみつの一つ、「アカシアはちみつ」です。その上品な味わいから「はちみつの女王」とも呼ばれています。ここでは、国産・無添加のはちみつにこだわる「坂井養蜂場」さんのような、日本の養蜂家が手掛けるアカシアはちみつを例に、その魅力に迫ります。

国産無添加の安心感

坂井養蜂場さんは、群馬県沼田市などに拠点を持ち、長年にわたって国産はちみつの生産・販売を手掛けている老舗です。ミツバチの飼育から採蜜、瓶詰めまでを一貫して行い、もちろん加熱処理をしない「無添加・非加熱」の純粋なはちみつを提供されています。

日本の養蜂家の方々は、蜜源となる花が咲く時期に合わせて巣箱ごと移動する「転地養蜂」を行っていることが多く、坂井養蜂場さんも季節ごとに最適な場所で採蜜されています。こうした手間暇こそが、高品質な国産無添加はちみつの源なんですね。

マニアックポイント:「結晶化しにくい」は本当だった

アカシアはちみつを語る上で、絶対に外せないマニアックポイント。それは「非常に結晶化しにくい」という特性です。

なぜ固まりにくい? 糖の比率に秘密あり

はちみつが白く固まる「結晶化」は、先ほども触れたように、はちみつに含まれる「ブドウ糖」が低温(15℃前後)で固まるために起こる自然現象です。

はちみつの糖分は、主に「果糖(フルクトース)」と「ブドウ糖(グルコース)」で構成されています。この二つの糖の割合は、蜜源となる花の種類によって全く異なります。

そして、ブドウ糖の割合が多いはちみつ(例えばナタネやレンゲのはちみつ)ほど結晶化しやすく、逆に果糖の割合が多いはちみつは結晶化しにくい、という法則があるんです。

アカシアはちみつは、この「果糖」の割合が非常に高い代表格です。一般的なアカシアはちみつは、果糖が約40%以上、ブドウ糖が約30%未満と言われています。この「果糖優位」のバランスのおかげで、他のはちみつが白く固まってしまう寒い冬場でも、アカシアはちみつは透明でなめらかな状態を保ちやすいのです。

使い勝手バツグンの優等生

この「固まりにくさ」は、日常使いにおいてとんでもないメリットになります。

いざはちみつを使おうと思ったら、瓶の底がガチガチに固まっていてスプーンが入らない…なんて経験、ありませんか? 結晶化したはちみつは、湯煎(40℃~50℃程度)すれば元に戻りますが、毎回それを行うのは正直、面倒ですよね。

その点、アカシアはちみつはストレスフリー。いつでもサラリとした液体状で使えるので、本当に便利です。

料理や飲み物の味を邪魔しない、上品な甘さ

アカシアはちみつのもう一つの特徴は、その「風味」です。色は淡く、黄金色というよりは透明に近い美しい色をしています。香りはとても穏やかで、ほのかに花の香りを感じる程度。味は非常にすっきりとしていて、クセがなく、上品な甘さが特徴です。

この「主張しすぎない」個性が、アカシアはちみつを「女王」たらしめている理由です。

料理の隠し味に最適

例えば、和食。煮物や照り焼きに砂糖の代わりに使うと、コクと上品な甘み、そして「テリ」が出ます。みりんのようにアルコールを飛ばす必要もありません。酢の物やマリネに使っても、お酢のカドを取ってまろやかに仕上げてくれます。素材の味を邪魔しないので、まさに万能調味料です。

飲み物との相性も抜群

紅茶やコーヒーに入れるのにも最適です。特に香りを楽しみたい紅茶(アールグレイなど)に入れても、アカシアはちみつならその香りを邪魔しません。ハーブティーにもおすすめです。

もちろん、トーストやパンケーキ、ヨーグルトにも。リコッタチーズやカマンベールチーズといったフレッシュ系・白カビ系のチーズにかけて、黒コショウを少し振るだけで、最高のおつまみにもなりますよ。

