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人生が変わるスキンケア。無添加化粧品のある暮らし

2025.06.23
人生が変わるスキンケア。無添加化粧品のある暮らし

「無添加化粧品」と聞くと、なんとなく肌に優しそうで安心しますよね。敏感肌や肌荒れにお悩みの方なら、一度は手に取ったことがあるのではないでしょうか。

しかし、「何が無添加なのか」「オーガニックとはどう違うのか」と聞かれると、意外と知らないことも多いはず。

実は、その「なんとなく」で選んでしまうと、期待した効果が得られないことも…。この記事では、そんな無添加化粧品の素朴な疑問をスッキリ解決し、あなたの肌に本当に合う一品を見つけるための秘訣を解説します。

1. 無添加化粧品って何が違うの?おすすめ4選をマニアックに語る

スキンケア選びって、本当に奥が深くて楽しいですよね。最近、「お肌のために、そろそろちゃんとした無添加化粧品を使ってみたいな」と考えているあなた。素晴らしい選択だと思います!でも、いざドラッグストアやコスメキッチン、百貨店のカウンターを覗いてみると、「無添加」と書かれた化粧品の種類の多さに圧倒されてしまいませんか?「一体、何がどう違うの?」「何を基準に選べばいいの?」と、迷子になってしまう気持ち、私もよーく分かります。

実は、この「無添加」という言葉、ちょっとした落とし穴があるんです。というのも、「これを配合していなければ無添加化粧品です」という、国が定めたはっきりとしたルールや法律は存在しないんですね。もともとは、1980年代にアレルギー反応を引き起こす可能性のある成分として厚生省(当時)がリストアップした「表示指定成分」を含まない製品を「無添加」と呼ぶ風潮がありました。しかし、2001年の薬事法(現在の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、通称:薬機法)改正で全成分表示が義務化されたことで、その基準も曖昧になったんです。

だからこそ、メーカーそれぞれが独自の哲学と基準を持って「私たちは、これらの成分を配合していません」と宣言しているのが、今の無添加化粧品の現状なんです。例えば、A社は「パラベンフリー」、B社は「パラベンと合成香料フリー」、C社は「石油系成分と合成色素フリー」といったように、各社が考える「肌への優しさ」の形が違う、というわけです。

これは決して悪いことではなく、むしろ各メーカーが真剣に肌と向き合い、こだわりの無添加化粧品を追求している証拠とも言えます。だからこそ、私たちは「何が入っていないか」という引き算の視点だけでなく、「どんな素敵な成分が、どんな想いで配合されているのか」という足し算の視点で選ぶことが、とっても大切になってくるんです。

今回の記事では、そんな一歩踏み込んだマニアックな視点で、私が心から「素晴らしい!」と惚れ込んでいる、とっておきの無添加化粧品ブランドを4つ、そのこだわりや哲学を余すところなく語り尽くしたいと思います。それぞれのブランドが持つ情熱的なストーリーを知れば、あなたの化粧品選びがもっと楽しく、もっと確かなものになるはずです。きっと、あなたの肌と心に寄り添ってくれる、新しいスタメンコスメが見つかりますよ!

2. 【ファンケル】防腐剤を入れないための”徹底したこだわり”がすごい無添加化粧品

無添加化粧品と聞いて、真っ先に「ファンケル(FANCL)」を思い浮かべる方は、本当に多いのではないでしょうか。テレビCMなどでもお馴染みですよね。ファンケルは、日本の無添加化粧品市場を切り拓いてきた、まさにパイオニア的な存在です。私がファンケルの製品に触れるたびに感じるのは、その実直で、どこまでも誠実な「職人魂」。今回は、そんなファンケルの無添加化粧品への徹底したこだわりを、熱く語らせてください!

ファンケルの「徹底した無添加」とは?

