無添加
管理栄養士が選ぶ!子供に安心の無添加ふりかけベスト4
2025.06.27
毎日のごはん、お子様には安心・安全なものを食べさせてあげたいですよね。手軽なふりかけも、原材料を見て「本当にこの添加物は大丈夫?」と不安に感じたことはありませんか?
「無添加」と書かれていても、その基準は様々。この記事では、そんなパパ・ママの疑問を解消します。
本当に安心して食卓に出せる無添加ふりかけの選び方から、おすすめの人気商品、さらには自宅でできる簡単手作りレシピまで徹底解説。もう、ふりかけ選びで迷うことはありません。
1. 食卓がレベルアップ!プロが選ぶ無添加ふりかけ4選
「ふりかけって、どれも同じようなものでしょう?」
こんにちは!美味しいものに目がない、食いしん坊ライターの私です。あなたは、普段何気なく使っているふりかけの裏面、原材料表示をじっくりとチェックしたことはありますか?もしなければ、ぜひ一度見てみてください。もしかしたら、カタカナの添加物がずらりと並んでいて驚くかもしれません。
もちろん、それらが国で認められた安全なものであることは大前提です。ですが、「できれば、もっとシンプルな素材だけで作られたものを選びたいな」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。実は私自身、数年前にふとそう思い立ち、そこから無添加ふりかけの探求が始まりました。
化学調味料(アミノ酸等)や保存料、着色料などに頼らず、素材そのものの力だけで驚くほど美味しい、こだわりの無添加ふりかけの世界は、知れば知るほど奥深く、感動の連続なんです。素材の産地や製法、作り手の想いまで感じられるような逸品に出会うと、いつもの白ごはんが、まるでご馳走のように特別なものに変わります。
この記事では、そんな私が本気で惚れ込んだ、とっておきの無添加ふりかけを4つ、熱量たっぷり、マニアックな視点でご紹介します!あなたの食卓を、もっと豊かで、もっと美味しく、そしてもっと安心できるものにする、最高のパートナーが見つかるはずです。さあ、一緒にこだわりの無添加ふりかけの世界へ旅立ちましょう!
2. 【おすすめ無添加ふりかけ①】にんべん『本枯鰹節 無添加ふりかけ』
にんべんの歴史とこだわり
最初にご紹介するのは、だしコンシェルジュの私が「これぞ王道!」と自信を持っておすすめする、株式会社にんべんの「本枯鰹節 無添加ふりかけ」です。
にんべんと言えば、創業元禄12年(1699年)という、300年以上の歴史を誇る鰹節の専門店。東京・日本橋に本店を構え、日本の食文化の根幹である「だし」の美味しさと文化を、時代に合わせて伝え続けてきた老舗中の老舗です。スーパーでもお馴染みの「つゆの素」や、手軽に本格的なだしが取れるだしパックなど、あなたも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。そんな「だしのプロフェッショナル」が、本気で作り上げた無添加ふりかけが、美味しくないわけがないのです。
本枯鰹節(ほんかれかつおぶし)の真髄
この無添加ふりかけの魂とも言えるのが、主役に使われている「本枯鰹節」です。ふりかけの袋を開けた瞬間に、ふわっと立ち上る、燻した香りと上品で芳醇な香り。これは、一般的な鰹節では決して味わえない、特別なもの。その秘密は、気の遠くなるような手間暇をかけた製法にあります。
荒節から本枯鰹節へ
一般的なふりかけやだしパックによく使われるのは「荒節(あらぶし)」と呼ばれる鰹節です。これは、カツオを捌き、煮て、燻して乾燥させたもの。これでも十分美味しいのですが、「本枯鰹節」は、ここからが本番です。
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カビ付けと天日干し: 荒節の表面を削って形を整えた「裸節(はだかぶし)」に、優良なカビ菌(アスペルギルス・グラウカスなど、コウジカビの一種)を何度も何度も、繰り返し付けていきます。カビを付けたら数週間熟成させ、その後、天日干し。これを、なんと4回以上、期間にして半年近くも繰り返すのです。