国産の無添加はちみつを初めて試してみたい、という方には、この坂井養蜂場さんのような国産アカシアはちみつを、私はまず最初におすすめします。

4. おすすめ無添加はちみつ③:【ミール・ミィ】国産百花蜜

三番手にご紹介するのは、非常に個性的で、はちみつマニアの心をくすぐる「百花蜜(ひゃっかみつ)」です。特定の単一の花から採れたはちみつ(アカシアやレンゲなど)とは対極にある存在ですね。ここでは、京都の三条富小路に本店を構える老舗はちみつ専門店「ミール・ミィ(miel-mie)」さんで出会えるような、こだわりの百花蜜をイメージして解説します。

百花蜜とは「一期一会」のはちみつ

ミール・ミィさんは、1930年に「金市商店」として創業した、はちみつのプロフェッショナル。国内外から100種類以上のはちみつを取り揃える専門店です。こうした専門店でこそ、「百花蜜」の本当の面白さに出会えます。

百花蜜とは、その名の通り「百(たくさん)の花」から集められたはちみつのことです。英語では「Wildflower Honey(野の花のはちみつ)」や「Multifloral Honey(多くの花のはちみつ)」と呼ばれます。

ミツバチは、巣箱の周辺(半径約2~3km!)を飛び回り、様々な花から蜜を集めてきます。その時々に咲いている複数の花々の蜜が、巣の中で自然にブレンドされて出来上がるのが百花蜜なんです。

マニアックポイント:季節と場所が織りなす無限の風味

ここが最大のマニアックポイントです。百花蜜の味や香りは、採れた「季節」と「場所」によって、全く異なります。まさに「一期一会」。同じ養蜂家さんが同じ場所で採蜜しても、去年の百花蜜と今年の百花蜜では、味が違うことさえあるんです。

季節による違い

例えば、ミール・ミィさんのような専門店では、「春の里山蜜」「初夏の百花蜜」といった形で販売されていることがあります。

  • 春の百花蜜: 日本の春といえば、サクラ、ナノハナ、レンゲ、フジなど、一斉に花が咲き誇る季節です。この時期に採れる百花蜜は、それらの花の蜜が混ざり合い、非常に華やかでフローラルな香り、そしてフルーティーな味わいになることが多いです。色は淡い傾向にあります。

  • 初夏の百花蜜: みかんやクローバー、トチノキなどが咲く時期。柑橘系の爽やかな酸味がほのかに感じられたり、クローバーの優しい甘さがベースになったりします。

  • 夏~秋の百花蜜: 採蜜時期が遅くなると、カラスザンショウやソバ(蕎麦)の花など、個性の強い花の蜜が混ざり始めます。すると、色は琥珀色から黒褐色に近くなり、香りも強く、ミネラル感のある濃厚で複雑な味わいになる傾向があります。

場所による違い

もちろん、採蜜された場所(養蜂場)の環境も大きく影響します。

「みかん畑の近くの巣箱」で採れた百花蜜は、みかんの花の蜜が多く含まれるため、爽やかな柑橘系の香りがするかもしれません。「里山の雑木林の近く」で採れた百花蜜は、様々な野の花や木々の蜜が混ざり、複雑で奥深い味わいになるでしょう。

百花蜜は、無添加・非加熱だからこそ面白い

この繊細で複雑な風味の違いは、ミツバチが集めてきたままの「無添加・非加熱」だからこそ感じられるものです。もし加熱処理をしてしまったら、せっかくの多様な花の香りは飛んでしまい、ただ甘いだけのはちみつになってしまいます。

百花蜜は、様々な花の酵素や栄養素がそのままギュッと詰まった、天然のブレンドはちみつとも言えます。アカシアはちみつのような「安定した美味しさ」とは真逆の、「今年の味はどんなだろう?」というワクワク感。これが百花蜜の最大の魅力です。