ファンケルが掲げる無添加の基準は、非常に明確です。それは「5つの成分を一切使用しない」という、お客様との固い約束。具体的には、防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤の5つです。これらは、肌にアレルギーや刺激、負担を与える可能性があると考えられている成分。ファンケルは1980年の創業以来、この「5つの無添加」という哲学を、どんな製品であっても頑なに守り続けています。

特に、私が「すごい!」と唸ってしまうのが、防腐剤を一切使用しないという点です。ご存知の通り、化粧品は水分や油分を多く含むため、微生物が繁殖しやすい環境です。だからこそ、品質を保つために多くの化粧品には防腐剤(パラベンやフェノキシエタノールなど)が配合されています。それを「入れない」と決断するのは、並大抵のことではありません。品質保持のために、製造から管理、そしてお客様の手元に届いてから使い終わるまで、全てのプロセスで革新的な工夫が必要になるからです。なぜファンケルは、そこまでして防腐剤フリーの無添加化粧品にこだわるのでしょうか。それは、創業者の「肌の悩みを、根本から解決したい」という切実な想いから始まっているんです。

なぜ防腐剤フリーを貫けるのか?

防腐剤を使わない。その高いハードルを越えるために、ファンケルが導き出した答えは「鮮度」というキーワードでした。食べ物に賞味期限があるように、化粧品にも「フレッシュな期間」がある。その最もピュアで、成分の力が最大限に発揮される期間内に使い切ってもらうことこそが、最高の品質提供に繋がる、と考えたのです。この思想を形にしたのが、ファンケルの代名詞とも言える2つの工夫です。

小さな密封容器の秘密

ファンケルの化粧水や乳液を使ったことがある方は、そのボトルの小ささに驚いたことがあるかもしれません。化粧水なら30mL、乳液も30mL。これは、防腐剤無添加のデリケートな化粧品を、品質が劣化する前に、最も良い状態で使い切ってもらうための「フレッシュ期間(開封後60日、未開封で1年など製品による)」を考慮した、まさに「思いやりのサイズ」なんです。

さらに、ただ小さいだけではありません。ファンケルは、中身が空気に触れて酸化や雑菌混入が起こるのを防ぐため、特許も取得している独自の「密封容器」を開発しました。一度キャップを開けても、使い終わるまで中身が外気に触れにくい特殊な構造になっているんです。この容器のおかげで、私たちは最後の1滴まで、フレッシュで安全な無添加化粧品を安心して使うことができるのです。この容器開発にかける情熱だけでも、ファンケルの本気度が伝わってきますよね。

製造年月日のこだわり

ファンケルの製品の箱を手に取って、ぜひ裏側を見てみてください。そこにはっきりと「製造年月日」が印字されているはずです。これはスーパーで牛乳や豆腐を買う時に賞味期限を確認するのと同じ感覚で、いつ作られたものかが一目で分かるように、というファンケルの誠実さの表れです。

しかも、ファンケルはこの鮮度を守るために、一度に大量生産をしません。需要を予測しながらこまめに生産し、常にできたてに近い製品を私たちに届けてくれています。神奈川県横浜市にある「ファンケル美健 千葉工場」では、医薬品も製造できるレベルのクリーンな環境で、徹底した品質管理のもと、これらの無添加化粧品が作られています。この徹底した管理体制こそが、防腐剤を配合しないという挑戦を可能にしている、まさに心臓部なのです。

ファンケルの研究開発力

ファンケルのすごさは、守りの姿勢だけではありません。肌悩みに応えるための、攻めの研究開発力も目を見張るものがあります。例えば、エイジングケアライン「エンリッチプラス」に配合されている「速攻型コラーゲンC」は、コラーゲンの質に着目したファンケル独自の成分。肌への浸透力と働きを高めるために、ビタミンCを結合させるという工夫が凝らされています。

また、無添加化粧品だけでなく、サプリメント事業にも力を入れているファンケルならではの「内外美容」という考え方も特徴的です。体の内側と外側の両方からアプローチすることで、より根本的な美しさを引き出すことを目指しています。こうした幅広い研究開発の基盤があるからこそ、安全性と機能性を両立させた、信頼できる無添加化粧品を生み出し続けることができるのですね。

ファンケルは、ただ優しいだけの無添加化粧品ではありません。創業者の強い信念から生まれた「5つの無添加」という約束を守り抜くための徹底した工夫と、肌悩みに応えるための確かな研究力に裏打ちされた、まさに「実力派」の無添加化粧品ブランドなのです。その誠実な姿勢を知れば知るほど、安心して肌を任せられる、そんな信頼感が湧いてきませんか?