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旨味の凝縮と脂肪の分解: なぜ、こんなにも手間のかかるカビ付けを行うのでしょうか?実は、このカビ菌が鰹節の内部の水分を吸収し、さらにタンパク質や脂肪を分解してくれるのです。特に、脂肪が分解されることで、だしにした時の濁りの原因が取り除かれ、非常にクリアで上品な味わいが生まれます。同時に、旨味成分であるイノシン酸が熟成によって凝縮され、あの忘れられない深いコクと香りを生み出すのです。
この工程を経ることで、鰹節は硬く、まるで木や石のようになります。にんべんの日本橋本店では、実際にこの本枯鰹節が展示されていますが、持ってみるとずっしりと重く、叩くとカンカンと音がするほど。まさに、時間と微生物の力が生み出した「旨味の塊」なのです。
シンプルだからこそ光る素材力
にんべんの無添加ふりかけの原材料を見てみましょう。「調味顆粒(砂糖、食塩、でん粉、酵母エキス、粉末醤油)、味付ごま、本枯鰹節、味付のり、青さ、(一部に小麦・ごま・大豆を含む)」と、非常にシンプル。
主役の本枯鰹節の風味を最大限に活かすため、他の素材も厳選されています。香ばしいごま、磯の香りが豊かな海苔と青さ。そして、味のベースとなる調味顆粒も、化学調味料は一切使わず、砂糖や食塩、酵母エキス、粉末醤油などで自然な味わいに仕上げられています。この絶妙なバランス感覚は、さすが長年だしと向き合ってきた専門店ならでは。それぞれの素材がお互いを引き立て合い、口の中で素晴らしいハーモニーを奏でます。
おすすめの食べ方
まずは、炊き立ての白いごはんに、たっぷりと振りかけてみてください。湯気と共に立ち上る本枯鰹節の香りが、食欲を猛烈に刺激します。口に運ぶと、サクサクとした食感と共に、噛みしめるほどに鰹節の上品な旨味がじゅわっと広がります。後味は驚くほどすっきりしていて、毎日食べても飽きがこない。これぞ、「本物」の味わいです。
もちろん、お弁当やおにぎりにも最適。冷めても鰹節の風味が損なわれず、美味しくいただけます。私のおすすめは、だし巻き卵に混ぜ込むこと。卵の甘さと鰹節の旨味が見事にマッチして、いつもの卵焼きが料亭の一品のような味わいに変わりますよ。ほうれん草のおひたしや、冷奴のトッピングとしても、この無添加ふりかけは最高の仕事をしてくれます。
鰹節という日本の伝統食材の真髄を手軽に味わえる、にんべんの「本枯鰹節 無添加ふりかけ」。本物の味を知るあなたにこそ、試していただきたい逸品です。
3. 【おすすめ無添加ふりかけ②】海の精『いのちのふりかけ』
「海の精」という哲学
次にご紹介するのは、自然食品やオーガニックな暮らしに関心のある方なら、その名を知らない人はいないであろう「海の精株式会社」が作る、「いのちのふりかけ」です。
海の精は、1970年代に日本の伝統的な塩作りが法律によって途絶えかけた際、その復活を願う消費者運動から生まれた会社です。彼らの哲学は、「ただ食品を作る」のではなく、「生命(いのち)の源である海と、そこに生きる生物、そして私たちの健康を、食を通して見つめ直す」という壮大なもの。その思想は、すべての商品に一貫して流れています。この「いのちのふりかけ」という名前も、まさにその哲学の表れ。私たちは、この無添加ふりかけを通して、素材の生命そのものをいただくのだ、というメッセージが込められているのです。
すべては「塩」から始まる
この無添加ふりかけの最大の特徴であり、他の製品と一線を画すポイントは、ベースとなる「塩」に、自社の看板商品である伝統海塩「海の精」を100%使用していることです。
伝統海塩「海の精」とは?
