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本当に美味しい無添加リンゴ酢4選!料理家が愛用する逸品を厳選

2025.12.13
本当に美味しい無添加リンゴ酢4選!料理家が愛用する逸品を厳選

私が「無添加リンゴ酢」を毎朝欠かさず飲むのには、明確な理由があります。でも、声を大にして言いたいのは、「ただ無添加と書かれた商品を選んでも意味がない」ということ。実は、健康のために飲んでいるつもりが、逆効果になっている選び方をしている人が多いんです。スーパーで手軽に買える「おすすめ」の罠とは?

この記事では、私が本気で厳選した「無添加リンゴ酢」と、なぜそれを選ぶべきなのか、その明確な違いをハッキリとお伝えします。

1. そもそも無添加リンゴ酢って?知っておきたい基本と選び方のコツ

最近、美容や健康に関心の高い方々の間で「リンゴ酢」がすごく注目されていますよね。その中でも、特に私がこだわって選んでいるのが「無添加リンゴ酢」なんです。

でも「無添加リンゴ酢って、普通のリンゴ酢と具体的に何が違うの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。まずは、その基本からしっかりおさらいしましょう!

「無添加」と表示されているリンゴ酢は、その名の通り、余計な添加物が使用されていないリンゴ酢のことを指します。一般的なリンゴ酢の中には、飲みやすくするためにブドウ糖果糖液糖やハチミツなどの「甘味料」が加えられていたり、色を均一に見せるための「着色料」、香りを良くするための「香料」、品質を保つための「保存料」などが使われている場合があります。

もちろん、それらが悪いというわけではないのですが、純粋にりんごを発酵させて作ったリンゴ酢そのものの良さを感じたい時や、添加物をできるだけ避けたいというライフスタイルの方にとっては、原材料が「りんご果汁」や「りんご」のみと書かれているシンプルな無添加リンゴ酢が選ばれることが多いんです。

無添加リンゴ酢の嬉しいポイント

無添加リンゴ酢を選ぶ一番のメリットは、やはり「シンプルさ」にあります。りんご本来の風味や、発酵によって生まれた自然な酸味、香り、そして栄養をダイレクトに感じられるのが魅力です。

リンゴ酢には、酢酸(さくさん)という主成分が含まれています。この酢酸は、昔から私たちの食生活に役立てられてきました。無添加リンゴ酢なら、この酢酸を余計なものを加えずシンプルに摂取できるわけですね。

また、りんご由来の「カリウム」などのミネラルや、ポリフェノールなども含まれているのが嬉しいポイントです。特に、後ほど詳しくご紹介する「マザー」入りの無添加リンゴ酢には、さらに注目すべき点があるんですよ。

失敗しない!無添加リンゴ酢の選び方

さて、いざ無添加リンゴ酢を買おう!と思っても、スーパーやネットショップには色々な種類があって迷ってしまいますよね。そこで、私がいつもチェックしている「マニアックだけど大切な選び方のコツ」を3つ、こっそりお教えします!

マザー(酢酸菌)の有無

まずチェックしたいのが「マザー(Mother)」の有無です。これは「酢酸菌」や、発酵の過程で生まれる酵素、ペクチンなどが集まってできた、にごりのような沈殿物のこと。見た目はちょっとモヤモヤっとしていますが、これこそが「生きてるお酢」の証拠とも言えるんです!

マザー入りの無添加リンゴ酢は、酢酸菌の働きが活発な状態でボトリングされていることが多いです。このマザーに含まれる酵素や善玉菌(プロバイオティクス)の働きに期待して、あえて「にごり」のあるタイプを選ぶ健康志向の方が世界中にたくさんいらっしゃいます。もし瓶の底に沈殿物があっても、それは品質が悪いわけではなく、むしろ栄養の塊なので、飲む前によく振ってから使うのがおすすめです。

非加熱(生)かどうか

次に注目したいのが「非加熱」または「生(Raw)」と表記されているかどうかです。一般的なお酢は、品質を安定させるために加熱殺菌処理(パストリゼーション)が施されています。