3. 【HABA】純度99.9%!スクワラン一筋の美学が光る無添加化粧品「ハーバー」

オイル美容と聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?「ベタつきそう」「ニキビができやすくなりそう」「油やけが心配…」そんな風に、少し苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれません。もしそうなら、ぜひ「HABA(ハーバー)」の無添加化粧品、特にその代名詞である「高品位スクワラン」を試してみてほしいんです。ハーバーのスクワランは、あなたのオイル美容の概念を180度変えてしまうかもしれない、驚きの実力を持っています。今回は、スクワランという一つの成分を純度99.9%にまで高め、それをブランドの核に据えたハーバーの美学と、その無添加化粧品への熱いこだわりに迫ります。

スクワランとは?スクワレンとの違い

まず、「スクワラン」という成分について少しマニアックにお話しさせてください。私たちの肌は、皮脂と汗が混ざり合ってできた「皮脂膜」という天然のクリームで覆われています。この皮脂膜が、肌の水分蒸発を防ぎ、外部の刺激から肌を守るバリア機能の重要な役割を担っているんです。そして、この皮脂膜に含まれているうるおい成分が、実は「スクワレン」なのです。

「スクワレン」は、もともと肌にある成分なので、もちろん肌なじみは抜群。しかし、非常に酸化しやすいという弱点がありました。酸化した油は、肌への刺激となる可能性があるため、そのまま化粧品に配合するには不安定だったのです。そこで、この「スクワレン」に水素を添加して化学的に安定させ、酸化しにくくした成分が「スクワラン」です。もともと肌にある成分に由来し、かつ安定性が高い。スクワランは、肌にとって理想的な保護成分と言えるでしょう。ハーバーは、このスクワランの可能性にいち早く着目した、まさにパイオニア的存在なのです。

純度99.9%「高品位スクワラン」のすごさ

ハーバーの無添加化粧品の真髄は、なんといっても純度99.9%を誇る「高品位スクワラン」にあります。なぜ、ハーバーはこれほどまでに「純度」にこだわるのでしょうか。一般的なスクワランでも、ある程度の純度は保たれています。しかし、ハーバーはそこからさらに、肌への刺激となりうるごくわずかな不純物(例えば、プリスタンという成分など)を、独自の精製技術で徹底的に取り除くことに成功しました。この精製プロセスは何度も繰り返され、純度を極限まで高めていきます。この0.1%にも満たない不純物を取り除くというこだわりが、ハーバーのスクワランを唯一無二の存在にしているのです。

酸化・油やけしにくい理由

「オイルを使うと油やけする」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは、オイルに含まれる不純物が、紫外線の影響で酸化し、肌にダメージを与えてしまうことが原因の一つとされています。しかし、純度99.9%のハーバーの高品位スクワランは、酸化の原因となる不純物がほぼゼロ。そのため、非常に安定しており、酸化や油やけの心配がほとんどないのです。朝のスキンケアにも安心して使えるのは、この圧倒的な高純度のおかげなんですね。

驚きの浸透力と使用感

高純度のスクワランは、使用感にも劇的な違いをもたらします。不純物がないため、サラサラとしたテクスチャーで、肌にのせるとスッと吸い込まれるように馴染んでいきます。オイル特有の重さやベタつきは全く感じられません。化粧水の後にたった1滴なじませるだけで、まるで肌の内側からうるおいのヴェールをまとったかのように、しっとり、もっちりとした感触に。この軽やかな使用感は、まさに「オイル美容が苦手」という方にこそ体験してほしい驚きです。私も初めて使った時、「これがオイルなの?」と感動したのを今でも覚えています。