スーパーでよく見かける安価な食塩は、「精製塩」と呼ばれるものがほとんど。これは、イオン交換膜法によって海水から塩化ナトリウムだけをほぼ99%以上の純度で抜き出したものです。一方、海の精が作る塩は、全く異なる製法で作られます。
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原料は海水100%: 美しい自然が残る伊豆大島の、黒潮が運ぶ清らかな海水のみを原料としています。
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天日と風の力: 海水を、ネットを張り巡らせた立体式の塩田に繰り返し流し、太陽と風の力だけで少しずつ水分を蒸発させていきます。
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平釜での結晶化: 濃縮された海水を、蒸気を利用した平釜でじっくりと煮詰めて結晶化させます。
この手間のかかる日本の伝統製法によって作られた塩は、単なる塩化ナトリウムではありません。海水に含まれるマグネシウム、カルシウム、カリウムといった、生命の維持に欠かせない多様なミネラル(「にがり」成分)が、自然のバランスのまま豊富に含まれているのです。
この「海の精」を舐めてみると、ただしょっぱいだけでなく、ほのかな甘みや旨み、そして複雑なコクが感じられます。この塩がベースにあるからこそ、「いのちのふりかけ」は、他のどんな無添加ふりかけとも違う、深く、滋味豊かな味わいになるのです。
有機JAS認証素材の競演
「いのちのふりかけ」のすごさは、塩だけにとどまりません。脇役に至るまで、一切の妥協を許さない素材選びが徹底されています。
こだわりの原材料
袋の裏を見てみましょう。「有機白ゴマ、食塩(海の精)、有機しょうゆ(有機大豆・有機小麦・食塩)、青のり、あおさ、(一部に小麦・ごま・大豆を含む)」。非常にシンプルですが、一つひとつの素材が、まさに主役級のこだわりを持って選ばれています。
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有機白ゴマ(ボリビア、パラグアイ、メキシコ産など): 農薬や化学肥料に頼らず、自然の力で育てられた有機JAS認証の白ごまを使用。豊かな香りと、噛むほどに広がる自然な甘みが特徴です。
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有機しょうゆ: こちらも有機JAS認証を受けた、国産の有機大豆と有機小麦を原料にした醤油を使用。昔ながらの製法でじっくり熟成されており、まろやかで深みのある風味が、ふりかけ全体の味を引き締めています。
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青のり・あおさ(国産): 風味豊かな国産のものを厳選。磯の香りが口いっぱいに広がり、食欲をそそります。
これらの厳選された素材が、「海の精」という最高の塩と出会うことで、お互いの良さを最大限に引き出し合っているのです。まさに「素材の宝石箱」と呼ぶにふさわしい無添加ふりかけと言えるでしょう。
滋味深い味わいを体験する
炊き立てのご飯に振りかけると、まず有機ごまの香ばしい香りと、青のりの爽やかな磯の香りが立ち上ります。口に入れると、それぞれの素材の味が、一つひとつ、くっきりと感じられることに驚くはずです。そして後から、角の取れたまろやかな塩味と、醤油の深いコクが全体を優しく包み込みます。これは、化学調味料では決して作り出せない、素材そのものが持つ「いのち」の味。毎日食べても、体が喜んでいるのがわかるような、そんな滋味深い味わいです。
この無添加ふりかけは、シンプルに塩むすびに使うのが最高におすすめです。ごはんの甘みと、ミネラル豊富な塩の旨みが一体となり、忘れられない美味しさになります。また、野菜の和え物や、お豆腐にさっとかけるだけでも、立派な一品料理が完成します。素材の味を邪魔しないので、様々な料理に応用できるのも魅力です。