一方で、非加熱の無添加リンゴ酢は、その加熱処理を行っていません。なぜ非加熱にこだわるかというと、熱に弱いとされる「酵素」や一部のビタミンを、できるだけ壊さずに摂取したいという思いがあるからです。マザー入りのリンゴ酢は、この非加熱タイプであることが多いですね。フレッシュなリンゴ酢の風味や、生きている酵素の力を期待するなら「非加熱」や「Raw」の表記を探してみてください。

原材料と発酵方法

最後に、必ずチェックするのが原材料の表示です。無添加リンゴ酢を名乗るからには、基本的には「りんご果汁」や「りんご」のみが記載されているはずです。

しかし、中には「醸造アルコール」が添加されているリンゴ酢もあります。これは、発酵をスムーズに進めるために使われるもので、これ自体が悪い添加物というわけではありません。ただ「純粋なりんご果汁100%」の発酵にこだわる方は、原材料にアルコールの記載がないかを確認すると良いでしょう。

また、製法にも注目です。時間をかけてゆっくり発酵させる「静置発酵(せいちしずおかこう)」といった伝統的な製法で作られた無添加リンゴ酢は、酸味のカドが取れて、驚くほどまろやかで香り高い仕上がりになります。こだわり派の方は、ぜひ製法までチェックしてみてくださいね。

2. 【おすすめ無添加リンゴ酢①】BRAGG(ブラグ) オーガニック:無添加リンゴ酢の”にごり”代表格!

さあ、ここからは私のおすすめ無添加リンゴ酢を、マニアックな視点全開でご紹介していきますよ!最初にご紹介するのは、無添加リンゴ酢の世界、特に「マザー入り」を探している方なら一度は目にしたことがあるはず。アメリカ生まれの超有名ブランド、BRAGG(ブラグ)の「オーガニック アップルサイダービネガー」です!

これはもう「にごり系リンゴ酢の王様」と言っても過言ではないかもしれません。私も初めてこの無添加リンゴ酢に出会った時は、その堂々としたにごりっぷりと、独特の風味に衝撃を受けました。

“生きた”にごり「マザー」がたっぷり

BRAGGの最大の特徴は、先ほど選び方でも解説した「マザー(Mother)」がこれでもか!というほどたっぷり入っていることです。

ボトルをよく見ると、底の方にモヤモヤとした沈殿物がたまっているのが分かります。これこそが、非加熱・無ろ過の証拠。BRAGG社は、1912年の創業以来、この製法にこだわり続けています。原材料はUSDA(米国農務省)認定のオーガニックりんごのみ。そのりんごを丸ごとすり潰し、発酵させ、あえて加熱もろ過もせずボトリングしているんです。

独特の風味と高い栄養価

非加熱・無ろ過でマザーがそのまま入っているため、その風味はかなり独特です。日本の一般的なクリアなリンゴ酢を想像して飲むと、最初は「おっ!?」と驚くかもしれません。発酵食品特有の、少しツンとくるような、それでいて奥深い発酵の香りがします。

正直に言うと、日本のまろやかなお酢に慣れていると、少しクセが強く感じられるかもしれません。でも、そのクセこそが、世界中の健康マニアやナチュラルフード愛好家を惹きつけてやまない理由なんです。この無添加リンゴ酢には、りんご由来のカリウムやポリフェノール、そしてマザー由来の酵素や酢酸菌などがぎゅっと詰まっていると言われています。

この商品の背景には、アメリカの健康運動のパイオニアとも言われるポール・ブラグ氏と、その娘であるパトリシア・ブラグ氏の存在があります。彼らが提唱した健康法の一つとして、このアップルサイダービネガーは世界中に広まりました。

こんな人におすすめ&美味しい飲み方

BRAGGの無添加リンゴ酢は、こんな方におすすめです。

  • マザー(酢酸菌)や酵素の力を丸ごと取り入れたい方

  • すでにリンゴ酢に慣れていて、より本格的なものを探している方

  • オーガニック(USDA認定)にこだわりたい方

  • 多少のクセは気にしない、むしろ健康のためなら歓迎!という方

私のおすすめ「ブラグカクテル」

この無添加リンゴ酢、どうやって飲むのが美味しいの?と思いますよね。一番スタンダードなのは、水や炭酸水で割る方法です。

私のおすすめは、大さじ1杯(約15ml)のBRAGGリンゴ酢を、コップ1杯(約240ml)の水または炭酸水で割る飲み方。これだけでも良いのですが、クセが気になる方は、ここに小さじ1杯ほどの「はちみつ」や「メープルシロップ」を加えると、驚くほど飲みやすくなりますよ!レモン果汁を少し垂らすのも、爽やかさが増しておすすめです。