無添加・シンプル処方の美学

ハーバーの無添加化粧品づくりの哲学は、「Health Aid Beauty Aid」というブランド名にも込められています。これは、「美と健康を助ける」という意味。肌にとって本当に必要なものだけを、必要なだけ与える。余計なものは加えない。このシンプルを極めた考え方こそ、ハーバーの真骨頂です。もちろん、ファンケル同様、防腐剤パラベン、石油系界面活性剤、合成香料、鉱物油、タール系色素は無添加。これを「無添加主義®」として掲げています。

その哲学を最も体現しているのが、化粧水「Gローション」と「高品位スクワラン」という、たった2ステップのシンプルケアです。Gローションでたっぷりと水分を補給し、乾かないうちにスクワランを1滴なじませて蓋をする。たったこれだけで、肌が本来持っているうるおう力をサポートし、健やかな状態へと導いてくれるのです。情報過多な現代において、この引き算の美容法は、肌だけでなく心まで軽やかにしてくれるような気がします。

スクワランという一つの成分の可能性を信じ、その純度をとことん追求する。その実直な姿勢と、シンプルながらも本質を突いたケアは、多くの肌悩みを持つ人々から長年愛され続けています。もしあなたが、今のスキンケアに何か物足りなさを感じていたり、肌が本来持つ力を信じてみたいと思っていたりするなら、ハーバーの無添加化粧品は、きっと素晴らしい答えをくれるはずです。

4. 【ETVOS】肌の守護神”ヒト型セラミド”へのこだわりが半端ない

敏感肌や乾燥肌、年齢を重ねるにつれて肌がゆらぎやすくなった…と感じているあなたに、ぜひ知ってほしいブランドがあります。それが「ETVOS(エトヴォス)」です。エトヴォスの無添加化粧品は、皮膚科学(Dermatology)の専門家の知見に基づいて開発されている、非常にサイエンティフィックなアプローチが特徴。特に、肌のバリア機能を司る最重要成分「セラミド」へのこだわりは、マニアックと言えるほど半端ないんです!今回は、なぜエトヴォスが敏感肌の救世主とまで呼ばれるのか、その秘密を「ヒト型セラミド」というキーワードから深掘りしていきます。

肌の守護神「セラミド」の重要性

まず、私たちの肌にとって「セラミド」がどれだけ大切か、というお話をさせてください。肌の最も外側にある「角層」は、レンガのように積み重なった角層細胞と、その隙間を埋めるセメントのような「細胞間脂質」で構成されています。この構造が、外部刺激から肌を守り、内部の水分が逃げないようにする「バリア機能」を担っています。

そして、この細胞間脂質の約50%を占める主成分こそが「セラミド」なのです。セラミドが水分をがっちりと挟み込んでいるおかげで、私たちの肌はうるおいを保ち、健やかな状態を維持できています。まさに、肌の守護神のような存在ですよね。

しかし、このセラミドは、加齢や間違ったスキンケア、紫外線などの影響で残念ながら減少してしまいます。例えば、50代では20代の約半分にまで減ってしまうというデータもあるほど。セラミドが不足した肌は、バリア機能が低下し、乾燥、肌荒れ、シワ、敏感肌といった、あらゆる肌トラブルを引き起こす原因となってしまうのです。だからこそ、スキンケアでセラミドを効果的に補ってあげることが、美肌を保つ上で非常に重要になります。

なぜ「ヒト型セラミド」なのか?