食の安全や素材の背景にこだわりたいあなたにとって、この「いのちのふりかけ」は、まさに理想の無添加ふりかけとなるはずです。
4. 【おすすめ無添加ふりかけ③】田中食品『旅行の友』
ふりかけの元祖「旅行の友」
三つ目にご紹介するのは、広島が誇る老舗、田中食品株式会社の「無添加 ふりかけ 旅行の友」です。
あの、一度見たら忘れられないレトロで可愛らしいパッケージ。食卓に常備していた、という方も多いのではないでしょうか。「旅行の友」は、なんと大正時代の初期に誕生した、日本の「ふりかけの元祖」とも言われる、まさに国民的ふりかけです。発売から100年以上経った今でも、世代を超えて愛され続けているのには、もちろん理由があります。小魚の素朴な風味と、ごまや海苔の香ばしさが織りなす、あの飽きのこない優しい味わいは、多くの日本人の食卓の記憶に深く刻まれています。
そんな「旅行の友」に、実は「無添加タイプ」があることをご存知でしたか?長年親しまれてきたあの味を、化学調味料や着色料、甘味料などを使わずに再現する。それは、伝統を守りながら革新に挑む、田中食品のプライドと愛情の結晶なのです。
無添加版「旅行の友」開発の裏側
オリジナルの「旅行の友」は、その美味しさを安定して届けるために、調味料(アミノ酸等)などが使われています。では、なぜ田中食品は、あえて「無添加」バージョンの開発に挑んだのでしょうか。
それは、時代の変化と共に高まってきた、消費者の「食の安全・安心」に対するニーズに応えるためでした。特に、小さなお子さんを持つ親御さんから、「子どもに安心して食べさせられる、あの懐かしい旅行の友が欲しい」という声が多く寄せられたそうです。
しかし、開発の道のりは決して平坦ではありませんでした。化学調味料がもたらすハッキリとした旨味や味の輪郭を、自然の素材だけで再現するのは至難の業。開発チームは、何度も何度も試作を繰り返しました。味の決め手となる小魚粉末の種類や配合比率、醤油や砂糖のバランス、ごまや海苔の風味の活かし方など、0.1g単位での調整を重ねたと言います。長年培ってきたふりかけ作りのノウハウと、素材の味を見極める職人の舌があったからこそ、オリジナルの良さを失わずに、より優しく、より自然な味わいの無添加ふりかけを完成させることができたのです。
シンプルを極めた素材の配合
では、「無添加 ふりかけ 旅行の友」の原材料を見てみましょう。「ごま、いわし、砂糖、食塩、醤油、のり、小麦胚芽、エキス(煮干、酵母)、発酵調味料、青のり、ぶどう糖、でん粉、デキストリン、(一部に小麦・ごま・大豆を含む)」。
オリジナルの味の根幹である、国産のカタクチイワシを主原料とした小魚粉末をたっぷりと使用。カルシウムが豊富で、成長期のお子さんにも嬉しいですね。そこに、香ばしいごま、風味豊かな海苔、そして隠し味として栄養価の高い小麦胚芽が加えられています。
味付けも、醤油や砂糖、そして煮干しや酵母から抽出した自然の旨味エキスを使うことで、あの懐かしい甘辛い味わいを巧みに再現しています。オリジナル版と比べると、後味がすっきりとしていて、より素材一つひとつの風味がストレートに感じられるのが特徴です。口に入れると、どこかホッとするような、優しさが体に染み渡るような味わいです。
家族みんなで楽しめる安心感
この無添加ふりかけの最大の魅力は、なんといっても「家族みんなで、安心して楽しめる」こと。化学調味料などに敏感な方や、小さなお子さんの「ふりかけデビュー」にも、これ以上ないほどぴったりです。
我が家でも、子どもたちのお弁当にはこの「無添加 ふりかけ 旅行の友」が大活躍。ごはんの上にサッとかけるだけで、彩りも良くなり、何より子どもたちが喜んで食べてくれます。「今日のふりかけ、なあに?」と聞かれ、「旅行の友だよ」と答える。そんな何気ない親子の会話が生まれるのも、このふりかけが持つ温かい魅力のおかげかもしれません。