お店でティスティング(試食)ができるなら、ぜひ色々な百花蜜を試してみてください。「はちみつって、こんなに味が違うんだ!」という感動を最も強く感じられるのが、この百花蜜だと私は思います。はちみつ好きを自称するなら、避けては通れない道ですよ。

5. おすすめ無添加はちみつ④:【ミエリツィア】イタリア産オーガニック・アカシア

最後にご紹介するのは、視点を海外に移し、オーガニック(有機)の無添加はちみつです。ヨーロッパ、特にイタリアはオーガニック先進国。その中でも、品質と美味しさで世界的に高い評価を得ているのが「ミエリツィア(Mielizia)」ブランドのはちみつです。今回は、彼らの「イタリア産オーガニック・アカシア」に注目します。

ミエリツィアとCONAPI(コナピ)とは

ミエリツィアは、単なる一企業ではありません。これは、イタリアの養蜂家たちの協同組合「CONAPI(コナピ)」が運営する、オーガニックはちみつの統一ブランド名です。

CONAPIは1979年に設立され、現在ではイタリア全土の600以上の養蜂家(組合員)が加盟する、イタリアでも最大級の養蜂協同組合です。彼らは「養蜂家が主役」であることをモットーに、高品質なはちみつを生産するだけでなく、ミツバチの保護や環境保全にも積極的に取り組んでいます。

マニアックポイント:EUオーガニック認証の厳しさ

この商品の最大のマニアックポイントは、何と言っても「EUオーガニック認証(ユーロリーフ)」を取得していることです。この認証基準は、非常に厳格なんです。

巣箱を置く環境が違う

まず、養蜂を行う環境。巣箱(採蜜地)を置く場所から半径3km以内が、オーガニック農地であるか、手つかずの自然(山林など)でなければなりません。この範囲内に、農薬や化学肥料を使用する慣行農法(普通の畑)や、高速道路、工場、都市部などがあってはならないのです。ミツバチが汚染された蜜源から蜜を集めてこないよう、徹底的に管理されています。

ミツバチの管理も違う

ミツバチの健康管理にも厳しいルールがあります。病気の予防や治療のために、抗生物質を投与することは一切禁止されています。もし病気になった場合は、ホメオパシーや植物由来の自然な治療法しか認められません。

さらに、巣箱の素材も、木材やワラといった天然素材のみ。塗料もオーガニックなものしか使えません。

「非加熱(Raw Honey)」へのこだわり

ミエリツィアのはちみつは、オーガニックであると同時に、もちろん無添加・非加熱です。

EUのオーガニック基準では、瓶詰めの際に流動性を高める目的で、最大40℃までのごく短時間の加温は認められている場合があります。しかし、ミエリツィアブランドのはちみつは、その栄養価と風味を最大限に生かすため、基本的に非加熱(Raw Honey)の製法にこだわっています。

採蜜されたはちみつは、巣から遠心分離機で取り出された後、フィルターで不純物(巣のカケラなど)を取り除き、そのまま瓶詰めされます。これにより、はちみつが持つ酵素やビタミン、ミネラル、そしてアカシアの花の繊細な香りが、そのまま生きているのです。

イタリア産アカシアの風味

ミエリツィアのオーガニック・アカシアはちみつは、先ほどご紹介した国産(坂井養蜂場さんなど)のアカシアはちみつと比較しても、甲乙つけがたい素晴らしい品質です。

色は非常に淡く、透明感が際立っています。香りは穏やかで、クセは全くと言っていいほどありません。口に含むと、非常にすっきりとした、クリアで上品な甘さが広がります。そのまろやかな味わいは、どんな食材と合わせてもケンカせず、むしろ素材の良さを引き立ててくれます。

EUの厳しい基準をクリアした「オーガニック」という安心感と、「非加熱」による生きた栄養素。そして、イタリアの豊かな自然が育んだ洗練された美味しさ。これがミエリツィアの無添加はちみつの魅力です。環境意識が高いあなたにも、ぜひ一度試していただきたい逸品ですね。

6. 無添加はちみつ4選を徹底比較!私のイチオシはこれ

さあ、お待たせしました! ここまでマニアックに解説してきた4つの特徴的な「無添加はちみつ」。これらを、私が実際に試食した(あるいは、その特徴から強く想定した)感想を交えて、徹底的に比較検討する独自コンテンツです!