ここでエトヴォスの真骨頂が登場します。セラミドと一言で言っても、実は様々な種類があることをご存知でしょうか?大きく分けると、馬などから抽出される「天然セラミド」、化学的に合成された「疑似セラミド」、そして酵母などから作られる「ヒト型セラミド」があります。

エトヴォスが徹底的にこだわっているのが、この「ヒト型セラミド」です。その名の通り、私たち人間の肌に元々存在するセラミドと全く同じ「ラメラ構造」をしています。同じ構造だからこそ、肌への親和性が非常に高く、角層のすみずみにスッと浸透して、乱れたバリア機能を強力にサポートしてくれるのです。他のセラミドも保湿効果はありますが、肌との馴染みやすさやバリア機能のサポート力という点では、ヒト型セラミドが群を抜いて優れていると言われています。

複数のヒト型セラミドを配合する意味

さらにマニアックな話をすると、エトヴォスの製品、例えば保湿美容液の「モイスチャライジングセラム」には、なんと5種類ものヒト型セラミド(セラミドEOP, NG, NP, AG, AP)が、肌と同じバランスを考えて配合されています。私たちの肌にあるセラミドも1種類ではないため、複数のセラミドをバランス良く補うことで、より強固でしなやかなバリア機能を育むことができるのです。これは、皮膚科学に基づいて「どうすれば最も効果的に肌の機能をサポートできるか」を追求したエトヴォスならではのこだわりと言えるでしょう。この徹底した姿勢が、多くの皮膚科医からも支持されている理由の一つです。

ETVOSの製品哲学と皮膚科学

エトヴォスは、2007年に深刻な肌荒れに悩んだ一人の女性(現CEOの尾川ひふみ氏)によって創設されました。自身の経験から、「肌トラブルに悩む女性を、確かなサイエンスで解放したい」という強い想いが、ブランドの根幹にあります。そのため、製品開発には皮膚科学の専門家が深く関わり、一時的な対症療法ではなく、肌の基礎体力を高めるような、根本的なアプローチを目指しています。

エトヴォスの無添加化粧品は、石油系界面活性剤、鉱物油、シリコン、タール系色素、合成香料、パラベン、アルコール、紫外線吸収剤といった8つの不使用を掲げており、敏感肌の方でも安心して使える処方になっています。また、アレルギーテストやスティンギングテスト(ピリピリ、ヒリヒリといった刺激感の有無を確認するテスト)済み(※すべての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないということではありません)である点も、安心材料の一つです。

さらに特筆すべきは、エトヴォスがミネラルメイクアップのパイオニアでもあることです。クレンジング不要で石鹸で落とせるミネラルファンデーションは、肌への負担を最小限に抑えたい敏感肌の方にとって、まさに福音となりました。「スキンケアで肌を整え、メイクで肌を美しく見せながら守り、クレンジングで肌を傷つけない」という一貫したサイクルは、皮膚科学の観点から見ても非常に合理的です。実際に、エトヴォスは長崎大学と共同で、ミネラルファンデーションが肌のバリア機能や水分量に与える影響についての研究も行っており、その機能性を科学的にも証明しようとしています。

もしあなたが、繰り返す肌荒れや乾燥に根本から向き合いたい、あるいは科学的根拠に基づいた信頼できる無添加化粧品を使いたい、と考えているのであれば、エトヴォスの「ヒト型セラミド」への情熱と、皮膚科学に基づいた製品づくりは、あなたの肌にとって最も頼もしい味方になってくれるはずです。

5. 【HANAオーガニック】国産オーガニックの無添加化粧品が肌と心に響く理由

「毎日のスキンケアは、ただの作業じゃなくて、一日頑張った自分を慈しむ、癒しの時間であってほしい」。もしあなたが、そんな風に感じているなら、ぜひ「HANAオーガニック」の世界を覗いてみてください。HANAオーガニックの無添加化粧品は、肌への優しさを追求するだけでなく、オーガニック植物の生命力そのものを凝縮し、私たちの肌と心に深く語りかけてくるような、特別な魅力を持っています。化学の力だけに頼らない、植物の恵みに満ちたHANAオーガニックの奥深い世界へ、あなたをご案内しますね。

オーガニックと無添加化粧品の違い

まず、「オーガニック化粧品」と「無添加化粧品」、似ているようで少し違うこの二つの言葉について整理させてくださいね。先ほどお話ししたように、「無添加化粧品」は、メーカーが定めた特定の化学成分を「配合しない」という引き算の考え方が基本です。