もちろん、大人にとっても満足のいく美味しさです。朝食の卵かけご飯に少し加えたり、お茶漬けにしたりするのも絶品。昔ながらの素朴な味わいが、忙しい毎日の中で、ふと心を和ませてくれます。
100年の歴史を持つ伝統の味を、現代のニーズに合わせて進化させた「無添加 ふりかけ 旅行の友」。それは、子どもを想う親の気持ちに寄り添ってくれる、愛情たっぷりの無添加ふりかけなのです。
5. 【おすすめ無添加ふりかけ④】純正食品マルシマ『しっとりふりかけ』
ふりかけの常識を変える「ウェット」タイプ
最後にご紹介するのは、これまでのふりかけの概念を覆すかもしれない、新しい提案です。純正食品マルシマが作る、「しっとりふりかけ」シリーズ。その名の通り、パラパラとしたドライタイプではなく、しっとりとした質感が特徴の、いわゆる「ソフトふりかけ」や「生ふりかけ」と呼ばれるジャンルの無添加ふりかけです。
純正食品マルシマは、「まじめにおいしい」をコンセプトに、広島県尾道市で醤油や味噌、酢といった日本の伝統的な発酵調味料を作り続けている会社です。彼らの強みは、なんといってもその調味料作りのノウハウ。杉の木桶でじっくりと時間をかけて熟成させた「純正醤油」など、その品質には定評があります。そんな調味料のプロが、瀬戸内海の豊かな海の幸を使って作り上げたのが、この「しっとりふりかけ」なのです。
なぜ「しっとり」なのか?その製法の秘密
では、なぜマルシマは、あえて「しっとり」という形状を選んだのでしょうか。その答えは、「ごはんとのおいしい一体感」の追求にあります。
ドライタイプのふりかけは、ごはんの上に乗っかり、サクサクとした食感を楽しむのが魅力です。一方、この「しっとりふりかけ」は、温かいごはんの水分と熱で、ふりかけ自体がより柔らかく、そして味がじゅわっと溶け出します。それにより、ごはん一粒一粒にまで、素材の旨味がしっかりと染み渡り、まるで炊き込みご飯のような深い一体感が生まれるのです。
瀬戸内の恵みと伝統の調味料
この美味しさを生み出しているのが、こだわりの原材料と製法です。例えば、人気の「ちりめん山椒」を見てみましょう。
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主役の素材: 穏やかな潮流で育った、身が柔らかく旨味の濃い「瀬戸内海産のちりめん」を贅沢に使用。
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味の決め手: 自社で製造する、杉桶で長期熟成させた「マルシマ純正醤油」をベースに、国産の有機米から作られた「純米本みりん」、北海道産の甜菜糖(てんさいとう)など、厳選した調味料でじっくりと炊き上げていきます。
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風味のアクセント: ピリリとした刺激がたまらない「国産山椒」が、全体の味を引き締め、爽やかな香りを添えています。
もちろん、ここにも化学調味料や保存料は一切使用されていません。素材の良さと、それを最大限に活かす伝統的な調味料の力だけで、この忘れられない美味しさを生み出しているのです。
噛むほどに広がる、深い旨味の世界
実際にこの「しっとりふりかけ」をごはんに乗せて、一口食べてみてください。まず、ごはんの温かさでふんわりと柔らかくなったちりめんの食感に驚くはずです。そして噛みしめるたびに、ちりめん本来の旨味と、醤油やみりんのコク深い甘みが、口の中いっぱいに広がります。山椒の爽やかな香りが鼻に抜け、後味はさっぱり。もう一口、もう一口と、お箸が止まらなくなります。
この「しっとりふりかけ」の真価が最も発揮されるのが、「おにぎり」です。ごはんに混ぜ込んで握ることで、時間が経って冷めても、ふりかけが硬くなることなく、しっとりとした食感を保ち続けます。むしろ、味がごはんに馴染んで、より一層美味しくなるほど。お弁当にこれが入っていたら、お昼の時間が待ち遠しくなること間違いなしです。