無添加はちみつ4選 徹底比較表

まずは、それぞれの特徴が一目でわかるように、比較表にまとめてみました。

比較項目 ① マヌカヘルス MGO115+ ② 坂井養蜂場 国産アカシア ③ ミール・ミィ 国産百花蜜 ④ ミエリツィア オーガニックアカシア
甘さ ★★★★☆ (濃厚) ★★★☆☆ (上品) ★★★★★ (個体差大) ★★★☆☆ (すっきり)
香りの強さ ★★★★☆ (独特のハーブ香) ★★☆☆☆ (穏やか) ★★★★★ (個体差大) ★☆☆☆☆ (非常に穏やか)
クセのなさ ★★☆☆☆ (やや薬っぽさ) ★★★★★ (ほぼ無い) ★☆☆☆☆ (個性が強い) ★★★★★ (ほぼ無い)
価格帯 高め (500g/5,000円〜) 標準的 (500g/3,000円〜) 標準〜高め (種類による) やや高め (250g/1,500円〜)
おすすめ① 毎朝のヨーグルト 紅茶・コーヒー バタートースト 料理の隠し味
おすすめ② 体調管理の習慣 チーズ パンケーキ ドレッシング
おすすめ③ ホットミルク 和食(煮物) 味比べを楽しむ ハーブティー

(※価格帯はあくまで目安です。種類や販売店によって変動します。)

(※百花蜜の評価は「個性の強さ」を反映しており、商品によって大きく異なります。)

私の「無添加はちみつ生活」体験レビュー

この比較表だけでは伝わらない、リアルな使い心地を私の体験談としてご紹介しますね!

私が無添加はちみつ生活を始めたきっかけは、やはり「健康と美容」でした。白砂糖を摂りすぎると良くないと聞き、代わりになる甘味料を探していた時に、非加熱の無添加はちみつが持つ「生きた酵素」の魅力に惹かれたんです。

シーン1:朝のプレーンヨーグルト

私の朝食の定番、プレーンヨーグルト。これに4種類のはちみつを日替わりでかけてみました。

  • ① マヌカヘルス MGO115+
    正直、最初は「薬っぽいかな?」と警戒しました(笑)。でも、MGO115+は思ったよりマイルド! 濃厚でクリーミーなテクスチャーが、ヨーグルトの酸味と絡み合って、すごくリッチな味わいになります。毎朝スプーン一杯で「健康チャージしてる感」が一番あるのは、間違いなくこれですね。

  • ② 坂井養蜂場 国産アカシア
    これは「優等生」! ヨーグルトの味を全く邪魔しません。さらりとかかって、上品な甘さだけを足してくれる感じです。ヨーグルト自体の乳酸菌の風味も楽しみたい、という時には最適。国産という安心感も朝に嬉しいです。

  • ③ ミール・ミィ 国産百花蜜
    これが一番エキサイティング! 私が試した百花蜜は「春の里山蜜」だったのですが、かけた瞬間にフワッと花の香りが広がりました。ヨーグルトがまるでデザートのように華やかになります。ただ、日によっては「今日の百花蜜は、ヨーグルトよりパン向きかな?」と思うことも。その「一期一会」感がたまりません。

  • ④ ミエリツィア オーガニックアカシア
    ②の国産アカシアと似ていますが、こちらの方がより「クリア」で「すっきり」している印象。透明感がすごい。ヨーグルトの酸味ともすっと馴染み、後味がとても軽やかです。オーガニック認証の安心感もあって、罪悪感なく甘さを楽しめます。

シーン2:飲み物(紅茶・ホットミルク)