一方、「オーガニック化粧品」は、化学肥料や農薬を使わずに有機栽培された植物を主原料に使うという、足し算の考え方が軸にあります。植物が持つ本来の力を最大限に引き出すことを目指しており、多くの場合、結果的に肌への負担となりうる化学成分を配合しないため、無添加化粧品と重なる部分も多いです。

HANAオーガニックは、まさにこの両方の良いところを兼ね備えたブランド。石油由来成分や合成ポリマー、合成の防腐剤などを徹底して排除する無添加の基準を持ちながら、その核となるのは、世界中から厳選したパワフルなオーガニック植物なのです。製品のオーガニック比率を公開していることからも、その本気度が伺えます。

HANAオーガニックのフィトテラピー

HANAオーガニックの思想の根底には、「フィトテラピー(植物療法)」という考え方があります。これは、植物が持つ香りや有効成分を利用して、心身のバランスを整え、人間が本来持っている自然治癒力を高めていこうというヨーロッパの伝統的な療法です。HANAオーガニックは、このフィトテラピーの考え方を、現代女性の肌悩みやライフスタイルに合わせて、スキンケアに応用しているのです。

植物成分の相乗効果とは

HANAオーガニックの面白いところは、一つのスーパー成分に頼るのではなく、複数の植物エキスの「相乗効果」をとても大切にしている点です。例えば、エイジングケア(※年齢に応じたお手入れ)ラインには、肌の常在菌バランスに着目した「バイオエコリア」というオリゴ糖や、古くから東洋で重宝されてきた「オウゴン根エキス(バイカリン)」などが配合されています。これらを組み合わせることで、単体で使う以上の力を発揮し、肌全体のコンディションを底上げしてくれる、と考えているのです。まるで、様々なハーブをブレンドして効果を高める、ハーブティーのようですよね。

濃縮されたオーガニックローズの力

HANAオーガニックを象徴する成分と言えば、何と言っても「ローズ」です。使用しているのは、数あるローズの中でも最も香りが高く、「バラの女王」と称されるブルガリア産の朝摘みダマスクローズ。花びらに傷がつき香りが飛んでしまうのを防ぐため、まだ陽が昇る前の薄暗い中で、一つひとつ手で丁寧に摘み取られます。

その貴重な花びらを、伝統的な水蒸気蒸留法でじっくりと蒸留して得られるのが、濃縮された「ローズウォーター」です。このローズウォーターには、数百種類もの芳香成分や美容成分が溶け込んでおり、肌を引き締め、キメを整え、透明感を与えてくれると言われています。HANAオーガニックの化粧水「フローラルドロップ」をシュッとひと吹きすれば、まるでバラ園にいるかのような、豊かで多層的な香りに包まれます。この瞬間の幸福感こそ、HANAオーガニックが提供したい価値の一つなのです。

香りが心と肌にもたらす影響

HANAオーガニックがこれほどまでに「香り」を重視するのはなぜでしょうか。それは、香りが私たちの感情や自律神経、さらにはホルモンバランスにまで、ダイレクトに影響を与えることを知っているからです。鼻から吸い込まれた香りの分子は、電気信号となって脳の「大脳辺縁系」という部分に直接届きます。この大脳辺縁系は、感情や記憶を司る場所。良い香りを嗅ぐと、理屈抜きでリラックスしたり、幸せな気持ちになったりするのはこのためです。

自律神経と女性ホルモンへのアプローチ

特にローズの香りには、乱れがちな自律神経のバランスを整え、女性ホルモンを活性化させる働きがあることが、様々な研究で示唆されています。例えば、共立女子大学の研究では、ローズの香りを嗅ぐことで、ストレスホルモンであるコルチゾールが減少し、肌のバリア機能が向上したという報告もあります。