朝起きてすぐにこれを飲むと、体がシャキッと目覚める気がします。また、オリーブオイルと塩、コショウと混ぜてドレッシングにするのも鉄板。野菜の味がぐっと引き立ちます。内容量は473mlや946mlのボトルが一般的で、コストコやiHerb、オーガニックスーパーなどで購入できますよ。

3. 【おすすめ無添加リンゴ酢②】内堀醸造 美濃 有機純りんご酢:日本の老舗が作るクリアな逸品

次にご紹介するのは「BRAGGみたいなにごり系は、ちょっとハードルが高いかも…」と感じる方に、ぜひ試していただきたい逸品です。日本の食卓でお酢といえば、その名を思い浮かべる方も多いはず。岐阜県に本社を構える老舗お酢メーカー、内堀醸造の「美濃 有機純りんご酢」です!

1876年(明治9年)創業という、長い歴史を持つ内堀醸造。お酢作りの伝統と技術を大切にしながら、革新的な商品も生み出し続けている、まさに「お酢のプロフェッショナル」です。そんな内堀醸造が作る無添加リンゴ酢は、BRAGGとは対照的な「クリア(透明)」タイプ。これがまた、素晴らしい魅力を持っているんです。

有機JAS認定!雑味のないクリアな美味しさ

この無添加リンゴ酢の素晴らしい点は、まず原材料へのこだわりにあります。使用しているのは、有機JAS認定を受けた有機りんご果汁のみ。これを内堀醸造独自の技術で、丁寧に発酵・熟成させています。

そして最大の特徴は、その美しく透き通った琥珀色。BRAGGのような「マザー」は入っていません。これは、発酵・熟成させたリンゴ酢を、丁寧に「ろ過」しているからです。このろ過によって、雑味が取り除かれ、驚くほどクリアで洗練された味わいが生まれます。

驚くほどフルーティー!万能な味わい

私がこの無添加リンゴ酢を初めて飲んだ時、本当に驚きました。「え、これリンゴ酢なの!?」と。いわゆるお酢特有の「ツン」とした刺激的な酸味がほとんどないんです。

代わりに感じるのは、りんごそのものが持つ、豊かでフルーティーな香り。そして、口当たりが非常に「まろやか」なんです。これは、内堀醸造が長年培ってきた発酵技術の賜物でしょうね。アルコールを添加せず、りんご果汁の糖分だけで発酵させているため、りんごの優しい甘みと香りがそのまま活きています。

和食にも洋食にも合う万能力

この無添加リンゴ酢の「万能さ」は、家庭に一本あると本当に重宝します。

まず、ドリンクとして非常に優秀です。水や炭酸水で割るだけで、上質なアップルビネガードリンクが完成します。クセがないので、はちみつなどを加えなくてもゴクゴク飲めてしまうほど。

そして、お料理への汎用性が抜群に高い!

  • 和食に: 酢の物や和え物に使っても、酸味が立ちすぎず、素材の味を優しく引き立ててくれます。手作りポン酢のベースにするのも最高ですよ。

  • 洋食に: マリネやピクルス、ドレッシングに使うと、爽やかなリンゴの香りがプラスされて、一気にレストランのような上品な仕上がりになります。

どんな人におすすめ?

内堀醸造の「美濃 有機純りんご酢」は、こんな方におすすめです。

  • 無添加リンゴ酢を初めて試す方

  • お酢のツンとした酸味が苦手な方

  • にごり(マザー)の食感や風味が苦手な方

  • ドリンクだけでなく、毎日のお料理にも幅広く使いたい方

  • 日本の老舗メーカーの安心感を重視する方

価格帯は360mlボトルで600円~800円程度(2025年時点の参考価格)と、BRAGGに比べると少し容量は少なめですが、その品質を考えれば納得。日本の食卓にスッと馴染む、上品な無添加リンゴ酢です。

4. 【おすすめ無添加リンゴ酢③】ミツカン 純リンゴ酢:コスパと安心感!スーパーで買える無添加リンゴ酢

さて、3番目にご紹介するのは、私たちにとって最も身近なお酢メーカーかもしれません。「お酢といえば!」のミツカン(Mizkan)が作る「純リンゴ酢」です!