選ぶ楽しみが広がるシリーズ展開
マルシマの「しっとりふりかけ」は、「ちりめん山椒」だけではありません。「ひじき」や「生姜」「梅」など、様々なバリエーションが展開されています。
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ひじきふりかけ: 国産のひじきを、純正醤油と砂糖でじっくり炊き上げた、磯の香りが豊かな一品。鉄分などのミネラルも豊富です。
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生姜ふりかけ: 国産の生姜の爽やかな香りと辛味が食欲をそそります。ごはんはもちろん、冷奴やそうめんの薬味としても大活躍します。
どの種類も、それぞれの素材の個性が活かされた、素晴らしい無添加ふりかけです。今日はどれにしようかと選ぶ楽しみも、このシリーズの魅力の一つ。これまでのふりかけにマンネリを感じていたあなたにこそ、ぜひ試していただきたい、新しい食体験が待っています。
6. まとめ:お気に入りの無添加ふりかけで、毎日のごはんを豊かに
さて、ここまで私が愛してやまない4つの無添加ふりかけを、熱量たっぷりにご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ふりかけという、日常の食卓にあるささやかな存在。しかし、その背景には、作り手の並々ならぬ情熱とこだわり、そして日本の豊かな食文化が詰まっています。どの無添加ふりかけも、個性に溢れていて、本当に魅力的ですよね。
最後に、今回ご紹介した4つの商品を、あなたが選びやすいようにまとめてみましょう。
商品名 | メーカー | 特徴 | こんなあなたにおすすめ! |
本枯鰹節 無添加ふりかけ | にんべん | 専門店の本枯鰹節が生み出す、上品で深い香りとうま味。王道の味わい。 | ・だしの風味や香りを何よりも大切にしたい本格派のあなた\<br>・鰹節の「本物」の味を手軽に食卓に取り入れたいあなた |
いのちのふりかけ | 海の精 | 伝統海塩「海の精」と有機素材が織りなす、滋味深く生命力あふれる味わい。 | ・食の安全や素材の背景(ストーリー)を重視するあなた\<br>・化学的なものではなく、自然のミネラルを摂りたいあなた |
無添加 ふりかけ 旅行の友 | 田中食品 | 世代を超えて愛される国民的ふりかけの、優しく懐かしい味わいを無添加で実現。 | ・小さなお子さんにも安心して食べさせられるふりかけを探しているあなた\<br>・慣れ親しんだ、ホッとする味を家族みんなで楽しみたいあなた |
しっとりふりかけ | 純正食品マルシマ | ごはんとの一体感を生む、新食感のウェットタイプ。噛むほどに旨味が広がる。 | ・これまでのふりかけにはない、新しい美味しさを体験したいあなた\<br>・冷めても美味しいおにぎりや、混ぜごはんを作りたいあなた |
もちろん、これはあくまで一つのガイドです。あなたの直感を信じて、「これ、美味しそう!」と感じたものから試してみるのが一番かもしれません。
無添加ふりかけを選ぶということは、単に「添加物を避ける」という選択だけではありません。それは、素材本来の美味しさを再発見し、作り手の想いや日本の食文化に触れ、そして何より、あなたとあなたの大切な人の体をいたわる、という豊かでポジティブな選択です。
たった一さじの無添加ふりかけが、いつもの白いごはんを、最高のごちそうに変えてくれます。この記事が、あなたの毎日をより豊かにする、お気に入りの無添加ふりかけと出会うきっかけになれば、私にとってこれほど嬉しいことはありません。
さあ、あなたもぜひ、奥深く、美味しい無添加ふりかけの世界を覗いてみてくださいね!

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。