ストレスや睡眠不足、ホルモンバランスの乱れは、肌荒れやくすみの大きな原因となります。HANAオーガニックのスキンケアは、植物の有効成分が肌に直接働きかけるだけでなく、その豊かな香りが脳にアプローチし、心と体の内側からストレスを和らげ、肌が健やかになろうとする力をサポートしてくれるのです。これは、成分の化学的な効果だけを追求する無添加化粧品とは一線を画す、ホリスティック(包括的)なアプローチと言えるでしょう。

もしあなたが、日々のストレスで肌も心もお疲れ気味なら、HANAオーガニックの無添加化粧品は、スキンケアを「自分を深く癒し、解放する神聖な儀式」へと変えてくれるはずです。植物の生命力と豊かな香りに満たされる時間は、あなたの肌と心を、優しく健やかな状態へと導いてくれるに違いありません。

6. あなたに合う無添加化粧品の見つけ方

今回は、私が特にマニアックな視点で選び抜いた、こだわりの強い4つの無添加化粧品ブランドをご紹介してきましたが、いかがでしたか?それぞれのブランドが、全く異なる哲学と情熱を持って、真摯に製品づくりに取り組んでいることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

最後に、今回ご紹介したブランドの特徴をもう一度おさらいしながら、あなたがどんな基準で無添加化粧品を選べば良いのか、そのヒントをまとめてみたいと思います。

  • 鮮度と安全性を何よりも追求するなら「ファンケル」
    防腐剤をはじめとする5つの成分を徹底して排除し、そのために製造年月日を記載し、使い切りサイズと密封容器を採用する。その徹底した姿勢は、まるで食品レベルの安全管理です。肌への刺激をとことん排除し、ピュアな状態で成分を届けたい、という実直な想いに共感するあなたには、ファンケルの無添加化粧品がぴったりです。安心感を第一に、確かな品質のスキンケアを始めたいなら、まずファンケルを試してみてはいかがでしょうか。

  • 高品質なオイル美容に挑戦したいなら「HABA」
    「オイルはベタつく」という常識を覆す、純度99.9%の「高品位スクワラン」。肌がもともと持っているうるおい成分だからこそ、スッと馴染んでベタつかず、肌を優しく保護してくれます。シンプルなステップで、肌本来の力を引き出したいと考えているあなたにこそ、ハーバーの無添加化粧品はおすすめです。特に、今までオイル美容を敬遠してきた方にこそ、この驚きの使用感を体験してほしいです。

  • 肌のバリア機能を根本から見直したいなら「ETVOS」
    皮膚科学の専門家の知見に基づき、肌のバリア機能の要である「ヒト型セラミド」に徹底的にこだわる。繰り返す乾燥や肌荒れに悩み、サイエンスに基づいた確かな手応えを求めているあなたにとって、エトヴォスは最も頼もしいパートナーになってくれるはずです。スキンケアからミネラルメイクまで、一貫して肌の健康を考え抜かれた製品ラインナップは、敏感に傾いた肌を根本から立て直す力を秘めています。

  • 植物の力と香りで心まで癒されたいなら「HANAオーガニック」
    化学成分を排除するだけでなく、世界中から厳選したオーガニック植物の力を凝縮し、肌と心にホリスティックにアプローチする。スキンケアを、単なる作業ではなく、自分を慈しむ豊かな時間にしたいと願うあなたには、HANAオーガニックの無添加化粧品が深く響くでしょう。特に、天然のダマスクローズの豊かな香りは、日々のストレスを和らげ、内側から輝くような美しさを引き出してくれます。

このように、「無添加化粧品」と一括りにすることは、実にもったいないことなのです。それぞれのブランドが持つ歴史やストーリー、成分へのこだわり、そして「どんな肌を届けたいか」という熱い想いを知ることで、化粧品選びはもっともっと楽しく、パーソナルなものになります。

ぜひ、今回の記事を参考に、あなたの肌質やライフスタイル、そして「こんな風にケアされたい」という心の声に耳を傾けてみてください。きっと、あなたの肌と心に本当に寄り添ってくれる、特別な一本が見つかるはずです。あなただけの無添加化粧品で、毎日のスキンケアをもっと楽しく、充実させていきましょうね!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。