「無添加リンゴ酢って、オーガニックスーパーとか、ちょっと良いお店に行かないと買えないんじゃ…?」と思っている方、必見です。このミツカンの純リンゴ酢は、近所のスーパーマーケットやドラッグストアで手軽に買えるのに、中身はしっかり「無添加リンゴ酢」という、非常に優秀な一本なんです。

「高いのはちょっと続けにくいし、まずは試してみたい」という方に、まさにぴったりの選択肢ですよ。

原材料は「国産りんご果汁100%」のみ

この商品のすごいところは、その「シンプルさ」と「手軽さ」の両立です。パッケージの裏側、原材料名を見てみてください。そこには「りんご果汁」としか書かれていません。(※製造時期等により「りんご」の場合もあります)

そうです、この無添加リンゴ酢は、国産のりんご果汁だけを100%使用して作られているんです。もちろん、香料、着色料、甘味料などは一切不使用。醸造アルコールも添加していません。

ミツカンといえば、本当に様々なお酢製品(例えば「カンタン酢」や「りんご黒酢」など)を販売していますが、この「純リンゴ酢」は、無添加にこだわりたい人のニーズにもしっかり応えてくれる、本格派のリンゴ酢なんです。1979年(昭和54年)の発売以来、長く愛され続けているロングセラー商品でもあります。

クセがなくスッキリ!毎日使いに最適

ミツカンの純リンゴ酢は、内堀醸造のものと同じく「クリア」タイプです。マザーは入っておらず、丁寧にろ過されています。

その味わいは、一言でいうと「スッキリ、クリア」。内堀醸造のものが「フルーティーでまろやか」だとしたら、ミツカンの純リンゴ酢は、より「シャープでキレがある」印象です。とはいえ、ツンツンとした刺激的な酸味ではなく、りんご由来の爽やかな酸味が特徴。

このクセのないスッキリとした味わいこそが、ミツカンの純リンゴ酢が持つ最大の強みかもしれません。

ビネガードリンク初心者さんにも

「リンゴ酢ドリンク、流行ってるけど酸っぱそう…」とためらっている方、まずはこの無添加リンゴ酢から試してみるのを強くおすすめします。

水や炭酸水で割るのはもちろん、私のおすすめは「牛乳」や「豆乳」で割る飲み方です。大さじ1杯の純リンゴ酢に、コップ1杯の牛乳(または豆乳)を加えてよく混ぜると、とろみがついて「飲むヨーグルト」のようになるんです!はちみつを少し加えると、酸味がさらにマイルドになって、とっても美味しいデザートドリンクになりますよ。

料理にたっぷり使えるコスパ

そして何より嬉しいのが、そのコストパフォーマンス!500mlのボトルが、スーパーで大体400円~500円程度(2025年時点の参考価格)で手に入ります。

この価格なら、ドリンクとして毎日飲むのはもちろん、お料理にも惜しみなくたっぷり使えますよね。

  • ピクルス: きゅうりやパプリカ、大根などを漬け込むピクルス液に。

  • 煮物: 鶏手羽元や豚バラ肉を煮込む「さっぱり煮」に。リンゴ酢がお肉を柔らかくしてくれます。

  • ソース: ケチャップや醤油と合わせて、お肉料理のソースにするのもおすすめです。

無添加リンゴ酢生活を「手軽に」「毎日」続けたい方にとって、ミツカンの純リンゴ酢は最強のパートナーになってくれるはずです。

5. 【おすすめ無添加リンゴ酢④】創健社 べに花一番の純りんご酢:伝統製法「静置発酵」のこだわり

最後にご紹介するのは、知る人ぞ知る、ちょっと「通」な選択肢かもしれません。自然食品や健康食品のパイオニアとして知られる「創健社(そうけんしゃ)」が販売している、「べに花一番の純りんご酢」です。

創健社は、1968年の創業以来、「食べもの、食べ方、生き方」をテーマに、化学的な添加物を極力使わない食品を提供し続けている会社です。そんな創健社が選んだ無添加リンゴ酢には、他とは一線を画す「マニアックなこだわり」が詰まっているんです。