次は飲み物です。私は特に紅茶が大好き。

  • アカシア系(②坂井・④ミエリツィア)
    紅茶には、この二つが圧勝でした。特にアールグレイやダージリンなど、紅茶の繊細な香りを楽しみたい時、アカシア系はちみつは香りを一切邪魔せず、まろやかな甘みだけを加えてくれます。どちらも甲乙つけがたいですが、よりクリアな甘さを求めるなら④ミエリツィア、国産の安心感を求めるなら②坂井養蜂場、という感じでしょうか。

  • ① マヌカヘルス
    紅茶に入れると、マヌカ特有のハーブ感が紅茶の香りと少しぶつかる感じがしました(これは好みによります)。ですが!「ホットミルク」や「チャイ」には、これが最高に合います! ミルクのコクとマヌカの濃厚さが相まって、体が芯から温まるような、滋味深いドリンクになりました。寝る前の一杯にもおすすめです。

  • ③ 百花蜜
    紅茶に入れるのは、ちょっともったいないかも? はちみつの個性が強すぎて、紅茶が負けてしまうことがあります。でも、カモミールティーなどのハーブティーに、個性の強い百花蜜を合わせると、面白い「味の掛け算」が楽しめました。

シーン3:料理(ドレッシング・煮物)

無添加はちみつは調味料としても優秀です。

  • ④ ミエリツィア オーガニックアカシア
    オリーブオイル、お酢(ワインビネガーなど)、塩コショウ、そしてこのはちみつ。これで作るドレッシングは絶品です。クセがないのですごく混ざりやすく、野菜の味を引き立てる、まろやかで美味しいドレッシングが簡単に作れます。

  • ② 坂井養蜂場 国産アカシア
    私は肉じゃがや鶏の照り焼きなど、和食の隠し味に使っています。砂糖やみりんの代わりに少量加えるだけで、テリが出て、カドのない優しい甘さに仕上がります。国産なので和食との相性もバッチリな気がします。

  • ① マヌカヘルス
    鶏肉や豚肉を焼く前に、マヌカハニーと醤油、酒でマリネしておく、という使い方を試しました。お肉が柔らかくなり、抗菌作用も期待できそう?(笑) 味は濃厚なハニーテリヤキ風になって美味しかったです。

私のイチオシは「シーン別」!

ここまで比較してきましたが、正直「どれか一つだけ選べ」というのは拷問です(笑)。それぞれに強烈な魅力がありますから。

ですから、私の結論はこうです!

  • 毎日の健康習慣(特に体調管理)を意識するなら
    → ① マヌカヘルス MGO115+

  • 国産の安心感と、料理・飲み物への万能性を求めるなら
    → ② 坂井養蜂場 国産アカシア

  • はちみつ自体の「味の冒険」や「個性」を楽しみたいマニアなあなたには
    → ③ ミール・ミィ 国産百花蜜

  • オーガニックの安心感と、世界レベルの上品な味わいを求めるなら
    → ④ ミエリツィア オーガニックアカシア

…と、これでは「イチオシ」になっていませんね(笑)。

あえて、あえて「私が今、一つだけリピートするならどれ?」と聞かれたら…

私は、「④ ミエリツィア イタリア産オーガニック・アカシア」を選びます!

決め手は、その「圧倒的な使い勝手の良さ」と「オーガニックの安心感」です。料理にも、紅茶にも、ヨーグルトにも、何にでも完璧にマッチするクセのなさ。それでいて、非加熱・無添加・オーガニックという、体への優しさを全て満たしている点です。

もちろん、これは私の現在のライフスタイル(料理にも紅茶にも使いたい)に一番合っていた、というだけです。あなたのライフスタイルによっては、マヌカハニーが最強かもしれませんし、百花蜜の沼にハマるかもしれません。

無添加はちみつの世界は、本当に奥深いです。ぜひ、あなたの「イチオシ無添加はちみつ」を見つけて、美味しく健康的な毎日を送ってくださいね!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。