時間が育む「静置発酵(せいちしずおかこう)」

この無添加リンゴ酢の最大のマニアックポイント。それは、昔ながらの伝統製法である「静置発酵(せいちしずおかこう)」で作られていることです。

現代のお酢作りの多くは、発酵タンクに空気を送り込んで発酵を早める「速醸法(そくじょうほう)」が主流です。これにより、数日という短期間でお酢を造ることが可能になります。

それに対して「静置発酵」は、その名の通り、発酵タンクの中で酢酸菌の力に任せて「静かに」時間をかけて発酵させる方法です。この「べに花一番の純りんご酢」の場合、なんと発酵と熟成に約2~3ヶ月もの時間をかけているそうです。

角の取れた、深く豊かな味わい

「待つ」こだわりが生み出すもの。それは、りんご本来の豊かで芳醇な香りと、驚くほど「角の取れた」優しい酸味です。

速醸法で作られたお酢がシャープな酸味を持つのに対し、静置発酵でゆっくりと熟成されたリンゴ酢は、酢酸以外の「有機酸」も豊富に含まれるようになります。これが、味に「深み」と「まろやかさ」を与えてくれるんです。

この無添加リンゴ酢も、ミツカンや内堀醸造と同じく「クリア」タイプ。ろ過されているのでマザーは入っていませんが、その味わいの奥深さは格別です。原材料は、もちろん国産りんご果汁100%のみ。

このこだわり、どんな人におすすめ?

創健社の「べに花一番の純りんご酢」は、こんな方におすすめです。

  • 無添加リンゴ酢の中でも、特に「製法」にこだわりたい方

  • 時間をかけて作られた、まろやかで深い味わいを好む方

  • 自然食品や伝統製法といったキーワードに惹かれる方

  • 香りを活かすドレッシングや、シンプルな飲み方で違いを楽しみたい方

香りを味わうシンプル活用法

この無添加リンゴ酢の豊かな香りを最大限に楽しむなら、加熱しない使い方がおすすめです。

私の一番のお気に入りは、上質なオリーブオイル(できれば創健社の「べに花一番」シリーズで揃えたいですね!)と、塩、ほんの少しの黒コショウと混ぜるだけの、超シンプルドレッシング。このリンゴ酢の香りが主役になって、レタスやトマトがごちそうになります。

もちろん、水や炭酸水で割って飲むのも最高です。その際は、ぜひグラスに鼻を近づけて、発酵と熟成が生んだ豊かな香りを吸い込んでみてください。他の無添加リンゴ酢との違いが、きっと分かるはずです。

価格は500mlで600円~700円程度(2025年時点の参考価格)と、ミツカンよりは少し高価ですが、静置発酵という手間暇を考えれば、むしろリーズナブルとさえ感じます。自然食品店や、こだわりのあるスーパー、ネットショップなどで探してみてくださいね。

6. 無添加リンゴ酢4選を徹底比較!私のおすすめ活用法

さて、ここまで4つの個性的で魅力あふれる無添加リンゴ酢をご紹介してきました。

  1. BRAGG(ブラグ): マザーたっぷりのパワフル系

  2. 内堀醸造: 老舗が作る上品フルーティー系

  3. ミツカン: 手軽で安心、毎日のコスパ系

  4. 創健社: 伝統製法が生む、まろやか芳醇系

「うーん、どれも良さそうだけど、結局どれが自分に合うの?」と迷ってしまいますよね。分かります!

そこで、今回ご紹介した4つの無添加リンゴ酢を、いくつかの観点で分かりやすく比較表にまとめてみました。あくまで私の主観も入っていますが、選ぶ際の参考にしてみてください!

無添加リンゴ酢4選 徹底比較表

観点 BRAGG オーガニック 内堀醸造 美濃 有機純りんご酢 ミツカン 純リンゴ酢 創健社 べに花一番の純りんご酢
飲みやすさ ★☆☆☆☆(クセ強め) ★★★★★(非常にまろやか) ★★★★☆(スッキリ) ★★★★★(まろやか)
マニアック度 ★★★★★(風味・製法) ★★★☆☆(品質・有機) ★★☆☆☆(手軽さ) ★★★★☆(静置発酵)
コスパ ★★★☆☆(容量多め) ★★☆☆☆(品質相応) ★★★★★(非常に良い) ★★★☆☆(製法相応)
マザーの有無 あり(にごり) なし(クリア) なし(クリア) なし(クリア)
入手しやすさ ★★☆☆☆(専門店・ネット) ★★★☆☆(スーパー・ネット) ★★★★★(ほぼ全国) ★★☆☆☆(専門店・ネット)
原材料 有機りんご 有機りんご果汁 りんご果汁(国産) りんご果汁(国産)
製法の特徴 非加熱・無ろ過 丁寧なろ過 クリアな仕上がり 静置発酵・長期熟成

ライターのリアル体験談!私のおすすめ活用法

比較表だけでは伝わらない、私が実際に試してみて「この使い方は最高!」と思った、リアルな活用法をシーン別でこっそりお教えしますね。

朝のシャッキリ習慣には「BRAGG」

私は、朝一番に飲む「デトックスウォーター」にBRAGGの無添加リンゴ酢を使っています。コップ1杯の常温の水に、BRAGGを大さじ1杯、そしてレモン果汁を少し。

正直、最初は「うっ…濃い!」と思いました(笑)。でも、このマザー入りの独特な風味と酸味が、寝起きの体にカツを入れてくれるような気がして、今ではすっかり習慣です。これを飲まないと一日が始まらない!という感じですね。ただし、酸が強いので、胃が弱い方は食後や、はちみつなどで薄めて試すのがおすすめです。

和食や作り置きには「内堀醸造」

内堀醸造の無添加リンゴ酢は、とにかく「上品」の一言。週末に「きゅうりとワカメの酢の物」や「野菜のマリネ」を作り置きする時に大活躍しています。

このリンゴ酢は、酸味が本当にまろやかなので、他の調味料(醤油やお出汁)とケンカしないんです。むしろ、素材の味をぐっと引き立てて、全体の味をまとめてくれる名脇役。お寿司の「酢飯」を作る時にも使ったことがあるのですが、りんごのフルーティーな香りがほんのり香って、家族にも大好評でしたよ!

毎日の料理&ドリンクに「ミツカン」

ミツカンの純リンゴ酢は、我が家の「スタメン無添加リンゴ酢」です。とにかくコスパが良いので、惜しみなく使えるのが最大の魅力。

平日の夜ご飯に「鶏手羽元のさっぱり煮」を作る時は、これをドバドバっと使います。リンゴ酢の効果でお肉が本当にホロホロに柔らかくなるんです。

あと、お風呂上がりに飲む「はちみつリンゴ酢ソーダ」も定番。ミツカンの純リンゴ酢とはちみつを1:1で混ぜた「リンゴ酢シロップ」を常備しておいて、それを炭酸水で割るだけ。スッキリした酸味なので、ゴクゴク飲めちゃいます。

サラダを主役にするなら「創健社」

ちょっと良い野菜が手に入った時、その野菜の味を存分に楽しみたい!という日のドレッシングには、創健社の無添加リンゴ酢を選びます。

静置発酵ならではの芳醇な香りは、シンプルな味付けでこそ活きると思うんです。ボウルにこのリンゴ酢と、亜麻仁油(またはオリーブオイル)、良いお塩をひとつまみ。これだけで、本当に美味しいドレッシングが完成します。

このリンゴ酢を使うと「ああ、りんごってお酒になって、それからお酢になるんだなぁ」という、発酵のロマンみたいなものまで感じられる気がして、ちょっと幸せな気分になりますよ。

いかがでしたか?一口に「無添加リンゴ酢」と言っても、マザー入りの個性派から、日本の食卓に合う万能派、伝統製法にこだわった通好みまで、本当に色々あって奥深いですよね!

あなたのライフスタイルや、どんな風にリンゴ酢を取り入れたいかに合わせて、ぜひ「これだ!」という一本を見つけてみてください。無添加リンゴ酢が、あなたの毎日をさらに豊かにしてくれるきっかけになりますように!

WRITING
西村恭平
西村恭平 Nishimura Kyohei

大学を卒業後、酒類・食品の卸売商社の営業を経て2020年2月に株式会社ブレーンコスモスへ入社。現在は「無添加ナッツ専門店 72」のバイヤー兼マネージャーとして世界中を飛び回っている。趣味は「仕事です!」と即答してしまうほど、常にナッツのことを考えているらしい。